人造次元獣

登録日:2012/05/08 (火) 22:31:50
更新日:2024/03/31 Sun 15:11:06
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第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇に登場する兵器。

以下、再世篇のネタバレを含みます







・制御次元獣

前作「破界篇」に登場した次元獣の頭部に、人工的な機械が取り付けられた個体(初登場時の感想はエスター曰く「変な顔」)

オリジナルの物と区別するため、しばらくは「特種」の名称で呼ばれていたが、後にアンブローン・ジウスによって正式名称が明かされる。

ダモン〜ディノダモン級までが存在し、それぞれの名称の後に「改」という文字が入る(次元獣ダモン改など)

ベースとなっているのは1年前の破界事変でガイオウのリヴァイブ・セルによってバイオレイションされた個体だが、既に創造主であるガイオウの制御下から離れているため、戦闘力は通常の個体と比べて著しく低下している。

データ的に言うと、破界篇では30000近くあったディノダモンのHPが10000後半に下がったり、D・フォルトと各種攻撃によるステータス低下が無くなっている。

前作では「固い・うざい・資金少ない」と三拍子揃った嫌な敵だったが、敵の増えた再世篇でようやく妥当な強さに落ち着いた感じだろうか。


・人造次元獣アダモン

アンブローン・ジウスが人為的に生み出した新たな次元獣。

ガイオウが生み出した個体を解体・再び組み直し、制御次元獣に使用していた制御システムと次元結晶DECを組み込んでいる。

ディノダモンのように体内から光球を発して頭上から落下させたり、空間を引き裂いて異次元から一気に間合いを詰めての接近戦が主な攻撃手段。D・フォルトも復活している。

パワーだけならオリジナルのライノダモン級を上回るが、自律性が悪いため投入する場合は大抵アークセイバーが随伴している。

何か行動を起こす度に軋むような耳障りな音を発するのが特徴。 


・人造次元獣ギガ・アダモン

同じくアンブローンが作り出した次元獣。

ガイオウが生み出した次元獣をつぎはぎしたアダモンと異なり、人造リヴァイブ・セルによって培養した人工筋肉とDEC、戦闘用バイオビーストの脳とDエクストラクターを組み合わせて、完全な「無」の状態から制作された次元獣。
どこかの人造人間みたいだ。

直線的な深紅の装甲を纏ったような洗練されたフォルムをしており、大腿部に生えた斧状のブレードを武器とする。戦闘力はディノダモン級以上になり、アダモンの課題であった自律性の悪さを解消。さらに生産性も向上している。

70m程の巨体にもかかわらず非常に俊敏で、異次元に飛び込む事でステルスを纏ったように姿を消す事も出来る。


・次元獣ルーク・アダモン

拠点防衛用に開発された人造次元獣。

開発開始自体は最初にお披露目されたアダモンよりも先だが、登場は遥かに後になる(その関係からかロボット図鑑での紹介順はアダモンより前になっている)

その理由としては、当初のコンセプトが「圧倒的なパワーでもって敵部隊を突破する」というものだったが、200mにもなる巨体を動かすには開発途上の人工筋肉と、DEC反応炉の出力不足でまともな稼動が出来ず、開発計画が一時凍結となったため。

「ZONE」が完成した後は、そこから抽出される次元力をエネルギーとして供給し、機動力を放棄して拠点防衛用としての運用にシフトし、ようやく完成した。

長射程の「インターセプト・ポーン」を標準装備として搭載しており、作中では4種類の派生タイプが登場した。



・Sタイプ

シールドタイプ。
「ZONE」を守っている物と同じ「絶対次元断層」を張り巡らせており、あらゆる攻撃を無効化する。

しかし、その断層を維持するための出力調整が非常にデリケートな上、断層の継ぎ目の一点が弱いという弱点がある(ただし20cm四方と非常に小さい)

そのため、一度でも断層を突破されて直接攻撃を加えられると、その戦闘中に再び次元断層を張るのは不可能になる。

作中ではキングゲイナーゲインガンダム00ロックオンマクロスFミシェルによるスナイパーチームの連携によって断層を破壊された。

・Cタイプ

キャノンタイプ。
着弾地点に極小の時空震動を発生させる「次元過重弾」を装備している。
敵フェイズ開始時に、自分の行動回数を消費しないでMAP兵器を打ってくる(しかも固定ダメージ+必中)ようなものなので、HPの低いリアル系には脅威となる。

ちなみに次元過重弾の情報については実はアイム・ライアードがCタイプ登場前にZEXISに説明していたりする。正に嘘から出た真・・・

・Pタイプ

サイキックタイプ。
パイロットの精神力で次元力を制御するDエクストラクターを応用して、周辺の生物の無意識下の不安や恐怖を増幅させる機能を持つ。

解除するには攻撃を加えるか撃破すればよいのだが、開始と同時に気力が50まで下がり、さらに精神コマンドを封じられた上でウェインの操るディアムドやディム・リーの攻撃をかい潜らなければならないため、非常に厳しい。

この解除イベント、ほぼ全キャラに自身の心の傷を乗り越える激熱な戦闘前会話が用意されており非常に燃える。
ぶっちゃけマップで見る姿は卑猥と言うかアレである。

・Aタイプ

アサルトタイプ。
当初の開発コンセプト通りに敵中突破を旨としており、高度飛行が可能になっている。
ただし防御面は他のタイプに比べて弱くなっている。
D・フォルトもないため、ちょっと射程が長くて固い雑魚敵くらいの認識でOK。


  • 人造次元獣エクサ・アダモン
完成した人造リヴァイブ・セルによって、アンブローンがパレス・インサラウムごと自分をヴァイオレイションして生み出された。アンブローンの追及した次元科学の集大成にして最強の人造次元獣。

しかしアンブローンの意識は崩壊し、残ったのは祖国への忠誠心と敵を排除するという使命感だけだった。

直射程、高威力のビーム兵器の他、普段はビットとして収納されている計6個の機動兵器「破戒騎士団」を操るほか、
要塞型から人型への変形機構も有する。

この時のカットインではアンブローンの髪飾りが砕け、若りし頃の彼女の姿が拝見出来る。一瞬しか映らないが、なかなかの美少女なので必見。



追記・修正は祖国に忠誠を誓ってからお願いします。

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最終更新:2024年03月31日 15:11