ネコマタ(女神転生シリーズ)

登録日:2010/04/29 (木) 23:19:35
更新日:2022/01/16 Sun 10:05:31
所要時間:約 4 分で読めます




猫が五十年生きると人語を解するようになり、尾が二つに分かれ、妖しげな術を使うようになるという。それがネコマタである。


この項目では、女神転生シリーズに登場するネコマタについて記す。


デジタルデビル物語 女神転生

初登場作品。中堅どころの魔獣として以後もほぼ皆勤賞である。
デザインもほぼ毎回変更され、多くのプレイヤーを魅了し続けてきた。その点も含めて記してゆく。
初作からネコマタは一貫して『人型をしたネコミミ娘』としてデザインされている。初作はおかっぱ頭にレオタード(体毛?)とシンプルながら可愛らしい存在で、サキュバスに並び多くのファンを作り出した。
仲魔としても優秀で、中盤に彼女に頼ったプレイヤーも少なくないだろう。

色違いの悪魔として獣人ウェアキャットと聖獣バステトがいるが、二股のしっぽをはじめ、細部のデザインに違いがある。
2021年現在では「ナムコットコレクション」のDLCで本作を購入でき、それに付属する電子説明書でネコマタの公式イラストを手軽に拝むことが可能。



デジタルデビル物語 女神転生II

本作から、悪魔絵師こと金子氏が悪魔デザインを担当。ネコマタも雰囲気が随分変わる。
ほとんどの作品では「魔獣」として登場するネコマタだが、本作の種族は「妖魔」である。
ウェーブのかかった金髪のロングで羽織りを着ている。前作のような可愛らしさは影を潜め、大人びた雰囲気である。デザインは同作に登場する悪魔キヨヒメと色違いであり、専用ではなかった。
余談ではあるが、この頃のネコマタは今は高位悪魔として登場するネビロスより強かった。



真・女神転生

デザインが一気に変更される。というか全裸。白い体毛に包まれているが、出る所はしっかり出ててくっきり、四つん這いでこちらを覗き見る彼女の肢体は実に素晴らしい。初代ペルソナではこのデザインに準じている。ちなみに同じデザインの色違いとなるワーキャットはもっとエロい。体色(体毛)が肌色なのでまんま全裸の女性に尻尾が生えてるだけ。速攻で仲魔にしたプレイヤーも多いとか少ないとか。



真・女神転生II

白い肌は前作と共通だが、髪の色は紫に。加えて、黄色のタンクトップが着せられ、首に鈴が付いたチョーカーが巻かれた。

……余計、エロくないか?

これは金子氏も気に入っていたのか「真・女神転生if...」「デビルサマナー」にも同じデザインで登場する。
「デビルサバイバー」にもこの姿で登場しており、他機種版の真II、真ifでもこのデザインなので、目にする機会は多い。

ちなみに任天堂は裸の描写には厳しいはずなのだが、ネコマタは人じゃなくて悪魔なのでOKとの事。

……それでいいのか?



魔神転生

真1のデザインに準じた金髪白肌の姿で登場。ワーキャットも引き続き登場しており、そちらの体色は本作では赤色。
魔神1はすべての悪魔に大サイズのドット絵が用意されており、ネコマタ&ワーキャットもその例に漏れない。興味のある人は見てみると良いだろう。



魔神転生2

下位の魔獣。本作では人間に近い体色で、真1のワーキャットに似る。全裸だが魔神1と違ってドット絵は小さい。
ものすごく育てると、全体Lv以下のLvを持つ悪魔1体を会話なしで仲魔にできる強力な特技「マインドキャッチ」を覚える。ただ、同じ特技をアメノウズメが覚えるので、そっちで覚えた方が色々と楽だろう。



ラストバイブル3

人間に恋するネコマタのミーナが登場。人間の姿をとり、ボブという青年と恋仲になっていたが、紆余曲折を経て正体が露呈してしまう。
ボブからは拒絶され、生まれ故郷であるネコマタの集落、ソロンの村に戻る事に…。
最終的には、昔からミーナに思いを寄せていたメズキと良い仲になる。

本作での体色は黄色。街に登場するNPCは「ネコマタ」名義だが、敵として登場する同デザインの魔獣は「ワーキャット」名義。



真・女神転生デビルサマナー~悪魔召喚士~

デビルサマナーのネコマタを語る上で忘れてはならないのがコレである。

ネコパンチバズ

恐らくはネコパンチバズーカだろうが、文字制限の関係でこの名前になっている。
この銃器は中盤にネコマタの忠誠度をMAXにし、魔晶変化と呼ばれる仲魔をアイテムに変化するシステムを利用する事で入手できる。
驚くべきはその威力で、弾は文字通りネコパンチの形をしているが、なんと攻撃力240と銃器類最強のトンデモ武器なのだ。最強武器のようおうはけんが攻撃力255(一回の攻撃時)である事を考えて頂ければその凄さがわかりやすいだろう。
無論、バズーカらしく(?)、命中力も低めで攻撃回数も0‐1回となかなか当たらない事もあるが、後衛のパートナーに持たせれば終盤まで使える逸品である。



デビルサマナー ソウルハッカーズ

デビルサマナーの続編であるソウルハッカーズでは大幅なデザイン変更が行われた。
今までの可愛らしい雰囲気とはうってかわって、どこか不気味な感じがする、三毛猫風である。より猫らしさを強調する毛並みに、目は前髪で隠れており、背中を向けてこちらを覗き見る姿はまるで幽霊である。このデザインはライドウシリーズでも採用されている。
本作でも魔晶変化するが、ネコパンチバズではなく「ニャン2クロー」という武器になる。
前列全体を攻撃する武器で、悪い性能ではないが飛び抜けた攻撃力は持たない。ネコパンチバズと違い、終盤まで使われるかは微妙な所。



真・女神転生III~NOCTURNE~

本作でまたも大幅デザイン変更。パンクを思わせるデザインで、マスクに毛皮のジャケット(恐らくは体毛)、そして形の良い胸とヒップ、脚線美を際だたせる黒いラバースーツと今までより格好良さが強調されたデザインとなっている。
ちなみにこのデザインは真ⅠのPS版リメイク時に発表されたが、ゲーム内には使用されなかった。やはり全裸は捨てがたかったか。
以降のシリーズでは、基本的にこのデザインが使われていく事になる。



真・女神転生 デビルチルドレン

全体的に悪魔がデフォルメされている本作では、ネコマタも2頭身のかわいいデザインに。
首にでかい鈴がついているという点は真2デザインと共通だが、髪はピンク色で体色も人間に近い。
かのボンボンに掲載されていたデビルチルドレンでは画力の向上もあいまってツルペタからバインバインに…
一粒で二度美味しいとはまさにこのことか。



駆け足で見てきたが、ネコマタもまた女神転生には欠かせない存在である。これからも登場して我々にマリンカリンを唱えて欲しい。


追記・修正をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • メガテン
  • かわいい
  • 可愛い
  • 美人
  • 萌え
  • そして
  • エロい
  • マリンカリン
  • 実はかなり特別扱い
  • ネコマタ
  • 妖怪
  • 猫又
  • 女神転生

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年01月16日 10:05