シュバル・レプテール

登録日:2012/01/09(月) 20:11:45
更新日:2024/01/09 Tue 15:15:53
所要時間:約 6 分で読めます








我が名はシュバル・レプテール!
インペリウムの王の騎士!



■シュバル・レプテール

年齢:46歳
搭乗機:
エメラルダン
声優:室園丈裕
戦闘曲:鉄壁の翠玉


■概要


【作品後半のネタバレ注意。未プレイの方は非閲覧推奨】







マルグリット・ピステールと共に
破界の王ガイオウ率いるインペリウムに仕える壮年の偉丈夫。
一人称は「拙者」。マルグリットからは「シュバル卿」「卿」と呼ばれ、彼もまた高位の『騎士』である事をうかがわせる。

気まぐれに破壊活動を行うガイオウの下でも、騎士の誇りを忘れずに重んじるマルグリットとは正反対に、自らを「犬」「下僕」と称し、己の保身の為ならガイオウやその側近アイム・ライアード、果ては増長してガイオウの威を借る筆頭政務官シオニー・レジスにさえも恥も外聞も無く媚びへつらい、下された命令には盲従する卑屈な男。

クロウ・ブルーストの命を狙うようアイムに指図された時は、不意打ちを仕掛けてブラスタを撃墜した。

一方、戦士としての技量は超一流であり、乗機エメラルダンの闘技を駆使し鬼神のごとき強さでZEXISの前に幾度となく立ち塞がった。
ただし、撃墜されると激しく取り乱し、ガイオウに命乞いをしながら戦場から一目散に遁走するなど、そのあまりにも浅ましい態度はZEXISのメンバーからは侮蔑されている。
※その一方でゼロ(ルルーシュ)は「生に執着する事もまたひとつの道か」と一定の理解を示してはいた。

『威風堂々とした古強者』『卑怯未練な飼い犬』、相反する二つの顔を出し入れする様は、見る者にどこか不自然な印象を与えるが・・・?



【以下、終盤のネタバレ注意】



元々は別次元の地球に存在した「聖インサラウム王国」の王宮騎士団「アークセイバー」のナンバー3であり、騎士団の重鎮にしてマルグリットの上司にあたる人物だった。

しかし次元境界線からエネルギーを得るための実験の失敗で現れたガイオウの侵攻をきっかけにインサラウムは壊滅。
共に戦ったアークセイバーの騎士達はガイオウに敗れ、ヴァイオレイションによって次元獣にその姿を変えられてしまう。

マルグリットとシュバルだけはアイムの口利きによってそれを免れ、プロジェクト・ウズメによってガイオウと共にZEXISのいる次元の地球に召喚されたのであった。
彼が騎士の誇りを捨て仇敵であるガイオウに下ったのはあくまで表面上のことで、内心では祖国を滅亡に追いやった悪鬼である彼に激しい憎悪を抱き、反撃のチャンスをうかがっていた。

降伏後は、マルグリットに対しても暴力すら辞さない苛烈な態度で破界の王への服従を強要していたが、それも部下である彼女を守るための芝居であった。

また、この時期に異空間で雌伏の時を過ごすことを強いられていたインサラウムの残存勢力に敵の情報を流し、以降のインサラウムの戦略構築に大きな貢献を果たしていたことが再世篇で語られている。

※なお彼の嘘は詐術の達人であるアイムやシュバル本来の勇猛な気質を知るガイオウには最初から見透かされていた。

しかし、アイムは自身の目的達成のためにいずれインペリウムや破界の王も使い捨てにする腹づもりであったので、あえてそのための駒としてシュバルは泳がせ、ガイオウもシュバルが本気で自身に牙を剥く日までは手出しをする気はなかったため、結果的に見破られて粛清という流れにはならなかったが・・・
一方でマルグリットは完全に騙されていた。
・・・マジでダメなお姉ちゃんだな!
終盤、ZEXISへの戦意を完全に失ったマルグリットがアイムによって粛清されかけた時に、彼女を身を呈して庇い致命傷を負ってしまう。

今でも自分が忠誠を誓っているのはインサラウムだけである事を吐露、同時に彼女に辛く当たっていた事を謝罪し、追って現れたガイオウに一矢報いるために特攻する。 

ガイオウをして「喰らうに足りる」と評する程の気迫を見せ、決死の太刀を見舞うも傷一つ与えることなく返り討ちに遭う。

最期はZEXISに対して「これが敗北の意味だ!!」と言い残し、乗機エメラルダンと共にガイオウのリヴァイヴ・セルに取り込まれ、次元獣ディノダモンに変貌。居合わせたアイム・ライアードと共にZEXISに撃破された。

それまでシュバルを侮蔑していたクロウもその壮烈な散り様を目の当たりにして
「俺にとって間違いなく敵だったが、あんたの突き通した意地には敬意を示させてもらう」と評価を改めている。
武人として誤解を解き逝けたのはせめてもの救いだったのだろうか・・・

【搭乗機】
インサラウム最強の機動兵器、アークセイバーシリーズの一機。
同型機にシュバルの弟子ウェインが駆るサフィアーダが存在し、二体合わせて聖王の左右の守りを固めることを主任務とする。
重装甲の正統派スーパーロボット然とした機体で、二刀流の太刀、ビーム砲としても使える双刃のランサー、背面にマウントされた二丁の巨大な戦斧と多彩な近接武器を装備している。
インペリウムの機体では珍しく、東洋文化圏を想わせる漢名の闘技を使うのが特徴。
また、限定的に次元力を使うことも可能。

【再世篇において】
彼本人は既に再世篇の時点では故人であるが、彼の直弟子であるアークセイバーのナンバー4、ウェイン・リブテールが登場、
インサラウム皇子のユーサーと並ぶ、敵方の主人公ともいうべきドラマを魅せた。
ウェインの乗機サフィアーダの必殺技、『レイジング・メイスマッシュ』で味方が撃墜されたときは、夜空に在りし日のシュバルの肖像が浮かび上がるという驚愕のフィニッシュ演出が入る。
『ムチャシヤガッテ・・・』に見えるが実際に死んでるので妥当なエフェクトであろう。

また、物語内ではユーサーがまだ平和だった頃の王宮でのひとときを夢に見たときに過去の彼が登場、厳格ながら微笑ましい一面を見せてくれる。
マァァァルグリットォォォォ!と怒鳴るのはどうやら演技ではなかったようだ。

なお、破界篇では芝居のために終始小物臭い卑屈な表情の顔グラであったが、今回は歴戦の騎士らしい貫禄に満ちた新規グラフィックが用意されている。ファンの間でも「シュバル卿かっこいい!」と評判。






追記・修正は不倶戴天の怨敵の靴を舐めながらこっそりと行って下さい。

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最終更新:2024年01月09日 15:15