魔法(ネギま!)

登録日 :2012/11/17(土) 19:41:05
更新日 : 2016/05/15 Sun 05:10:27
所要時間 :約 8 分で読めます




「わずかな勇気が本当の魔法 少年少女よ大志を抱け その一歩が世界を変える」

魔法先生ネギま!における魔法体系を紹介する。

現実でも伝承される、西洋魔術や東洋呪術・気を主軸にしている。

◆西洋魔術
いわゆる「魔法使い」が使用する魔法。魔力を消費し、使用の際には「始動キー」と「呪文」を要する。
始動キーは、術者が魔法を発動させるためのパスワードのようなもので、各自がしっくりくるものを自分で決める。
(子供や初心者は「プラ・クテ・ビギナル」を使う)
呪文はラテン語と古代ギリシャ語で唱えられ、後者はハイ・エイシェントと呼ばれるレベルの高い魔法となる。

●魔法の射手(サギタ・マギカ)
魔法学校で唯一教わる基礎的な攻撃魔法。
雷、風、炎、氷、光、闇などの精霊を使役し、破壊や拘束などの効果を持つ魔力の矢を放つ。
一発の威力は「気や魔力のこもったストレートパンチ一発分」で、基本的には複数束ねて使う。
束ねられる数は1本を除いて3本、5本、7本、11本と 素数縛り だったはずが、
ネギがパンチの威力増強に使い始めたあたりから「9本」を多用するようになり、その前提が崩れた。
末期にはもうインフレして数えるのがアホらしくなるレベル。

◆東洋魔術
いわゆる呪術であり、使用には呪文か札が必要。
気(体力)を消費するのが主だが、大魔法起動の際には補助的に魔力を用いる場合もある。
呪文には漢字、古代サンスクリット語などが使われ、高い効力のある呪文は長くなる。
魔法使いでなくとも剣士などが補助的に使用することから、会得は比較的容易なのかもしれない。
ただ、習得難度というよりも単なる東西魔法文化の相違である可能性もあるので一概には言えない。

魔力と気の違いは、魔力が自然のエネルギーを精神力で従えたもの、気は本人の生命力を燃やしたものとされる。 
制御する技術がよっぽど優れていない限り魔力と気は相反(コンフリクト)する性質を持つので、
例えば刹那が魔力供給を受けて戦う場合は、自身の気を抑える必要があった。

◆咸卦法
本来相反する魔力と気を強引に融合させ大きな力を得る特殊技術。
基本的には何らかの欠陥によって通常通りに魔力を使えない(魔法詠唱が出来ない)者がその代替として身に付けるもの。
……が、かといって素質のない者が簡単に扱えるようなものでもなく、実戦レベルの会得は困難を極める(タカミチは相当苦労した模様)。
「究極技法(アルテマ・アート)」とも呼ばれる技法だけあって効力は絶大そのもので、
戦闘・生存に必要な効果のほぼ全てをこれで補える他、単純な肉体強化としても最高峰の効果を発揮する。
ただし気を魔力の両方を同時に消費する仕様上、発動状態の維持は難しくすぐガス欠になってしまい、運用の前提として桁外れのタフネスが求められる。

◆魔法使いと従者
古来から伝わる昔話に倣って、魔法使いは通常、パートナーとして 従者(ミニステル・マギ) と契約を結ぶ。
従者は、呪文詠唱中の無防備な魔法使いを守護する役割であるが、戦闘など滅多に起こり得ない現代では恋愛対象となる場合が多い。
従者は契約によって、魔法使いから魔力供給を受け戦闘能力を高めることが出来る。
契約は原則一人とだが、お試し期間で何人とも 仮契約(パクティオー) が出来る。
様々な契約方法があるが、手っ取り早いのは契約魔方陣上での キス 。(唇同士を合わせて約10秒間)
契約者達の力量や潜在能力によっては、従者の性質にあった固有の魔法具、「アーティファクト」が与えられる。
ちなみに、仮契約の段階であれば複数の魔法使いの従者を掛け持ちできるため、アーティファクトを複数持つキャラもいる。

◆パクティオーカード
契約成立時に魔法使いに与えられるカード。
単なる飾りではなく「パートナーの召喚」「パートナーとの通信」「アーティファクトの召喚」といった、
本来は高等な術式が必要な便利機能を簡単な呪文で使える高度な魔法具である。
また従者自身が携帯する「コピーカード」もあり、そちらも同様の機能が使えるだけでなく、
従者の意志による緊急魔力供給ができる。
ただし、何かしらの邪魔(額や頬へのキス、魔法陣を壊される、どちらかに魔力素質が無いなど)が入り不完全な契約になった場合は、
SDキャラの描かれた 「スカカード」 が出来てしまい、仮契約自体も無効となる。
魔法使いが死ぬとカードの文字が消え、機能も喪失する。死んだカードは死者を悼むためのアイテムでしかない。
本契約においても同様のカードが生成されるようだが、それを何と呼ぶかは不明。
というか元々「パクティオー」という言葉に「仮」という意味は無い。

◆ネオ・パクティオーカード
アニメ2期『ネギま!?』に登場したパクティオーカード。
契約自体の仕組みは変わらないのだが、漫画では1枚のカードが生成されるのに対し、こちらは「アーマー」「コスプレ」「スカ」の3枚のカードがパートナーの身体に宿る。
戦闘時は「テル・マ・アモリスタ、パートナー、○○」と詠唱し、3枚のカードのうち1枚を引くことでパートナーをカードに描かれた姿に変身させる。
アーマーとコスプレはあまり問題ないが、スカカードはまさしく原作のスカカードなので、つまりあの姿に変身してしまうのである。
このギャンブル要素に何の意味が…。
なお変身には大まかな時間制限があり、気でも魔力でもなく本人の 「満腹度」 がゼロになると解除。不思議のダンジョン?

「本契約」 の仕組みについては余り明かされないまま作品が終わってしまったので何とも言えないところがある。
ナギとアルがキスしたのかどうかも永遠の謎。

従者とのタッグの組み方に応じて、西洋魔術師の戦闘スタイルには2種類ある。

●魔法使い
前衛を完全に従者に任せ、本人は守られながら強力な魔法を撃ちまくるスタイル。
魔法の威力と射程距離が重視され、エヴァ曰く「究極的にはただの砲台。火力が命」。
該当する代表的人物はエヴァだが、最終的にはエヴァもマギア・エレベアで物理ヒャッハーしていたのは気のせいである。
そもそも彼女自身合気柔術の達人である。そこらへんの事情について詳しくは下記。

●魔法剣士
肉体強化の魔法や簡易な攻撃魔法と、武術や武器を併用することによって従者と共に前衛で戦うスタイル。
ネギはこれを選択しているが、メインが魔力を纏った徒手空拳(中国拳法)なので「魔法 士」を自称する。
威力よりも魔法の速度や持久力が重視される。

……なのだが終盤になってくると魔法使い自身が物理戦闘もこなすようになり、ほとんどの人物がこちらにも該当するようになっている。
作中で最強とされるナギが「従者を必要としないレベルの魔法剣士」と定義されていたように、
ある程度以上の実力者になると上記の2つの戦闘スタイルの区分はさほど重要ではなく、時と場合によって使い分けるようになる模様。
例)体術も十全にこなせるようになったネギが「千の雷」の詠唱の時間を稼ぐために小太郎が囮になる、
エヴァの「“おわるせかい”」の詠唱時間を確保するために茶々丸が結界弾を使用する等

◆闇の魔法(マギア・エレベア)
エヴァが編み出した狂気の魔法。
「闇き夜の型」というドス黒いオーラを纏った状態を基礎とする。
放たれる直前の攻撃魔法を「固定」して「掌握」し、その威力を「魔力兵装」として身に纏う。
要するに物騒なフォームチェンジで、フェイト曰くドーピング。
望まずして真祖となったエヴァが追手から生き延びるための苦肉の策だっただけに、そもそも他の人物が使うことを考慮しておらず
(気まぐれで巻物は残したが)、前段階の「闇き夜の型」からしてエヴァの分身(本体の数分の一の実力)に打ち勝たなければいけないという無茶苦茶な代物。
大前提として闇の眷属が保有する膨大な魔力が必須で、かつ“闇”への適性がないと使用自体は出来ても反動で死ぬ。
死ぬ。作中で散々「やっぱただのバグじゃねえかあのオッサン!」と言われた頑強さを誇るラカンが一撃昏倒で死にかけた辺り冗談抜きで死ぬ。
ネギは自らの根底にある心象風景が生まれ育った村の惨劇という、逆に危険なくらいの相性の良さがあったために(何度も死にかけたが)無事に習得。
彼の真価である開発力を存分に活かして様々な「術式兵装」を生み出し、四肢に魔法を“装填”するなどの応用法も使った他、
「双掌握」と称される2つの魔法を同時に取り込む荒技や、エヴァさえ頓挫した最終到達理念「大陰道」を導き出した。
が、やはり人間の身で扱うべきものではなく、繰り返し使うことでネギの体は……

◆魔法具
様々な魔術的効力を持つ道具。
難聴者がテレパシーを使うための日常的な道具から、
相手の真名を知るための道具、魂に刻み込んで決して無効化出来ない契約を結びさせる呪具レベルの危険な物まで、様々な道具が存在する。
アーティファクトもこれの一種。


追記・修正は魔法具を使ってお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/