のはらリン

登録日:2012/09/06 Thu 02:27:58
更新日:2024/04/15 Mon 17:56:32
所要時間:約 4 分で読めます





漫画『NARUTO』の登場人物。

◆もくじ

◆プロフィール

所属:木ノ葉隠れ
忍者登録番号:10885
役職:中忍
誕生日:11月15日
星座:さそり座
血液型:A型
年齢:13歳
好きな食べ物:苺
嫌いな食べ物:佃煮
得意な術:医療忍術
好きな言葉:友愛
趣味:貝殻集め
CV:七緒はるひ(旧名:寺田はるひ)

◆概要

木ノ葉隠れの里に所属するくノ一
後に四代目火影に就任する波風ミナトが率いるミナト班に所属しており、チームメイトははたけカカシうちはオビト
チームの紅一点であり、他のメンバーをサポートする医療忍者。
普段は「止めなよォう」等と、少々間延びした話し方をする。
しかし、か弱い印象とは裏腹に忍としての意志は強い。

本編では既に故人であるため、出番は少ないが、カカシやオビトといった作中の主要登場人物と関係があるせいか死後もその影響は大きかった。
彼女がカカシに殺害されたことで、カカシは万華鏡写輪眼に開眼し、オビトはうちはマダラとして「月ノ眼計画」に加担する切っ掛けとなった。

◆人物

温厚かつ優しい性格で、よくカカシとオビトが喧嘩した際に二人を宥めたり、班員の怪我を医療忍術で治療したりしていた。
アニメによるとオビトとは幼馴染だったらしく、オビトの無茶を諌めたり火影になるという夢を熱心に応援する等、彼の精神的な支えとして大きい存在だった。

オビトに好意を寄せられていたが本人はカカシに好意を抱いており、チーム内で三角関係となっていた。
カカシが上忍に昇格した際にはプレゼントとしてお守りを縫い付けた「個人用特別医療パック」を贈っていた*1

また、彼女は忍一族の出身ではなく両親が忍だったわけでもない、一般人から忍となった作中では稀有な存在であり、戦場で傷付く忍を救うために医療忍者を目指したという経緯が後に明らかとなった。

気が強く男勝りな女性の多い作中において、数少ない癒し系キャラクターとされており、
心優しく献身的で仲間思いな人格と、その美少女っぷりが相まってファンからは女神、大聖母、天使などと呼ばれている。

◆能力

作中でも登場シーンが少なく、直接の戦闘シーンも無いため、戦闘能力は不明。ただ、中忍になっているため最低限の忍術は扱えると思われる。
チーム唯一の医療忍者であるため、積極的に前線に出るべきではない立場にあり、これは当然と言えるだろう。
攫われるシーンが多いが、これはリン自身の守備能力の低さもあるが、それ以上に医療忍者を守るのは隊の鉄則であり、カカシやオビトの未熟さ故。
むしろ当時13歳という年齢で医療忍術を会得していたこと、仲間の死を目の前にして的確にオビトの写輪眼をカカシに移植する胆力など、年齢に比して優秀だった。
これは、当時は戦争が頻発していたため、戦場慣れしていたことも影響しているのだろう。
ゲーム「ナルティメットストーム4」では両足で顔面を踏んづけたり、丸太を口寄せしたりと結構アグレッシブな技を使う。

◆作中の活躍

はたけカカシの少年時代を描いた「カカシ外伝~戦場のボーイズライフ~」にて、カカシと同じ班の医療忍者として登場。
第三次忍界大戦時、カカシが上忍になったことと木の葉の戦力不足が理由で担当上忍である波風ミナトとは別行動を取り、カカシを隊長とした三人一組(スリーマンセル)で敵である岩隠れの補給線を絶つ任務に当たるが、岩隠れの忍の奇襲を受けさらわれてしまう。

この時カカシはリンを見捨てて任務の遂行を優先するが、オビトの仲間を想う気持ちに押され、二人でリンの救出に向かった。

神無毘橋の戦いでは、岩隠れの忍者にさらわれ洞窟内で幻術で尋問を受けていたが、カカシとオビトの手によって助けられた。
しかし脱出の際、岩隠れの忍の忍術によってカカシを庇ったオビトが岩の下敷きになってしまい、瀕死の重傷を負ってしまう。
自身の死を悟ったオビトの「自身の写輪眼を上忍昇格のプレゼントとしてカカシに与えたい」という願いを聞き入れ、彼の左眼をカカシに移植した。

「神無毘橋の戦い」の後、オビトを闇堕ちさせて自身の駒にするために動いていたうちはマダラの策略によって霧隠れの忍にさらわれるが、オビトと「リンを守る」と約束したカカシに助けられる。
だが――これは霧隠れの策略であり、この時既にリンは三尾の人柱力とされており、心臓に操り人形となる呪印札を植え付けられ、木ノ葉へ着いた時に体内の三尾を暴走させる予定だった。
それを知っていたリンは、カカシに自分を殺すように促すが、カカシはオビトとの約束を守るため、そして仲間を守るためにリンを殺さずに済む方法を探すと言うが、追って来た(振りをしていた)霧隠れの忍にカカシが放った千鳥に自ら飛び込み、絶命してしまった。

実は生きていたオビトはこの光景を一部始終目撃しており、大好きだったリンの死とそれを強いる忍の世界に絶望し、後に第四次忍界大戦を引き起こす切っ掛けとなってしまった。



















以下ネタバレ








第四次忍界大戦の終盤――うちはマダラに反旗を翻してカカシ達と共闘する道を選び、死闘の果てに力尽きて浄土へと向かうオビトの前に、生前の姿で登場。
どうやら第三次忍界大戦で死去した後、浄土には行かずにオビトをずっと現世と浄土の狭間で見守り続けていたようで、
自分の過ちを後悔するオビトにその心情を慮る優しい言葉を掛け、一緒に浄土へ行こうと手を差し伸べたが、
まだ現世で奮闘するカカシに最期の力添えをしようとするオビトの意思を聞き、その変わらない優しさと仲の良さに笑顔を浮かべ、「此処で待ってる」とオビトを見送った。

その後は登場していないが、ナルト達と共に無事平和を取り戻したカカシに別れを告げて去ったオビトと共に浄土へ向かったと思われる。

◆余談

  • ゲーム『ナルティメットストーム4』
劇中、三尾の人柱力になったこともあり、必殺技では三尾の姿に変化する*2



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最終更新:2024年04月15日 17:56

*1 カカシも「素晴らしい道具」と称していたが、お守りについては「余計なもの」としか見ていなかった

*2 本編では三尾が暴走する前に死亡したため、尾獣化したことはない