Slayer

登録日:2012/02/17(金) 18:53:29
更新日:2023/08/06 Sun 23:59:39
所要時間:約 5 分で読めます




もしかして:スレイヤーズ














Slayerとはアメリカのスラッシュメタルバンド。

スラッシュメタル四天王の一角であり、時代によって音楽性を変化させてきた他の四天王と違い、
デビュー当時から一貫して直線的で狂暴なスラッシュメタルを演奏し続け、その信念と貫禄からスラッシュメタルの『帝王』と呼ばれている。




☆メンバー


・トム・アラヤ(Vo/Ba)
チリ出身。大柄な体躯でステージ中央に仁王立ちしながらベースをかき鳴らす不動のフロントマン。
非常に早口な歌唱でも知られ、ネイティヴスピーカーたるアメリカ人でさえ「早過ぎて聞き取れない」
Slayerの音楽性やステージでの堂々たる立ち振る舞いから怖そうなイメージがあるが、実はヘヴィメタル界随一のイイ人であり、
ロニー・ジェイムス・ディオと肩を並べるレベル。

インタビュアーの質問にニンマリと満面の笑みで誠実に答えるナイスガイ。

とあるドキュメンタリー映画で、実は敬虔なカトリック教徒である事が語られるが、Slayerの悪魔的な歌詞は風刺であるとして割り切っており、
彼らのアルバムタイトル「『God Hates Us All(神は我々全てを憎んでいる)』についてどう思うか?」というインタビュアーの質問に対して

「神は我々全てを憎んだりしないが…いいタイトルだろ(*^ω^*)」

と笑顔で返した。


・ケリー・キング(Gt)
ピザ体型・髭面・スキンヘッド、そしてその頭部にまで全身に描かれたタトゥー。間違いなく街中で会いたくない人相のギタリスト。

相方のハンネマンと共に 作詞・作曲をこなしSlayerの根幹を担う。
Slayerの反宗教的スタンスは彼のせい。
「公に認められた洗脳行為だろ。クソだ」

ギタリストとしては見た目の割りにソフトなタッチで高速リフを弾き、ソロでは狂暴なアーミングを見せる。

また非常な偏食家としても知られ、主食はチーズバーガーフライドポテト。
彼曰わく
「野菜も食べてるよ。ポテトも野菜だろう?」

腕から5寸釘がハリネズミのごとく出ているが、某世紀末は関係無いはず。


・ジェフ・ハンネマン(Gt)
ケリーと共に帝王の首謀者として手腕を振るう金髪の豪腕。

元々はハードコアパンクを愛するパンクロッカーであり、パンクより過激な音楽がやりたくなっていた時にケリーに誘われ加入する。

インタビュー等には一切応じない寡黙な人柄だが、弾き方は荒々しく相当なハードピッキングで勢い任せに弾き倒す。
ステージアクションは控えめでMegadethのムス大佐のように髪で顔が隠れてたりする。

また何故か脚に野球のキャッチャーが着けるようなプロテクターを装着している。何か脛に嫌な思い出でもあるのだろうか?

と思ったら案の定(?)ツアー中に毒蜘蛛に守りの手薄な腕を噛まれ腕の筋肉の一部が壊死するという事故にあう。
彼が治療のため離脱している間、代役にExodusのゲイリー・ホルトやCannibal Corpseのパット・オブライエンがステージに立ってツアーを乗り切ったが、ジェフは演奏が出来ないストレスで酒に溺れてしまい
2013年5月2日肝不全の為とうとう帰らぬ人になってしまった‥。

その編成はその編成で見てみたかったとか言ってはいけない。

彼の死後は上記のゲイリーがExodusと並行しつつギターを担当している。


・デイヴ・ロンバード(Dr)
直線的なSlayerの楽曲にグルーヴを与える超絶ドラマー。
デビューから現在に至るまで、星の数程のヘヴィメタルドラマー、特にエクストリームメタルドラマーに影響を与え続ける人物であり、
世界中のドラマーから尊敬される凄い人物。

彼のプレイはパワフルかつ複雑でありながら、雑なところもないという非の打ち所が無い。

一時期Slayerから脱退し、Grip Incというバンドを結成していたが、
その穴を埋めた豪腕ポール・ボスタフすら彼らの代表曲『Angel Of Death』を叩きこなす事に苦労し、
「こんな複雑なドラムパターンは初めてだ。曲の途中で自分がどこを叩いているか分からなくなる。」と漏らしていたそうな…

2013年以降はマージンの点で折り合いがつかず脱退し(これで三度目)、色んなバンドを転々としている。

・ポール・ボスタフ(Dr)
元はForbiddenというベイエリア・スラッシュメタルのバンド出身でデイヴがいない時の主なドラマー。(他にもいるけど)
Slayerらしいスピードに関してはデイヴに及ばないと評される(特に初期)こともあるがショットのパワーとテクニックにおいては勝るとも劣らないやっぱり世界的なドラマーである。

Exodus、Testamentといったベイエリアスラッシュの代表的バンドを転々としていたが、2013年以降再びSlayerに復帰し、2019年の解散までバンドを支えた。









☆音楽性


彼らの音楽性を一言で言い表すなら『凶悪』である。

彼らの楽曲はとにかく『速く』『重く』『危ない』のだ。
リフは直線的なものが多いが、メロディーがキャッチーかつ非常に悪魔的あり、シンプルでありながらも飽きさせる事無く引き倒している。

手っ取り早く彼らの事を知りたい人は『Angel Of Death』『South Of Heaven』を聴いてみてはどうだろう?



余談だが、ケリー・キングのアンプのセッティングを見てみるとベースがカットされ、トレブルが強く設定されている。
低音部はベースに全て任せるという非常に彼ららしいセッティングである。



☆歌詞


彼らは歌詞が過激な事でも知られ、暴力や反宗教の度合いが強い。
これはメインで作詞・作曲を行うケリーとジェフの思想からであり、別に悪魔主義者では無い。
特に「スラッシュメタル最強の名曲」とされる『Angel Of Death』はアウシュビッツ強制収容所で残忍な人体実験を繰り返していたヨーゼフ・メンゲレをモチーフにした曲であったが、
「不謹慎だ」「Slayerはナチス信奉者だ」「悪魔主義者だ」とユダヤ人団体や人種差別撲滅団体、マスゴミから批判の的となる。

が、本人達は意に介さず「事実を歌っただけさ」と今でもライブでは必ず演奏している。

なお映画『グローバル・メタル』でユダヤ人国家イスラエルのバンドがこの曲をカバーし、
イスラエルの国会で問題になった事に触れている。




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最終更新:2023年08月06日 23:59