トーマ・リヒャルト・シュバルツ

登録日:2012/02/08 (水) 20:06:12
更新日:2022/09/18 Sun 18:03:30
所要時間:約 5 分で読めます






「うおおぉぉ!! メガロマックス…ファイヤーァァァ!!」



アニメ版『ゾイド -ZOIDS-』の登場人物


所属:ガイロス帝国(ガーディアンフォース)
階級:中尉(帝国時)
年齢:19歳
搭乗ゾイドディバイソンストームソーダーハンマーヘッド
声:伊藤健太郎


帝国軍大佐カール・リヒテン・シュバルツの弟で、ガーディアンフォースの一員。
彼のディバイソンは共和国との平和協定の際、帝国に贈られたもの。
ちなみに彼を最初にトンマ呼びしたのはバン。トーマは19歳なのだが、バンを当初は「鼻たれ小僧」と言っていた。


初登場はGF編第38話「鋼鉄の野牛」で、バンの増援として帝国より派遣されたGFの軍人。
この回は色々とやりたい放題だった(砲弾を曲がらせる電磁波を放つ装置に対し砲撃してブレードライガ―を誤射させたり、ブレードライガーごとメガロマックスで射撃したり)。

やや自信家でありゾイドに関する知識や、ゾイド乗りとしての腕前には絶大な自信を持っている。
優秀な兄に対し、尊敬の念と同時にコンプレックスも感じ、彼よりも優れている点を見つけようと幼少時代からメカ研究に没頭。
本人曰くオーガノイド以上の性能を持つという『戦闘AI ビーク』を自ら開発し、搭乗ゾイド(主にディバイソン)に組み込んで活用している。

名家出身を誇りとするエリート思考かつ軍人気質な頑固者である反面、女性に免疫がないのかフィーネに一目惚れしてしまい、エリートなのに三枚目を演じることが多い。
が、ムンベイ姐さんには反応しない。

ルドルフ殿下の婚約者メリーアン嬢(CV:どれみ)に振り回されフィーネにアプローチしようした際は、ジークに(誤って)告白し懐かれた。トンマお前は泣いていい。

最初はいがみ合うこともあったバンとも徐々に信頼関係を築いていき、初期から一緒にいたメンバーの中に次第に溶け込んでいった。アーバインには時折からかわれたりもするが。


GF編第41話「悪魔の迷宮」での兄弟対決は必見。
トーマの苦しい胸中や葛藤が見られる。
ビークなしで兄弟二人助かる道を選択出来たトーマの顔は晴れやかなものだった。

「どんな状況でも冷静に自分を信じて戦え、僕の最も尊敬する軍人がそう教えてくれたのです」



その後はリアス式海岸ヘアに拉致されディバイソンを「ア、アアアンビエントォォォ!!」によって洗脳されるわ(これにより大統領が危機に陥る)、レイヴンにボコボコにされ一時意識不明になるわ等扱いがかなり酷い…オウ…

ケルベロス戦では噛ませ牛と化し、その入院中に病室に持ち込んだ自前の解析機器のケーブルを強引にナースのお姉さんに引っこ抜かれ、フィーネが差し入れた塩山盛りのパパオの実を食わされた。


とは言え、やる時はしっかり決め職務には非常に忠実(だからこそ空回りするんだけれども)。



来る戦いに向け、バン&アーバインと共にデルタフォーメーションを組み奮戦。他二体よりスピードが劣る分得意の火力面でサポートした。

作戦のためストームソーダーに乗りアーバインと共に宇宙へ行ったことも。


バンやアーバイン、更には兄の存在や前述の「噛ませ牛」描写が多々ある為か、「ゾイド乗り」としての腕前は前者三人よりも劣る印象を受ける(ビークの存在も余計だろう)。
しかし、実際にはトーマの腕前はかなり高く、前述のストームソーダーを駆って宇宙に出撃した際にはビーク無しでもギリギリ砲弾を回避したりと、名実ともにガーディアンに相応しい操縦技術を披露しており、超一流と言っても過言ではないかもしれない。というか、デススティンガーの迎撃に選ばれてる事そのものが腕前を表している。
要は、兄と同僚のバンやアーバインがチートなだけ。

19歳にして階級も中尉なのだから、下手をすれば兄以上のスピード出世だって可能性的には有り得るのである。


最終決戦後は

「二人の愛にメガロマックスファイヤー!!」

と、バンとフィーネを祝福した。
ちなみに上記の台詞はアドリブらしい。_



□ビーク

「敵の状況を分析しろ、ビーク」

ト―マが開発した戦闘用AIで彼のサポートをする相棒。
コネクタ式でディバイソンの操縦桿にもなる専用の銃に組み込むことで持ち運びも可能。一度だけバンが使ったことも。
さらにハンマーヘッドに搭乗した場面でもビークを用いていた。

完全に意志を持っており、トーマに対しツッコミを入れては漫才を繰り広げ、時に焦ったりとコミカルでかわいい(電子音でしか会話出来ないがトンマはちゃんと受け答えしている、愛か)。

こんな代物を造ってしまう彼は充分天才だと思うが、それを感じさせない性分がある意味魅力なの…かもしれない。

ちなみに、世界観的に続編に当たる『ZOIDS新世紀/0』でのライガーゼロバーサークフューラーに搭載されている「アルティメットX」なるOSはビークのものに非常に近く、ひょっとしたら彼の開発したビークが大元になっているのかもしれない(あくまで憶測の範囲だが)。


□迷言集

(バンを心配するフィーネを見て)
アーバイン「愛だろ、愛」
「あっ…あい…愛ぃ!?」

(↑の後、無事に再会した二人を遠巻きで見ながら)
アーバイン「男なら泣くなよ?」
「当ぉ然だっ! 俺の心は今、美しい泉のように澄み渡っている!!」(といいつつシーパースに八つ当たり)

(兄との一悶着(41話)の後、フィーネに問われた際)
「“野暮用”がありまして…」
バン「野暮用だってさ」
シュバルツ「あんな奴は知らん」

(告白されたと勘違いして擦り寄るジークに対し)
「あっあの~ジークさ~ん…あの痛いんですけど…」

「兄さん!」
「はぁ…シュバルツ中尉」
「申し訳ありません、シュバルツ大佐!」
(兄弟の恒例行事)

「さすがです、シュバルツ大佐!」
「お前こそ、腕を上げたな、シュバルツ中尉!」
(ともにシンカーを迎撃しながら)



□余談
『ZOIDS新世紀/0』では前作の声優が多く参加しているが、伊藤氏も敵組織「バックドラフト団」の一員・サンダース役を担当。
上司であるストラ大尉との関係はどことなくシュバルツ兄弟を彷彿とさせる。






追記・修正はガーディアンフォースになってからお願いします。


アーバイン「俺はガーディアンフォースじゃねぇ!」




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最終更新:2022年09月18日 18:03