ステルスマーケティング/ステマ

登録日 :2012/01/04(水) 17:28:30
更新日 : 2017/06/07 Wed 12:49:28
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2 . Wikiに篭って3000年
ID:meidenanal

最近○○っていうアニメ・ゲーム・ドラマ・映画にハマってるんだよねー

[X/xxxx]
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[ 2011/01/01(日) 01:01:01 ]



ステルスマーケティング(以下ステマ)とはステルス(見えない)+(マーケティング市場活動)の略語。
めでたい事に1/4にGoogle検索ワード1位を獲得する等、最近俄かにネット界隈に広がりつつあるこの言葉について説明しよう。
某社のステマ騒動(後述)で知った方も多いかも知れないが、とりあえず概要を先に説明する。


○概要

ステマと言うと漠然としているが、サクラもステマの一種と言えば分かりやすいかもしれない。
つまり、“ぱっと見宣伝しているようには見えないんだけど、心理的な働きかけをして間接的に宣伝をしている”事。

(例)
渋谷・原宿の人達はスマホ持ちが多いなぁ

流行に遅れないよう私も買わなきゃ

このお店いつも行列だね~

美味しいのかな?
(実はサクラ)

今週も○○○がオリコン1位か~

て事は○○○が流行りなんだな
(実は所属事務所が買ってる)


しかし、ステマにもリスクはある。
ちょっと前の話だが

AV売り上げNO.1決めよう!

○○○さん1位っすか~流石っすね~
(が、実は○○○がまとめ買い)

バレる

○○○除名

という流れがあった。バレるとブランドが傷付く事必至なのである。


○ネット時代

価格.com、Amazon等のネット通販が普及し、物を買うのに口コミ・レビューが重要視される時代が到来する。
また、世間に影響力を持つ有名人・芸能人も次々ブログ・Twitterを開始。

これに目を付けない企業はいなかった。
例えば

A.同じ種類の製品のレビュー・口コミに自社製品をそれとなく紹介

B.ライバル企業の製品にダメ出し

C.スポンサーになる代わりに有名人にブログやTwitterでそれとなく紹介してもらう

D.事務所と提携して有名人を囲い込み、有名人もやってると宣伝

しかも怪しいと思われないように、
例えば

A.では自社製品だけでなく第三者企業(自分のとこより下)の製品も同時に紹介

B.ではライバル企業を自社と被らない分野で誉める

C.では有名人の顔と製品両方が写ってる写真付きで
or
「最近○○っていうものが流行ってるみたいですが誰か知ってますか」等日常会話風に紹介してもらう

等、色々工夫している疑いがある。

ただ、価格.com等のサイトは荒らし等の規制はあってもIPアドレスが開示されることはないので、実態は不明。
もしかしたら0かもしれないし、貴方以外の書き込みはステマの一環かもしれない。


またステマの嵐といえば2chなどの掲示板である。
(もちろん、このサイトにステマ工作員が紛れ込む可能性だって0ではない)

特に2chは罠等でIPが抜かれやすく、某電子機器メーカーや某新聞社、某AV販売業者その他大勢が工作活動をしているのが昔から確認されている。


そして遂に今年の正月、とんでもない疑惑が発覚する。


○某アニメ会社と某まとめブログのステマ疑惑騒動

さて、大手まとめブログは笑顔動画の普及に伴い、現在ではネット世論にかなりの影響力を持っている。
某ブログも記事一つに4桁もコメントが寄せられる大手まとめブログの一つで、アフィ収入は毎月ウン百万~とか。

かのブログを読んでみると、
特定企業を徹底的に貶めるような内容があったり、過激な表現等を使いつつアニメ批評をしていたりする。
(実際、これらのネガティブキャンペーンが元で訴訟寸前まで至ったこともある。この事も、今回の騒動を大きくした原因となった)

そんなこんなで今年の大晦日明け、アフィブログを人類最大の敵と見ているとある板で

某アニメ会社の公式予約ページに某ブログのアフィが貼られてる

との書き込みがあり、瞬く間にTwitter・2chを中心に大騒ぎ。

速攻アフィは削除されたが、既に魚拓がとられ後の祭り。

現在某社はスタッフの不手際があったとして謝罪中。
(因みにアフィを指定以外のページに貼るのは規約違反)

この疑惑はアンチの恰好の的になり、ファンや信者には頭の痛い問題となり引きずられている。

ただ、この件に関して、 明確な証拠は未だに出ていない。
くれぐれも安易なステマ認定をしないように。


○まとめ

ステマの是非については人それぞれ意見があると思う。

ただ、褒め称えてるだけならさして問題にならなかっただろうが、ステマとは他を貶めるような工作もひとくくりにして語られることが多く、
そうした手口を必要悪として語り、

「どこも生き残るのに必死だからサクラ使って引き摺り下ろすぜ」

なんて精神の輩が万一居たとすれば、擁護するのはかなり無理がある。

また、ステマをやったから、あるいは疑惑があるからといってその会社の製品の質が落ちる訳ではないという事も忘れてはならない。


因みに、経営学的には
バイラルマーケティング
(口コミを利用するマーケティング、あくまで中立的な第三者が口コミ)
から
ステルスマーケティング
(同じく口コミを利用するマーケティング、だが関係者が口コミ)
が発展していったと考えられている。

しかしあまりにも酷すぎる自演等が相次いだせいか、今経営学を勉強すると漏れなく「倫理」の章が付いてくる。


ちなみに、欧米などで違法化されてる件について
「CMの誇大広告と何が違うのか」
と疑問を持つ人も多いだろう。

その辺は文化的な感覚の違いもあり、彼らの多くは
TVCM(ないし広告媒体)で宣伝する以上、既に商業的に契約をして宣伝をしている以上、大なり小なり何かしら騙しの仕掛けがある、
という感覚で、ある程度構えて見る習慣があるようだ。

つまり、喫煙所(契約に基づくのが明らかな宣伝の場)であれば、
煙草を一気に何本吸うなり、どう吸おう(誇大広告を打つ)が余程目に余る無体な振る舞いをしない限り許容される。
が、匿名で雇用契約を明らかにせずにステマを仕掛けるのは、いわば禁煙スペースで何食わぬ顔で喫煙しているに等しいルール違反、
という感覚で禁止している理屈である。


大切な事だが、上記の騒動も含め あくまで「疑惑」の域を出ない物を安易にステマ認定するのは、誹謗中傷や風評被害と何ら変わりない。
批判する側も、その事はしっかり理解しておかなければならない。

ネットの情報・意見は
「あくまでも参考」
程度に留めておこう。

更にここ最近ではもう見飽きる程この言葉が乱用されている傾向がある。

(例)
A「これいいよな」
B「ステマ乙」

確かに定義の広いこの言葉だが、このレベルまでくると言わずもがなおかしい。
更に 明らかに普通のCMや宣伝記事まで「ステマ」扱いする 者まで出てきており、「ステマ」という言葉自体が独り歩きしている節もある。「ステルス」とは何だったのか。
なんとか の一つ覚えと言われる前に、過度で安易な使用は控えましょう。
既に陳腐な罵倒表現になりつつあるが。



因みに『マツコ&有吉の怒り新党』でステマが取り上げられたことがあるが、

有吉「今ステマ駄目だってよく言うけど何が決定的に駄目なのかみんな自分の中でわかってない」
マツコ「これっていけないことなの?ネットでたくさんの人の目に触れるから問題視されてるけど、商売の基本的なことでしょ?
    みんながステマステマステマって知ったような口をきくからそれにイラついてるんじゃない?」

というわけでバッサリ切り捨てられた。

とは言え、これに関しては

「彼らも問題の本質を理解しているのか」
「いわば顧客ゼロの人気皆無の店をサクラで埋め尽くしてる状態を"商売の基本"と擁護してるも同然だが、一体何が言いたいのか」
「欧米では"性能等を誇張していても、そもそも『企業発のCM(広告)』だとはっきり分かるもの"はジョークとして容認する傾向はあるが、
ステマは"匿名のユーザーを装って広告であることすら明かさない"点で消費者を脅かす。と考えられ、その点が根本的に違う」
といった批判、反論も相当数寄せられた。


先述のように、正しい情報を記載している分には倫理上の問題はないが、
実物よりも明らかに誇張したないようであったり、事実と異なる詐欺レベルのステマも中にはあるので注意。

何より、家電等のようにスペックという分かり易い客観的評価基準が存在しない、料理や漫画・アニメなどの創作物の場合、
意見の数がそのまま物量としてモロに世情を左右してしまう
という点が、このステマ問題を深刻化させている。


追記・修正はさり気なく♪

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