徳川茂茂

登録日:2011/03/09(水) 01:58:57
更新日:2024/01/02 Tue 22:27:30
所要時間:約 11 分で読めます





征夷大将軍、徳川茂茂。将軍だから将ちゃんでいい

将軍かよォォォォォォ!!



徳川(とくがわ) 茂茂(しげしげ)
銀魂の登場人物。

声:小野友樹 / 松井恵理子(幼少期)
演:勝地涼
6月22日生まれ
身長175cm
体重74kg
第二回キャラクター人気投票では39位(66票)


徳川幕府のトップ・征夷大将軍であらせられるこの国で一番偉い御方でけっして“てんどん”ではないし“冒険号”でもない。
傀儡政権とも侮蔑されているがその人柄と度量の良さは作中随一、とにかくいい人だけど運がない。ウンが乗ったことはあるけれども。
“引きの悪さは折紙付き”と登場人物紹介欄されるレベル。
髷スタイルを貫く侍で凛とした顔立ちと優雅な佇まい、素晴らしい肉体美を持つが、
あっちの方は代々足軽サイズで代々パッツリゴムもっさりブリーフ派(水練時も)。

庶民の暮らしぶりを身をもって知りたいと松平片栗虎に無茶を言って城下へ視察に訪れる心根の優しい御方。

ある時はキャバクラで将軍なのに将軍ゲームをたしなみ、またある時はあまりにも劣悪な環境で商売を営む床屋を目の当たりしショックを受け、
公儀の出資により改築させ江戸一の店に生まれ変わらせた事も。

初登場からアレなシーンばかりでの登場が続くので真面目ボケキャラのイメージが強いが、
一国傾城編では登場当初はいつもと変わらない運のなさっぷりを出していたものの、後半に入り警察組織全軍を指揮して銀時等を援護し伯父・定々と対立する。
白馬に乗り現れ、将軍としての威厳と毅然とした態度に満ち溢れたその姿に誰もが「(俺達の知ってる)将軍かよォォォォォォ!!」と思ったに違いない。
事件解決後、処罰を委ねようとする天導衆を制して「全ては定々を止められなかった余の責任」と定々と共に幕府の要職を辞職したが、
傀儡としての価値を認めた天導衆の意向で将軍職は続投となった。

趣味は全裸マラソンで、



写輪眼の使い手。



(嘘)

ポロリを期待して鼻血を濁流の如く流してしまうSKB否お茶目さん。
もっさりブリーフを四方から引っ張られながら余裕で缶コーヒーを買いに行き下々の者を平伏させる神々しさを持ちながら、
将ちゃんはあくまで庶民の味方であくなきスピリットを持つ挑戦者(チャレンジャー)なのです。運悪いけど。


登場話。

■15巻
第百二十八訓『運に身分は関係ない』
アニメ83話(DVDシーズン其ノ弐 09収録)

■27巻(ついに!表紙に降臨)
第二百三十一訓『床屋で交わされる店員との会話は世界で一番どうでもいい』
第二百三十二訓『天は人の上に人をつくらず髷をつくりました』
アニメ151話・152話(DVDシーズン其ノ四 1収録)

■28巻…背表紙にミニ将ちゃん

■37巻
第三百二十二訓『二度あることは三度ある』
第三百二十三訓『プールといったらポロリ』
第三百四十四訓『拙者をスキーにつれてって』・前立腺ブレーキ
第三百四十六訓『慰安旅行はイヤンどこォ!?』
第三百八十六訓『傾城逆転』
第三百九十九訓『心中立て』

■声優
上様の美声を再現してくれた小野友樹氏は銀魂では他にくの一カフェの店長を兼役、また遊戯王5D'sのまんまん満足ー♪ もとい鬼柳京介の人である。


関係者

そよ姫
「私が居なくなったら色んな人に迷惑がかかるもの」
実の妹で登場は兄より早い。
箱入り娘だが自分の立場をしっかりと理解しており兄同様、泉のように澄み渡った心の持ち主。
しかし、年頃の女の子として人並みの幸せに憧れ家出した事も。
その際出会ったかぶき町の女王こと神楽と生涯の友達となった。
酢昆布ブームの火付け役。


松平片栗虎
将ちゃんにとって松平は先代亡き後の父親代わりでありたった一人の悪友でもある。
とっつぁんがむしろ将ちゃんをダシにキャバクラに行っているフシもあるが気にしてはいけない。
またあろう事か天下の将軍様を床屋やプールに放置プレ……いやきっと身をもって庶民の生活を体験させようとする親心なのだきっと。

■万事屋
「ゴールデンレトリバーのウンコ落ちてただろーがァァ」
おそれ多い上様に敬意を払って(打ち首極門島流しに脅え)ガラス細工に触れるが如く丁重に接してる……が、それがかえって裏目に。


■徳川家康
何故かボクサーパンツを履いておられた初代様。


■徳川盛々
上様の甥っ子であるかわいらしい若君、城内に友達がいないと寂しがりさるお方と仲良くなろうとするが……。
甥となれば将ちゃんにはそよ姫以外にも兄弟がいる事が推測できる。



さるお方以外の何もでもない。


徳川定定
上様の伯父上。
温厚で心優しい御老人であり、上様も信頼を寄せていた。……のだが?


台詞集

「征夷大将軍、徳川茂茂。将軍だから将ちゃんでいい」

「将軍家は代々、もっさりブリーフ派だ」

「将軍家は代々、あっちの方は足軽だ」

「いいんだ、楽しかったよ。また片栗虎に連れてきてもらうぞ。その時はまた余と遊」

「人の上に立つ者は下の者の気持ちも知っておかねばならぬ」

「知らなかった……余は何も……知らなかった。改革せねば、床屋革命をせねば……江戸に明日はない」

(とっつぁんの“土八でもないのに暴れん坊将軍まる見え”発言に対して)
「詮なき事、将軍家は代々……さびしん坊将軍だ」

「将軍家は代々、遠足前日はそわそわして眠れない派だ」

「素敵な夏休みをありがとう。また次の夏、遊びに来てもよいか」


※以下ネタバレ注意








(銀時が記憶喪失の将ちゃんに捏造遭難理由を告げて)

「な……なんという事だ、くだらぬ余興のために民の命を危機にさらすとは。よ……余は人の上にたつ資格などない……」
「天よ……この嵐が我に対する罰だというのなら、どうかこの愚かな暴君の命一つで静まり給え!!」

↑の前に人間スノボの名スノーボードと化した将ちゃんだが前立腺ブレーキのせいでお世継ぎ断絶の危機が……、何とかセーフで本当に良かった良かった。




※以下、ネタバレ注意&シリアス(アニメ組はコミックス第五十八巻を読んでからの観覧を推奨)

【将軍暗殺篇】
そよが茶をいれた湯飲みに毒が塗られる事件が発生。事態を重く見た松平は、影武者を使い暗殺者を撹乱しながら、茂々の身を京に移す計画を立てる。影武者の護衛には、真選組、元御庭番衆の忍に加え、万事屋も参加する事に。そして、本物の茂々には最低限の護衛を付け、貨物船で移動する手はずとなった。
護衛には幼い頃、国のため、共に戦う事を誓った服部全蔵の姿もあり、護送は問題なく完了するかと思われた。
だが、同行していた舞蔵が目にしたのは、全蔵が茂々の首を刎ねるという衝撃的な光景だった。

しかし、この茂々はかつて茂々に命を救われた御庭番衆の影武者・影丸で、本物の茂々は全蔵によって伊賀に匿われていた。幼少期の茂々は影武者が自分の身代わりとして生きるしかない現実に心を痛めており、ある日影丸が誘拐されたのを知ると、全蔵やさっちゃんに協力を仰ぎ、影丸の救出と引き換えに大きな傷跡が残る程の重傷を負ってしまう。その事実が公にされないために影丸に身代わりを頼み、茂々本人は伊賀で半年間療養し、その日々の中で現在の御庭番衆との交流を深め、彼らと深い友情で結ばれるに至った。そして、茂々が命を狙われているのを知った影丸も、友の助けとなるために自分が死ぬのを承知で影武者を志願したのだった。全蔵は仲間達をも騙し、茂々の死を偽装する事で、暗殺者から護ろうとしたのだ。

これで茂々の身は安全、かと思われたが、伊賀の忍に将軍暗殺の罪を着せ、一橋の名を持ってこれを処断するべく、鬼兵隊と春雨第七師団が伊賀を急襲。避難する最中、阿伏兎が率いる夜兎の集団に発見されてしまう。そこで夜兎を相手に苦戦する銀時達を、全蔵に教わったクナイで援護する活躍を見せる。
新八達と共に脱出口から里の外に出る事に成功した茂々だったが、そこに天導衆が現れ、次代将軍は一橋喜々が就く事を知らされる。しかし、ここまで国と自分を護り、散っていった者達の命を無駄にしないため、天導衆、喜々と対立する事を宣言する。

事件終結後、自分を護ってくれた仲間達と、新時代で再会する事を誓い京へ身を移した。
その後、新政権樹立を目指し、幕府を追われたかつての忠臣達を集う。駆けつけた人々に、ただの友人として直接礼を述べる茂々だったが、
「もうこの世に あなた様の味方などおりませぬ」
幼馴染・友之助の持ち込んだ毒針に刺され吐血、卒倒する。自らの死期を悟った茂々は、これで一人の人間に戻れる事を喜び、そよの膝の上、安らかな表情でその生涯に幕を閉じた。


この衝撃的な展開・結末に多くの読者が驚かされた。ゲストキャラを除く銀魂の味方キャラクターが死亡するのはこれが初めてである。
将軍暗殺篇は、銀魂という漫画の終わりの始まりに位置づけられ、その後も最終章までは連続性の強い長編が続く事になった。

銀魂では、死亡したと思われたキャラクターが実は生存していた、という展開が何度かあったため茂々も実は生きているのでは?と考察する読者も当時は多かった。その後の展開で本物の茂々に残った傷についての言及がないのも生存説に拍車をかけていたが、周りの人物達の言動や行動を見てもその可能性は低く、その後の長篇でも何人かの主要人物が死亡してしまっているので、明確な生死の言及がなくても本物の茂々は既に亡くなっているであろうという解釈をしている読者も多い。なお、茂々の生死の他にも、銀魂の作中においては結局謎のままとなった伏線や用語が多かったりする(例として、喜々を見張っていた謎の男の正体、京の帝や天子の詳細、さらば真選組篇のラストから烙陽決戦篇の冒頭に至るまでの万事屋の動向など)。

【将軍暗殺篇の台詞集】
「カッ カッ カゲ汁ブシャァァ!!」※ただし、この時点で影武者と入れ替わっていた模様

「空いた背中は互いに護り合う…それが『ダチ公』であろう」

「ようやく会えたな 私の御庭番衆」

「私は将軍徳川茂々 この国を…友たちが生きるこの国を護る者だ」

「……そよ ただの兄に戻ってもお前のいれた茶は やっぱりぬるいなァ」




モデルは言わずもがな徳川第十四代将軍・徳川家茂公。
名君として名高い人物で茂茂公のキャラクターにも反映されている。




追記・修正は余が代わりにしておこう、Wiki篭りは先に行って飲んでおれ。

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最終更新:2024年01月02日 22:27