エーデル・ベルナル

登録日 :2012/03/08(木) 21:40:09
更新日 : 2017/08/22 Tue 12:41:00 NEW!
所要時間 :約 6 分で読めます





エーデル・ベルナルとはスーパーロボット大戦Zの登場人物である。



CV:富沢美智恵

戦闘BGM:傀儡の眼神


新地球連邦軍の准将という位置に居ながら思慮深い人格者で、戦争の犠牲や内部の腐敗を憂い一人立ち向かう女性。
聖母のような笑みと、憂いを秘めた表情で和平に向けて尽力する姿には数多くの信奉者が出来る程である。

しかし地球連邦内部の腐敗の中心であるバスク・オムや、ロード・ジブリールを止める事叶わず、内側のみから改革していくのは不可能と判断しエゥーゴやザフトと密かに協力を取り付けるなど柔軟な考え方の持ち主である。

ZEUTHからも、その姿勢を評価され直接対面した際には 「私利私欲は一切なく純粋に和平を望んでいる」 と評された。
彼女のその真摯な和平への願いは、過去に恋人を失った悲しみからくるものであり、その気持ちからひた向きに平和に向けて尽力する姿はまさに聖母と評するに相応しい。

また政治のみならず自らもパイロットとして一流の実力を持っていたりと、まさに完璧超人と云う他ない。
ただしジエー博士のセクハラにうっかり手が出てしまう事も…

中盤ではギルバート・デュランダルと結託してオペレーション・クルセイドを決行。
バスクやジブリール、そして彼等の背後にいる賢人会議を摘発し腐敗の源を新連邦から排除して改革を為し遂げた。



そんな聖母様だが、やはり人間。
ワイルドなマッチョが好みという事で男性主人公にときめいてしまう場面も…
しかし、やはり死んだ恋人を忘れられないのか男性主人公とそれ以上の関係になる事は無かった。
死んだ相手も、自分の事に縛られて彼女が幸せになれない未来など望まなかっただろうに…


追記・修正お願いします




全ては法と秩序の名の下に
ひれ伏せ愚民共!!























羽虫と蟻が…! 統治者の御座に触れるな!!




というのは表の顔。

本来の性格は凄まじいまでのヒステリックで、自身に反逆する者には一片の慈悲もくれずに蹂躙する傲慢な暴君。




民衆を愚民と呼んで憚らず、自分以外に統治者に相応しい人間は居ないと言い張るなど組織のトップとしては人格に著しく問題がある支配欲の塊。

デュランダルの立ち上げたデスティニープランを人類を意のままに支配するプランであると情報を捏造。さらにはそれを食い止めたのが自分たちだと発表し、その自分たちこそ絶対正義だと主張して地球圏支配体制を確立。
その様に怒ったイザーク・ジュールからは 「プラントと地球を引っ掻き回した女狐」 と称された。

なお、この時の顔芸は変態揃いのカイメラ隊のリーダーだけあって随一。
女性キャラでありながら血管まで浮いている程である。


白々しさも半端なく、ZEUTHから今後の具体的な政策を問われても「法と秩序の下に」と答えるだけで軽くあしらう始末。
それで自らの器を疑われると本性を表しZEUTHにヒステリックな言葉の数々を浴びせる。

そして愛機レムレースを駆り、主役勢を抹殺すべく動き出す。
ちなみにこの時、お仕置き目当てに裏切ったジエー博士をミサイルでブッ飛ばした。


なお再攻撃のスキルを持つが、武装が全体攻撃のプロミスド・ミレニアムしか無いので全く生かされていない。

HPが減ると問答無用で粛清したはずのジエー博士の名を呼んで助けを乞うなど、小物臭さも半端ない。


追記・修正お願いします




そろそろ飽きも来ていたからねえ
サヨナラだ僕のお人形!






























実はラスボスであるジエー博士ことジ・エーデル・ベルナルによって作られた人造人間。
本人もその事は全く知らず、彼女の記憶もまた作り物であった(まあ、専用BGMの名前で予測出来そうだが)。

世界の統治や和平に対する執着もジ・エーデルによって「面白そうだから」という理由で設定されただけのものであり、それこそ私利私欲の無い使命感によるもの。

また「アイラビュ~」という言葉の後に続く言葉に逆らえないというプログラムを施されており事ある毎にジ・エーデルによって意のままに操られていた。

ちなみに造られた理由は「自分の造った人形に罵倒と暴力の限りを尽くされる快感を味わいたかったから」という実に下らない理由…

最期は、ジ・エーデルによって「三回まわってワン」や「盆踊り」をさせられるという辱しめを受け、プライドをズタズタにされた挙げ句、自身が人造人間だと告げられて自分の人生全てが偽物と知り発狂。
ジ・エーデルに特攻するも、そこを管理局の白い冥王によるスターライトブレ……ではなく
カオスレムレースのインサニティ・インヴィテイションで消滅させられた。

その豹変具合やかなりの顔芸から決して影の薄いキャラではないが、直後にジ・エーデルという存在感の半端ないド変態が現れたために存在感の薄れた人物。
色んな意味でジ・エーデルの最大の被害者と云える。

続編の『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』に登場したシオニー・レジスとは似たような立ち位置で同じく準ラスボスという役柄にも関わらず、存在感や印象は彼女に全くと言って良い程劣っている。
ちなみに同作にて、ZEUTHメンバーの会話でエーデルの存在が語られているが、「法と秩序のためって綺麗事を言う奴」「嘘つきエーデル」とボロクソに言われていた。…自業自得ではあるが。

ここアニヲタwikiでも、第2次スーパーロボット大戦Z再世篇発売1ヶ月前になるまで項目すら立てられなかった。



◆統治者として
ZEUTHから「私利私欲が一切ない」と評されているように、彼女はバスクのような偏った正義も無ければ、デュランダルのような極端な思想もない。

ジ・エーデルによって設定されていたとはいえ、その理念は紛れもない純粋なものであり一見横暴に見えるその振る舞いも、実は統治者として間違った事は何一つしていない。
情報操作による悪者作りも統治者としては当然であり、次元の向こうに居る大勢の人間より自分の居る世界の人間を守るというのもまた当然。

また「全ては法と秩序の下に」という具体的な政策もない理念だけの綺麗事だが、逆に云えば政策に極端な思想を持ち出さず、全て法と秩序の下に片付けるという事でもある。
つまりナチュラルもコーディネイターもスペースノイドもアースノイドも分け隔てなく、法と秩序の下に平等に扱うという事である。

ジ・エーデルの言う通り「エーデルが統治すれば、とりあえずは平和になった」という事だ。
もっともエーデルがドM野郎の傀儡である以上は偽りの平和でしかないが、偏った思想を掲げない分には理想的な統治者だったのかも知れない。

全て、恋人を戦争で失った悲しみからの一途な行動だったのだろう。
あのヒステリックな行動や言動も、恋人を失った悲しみをバネに平和を実現しようという使命感の焦りと、邪魔者への怒りと考えれば納得がいく。

だが、その努力さえ設定通りに動いた結果に過ぎず、悲しい過去すらも作り物だったと云われれば、発狂するのも無理はない。



◆余談
完結作である『第3次スーパーロボット大戦Z』では、彼女と同じ肩書きのオリジナルキャラであるサイガス・エイロニーが登場している。
こちらも権力や立場を笠に着た傲慢な敵役であるが、エーデルと比べると存在感が薄く、どこか言動も小物臭い。
更には、言葉巧みにプレイヤー部隊を己の駒としてうまく利用していたエーデルと異なり、当初から高圧的な態度で恫喝してプレイヤー部隊の反感を買って全く相手にされずに最後まで空回りするなど、威厳や発言力が劣っている。






追記・修正はエーデル様のお仕置きを受けてからお願いします。

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