無頼男-ブレーメン-

登録日:2011/07/02(土) 23:52:32
更新日:2024/01/31 Wed 02:41:27
所要時間:約 7 分で読めます





『無頼男-ブレーメン-』とは週刊少年ジャンプに2000〜01年まで連載されていた作品および主人公達のバンド名。
当て字的には『無礼男』の方が合ってそうな気がするが何故か『無頼男』。
原作:梅澤春人
全9巻

漫画BOY-ボーイ-』の作者である梅澤春人の第2作

前作の雰囲気とノリとエロ要素を受け継いだ音楽漫画。


【主な登場人物】

♯ブレーメン
名前の由来は露魅王、麗児、亮が喧嘩をしていたところを見た嵐が「まるでブレーメンの音楽隊だな」と言ったことから。
デビューアルバムは発売して3ヶ月で全世界2億8300万枚売り上げた。

♪春日 露魅王(かすが ロミオ)
17歳
ボーカル
イメージ:
過去の記憶をなくした主人公。バリバリなDQNネームだがこれは姓名判断師が挙げた候補から自分で勝手に姓と名を組み合わせて付けたもの。
英語や中国語等多くの言語を話せる。
ロックの凄さに感動し『ロックの神』になると決意する。
牛丼を一口で完食、デコピンで気絶させる、一息のシャウトで倉庫の全部のガラスを割る等、多くの伝説を持つ。
また露魅王にかかれば10円玉は武器になる。

実は彼の正体は…。
作中に登場する伝説のロックバンド「エボリューションクライシス」のボーカル、シドニー・ロックスであり「GOD計画」で生み出されたキリストのクローン。

♪火野 麗児(ひの レイジ)
18歳
ギター
使用メーカー:ギブソン
イメージ:鶏
モヒカン。ブレーメンの作詞作曲を担当。また、見かけによらずおばあちゃん子。堅物な面もあり、恋愛絡みでの空中分解を恐れて亮の加入に反対したことも。
牛丼屋で働いていたところ露魅王と出会い、不良に絡まれていたところを露魅王に助けられた。その後モンスターバンドを作るために二人で上京する。
「やべーぞレイプだ!」で有名。

♪葉山 喨(はやま リョウ)
16歳
ドラムス
イメージ:
露魅王L・O・V・E40cmの厚底ブーツを履くコギャル(死語)。実は男。だからといってオカマとは言っ(ry、!!、こっちにくるなぁぁぁぁ!?
葉山グループの御曹子だったが、親に勘当されている。*1
SMクラブ『PINK』S嬢として働いている。仕事の際も客にエイトビートをかましている。
お金持ちになったら性転換手術を受け露魅王と結婚する。予定。

♪藤井 嵐(ふじい ラン)
19歳→20歳
ベース
使用メーカー:ヤマハ
イメージキャラ:ロバ
メンバー最年長。作中で(年齢的な意味で)大人になった。
絶対音感を持つ。そして跳ね馬(フェラーリ)マニア。(俺の棺桶はフェラーリだと言ったり、ケータイの着メロがフェラーリの音(自作)にするほど)
元Sulfuric Acid(硫酸という意味)のベーシストだったが脱退。その後一悶着あったが露魅王達とバンドを組む。
絶対音感を持つ、『神技の嵐』と評されるあたりから演奏技術はバンド1。

○魔罹(マリ)
エロ要員1
SMクラブ『PINK』のオーナー。
ライブハウスの手配などブレーメンのために世話をしてくれる。
嵐の手術の為に文字通り一肌脱いで奴隷となった。合意の上かつ本人も楽しんだと思われるが。

○華田 流李(はなだ ルリ)
エロ要員2
元グラビアアイドル。
所属事務所とのトラブルにより追いかけられていたところを露魅王達に助けられる。
顔を整形していたが引退後は逆整形して元の顔に戻った。(胸は天然の巨乳
でも素顔も充分可愛い。
その後はブレーメンのマネージャーとなるが、トラブルに巻き込まれ、同じ人に2回レイプされそうになる。そしてレズに目覚めた。
ブレーメンがアメリカに旅立つ際には空港で買った水着を着てエールを送った。

♪ジョニー岩石(ーいわせき)
名プロデューサー。がんせきではない。
見た目はまんま井上○水。
ブレーメンを世界的バンドに育て上げた。
数少ない露魅王の過去を知る人物。

♪サトシ
嵐のバンド仲間。
イケメンのボーカリストであったが、嵐の件を巡って密月に硫酸を顔に浴びせられて重傷を負い、顔を包帯グルグル巻きの状態で入院する羽目になった。
一時はバンドとして再起不能の状態となってしまったが、のちに嵐の手術のついでという形で魔罹の知り合いの医者の手で顔が完治した。
なお、結果的に硫酸をかけられる原因を作った嵐に対しては一度は絶交宣言していたものの、上記の手術で嵐がお気に入りのフェラーリを売却して手術の費用を工面していた事を知った後はリハビリ中の彼のところへと訪ねて和解した。

○ケイオス
露魅王の宿敵。キリストの毛髪を入手しクローンとして露魅王を作り教育した張本人。
特殊な手術で額に穴を開けて脳味噌を見えるようにさせている。感染症の危険もあるがそんなものクソ食らえと作中で語っている。

♪密月
かつて嵐とロックバンド「Sulfuric Asid」を結成していたボーカリスト。
舌に蝶のタトゥーを入れており、見た目が西川○教に似てる。
嵐がバンドを脱退してからは音楽活動が行き詰まっており、「途中でバンドを抜けた時には罰として蝶のタトゥーが消えるまで硫酸をかける」という誓いを盾に嵐にバンドの再結成を強要していた。また、失敗した手下や嵐のバンド仲間に硫酸をぶっかける等、作中で度々硫酸を多用していた。
露魅王との決闘で硫酸プールに転落しそうになったが、直後に嵐が突き飛ばした事で命拾いした。
実は嵐と初めて出会った当初「俺と同じダメ人間だからダチになれる」と思い込んでいたが、ほどなく彼の才能に気づくと強い嫉妬心を抱くようになり、上記の嵐に対する凶行へと繋がってしまった。
皮肉にも硫酸プールで左腕ごと蝶のタトゥーを焼いた嵐に助けられた後は二度と戻れない過去を悟って自分の舌に硫酸をかけて退場した。
前述にもある通り、自身を「ダメ人間」と自嘲していたが、一方では嵐をして「(取り巻きは)蜜月の言う事なら何でも聞く。蜜月のためなら何でもする」と言わしめるほど人心掌握術に長けており、それをポジティブな方向へと活かせなかった事が蜜月にとっての不幸だったのかもしれない。

♪架神 京助
翠ヶ淵高校の生徒である御曹子。
ロクデナシのドラ息子であり、その権力を傘に好き放題に殺人以外の非道を行なっている事から『名門翠ヶ淵の悪魔』と恐れられている。
かつて翠ヶ淵高校に通っていた喨をオカマ呼ばわりして殴り飛ばされた過去を持ち、今でも喨を強く恨んでいる。
登場時は女教師に対してレイプまがいの暴行を行ない、喨が復学してきた時に至っては手下達を使って復讐していたが、学生に変装した露魅王達が駆けつけた事で次第に追い詰められ、最後は喨に滅多打ちにされて病院送りとなった。*2
その後、見舞いに来た父親からは葉山グループの御曹子に手を出した事を責められたが、父親の態度を「息子の事よりも、自分の会社の方が大事」と捉え、逆上して灰皿で父親を殴打した末に逮捕されて退場。*3
なお、殴打する前に「いつものように仕返ししてよ」と泣きついた事から、殴った相手が喨でなければ父親が息子を擁護していたのは火を見るより明らかであり、親子共々同情の余地が無く、そのような意味では架神は「親元から自立できなかった喨のIFの姿」とも言える。

♪サイクロプス
流李をレイプしようとしたライブハウスのオーナーが抱えているロックバンド。「サイクロプス」というバンド名から、メンバーは眼帯やピアスで片目を塞いでいる。
といっても、そのオーナーもあまりに過激な彼らを持て余しており、厄介払いしたがっている。
また作曲の才能はあまりないためか、他のバンドをリンチして曲を盗み、その作詞を改変して自分達のものにしている。リスペクトのかけらもない……演奏の腕前は相応にはあるようだが。
この漫画でも屈指の人気を誇る。わずか数週の出番であったが、ブレーメンのパクリ曲の歌詞の過激さなどからネット上でネタにされている。
タグの「デストローーーーイ!」のはそのパクリ曲の歌詞。
もう一つ最大のネタ&問題点として歌がきちんと分かるサイクロプスに対して、ブレーメンの歌詞はバーコードの様な形でしか描写されていないことが挙げられる。
ブレーメン側の描写を真面目に語ろうにも深掘りも話を広げることもほとんどできない……それに対してサイクロプスの歌詞も短いけれどインパクトは非常に凄いし、短いのも逆にネタとしての流用もある程度しやすい。




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最終更新:2024年01月31日 02:41

*1 父親は一度ブレーメンを人質に取る形で喨を跡継ぎにしようとしていたが、実際は本当に親元から自立できる覚悟を確かめるためのテストであり、むしろ最初から息子に葉山グループを継がせる気など無かった事を言及していた。

*2 父親の会社は翠ヶ淵高校のスポンサーでもあり、それを盾にする形で女教師に対して「訴えたら学校側がお前をクビにする(意訳)」と脅していた。

*3 つまりこの時点で父親の関係者達からは匙を投げられていたのである。