権々会(凌ぎの哲)

登録日 :2012/02/25(土) 04:58:04
更新日 : 2017/05/19 Fri 00:08:42
所要時間 :約 5 分で読めます




負けたら二度と麻雀の打てない身体になるぞ…



権々会(ごんごんえ)とは、漫画「凌ぎの哲」の中で行われた麻雀大会である

開催場所は京都にある大恩寺、つまり寺の中で博打を行う。元々は年に一度先祖をまつるためのありふれた祭りだったが現在の和尚が取り仕切るようになり、少し趣向が変わる

博打好きな和尚は表では今まで通りに祭りを行い、裏では夜に金持ちを集め、上流階級同士の高レートの麻雀大会を開いていた。寺としては不健全ながらもまともな祭りだった

しかし、どこかで噂を嗅ぎ付けた1人の玄人を参加させてしまい、大会を荒らされてしまう。結果、大きな金がその玄人に流れてしまった

その年以来、祭りは狂った…!


以下ネタバレ注意

登場人物

坊や哲
ご存知坊や哲、ヒロポン中毒だったところをタンクロウに出会い、助けられる。その後タンクロウについていき大阪へやってくる。成り行きで権々会に参加
基本無気力で楽しそうに生きている人情家だが、一度玄人としてのスイッチが入ると主人公らしからぬほどに勝負の鬼となる。

「俺は坊や哲さ…今も昔もやるこたァひとつ、目の前の敵を叩き潰すだけだ…」


タンクロウ
東京のヤクザだが現在は大阪の分家で世話になっている。ヒロポン中毒だった哲を助けて大阪につれてくる。目的は権々会に参加させ、自分の計画を手伝ってもらうこと。単騎待ちを自在に操ることから通称「単騎のタンクロウ」

「オレはあがれる単騎でしか待たねえのさ…」


達磨
雀荘「白楼」のボスで自他共に認める狂犬。指に力入れすぎて牌にヒビをいれたり蹴りやチョップで卓を叩き割ったりヤクザを半殺しにしたりと文字通り暴挙にいとまがない、反面仲間への情には厚い。子分二人と権々会に乗り込む

「待ってろよ…てめえら全員食い殺してやるからな」


西村
達磨の子分の1人、戦後住む場所も無かったところを達磨に拾われ、以後達磨の下についている。しかし、ヤクザにも手を出す達磨に正直ついていけないと思うところがある。達磨一派の中では一番甘さがあり、そこを哲に狙われる。権々会編で一番哀れだった男。妻帯者

「これはワシのためやない…アイツの…アイツのためなんや…」


岡田
達磨の子分の1人、今まで達磨以外に負けたことのない強者。達磨に対し不安を感じながらもついていく。橋の上でキョロキョロしている哲を一目で東京者と気づくやつ

「関東者かい…けっ」


達磨の子分3
名前がない、権々会にも出ない、達磨に椅子から引きずり倒される。となにかとハブられている、しかし権々会に出なかったのはかえって良かったのかもしれない

「当たりやけど…出あがりでけへん…」


飛び甚
冒頭の権々会の下りで出てきた玄人。10年前に参加したきりその後は関西を荒らしていた。使えるものは可能な限り使い、卓に着いたときにはもう相手は負けているというほど。タンクロウ曰く、麻雀打ちというより手品師。10年振りに権々会に参加する

「負けても牌が持てんようになるだけでっせ」
権々会以降、ラーメン屋をやってたりする


ゲン
飛び甚の息子でサングラスにリーゼントというかなりチンピラな風貌をしている。イカサマは一切せず、相手の癖を読み切り勝利するスタイル。その背景にはどんな手段を使ってでも勝とうとする父親及び幼い頃からみてきた玄人の醜さがあり、それを否定するために純粋な雀力で勝とうとする。大会中、ファッションと口調をチンピラ→好青年に変える

「オレが『現』飛び甚だ」


和尚
博打好きなイケない和尚様、一年に一度権々会を開く。10年前の件で飛び甚をかなり恨んでいる。作画も手伝ってイカれ具合がかなりいい感じに描かれている

「カカカッ!!トビじゃトビじゃトビじゃあああああ!!」


定恩
和尚の右腕、寺のナンバー2。和尚に従順なように見えるがその実、隙あらば住職の座を狙っている野心家。幼い頃、和尚から全裸にされ鞭で叩かれるという虐待を受けていた

「16000。飛びましたか…クククク」


黒子政
九州からはるばるやってきたネタキャラ、鼻に大きな黒子がある。達磨に身ぐるみはがされタンクロウに手酷くやられ、挙げ句スイッチの入った哲にとどめをさされる。大阪まで噂になる程度には強いようだ。次の博打列車編でもチラッと出てくる

「ワシは黒子政っちゅうもんじゃ!」


ルール
1日ごとにルールを変え、3日かけて祭りは進む、その最中負けた玄人は負け分に応じて鐘に吊るされ、手足を潰される。最後まで鐘送りにならなければ勝ち分に応じて金をもらえる。玄人は金を、金持ちは手足を潰されるショーを観に権々会に参加する。

1日目
クジを引いて面子を決めて半荘4回をまず打ち、その後終わるか続行するかを決めることができる。終了時点でポイントがマイナスならば鐘送り

2日目
クジを引いて面子を決め、半荘を2回打つ。これを3回の6半荘きっかりで終わる。そして 半荘1回ごとにレートを倍にしていく 、つまり1回目と6回目ではレートに32倍の開きがあり、初戦のトップは最終戦の2000点ほどにしかならないというルール。二日目終了時点でマイナスならば鐘送り

3日目
金持ちを引き上げ、残った玄人に持っていたポイントに応じて点棒を配る。朝までにそのポイントを残していれば千点十万円の勝ち金がもらえる。しかし、1日目2日目と違いその点棒が無くなり飛んだ時点で鐘送りになる

最終局面
このままでは勝機が無いと判断した哲が短期決戦を提案、持ち点5000点をチップ一枚に換算し関西のブー麻雀で最終戦を迎える


補足
1日目2日目では金持ち達もマイナスになるのだが、その場合マイナス分を寺に払いポイントをゼロにしている。あくまでも鐘送りになるのは玄人だけなのである。また、参加者同士でのポイントのやり取りも可能


追記・修正は鐘送りになってからお願いします

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