ニコライ・ジノビエフ

登録日:2012/05/13(日) 06:49:04
更新日:2024/03/19 Tue 17:06:57
所要時間:約 5 分で読めます






バイオハザード』シリーズに登場する人物。



U.B.C.S.・D小隊B分隊隊長。階級は軍曹。
出身地はモスクワ。年齢はラクーン事件があった1998年時で35歳。性格は残忍で無慈悲。
元スペツナズ隊員で優れた暗殺術と頭脳を持ち、仕事熱心の為にアンブレラからの評価も高い。
しかし彼の部隊に所属する隊員の生還率は極端に低く悪い噂も多い。

それもそのはず、彼は己の利益の為なら味方をも容易く殺害してしまうからである。
ラクーンシティでの任務は他の部隊と同様に市民の救出となっているが、
実際は事件の記録を取る監視員、及びアンブレラに関する証拠隠滅を任務として裏で行動していた。
しかしウイルス変異体に襲われる隊員を実験対象として見殺しにするだけでなく、
自分が持つ情報の価値を高めて報酬を吊り上げるために他の監視員までも暗殺するという銭ゲバぶり。

また、U.S.Sのハンクとはお互い似たような存在で互いにライバル視している
…ように周りから見えるらしい。が、実際はどちらもそんなに意識していない様子。



【登場作品】

バイオハザード3 LAST ESCAPE

初登場。物語のキーパーソンとして登場。
初登場時、ジル・バレンタインを「この女は危険だ」と言い距離を置く。
その後は単独行動を取り、再び合流した時はゾンビの群れに襲われてorガソリンスタンドの爆発に巻き込まれて行方不明となる。
だが、彼は死んではいなかった。その後、その真っ黒い本性を存分に発揮し、ラクーン総合病院でハッスルしたり、はした金を得る為にジルを殺そうとしたりと大活躍。

そんなニコライだが、ルートによってはいつの間にかネメシスに叩きつけられてご臨終してたり、
安定のカプコンヘリでお陀仏になったり、ちゃっかりヘリで脱出したりする。
ちなみにネメシスに殺害されたのはジルと会話している姿を複数回見られた結果、ターゲットの仲間と認識されたためらしい。
「この女は危険だ」と警戒したのもネメシスのことを知っていたためと思われるが、終盤ではジルの死亡確認の報奨金の為に付け狙っていた側面もあるため、銭ゲバで落命したともいえる。

後述の『ガンサバイバー』では今作の事件についてニコライが記した報告書が登場しており、ラクーンシティから生還した事が確定している。
つまりニコライがヘリで脱出したルートが正史となっており、カルロスと共に再登場が期待されている。

『バイオハザード3』のミニゲームではハンドガンとナイフのみという他の2人に比べて貧弱で頼りない武装をしているが、
ナイフキルはポイントが2倍となり、制限時間が大幅に増えるため、ナイフ愛好家と上級者が好んで使っている。


■バイオハザード ガンサバイバー

上述の報告書でのみ登場。
洋館事件とラクーン事件の調査をした感想として、
「私が強く感じたことは、全世界に散らばるわが社の施設におけるウィルスの管理体制を強化すること、社員に対する再教育を徹底すること、この2つである。」
「今後、二度とバイオハザードが発生しないよう、全社員心してかかって欲しい。
至極全うな事を書き残している。
普通に考えればバイオハザード発生はU.B.C.S.所属の彼にとってビジネスチャンスである筈なのに再発防止の報告書を提出する辺り、ラクーンシティの一件は彼にとっても割に合わないキツイ仕事であったという事であろう*1
しかし、彼の報告は全く活かされず、アンブレラが崩壊するまでバイオハザードは引き起こされ続けたのであった。


バイオハザード アウトブレイク

最終シナリオの「決意」にて、恐らくニコライと思われる白髪のU.B.C.S隊員が登場する。
陰で暗躍し、グレッグ・ミューラーを暗殺したりした。


バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ

今作以降、日本語吹き替え版の声優は三宅健太が務めるようになった。
U.S.S.ウルフパックの2、3シナリオに絡んでくる。
久しぶりのゲーム登場とあってかテンションが高い、うっとうしいほど高い。
やけにプレイヤーを煽るような発言を吐き捨ては逃げ、吐き捨ては逃げを繰り返す。
ついでにやけに放火もするようになった。
キャラデザが微妙に変わっており、左唇と目元に傷痕が走っている。

2シナリオ目では仲間を見殺しにする瞬間が監視カメラにバッチリ映っており、ウルフパック隊員達をドン引きさせ、
3シナリオ目ではウルフパックを回収しに来たヘリを狙撃して撃墜し、更に病院を炎上させた挙げ句、ステージの中ボスとして立ち塞がる。
が、正々堂々とは戦わず建物の中に篭って、こそこそグレネードを投げたりとプレイヤーの精神を攻撃してくる。
挙げ句に「ニコライはターゲットじゃない、無視しろ」と言われ、戦う必要は果たしてあったのか、とまたまたプレイヤーの精神を攻撃し、さらに発電所にもやってくる。
そこにスペックオプス隊員もやってきて三つ巴戦!になると思いきや、上のほうで芋ってる。
難易度が高いと一発当たるだけで、体力が半分近く無くなってしまう。お前もう帰れよ。
オンライン対戦の「ヒーローズモード」では、人数調整の為にヒーローキャラに抜擢されたハンクの友人と並んでよく余る。
ついでにカルロスもよく余る。


バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ

セルゲイ・ウラジミール大佐からニコライへ宛てた手紙が登場。
文中では「同じ戦場に立った銀狼」と呼ばれており、軍時代からの戦友であったようだ。
ちなみにこの手紙はその内容(セルゲイのクローン10体をアンブレラの研究用の素体として提供する旨)から、ラクーン事件前に書かれたものと推測される。


バイオハザードRE:3

再登場したオペレーション・ラクーンシティのキャラ付けが引き継がれ、オリジナルより全体的にテンションが高めであり、マジキチスマイルが似合うハリウッド的悪役になった。なお、オペレーション・ラクーンシティで追加された顔の傷痕は無かったことになりました。
モーションキャプチャーと英語版声優を務めたのは、後にカール・ハイゼンベルク役も務めるニール・ニューボン(フェイスモデルは両方とも別人)。
ルート固定となった今作では、最終盤でジルとカルロスに敗れて脚を負傷。
ヘリで脱出する二人に「事件の真相を知りたければ俺を救え」と嘯くも当然置き去りにされ、ラクーンシティに撃ち込まれた核ミサイルの爆発で死亡……と考えるのが普通だが、明確な死亡描写は無いため、ひょっとすると再登場も?
詳細は作品記事へ。


バイオハザード レジスタンス

多額の報酬と引き換えに、マスターマインドとして実験に参加。
殺しと金儲けを楽しんでおり、オペレーション・ラクーンシティの時以上にテンションが高い。
監視カメラに銃を搭載してサバイバーを遠隔狙撃する「銃器」カテゴリのカード運用に特化したマスターマインド……なのだが、突き詰めるとクリーチャーを全く入れないデッキ構成になるので、サバイバー側が取れる行動が「監視カメラへの攻撃」しかなく、試合が単調になりがち。
カメラへの攻撃はシステム上リターンが少なく、サバイバーはジリジリ不利に陥っていく。卑怯で、狡猾で、強い。つまり凄くニコライらしい。
極めつけのアルティメットスキル「B.O.W.ネメシス」は高機動、高火力、高射程で、広範囲を殲滅できるぶっちぎりの最強クリーチャー。
おかげで実装当初から「ぶっ壊れ」だの「ゾンビではなくカメラと戦う別ゲー」だの言われ続けており、シリーズで最もプレイヤーのヘイトを稼いだ作品であることは想像に難くない。
詳細は作品記事へ。


■実写映画「バイオハザードⅡ アポカリプス

U.B.C.Sの名ありの一隊員程度の扱いで、ジル達のピンチに颯爽と登場してゾンビ犬を圧倒する。
が、視聴者達は「あの」ゲスで腹黒い性格の「あの」ニコライを想像し、後に必ず何かしらやらかすと思っていた……が、
名乗った瞬間2匹目のケルベロスに襲われ、ジル達を逃がした後あっけなく死亡。
カルロスは深く悲しんだ。
ゲスでも腹黒くもない綺麗なニコライはゾンビ犬に無残にも押し負け死んだのだった。

このあまりにもあっさりした死にっぷりと「おい嘘だろっ!?」というセリフは若干ネタにされた。

中の人はまさかの小山力也(地上波限定)。




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最終更新:2024年03月19日 17:06

*1 実際本編(3)だけでなくスピンオフでも暗躍しており、ラクーンシティの一件ではかなりのオーバーワークを強いられていた模様。