LGT事務局(LIAR GAME)

登録日 :2012/01/09(月) 22:58:52
更新日 : 2017/07/11 Tue 12:29:47
所要時間 :約 7 分で読めます




漫画LIAR GAMEに登場する組織であり、LIAR GAMEの主催者。
Liar Game Tournament事務局、通称LGT事務局。作中では単に「事務局」と呼ばれることが多い。

ゲームの際には空港や無人島を貸し切ったりするほどの財力がある。
またプレイヤーへの待遇はかなり良く、一流の宿泊施設や食事を用意したりと大変準備がいい。
よってかなり大規模な組織と思われる。
ただし敗者への扱いはひどい(敗者復活戦の会場が取り壊し待ちのボウリング場だったり、普段はタキシードなのにポロシャツやモニター越しで登場したり)。
いかにも裏がありそうな組織だが、ゲームはあくまでフェアに行い、プレイヤーには敬語を使う。帝愛とは比べ物になんないくらい親切。
ただしプレイヤーの質問には丁寧に答える代わりに、ゲーム説明の時点では最小限の情報しか教えない傾向がある。どこのQBだお前は……


【目的】

LGTでは多額の金額が動くが、基本的にゼロサムゲームを行うため、事務局への利益は発生しないことになる。
しかし勝者は賞金の半額を事務局に返還することでドロップアウトを選択でき、唯一その場合のみ事務局への利益が発生する。
たとえば賞金1億円を手に入れた勝者がドロップアウトを選択した場合、事務局は5000万円の利益を得る事になる。
アキヤマは、LGT事務局の目的は「ドロップアウトにて発生する金額」と「負債者を闇ルートに流すことによって得られる金」の二つであると予想していた。

……しかし敗者復活戦はゼロサムゲームではなく、プレイヤー全体で見るとボーナスステージになるルールだったりと何かと謎が多く、
どうも他に目的があるようである。
事務局側は、表向きには「真の嘘つき王を決めるため」と謳っている。


【事務局員一覧】

事務局員は主にゲームの勧誘、司会進行等を務める。基本的に全員が仮面で顔を隠しているため素顔は不明。
連載初期は淡々と司会進行をこなすのみだったが、途中から別室で他のディーラーがゲームの監視や解説を始めるようになり、個性が立ってきている。
ちなみに事務局員の名前は競走馬から取られている。

※以下ネタバレ含みます

◆柄の仮面

ゲームのメインディーラーを務めるディーラー達。「柄の仮面」という言葉は作中に登場。
解説本によると、本線>敗者復活戦>予選の順で頭が切れるらしい。

  • レロニラ
少数決、リストラゲーム、密輸ゲームのディーラー。
口数は少なく冷静で、常に敬語を話す。
誰も気付かないアキヤマの策を見破ったりと、ディーラー内では最も頭が切れる。
またナオを高く評価している節がある。
元ネタとなった競走馬はおらず、名前は鉛筆を転がして決められたとのこと。

  • ネアルコ
密輸ゲームのディーラー。それなりに古株らしく、フォルリとの会話が多い。
策を見抜くことが多いが騙されることも多い。
おそらく由来は競走馬で現在も血統表に名を残すネアルコ。

  • ソラリオ
団体戦のディーラー。太陽をあしらった仮面が特徴。
影は薄いが頭の回転は速い。

  • アルサブ
感染ゲーム第1会場、イス取りゲームのディーラー。
イス取りゲームまでは地味だったが、入札ポーカーで 「はーっはっはっ!!やれるものかカンザキナオ!!できないっ!断言する!人間という生き物はそれができないからいつの時代も愚かな失敗を繰り返すのだよっ!!」 といきなり叫び出す。何があったんだ。

  • フォルリ
感染ゲーム第2会場のディーラー。ピエロのような装飾の仮面と立てた髪型が特徴。
そして 愛すべき馬鹿。
ハリモトの策に引っかかったり、アキヤマの策を見抜けなかったり、コールドリーディングに引っかかったりと、
達観系の多い事務局員の中で読者の心情を代弁してくれる貴重な存在。
その度にオーバーリアクションをかましてくれるので、緊張続きのLIAR GAMEの中で有数の清涼剤として働いている。
こちらも名前の元ネタは競走馬のフォルリだろう。

  • シリーン
入札ポーカーA会場のディーラー。

  • ラブレー
入札ポーカーB会場のディーラー。

  • アーチア
入札ポーカーで初登場。最高責任者とのこと。レロニラ同様、名前の元ネタとなった競走馬は居ないと思われる。


◆その他

  • 無印の仮面のディーラー
階級は低いようで、主に雑用と補助を担当(マネーの回収、使用アイテムの配布、ゲームの準備、暴力行為の制御等)。
基本的にモブ扱いだが、シャッフルがとてつもなく速かったりと仕事は優秀。

  • 栗藤
ヨコヤの案内人・監視人の女性。なぜか仮面ではなくマスクにサングラスで顔を隠している。
大学時代に心理学を専攻していたらしく、感染ゲームにて心理戦を見破ったりと、ぶっちゃけフォルリよりも頭が切れる。
名前の由来は競走馬で牝馬ながらに菊花賞や有馬記念を勝利したクリフジ。

  • 谷村光男
表向きは弁護士だが、その実はナオの案内人。唯一仮面をつけていない(表向きは事務局と無関係を装っているため)。
彼も名前の元ネタの競走馬は居ない。おそらく連載最初期に登場し、当初は事務局員にする予定がなかったため。


◆実写版オリジナル

  • エリー
ゲームの進行・監視を行う女性事務局員。
頭脳派な上に、腕っ節も強い。

  • アリス
秋山を倒す為に企画された新たなライアーゲームの進行・監視を行う謎の少女。
彼女の過去を描いたドラマ「アリス イン ライアーゲーム」も放送された。

  • Ω
かつてゲームを崩壊させた秋山への復讐の為に、事務局に出資してゲームを再開させた主催者。
アリスと何らかの関係があるらしいが…







※以下、核心のネタバレ







柄の仮面の事務局員達の正体は、18年前に行われた第一回ライアーゲームの参加者達である。


ライアーゲームの発端は、25年前に恐怖による支配体制の敷かれていた某国にてvivyという作家によって書かれた小説「LIAR GAME」であった。
この小説は上中下巻の3巻から成るはずだったが、最終巻の下巻は出版されず、作者は急死した。
その死から2年後、日系3世アメリカ人の社会派映画監督タッド・ミヤギの元に、vivyの親友であった映画プロデューサーのフェイ・ファンが現れ、
vivyは小説に影響された民衆の蜂起を恐れた権力者に殺されたと言う。
そして、小説中のゲームを実際に行い、それをドキュメンタリー映画として世に出す事でvivyの無念を晴らそうと持ちかける。
ミヤギはこれを了承し、日本で作中の登場人物に似た人間を集め、彼らに仮面を着せてゲームを行わせ、その様子を撮影した。
これが「第一回ライアーゲーム」である。

撮影は進んだが、最終ゲームの撮影前になってフェイが事故死する。
これにも権力者達が絡んでおり、ミヤギの元にも脅迫状が届き、撮影は中止となった。
その後の彼は、脅迫文と共に送りつけられた50億円相当のシンガポールドルを持って潜伏生活を送らざるをえなくなってしまった。

日本で20年近く潜伏生活を送った後、ミヤギは、手つかずで残った50億円を使ってもう一度ライアーゲームを開催する事で、権力者達に一矢報いようと考える。
そこでかつて行ったゲームの参加者達の消息を調べ、彼らを1億円の報酬でディーラーとして雇った。
ディーラー達はかつてのゲームで着用した仮面を被り、ミヤギ自身も仮面を被り「アーチア」を名乗って最高責任者の座に就いた。
こうしてLGT事務局が組織され、本編のゲーム「第二回ライアーゲーム」が開催された。




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