イザーク・ジュール

登録日:2011/02/14(月) 23:33:27
更新日:2018/06/18 Mon 22:27:44
所要時間:約 7 分で読めます




「この腰抜けどもがあぁ!」


機動戦士ガンダムSEED』シリーズの登場人物。


【プロフィール】

CV:関智一
生年月日:C.E.54年8月8日
星座:獅子座
血液型:O型
年齢:17歳→19歳
身長:175cm→177cm
体重:66kg→56kg
趣味:民俗学・お守り集め
髪色:銀
瞳:薄い青
出身:プラント マティウス市

主な搭乗機
実はフリーダムガンダムのパイロット候補でもあった。


【人物】

銀髪のオカッパ頭が特徴の少年。
第二世代コーディネイターで、母はプラント最高評議会議員エザリア・ジュール
プライドの高い激情家で、士官アカデミーをトップクラスの成績で卒業し赤服を纏うザフトのエリートパイロットとなったが、
常に自分を上回る成績を修めていたアスラン・ザラに激しい対抗心を燃やしており、何かにつけては反発し食ってかかっていた。
クルーゼ隊に配属されてもそれは変わらず、チーム全体の不協和音を引き起こしている。
なお、射撃の科目は1位だったのだが、彼によると最終テストの日アスランは熱を出していたらしく、結果に納得していない。
アカデミー時代からルームメイトだったディアッカ・エルスマンとは親友であり、アスランに負ける度に部屋でヒステリーを起こして暴れ、彼に後始末をさせていた。
実はラクス・クラインのファン。彼女がアスランと婚約関係にあった時期はぶつくさ言いつつも、内心では渋々お似合いだと認めていた。

当初は傲慢でコーディネイター至上の選民思想に染まりきり、ナチュラルを侮蔑するイヤミな男だった。
威勢良くキラ・ヤマトに挑んでは真っ先に返り討ちに遭い、敗退を繰り返す、まさにジェリドな役回り。
そのまま負け続けて戦死する予定だったが、関智一の熱演やギャグキャラすれすれの空回りっぷりが徐々に浸透し、
(黙っていれば美形なのも相まって)遂にはファンからの助命嘆願が起こるほどの人気を獲得していった。
同時に、物語でも人間として大きく成長していく事になる。

監督いわく「SEEDで最も一人歩きして成長してくれたキャラクター」。

やがて、直情的で短気な所は変わらないものの、根本には優しさを備えた気丈で正義感の強い武人肌の熱血漢へ。
隊長となった頃には既に空回りしなくなっていることもあり、厳しくも部下思いな上官としてシホ・ハーネンフースらジュール隊員からの信頼は厚い。
特にシホからは一人の男性としても慕われている節がある。

前述の通りSEED中盤までは難のある行動ばかりの問題児でこの頃は……と見る人も多いが、
SEED終盤にディアッカを始めとする多くの人間が三隻同盟へと移り、同じザフトのラウ・ル・クルーゼパトリック・ザラも暴走する中で、
プラントの市民を守る為に頑張った姿勢はファンに高く評価され、成長したことは基本的に好意的に見られている。
核ミサイルがプラントに撃ち込まれそうになったときは、涙ながらに叫びながら部下に指示を出しており、市民を守ろうとする意思が痛いほど伝わってくる。

ちなみに続編であるDESTINYの最終決戦ではエターナルが(元々は)ザフトの艦であると詭弁を弄する策でザフト所属のままオーブ陣営に付き、一部視聴者には落胆された。
とはいえこれは議長の戦争を煽ったり問答無用に弾圧する行動などに反対するという前作で反省したが故の行動であり、おかしい行動ではない。


【作中の活躍】

■C.E.71(『SEED』)

クルーゼ隊の一員としてヘリオポリスを強襲し、奪取したデュエルをそのまま愛機に。
その後アークエンジェル追撃任務に就き、キラの乗るストライクと度々交戦し追い詰める。
しかし初めてSEEDを覚醒させたキラに敗北したうえ、顔に大きな傷を負う。
元来自分たちに劣る存在と認識していたナチュラルが操縦していると思っている*1ストライクに傷を負わされたことは、
イザークのプライドに顔の物以上の傷を付け、以降はストライク撃墜に執念を燃やすようになる。
なお、C.Eの医療技術であれば顔の傷は消せるのだが、屈辱を忘れない為に敢えて傷を残した。

激昂するあまり冷静な判断がつかなくなり、ストライクとの交戦中に横切ったヘリオポリス避難民が乗った非戦闘用の脱出シャトルを、
攻撃を邪魔された腹いせに撃墜する暴挙を犯す事さえあった*2

地球に降りてからもその憎悪は晴れず、アークエンジェルを追いストライクと対決した。
しかしニコルの死に涙し、アスランとディアッカが生死不明になっても生還を信じるなど、徐々に仲間意識が表面化し態度にも変化が現れるように。
ストライクを倒したアスランが無事生還しプラントに帰国する際には不器用な激励を送り、再会と互いの無事を祈って握手を交わした。

その後、オペレーション・スピットブレイクに参加するが、突如現れたフリーダムに命を救われる。
これを皮切りに、続くパナマ攻略戦では憎悪に駆られた友軍が降伏した敵兵を虐殺する様子を目の当たりにし*3
宇宙に戻ってからもラクスやバルトフェルド、そしてアスランの離反を知らされるなど、自分の復讐心以外で戦争に目を向けるようになる。
そして、短いながらも顔を合わせたフレイの存在、メンデルにおけるディアッカとの再会と対話*4を経て、ナチュラルに対する偏見に満ちた一方的な差別思想とコーディネイターの優越思想は薄れていき、
戦争そのものの大局を見据える目を開眼させていく。

最終決戦である第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、遂に自らの部隊“ジュール隊”を指揮する。
プラントを守るためディアッカ、アスランをはじめとした三隻同盟の面々と共闘すると共に、自身も鬼神の如き強さを発揮。
SEED発動状態のキラとアスランが二人がかりでもやられることはなくとも倒せもしないという苦戦を強いられていた連合の新型ガンダム3機の内2機を、
同系列機の中で最も性能の低いデュエルで打ち破るという大金星を挙げた。
(もう一機はミーティアを装備したフリーダムとジャスティスが挟み撃ちになった結果仕留めた)
更には連合の核攻撃隊の母艦だったドゥーリットルを単機で撃沈し、プラントへの攻撃を大きく削いだ。

その後は中破しているバスターと共にアークエンジェルに着艦し、ディアッカと会話している様子が描かれている。
ディアッカの取りなしかアークエンジェルで補給を受け(ストライクの装備を利用)、再出撃していた。

停戦後はしばらく最年少評議会議員として政界に身を置く。
この時過去の呪縛から解き放たれたのか、顔の傷は治療して消していた。

尚、オーブ潜入時の際に市街にてお守りを購入しており、後に自身の隊員に渡したりするなど彼の優しさが伺える。


■C.E.73(『SEED DESTINY』)

かつて民間人の乗ったシャトルを撃墜した件や脱走兵であるディアッカを見逃した件について責任を問われ極刑になりかけるが、
ギルバート・デュランダル議長の取り計らいで救われる。
彼に恩義を感じ、その理念に共鳴して最前線に復帰。
司令官級を意味する白服を身に纏い、再び結成されたジュール隊を率いて旗艦ボルテールの指揮を執る。

ユニウスセブン落下テロ事件発生時には自らも青いザクファントムを駆り出撃。
その場にいたアスランに文句を言いながらも、ディアッカ、アスランと共にクルーゼ隊在籍時以上の連携を見せ、テロリストやファントムペインらを圧倒した。

アスランとタリアがフェイスに任命される時には直接の再会を果たし、混迷する事態にどう動くべきか悩んでいるアスランにザフトに戻るよう後押しする。
(この頃はデュランダル議長はまだ表向き大人しくしており、デスティニープランも表明しておらず、直後のザフトによるラクス達の暗殺未遂の動きなども知らないため、特に疑念を抱いていない)

終盤はパーソナルカラーの白いグフイグナイテッドに搭乗し、逃亡したロード・ジブリールが展開する部隊と交戦。
前大戦と同様にプラントを守るため決死の猛攻を仕掛け、レクイエムの中継ステーションを破壊する事に成功した。
この頃には既にアスラン脱走やデスティニープランなどによってデュランダル議長に疑念を抱くようになっていた。

そして自分達ジュール隊が必死で発射を食い止めたレクイエムを密かに修理し、しかも使用した事で彼に対する不信は決定的なものに。
前大戦の苦い経験からこの有無を言わさぬ反対勢力掃討に異議を唱え、ディアッカと共にアスランに加勢して反旗を翻した*5

終戦後はシホと共にプラント本国へ戻るラクスに随行してエターナルに乗り込んでいる。
議会の場へ向かうラクスの傍らにいた事から、側近となった模様。



【名(迷)台詞】

「きゃわしたぁ!?」

「痛い…痛い…痛いぃ……」

「逃げ出した腰抜け兵がぁ!」

「ザラ隊の諸君!さて、栄えある我が隊の初任務の内容を伝える。それは!これ以上ないと言うほど重大な!……隊長の捜索である」

「伊達に赤を着てる訳じゃないんだぞ!」

「あのミサイルを落とせーっ!プラントをやらせるなぁぁぁぁ!!」

「うるさい!今は俺が隊長だ!命令するな、民間人がぁ!!」

「これで買い物とか言ったら、俺は許さんからな!」

「ザフトの船だ、あれは!」

「貴様!俺にG同士のファイトを挑む気か!?」

「こんなやつにぃぃぃ!」

「キエェェェェァ!」

「見つけたぞ、ストライクゥゥゥゥ!」

「傷が…傷が疼くんだよぉぉぉぉ!」



【他媒体での活躍】

スーパーロボット大戦シリーズ
能力的には悪くないのだが、SEED・DESTINYのいずれにおいても原作再現の都合から加入するのが終盤になってしまい、活躍が限られる。
更に、精神コマンドが「ド根性」「気迫」等のスーパー系寄りになっており、デュエルやグフといった乗機との相性もあまり良くない。
中の人故か「ガンダムファイト」や「シャイニングフィンガー」等の声優ネタを頻繁に振られる。







今度は俺が追記・修正してやる……それまで消されるんじゃないぞ。



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