アヴァロン(コードギアス)

登録日:2012/02/06 (月) 00:02:57
更新日:2023/12/31 Sun 23:10:28
所要時間:約 3 分で読めます





コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『R2』に登場するブリタニア軍の浮遊航空艦。


■アヴァロン


艦籍番号:BBAF-1001
全長:200m

武装:
76mm単装砲×8
ミサイル×多数
機銃×多数
防御用兵装:ブレイズルミナス



概要

ロイドやセシルらが所属する特別派遣嚮導技術部(特派)が開発を進めていた世界初の浮遊航空艦。

新開発の浮遊推進機関「フロートシステム」を実装しており、200m級の巨艦でありながら単独での長距離飛行能力を獲得。
単独での離着陸からはじまり、空中で静止や後退など同規模の飛行船などでは困難な運動が可能。
また静音性にも優れ、対空レーダーなどの探知機能が不十分な相手なら至近に接近されるまで存在を察知することも難しい。

艦橋は艦首のやや後ろの下部分に配置されており、内部は吹き抜けのような広い造りになっている。
この艦橋部のすぐ下には下部ハッチがあり、ここからKMFによる攻撃なども可能。

フロートシステムの普及も視野に入れた艦艇であることから、艦首にはフロート装備KMF出撃用のランチャーを設置。
内部の格納ブロックでの整備作業も可能であり、母艦としての機能も充実している。

艦体上部・側面・後部には大型の単装砲、その他各部に機銃やミサイルといった攻撃兵装を内蔵。
さらに空中という全方位からの攻撃が予測される戦闘シチュエーションから、防御用に高出力のエネルギー装甲システム・ブレイズルミナス発生装置も採用し敵からのミサイル攻撃なども容易に弾き返すことが出来、防御力も非常に高い。
ただし、当初ブレイズルミナスの展開範囲は艦体下部に限定されており、対空防御面に不安が残っていた。
その後艦のシステムが完成したことで下部方向以外への展開も可能になったが、巨体故やはり限界がありフジでの最終決戦では後部フロートのブレイズルミナスを攻撃で突破され不時着を余儀なくなされている。


このアヴァロンから始まった「浮遊航空艦」という新たな艦種は既存の戦術に囚われない画期的な代物であった。
ブリタニアでは量産化の目途が立ち始めたフロート装備KMFの普及も手伝ってその性能が大いに評価され、試作となったアヴァロンを基にした普及用量産仕様の浮遊航空艦の配備が進められることになった。



劇中の活躍

皇暦2017年(『反逆のルルーシュ』)

第2皇子シュナイゼルの座乗艦として登場。
式根島での黒の騎士団とブリタニアの戦闘に介入し、ゼロを倒すために搭載してきていたガウェインのハドロン砲で攻撃した。しかし、まだハドロン砲が未調整であった為地表へビームを拡散発射させる形となり、取り逃がした。
神根島の一件後は艦は特派預かりでロイドらが運用することとなり、直後のキュウシュウ戦役ではランスロット・エアキャヴァルリーの母艦として、フクオカ基地攻略のため戦線に参加した。

その後も特派の移動拠点として使われ、ブラックリベリオンの際にはアッシュフォード学園に突入し生徒達を艦内に避難させた。


皇暦2018年(『R2』)

特派を母体とした研究チーム「キャメロット」の母艦として運用されており、太平洋奇襲作戦の折再びエリア11へ戻って来た。
その後はスザクたちラウンズの面々が母艦として運用し、中華連邦での戦闘や第二次トウキョウ決戦などではシュナイゼルの座乗艦として用いられた。

第二次トウキョウ決戦後シュナイゼルが姿を晦ましたことでアヴァロンはブリタニア軍に残されてていたが、ルルーシュ皇帝が即位するとブリタニア軍の旗艦となり、最終決戦ではルルーシュ皇帝自らが指揮を執るために乗艦。
終盤には、身を挺した星刻神虎の天子砲による攻撃で、上方部の第一フロートを破壊され航行機能を奪われたうえ、星刻らの艦内への侵入を許してしまった。
艦はそのまま太平洋に着水しているが、戦闘後の処遇は不明。



【バリエーション】

■ログレス級浮遊航空艦


武装:
単装砲×12
ブレイズルミナス


「重アヴァロン」とも呼ばれる大型浮遊航空艦。
左右に大きく広がった主翼が特徴。
アヴァロン以上の量の人員や物資、KMFなどを搭載出来、輸送機としても使われる。ブレイズルミナスも装備されているので防御力も高い。
内部には庭園等他の浮遊航空艦にも見られない設備もあり、長距離移動でもVIPのストレスを和らげるよう配慮されている。

『R2』序盤、アプソン将軍指揮の下、エリア11の新総督となったナナリーを移送する艦隊の旗艦として運用されるが、太平洋で黒の騎士団に奇襲を受け、翼上に取り付いた月下等にブレイズルミナスの内側に入り込まれて一方的に攻撃される。
手柄を焦ったアプソン将軍の暴走もあって、最終的には撃沈した。



□グレートブリタニア


乗組員:
モニカ・クルシェフスキー

ログレス級の1隻で、第98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニアの座乗艦。
第二次トウキョウ決戦時に姿を現すが、戦闘には参加せずに神根島に向かった。シャルルがCの世界に飲み込まれた後の本艦の行方は不明。




■カールレオン級浮遊航空艦


武装:
単装砲×5
ブレイズルミナス


「軽アヴァロン」とも呼ばれる小型浮遊航空艦。
その呼び名からも分かるとおり、アヴァロンより小型。見た目もアヴァロンをそのままスケールダウンしたようなデザインとなっており、ログレス級とは対照的に左右のボリュームが抑えられている。
メインブリッジを上部に配置。アヴァロン程ではないがKMF運用能力も高い。
尚、開発自体はログレス級より先。

ブリタニア軍艦隊の主力艦で、主にログレス級の護衛艦として運用されることが多い。
黒の騎士団との最終決戦でも多数が配備され、そして撃沈された。
パーシヴァルの武器。



□ドレッドノート


カールレオン級の1隻。
最終決戦の際に艦隊に配備されていたが、神虎の天愕覇王荷電粒子重砲の一撃で撃沈された。


□グランベリー


カールレオン級の1隻。
マリーベル・メル・ブリタニアの座乗艦であり、彼女が率いる対テロ機関「グリンダ騎士団」の母艦。
通常のカールレオン級とは艦形が異なり、装甲部が全体的に角ばり前部の甲板が無く後部左右にエンジンブロックが配置されいるなど、よりアヴァロンに近いデザインとなっている。
カールレオン級製造開始から間もなく建造されたが、急造艦でもあったため当初は内部のエレベーターに使用制限があるなど諸々の機能が十全ではなかったが徐々に改善され完全稼働状態となっていった。
特にタレイランの翼鎮圧後は第七世代KMFからのフィードバックでエナジー伝達効率などが向上し、飛行速度は時速960kmまで出せるようになった。
グリンダ騎士団の母艦として世界各地を転戦し、騎士団の活躍と合わせその性能を評価され、同級艦の数を増やすきっかけを作った。 


□ハイシュナイゼン


カールレオン級2番艦。第2皇子親衛艦隊要人護送艦。
名前の通り第2皇子シュナイゼルの保有している。
通常のカールレオン級と違い上部の艦橋部分が大型になっている。



追記・修正はブリタニア軍艦隊の指揮を執りながらお願いします。

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最終更新:2023年12月31日 23:10