真・女神転生Ⅱ

登録日 :2011/12/09 (金) 21:52:08
更新日 : 2017/05/19 Fri 12:35:23
所要時間 :約 5 分で読めます




黄昏に神、堕ちる――。

1994年にATLUSから発売されたRPG。『真・女神転生』から、数十年後の未来を描いた続編。
神と悪魔と人間との、壮大な戦いの結末を描いたシリーズ完結編である。


†概要
頼るべき神も仏も存在しない、という既存宗教にケンカを売るようなATLUSの危険思想が全面的に現れている恐るべき作品。
荒廃した東京がメインの舞台であった前作に比べ、昆作は「近未来都市」、「地下世界」、そして「魔界」など、
物語の舞台が非常に多様となり、サイバーパンクファンタジーとでも言うべき独特の雰囲気を作り出している。
また登場悪魔についても、ルシファーや四大天使、サタンにマーラ様と人気悪魔が勢揃い。
さらにはユダヤのトップである某唯一神まで登場するなど、いろんな意味で危険な奴らが大集合である。



†ストーリー
20XX年、大破壊より数十年

無数の生と死をくり返しながら、人は生きのびていた
だが頼るもの、すがるもの無く生きていけるほど
人は強くはない

人は明日への希望を探した

メシア教は神の救いを説き、信じた人が集い、街が出来た

かつてカテドラルと呼ばれた所に……

TOKYOミレニアム。人々は、理想の社会を築いたかのように見えた

しかし、いつのまにか社会には歴然とした階級の差と、上層部による厳格な管理体制が出来あがっていた

メシア教の謳う救世主と神が未だ現れない中、ヴァルハラに神憑った強さの戦士・ホークが現れる

しかし彼の素性を知るものは誰もいなかった。彼自身も含めて…

人々の願望が確立した神の街で

あなたは理想と現実を知る


†登場キャラ
◆アレフ
主人公。救世主(メシア)。ロン毛。
記憶喪失で迷子になっていたが、岡本に拾われ戦士ホークとして育てられる。
シリーズ最強の戦闘力を誇る。

◆ヒロコ
ヒロイン。元テンプルナイト。刺激的なファッションの女性。
こう見えても処女で、母性的な優しさの持主。
ある男の子を探している。

◆ベス
サブヒロイン。テンプルナイト。俺の嫁。
センターがアレフのパートナーと定めた女性。絶対領域がまぶしい。

◆ダレス
アンチメシア。自ら救世主を名乗り、アレフに何度も戦いを挑んでくる。
ちょっと間が抜けてる。

◆ギメル
アルカディアを優れた知力で管理する、エロい服を着た美青年。
出番は超少ない。

◆ザイン
テンプルナイト。ウド鈴木。
アレフと関わり、センターの動向に疑問を持つ。

◆岡本
アレフを戦士として育てたジムのオーナー。
ハゲ頭に眼帯と、モデルはどう見てもジョーのあの人。

◆目加田
センターで働いていた研究者。
センターに反抗しヴァルハラに潜伏している。

◆花田
目加田と共にセンターにいたマッドな研究者。悪魔研究に異常な興味を示す。

◆マダム
ヴァルハラの美しき管理者。アレフにケルベロスを貸す。

◆ケルベロス
マダムから借り受けることになる悪魔。
サマリカーム持ちでかなり頼りになるが、(序盤では)調子に乗って召喚し続けているとあっという間にマッカやMAGが尽きる。
GBA版のサブシナリオにて、前作に登場した『パスカル』ではないかとほのめかされている。

◆ナジャ
バンシーの幼女。アレフに好意を抱き、ボスと戦わずにダンジョンを脱出できる道を教えてくれる。
そんな幼女の純情な想いを、ATLUSはバグという形で無残にも踏みにじった。

◆アヌーン
妖精の美少女。旧新宿で薬屋を営んでいる。もじもじしていてキャワイイが実はヤンデレ。

◆ルイ・サイファー
謎の金髪スーツオッサン。各地のバーでたびたび酒を嗜んでいるが、ストーリー後半からはシリーズ屈指の活躍を見せる。
最もかっちょいい閣下。

◆STEVEN(スティーブン)
車椅子の科学者。ヴァーチャル空間に普通に出入りしたり、前作から全く姿が変わってなかったりと、未だ正体不明な存在。
アレフに悪魔召喚プログラムを託す。


†システム
前作から色々な部分がパワーアップしている。
  • テキストにおける漢字の採用
  • 前列、後列の区別
  • オートリカバー導入
  • E.Aインジケーター導入
  • 悪魔合体で魔法継承
  • 戦闘で敵が複数出現
  • 仲魔に具体的な指示が可能 etc.


†世界観
【TOKYOミレニアム】
汚染された東京の上に建てられた、メシア教直属のセンターが支配する街。多数のエリアがある。

【ヴァルハラ】
マダムにより統治されているエリア。比較的自由な気風のエリアで、コロシアムやカジノがある。

【アルカディア】
センターが目指す千年王国のテストケース。住人は幸福に暮らしている。

【ファクトリー】
ミレニアムの食料などが生産されている。労働者は仕事に満足している。

【ホーリータウン】
大教会を中心とした市街のエリア。悪魔に荒らされているが、アレフ達により悪魔が退治された後は復興する。

【地下世界】
旧東京。ガイア教徒やミュータント、妖精や地霊といった悪魔など、ミレニアム側から迫害・排斥された者たちが住んでいる。

【魔界】
魔王ルシファーが治める世界。モチーフはセフィロト。

【前作の結末とつながり】
公式回答なし。ただしシナリオ担当によるとロウエンドならそのままⅡに、カオスなら一旦はカオスが覇権とるが虐げられた人が集まりロウ復興とカオスが自滅のためⅡに、
ニュートラルルートではヒーローがロウカオスの首魁を粉砕しはしたが人の自主性にまかせて導かなかったためにカオスと似た流れでⅡの世界観につながるとのこと。


†バグ
SFC版とPS版の初期ロットは、異常にバグが多いことで有名ドミネーター。
元々SFC版からして、パッケージ内に「こういうバグがありますので気を付けて下さい」との旨が記された 黄色い紙 が封入されているほどの、凄まじいバグの嵐であった。
当然、全国のメガテニスト達はバグが修正された完全版を待ち望んだ。だからこそ、2002年に発売されたPS版への期待度は非常に高かったのだが……
蓋を開けてみれば、 ドミネーター に代表されるどうしようもないバグの数々。
SFC版に勝るとも劣らない(というか劣る)酷い完成度に、数多のメガテンファンが阿鼻叫喚の怨嗟を上げた。

【バグの一例】
  • ナジャによるステータスUPイベントは、実際には効果がなく逆に 無視すると上がる
  • 主人公だけ全体攻撃を2回くらう(正確には人間を左上にすると2回くらう)
  • なぜか出てくる謎の言葉「 ドミネーター
例「ホークはドミネーターを手に入れたドミネーター」
  • 勝手に仲魔がCOMPに戻る
  • マグネタイトがボス戦でしか入手できない
  • ステータス表記がぐちゃぐちゃ
  • 移動中にステータス異常になる
  • カジャ系(ステータス上昇)魔法をかけ過ぎると逆に ステータスが急激にダウン
  • 敵のンダ系(ステータス減少)魔法や一部の物理攻撃は、 パーティーの人数分 くらう
  • アイテムを入手したらアイテムが消える
  • セーブしたらマッカが消える
  • 戦闘中に7回以上、仲魔を召喚するとバグる
  • アイテム増殖が可能(能力アップアイテム『~の香』も 99個に増やせる )

これらのバグの多くは、意識せずとも発生させてしまう可能性が高く、しかも最悪の場合フリーズするので、ゲームの進行を著しく妨げること必至。
発生してしまったら、素直にリセットして再発しないように祈ろう。

なお、PS版はそのあまりの酷さゆえに急きょ修正版が製作され、2003年ごろまでは無償でドミ版と交換してもらえた。
……最も、その修正版にもバグはいくつか残っていたのだが。
その後発売されたGBA版は、特に目立ったバグは無く、さらに追加要素もあるので良移植との扱いを受けている。
だがGBA版は生産本数が少なく、今となっては中古で5000円以上もするプレミアソフトとなり、入手が非常に難しい。



追記・修正よろしくドミネーター

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