マネカタ(真・女神転生Ⅲ)

登録日:2011/07/05 (火) 15:17:02
更新日:2024/01/21 Sun 18:13:11
所要時間:約 3 分で読めます




マネカタ(真似形)とは、アトラスから発売された真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-に登場する擬人という種族である。

概要

彼らはアサクサのお歯黒ドブを捏ねて造られた存在であり、
人間の様に振る舞ってはいるが感情や自我はあまり豊かでは無く、周りに流されている節がある。
序盤から思念体・悪魔と並ぶメッセンジャーとして登場し、殆どの施設にいるので直ぐに見慣れる事になる。
若者、女性、老人、子ども、オカマと個体差も様々。

スタッフ曰く、モチーフは「携帯を持っていない若者」

専用BGM『マネカタ』もあり、神秘的な曲調をしている。

作中では非力な存在として扱われ、悪魔からは奴隷扱いを受けている他、マガツヒ(強い感情の揺らぎによって生じるエネルギー、他作品での生体マグネタイトに近い)を集めるため、イケブクロのマントラ軍からは拷問を受け、虐げられている。
イケブクロ等ではランダムエンカウントすることもあるが、まず苦戦することはない。
本営ビル屋上から落ちてHP1で遭遇した時は流石に殺られるが…。
仲魔という概念が理解できないので仲魔にすることはできない。

「く、来るな! ビーム出すぞ!」

しかし、そんなマネカタ達の中でも強い自我がある個体が何人か存在し、どれもさながら本物の人間の様な感情や思想を持っている。

特記個体

〇フトミミ
CV:細谷佳正
マネカタでありながら、他のマネカタ達を率いて自分達の世界を創ろうとしているリーダー的存在のマネカタ。
少し先の未来を見る事が出来、その結果をもって他のマネカタを導いている。中々のイケメン。
人修羅とはカブキチョウ捕囚所で出会うことになる。

「マネカタが幸せに生きられる世界を創るために、何をすべきか……はやく見つけ出さないとね。」


〇サカハギ
CV:遊佐浩二
自らもマネカタでありながら他のマネカタを殺し、その皮を剥いで自分の衣にしているマネカタ。
マネカタの中でもかなりの異端であり、他のマネカタ達からは恐れられ、忌み嫌われている。
人修羅とはアサクサの一室で遭遇するが、悪魔を従え、頂点に立とうとしていた辺り、彼にも創世の野望があったのかもしれない。

「オレ様はサカハギ、いずれ悪魔を支配する者だ。覚えておくんだな……」


〇ガラクタ集めマネカタ

人間の文化に興味があり、様々な品を収集しているマネカタ。
しかし、本来の使用目的を履き違えていたりもする。
(千円札の事を絵画だと思っていて、透かしを見るためのスイッチはドコだ?などと言っている)

物語後半ではついに念願のジャンクショップを開店し、人修羅にはサービス価格で提供すると言うが値段は他と全く変わらなかったりする。
サービスはどうした。
まあ、他のジャンクショップより珍しい品が揃っているのはありがたい。

「千円札……」


〇オカマのマネカタ
各地のジャンクショップを開いているオカマ。
全員別個体なのでかなりの数がいる。話を聞くと積もる話が色々あったり、売り物のマガタマに興味を持っていたりと反応も様々。
リマスター版ではのぶといボイスが付いた。


全てのマネカタに共通する点として、一定のタイミングで揺れる(ブレる?)事である。
擬音で表すならば、ブルッ…だろうか。
サカハギは揺れ幅が大きく、目立つ。
しかし、フトミミだけは一切揺れない。


物語上での展開


※以下ネタバレ含む

序盤のギンザ大地下道にて初登場。イケブクロのマントラ軍から逃げてきたマネカタ達が隠れ住んでおり、イケブクロに向かうためにやってきた人修羅を「悪魔違い」とビビっていた。頑強な門でイケブクロへの道を塞いでおり、人修羅はガラクタ集めマネカタのお使いイベントを済ませて先へ進むことになる。
その後、マントラ軍がニヒロに返り討ちにあって滅び、カブキチョウの捕囚所も人修羅によって解放されると、フトミミと共にアサクサへ向かい復興作業に従事する。ストーリーが進む事に奥の通路やヨヨギ公園側の道を開通するなど賑わっていたが、フトミミがヨヨギ公園でマネカタに不吉をもたらす存在の誕生を予言し…


人修羅がヨヨギ公園へ向かうと、ヤヒロノヒモロギで妖精達を牛耳っていたサカハギと直接対決することに。

「悪魔の体か……さぞかし良い皮ゴロモになるだろうよ!」

戦闘では邪神ギリメカラを召喚してくるがこのギリメカラは通常よりも大きく、かなり強い。
このギリメカラも例に漏れず物理攻撃を反射する為、力一辺倒のキャラで物理スキルを使用した場合反射ダメージで死ぬ事もある。
ギリメカラを倒すといよいよサカハギが登場し、全体へのマハ系魔法各種で攻撃してくる。
だが攻撃内容は格落ちしており、ギリメカラの召喚に力を使い果たした為に、MP切れも早く訪れてしまうので弱く感じてしまう。哀れ。

サカハギを倒す人修羅。
だがサカハギはその前に訪れた千晶に重傷を負わせており、自らの力不足を痛感した彼女はゴズテンノウの力と精を継承して魔丞として再誕。力こそが全てのヨスガのコトワリを啓く。

そして作中後半、ヨスガ勢力がマネカタへ大虐殺を開始。彼らが復興したアサクサはマネカタの街からスラムの街と化し、聖地ミフナシロに攻め込まれる。
最奥で千晶にボロボロにされているフトミミと遭遇し、ヨスガルート以外では千晶にそのまま殺されるが、ヨスガルートで千晶に賛同した場合、マネカタの自由のためにフトミミと闘う事になる。

「自由を得るためになら、貴様ら悪魔にも挑んでやる!!」

普通のマネカタやサカハギと違い、気合い+突撃で事故死が起こりうるので開幕を乗り切るまで油断してはいけない。



完全版のマニアクスでは、アマラ深界第4カルパでマネカタ関連のイベントが発生。
喪服の淑女によれば、マネカタの正体は受胎前の人間たちの最も強い想い…即ち最も見たくない自分の本性が、アサクサの泥に溶け込み人の形を成した存在であるとの事。
その最たる存在がフトミミとサカハギである。

生前は周りから希望も期待も持たれず、殺人鬼と成り果てた少年は「人から頼られたい、好かれたい」と思った。
それがフトミミと言う存在の素である。

生前に社会的地位や温かい家庭など人並みの幸せを持っていた紳士は、大切な娘を理不尽な者に殺された。
強い憎しみで犯人を殺したいと思う一方で、地位や道徳に縛られ何も出来なかった紳士。
それがサカハギと言う存在の素である。

「後生の土鈴」を得た後に二体の存在の素に会いに行くと成仏し、「鬼神フトミミ」と「外道サカハギ」を悪魔合体で作成可能となる。
後者は普通の悪魔合体では作りにくいので悪魔全書完成狙いの際は注意すること。





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最終更新:2024年01月21日 18:13