多元世界(スパロボZ)

登録日 :2012/05/14(月) 02:30:49
更新日 : 2017/08/12 Sat 06:47:27
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超時空世紀オーガス』及び、同作品も参戦するゲーム『スーパーロボット大戦Z』シリーズに登場する世界観である。
ここでは、スーパーロボット大戦シリーズのものを主として説明する。


軌道エレベーターの戦いにおいて桂木桂の手により起動させられた時空振動弾の影響により、
いくつもの平行世界がパッチワークの如く一つになってしまった世界である。
『スーパーロボット大戦Z』ではこの事件を「ブレイク・ザ・ワールド」と呼称している(元々は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』における用語)
後述のコズミック・イラの世界における原作同様の「ブレイク・ザ・ワールド」、「ユニウスセブン降下テロ事件」の最中に時空振動弾が起動して多元世界が誕生した為である。


【超時空世紀オーガスの多元世界】

元々は過去に例の無かった「平行世界」をテーマとした同作が出展の用語である。
桂木桂のいた世界である「チラム」や、人間そっくりでありながら触手が生えていたりする種族の住む「エマーン」、ロボットが人間を支配する世界「ムー」、アステカ文明風の世界である「アトランタ」、フランス風の世界である「ファンシィ」など、様々な世界が入り混じった地球で、時空修復の鍵を握る特異点(時空振動時に中心にいた人物。時空修復に必要な存在)である桂を巡る戦いが描かれた。
また、地球全体が時空の歪みの層である「相剋界」で覆われており、上空150メートル以上を飛行出来なかったり、レンズ効果により温室化が進んでいたりと、複数の世界が融合した故の問題も多い。


【スーパーロボット大戦Zの多元世界(UCW)】

「様々な世界が一つになる」 と言う便利な設定から、予てから『オーガス』のスパロポ参加は期待されており、近年ようやくそれは成された。
この便利な設定により、共演が難しいとされた様々な作品が参戦を果たせた。
ただし、他作品との兼ね合いの都合もあってか、原作の『オーガス』における多元世界からはかなり設定が変化している。
特に大きいのは地球を覆う「相剋界」に関する設定で、原作より大分上空にあるほか、トラパーによって相殺する事ができたり、超重剣や無限パンチでぶち抜く事もできる。
『第3次Z』にて、「UCW」という名称がつけられた。

■世界観
◆宇宙世紀世界
女性主人公・セツコのいた世界。
マジンガーシリーズ、ゲッターロボシリーズ及びそれぞれの劇場版作品も含む。
宇宙ではエゥーゴとティターンズが対立し、地上ではマジンガーチームやゲッターチームが侵略者と戦っていた。
御三家(昭和マジンガー・昭和ゲッター・宇宙世紀ガンダム)が集結している『第2次スーパーロボット大戦』に近い世界とも言える。


◆コズミック・イラ
『ガンダムSEED DESTINY』を軸に、ダイターンとザンボット、グラヴィオン、ゴッドシグマが所属。
ナチュラルとコーディネイターが対立する世界。
また、チラムもこの世界出身の勢力が母体になったようである。


◆荒廃した地球
遥か昔に起こった災厄により荒廃した世界で、イノセント(ザブングル)の支配していた南半球と、
中央政府の支配する北半球(ガンダムX)とに分けられる。
ただし、シベリアはシベリア鉄道が実質支配している(キングゲイナー)。
かつての災厄として記された黒歴史が、本作の重要なキーワードとなる。
なお、男性主人公のランドもこの世界出身。ある意味『α外伝』の未来世界に近い。


◆約束の地
エウレカセブンの世界で、トラパーという物質に満たされている。塔州連邦が支配。
上述の通り、トラパーは相剋界と相殺し合うという設定があり、宇宙へ出る際などに使用されている。


◆アクエリオンの世界
人間と堕天翅族が対立する世界。
一万二千年前の戦いとは……?


◆パラダイムシティ
ビッグオーの世界。パラダイム社の支配する街であり、40年より前のメモリーを失っている。
多元世界でも特別な存在らしいが……。


◆蒼の地球
『第3次Z』の舞台となった多元世界。
無限ループの中で組み込まれていたらしく、マウンテンサイクルにネオ・ジオンの機体やマリーメイア軍の機体が埋まっていた。


時空振動の結果、水星と金星が消滅したりもしたが、各世界の主だった勢力により「新地球連邦」が組織され、一応の秩序は保たれているとされる。
また、時空振動の際、運悪くパッチワークに組み込まれなかった人々は他次元空間のスカブコーラルに送り込まれたとか。


第2次スーパーロボット大戦Zの多元世界(ADW)】

上記の時空振動で実は他にも多くの多元世界が生まれていた事が判明。その中のひとつが、『第2次Z』の舞台となる。
『第3次Z』にて、「ADW」という名称がつけられた。
『第2次Z』では多元世界が発生した事件を多元世界そのものを複数作り出したという意味で 「大時空震動」 という名称で呼んでいる。
前作に登場した多元世界とは異なり、大時空振動から20年ほどが経過しておりそれなりに安定している。
三つの超大国が支配する『機動戦士ガンダム00』世界をベースとしており、月と日本列島が二つあるのも特徴。
超大国の支配の下、小国は存亡の危機に怯える日々を過ごす。
後に『時獄篇』にてZEXISとは別にミスリルが裏で活動していたことが明かされた。
また、UCWとは時の流れが違い、ADWの1年はUCWの1ヶ月に相当する。

■世界観

◆三大国家
  • ブリタニア・ユニオン
それぞれ元の世界ではアメリカ一帯を支配していたブリタニア帝国とユニオンが合併した勢力。
実質的にブリタニアの意向が強いとされる。
クロウや彼のいた部隊ファイヤバグもここの所属だが、多分、元々は違う平行世界のアメリカが出自だったのだろう。

  • 人類革新連盟
通称「人革連」。
同勢力が中華連邦を取り込んだ勢力で、ユーラシア大陸東部を支配する。

  • AEU
ヨーロッパを支配する勢力。
ロームフェラ財団を取り込んでいる。

◆その他
  • 日本
二つある日本列島の内、大陸寄りの方。
光子力研究所や早乙女研究所などの各研究機関、ダイ・ガードを擁する21世紀警備保障、ゴッドマーズを擁するコスモクラッシャー隊、
トライダーG7を擁する竹尾ゼネラルカンパニー、鉄人28号を擁するICPOなど相変わらずスーパーロボットがたくさんいる。
人革連と境界を接している故にエリア11のように植民地にならずに済んだらしい。

  • エリア11
日本の大平洋側の方。『コードギアス』における日本がベース。ブリタニアユニオンとの戦争に負け植民地となってしまった。
『ガンダム00』における「経済特区日本」の設定もエリア11に含まれており、沙慈とルイスはアッシュフォード学園に通っていた。
またシンジュクゲットーにはアストラギウス銀河からの難民が数多く住み着いており、
『ボトムズ』におけるウドの街の役割をシンジュクゲットーが担っている。

  • アストラギウス銀河
ボトムズの世界。巨大勢力ギルガメス連合とバララント同盟が存在し、銀河を2分していた。
時空変動が起こる前は両陣営、激しく争っていたのだが、時空振動弾の影響によってZ2の世界と1つになった後は傭兵会社として機能している。

  • アザディスタン王国
マリナ・イスマイールが元首の東の国。大国に怯える小国の代表格のように描写される。

  • リモネシア共和国
大平洋上の島国。シオニー・レジスが外務大臣を務めている。
漁業と観光が売りの小国だったが、異次元からエネルギーを取り出せる鉱物DECの発見により、国際的にも発言力を持てるようになった。
『破界篇』では「カラミティ・バース」により壊滅するも、『再世篇』で少しずつ復興の兆しを見せている。

  • 暗黒大陸
アフリカ大陸の南部に位置する大陸だったが、次元境界線が不安定なため誰も侵入できなかった。
その内部では、獣人と呼ばれる怪物が闊歩し、人間は地下での暮らしを強いられている世界が広がっていた(グレンラガンの世界)。
破界事変の後に起きた次元震の影響で再び封鎖され、1年後に解放された時には何と 10年 もの月日が経過していた。
その10年の間に開拓・建国されたカミナシティがあるのはここ。
ちなみに北部は次元震に巻き込まれなかったらしく、ロランが中心となってハイム農場を作っていた。

  • フロンティア船団
これまた別世界の地球出身の、突如現れた強大な船団。
他星への移民を目的に銀河を旅していた彼らは、次元を越えてもその目的を果たすべく行動する。
こちらの地球からは、一つの国家と認識されている。



第3次スーパーロボット大戦Zの多元世界】

御使いの一人・哀しみのサクリファイによって、どこかの世界で発生したアクシズ落としをトリガーに起こされた 「新世時空震動」 によって、
多くの世界が再び融合・分離・再構成されて誕生した。
二つの時空震動を経験したためか、1年弱で新たな秩序が生まれている。
『時獄篇』中盤まで、Z-BLUEの一部は特定の人物の記憶や能力を封じられていた。

■世界観

◆蒼の地球(アオノホシ)
『第2次Z』の舞台である「ADW」をベースとした地球。
時獄戦役の舞台でもあり、エタニティ・フラット突破後はサイデリアルに80%近く制圧されるなど散々な目に遭っている。

  • 日本
ADWのそれと同様。基本的に『フルメタル・パニック!』の世界観が中心となっている。

  • 新日本
『コードギアス』の世界の日本。エリア11から改称された。

  • 新世界大陸
旧「暗黒大陸」。カミナシティを中心とする。

  • オーブ連合首長国
UCWから統合された国。すっかり成長したカガリが代表を務める。

  • コロニー
コーディネイターやスペースノイド達の領域。連邦のもとで一応はまとまっていたが、
ガドライトの暗躍で地球との開戦に持ち込まれる。

  • フロンティア船団
S.M.S.がミスリルとの共同戦線を取り、治安維持に尽力している。

新世時空震動で世界が一度分割された際、その影響から世界を守るためにアポロ達が人柱となる。
それから1万2000年が経過した世界から聖天使学園周辺が飛ばされてきて、「アクエリア市」として連邦に組み込まれた。
また、これに伴い隣接時空にアルテア星が転移してきている。
天獄戦争にてミコノとシルヴィア、そしてアマタとカグラの呼びかけによりアポロ達が復活した。

  • 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の世界
世界との融合率が低く、「赤い海」が他と混ざり合わない。天獄戦争にてニア・サードインパクトにより分離。

  • 聖インサラウム王国
火星を新たな故郷とする聖王国。

◆翠の地球(ミドリノホシ)
初代Zの舞台である「UCW」をベースとしたもう一つの地球。海の一部が翠に見える。

  • 残されの海
翠星のガルガンティア』の世界から転移してきた海域。この名称はオリジナル。
ナノマシン「ヒカリムシ」の影響で海が緑色。ちなみにこれは∀ガンダムの月光蝶の大元に当たる。
ここに飛ばされたガロード達は、ガルガンティア船団で用心棒兼サルベージャーとして働いていた。

  • 中央大陸
「荒廃した世界」の地域。グランナイツやヤーパンの天井、サンドラットなど第3次Zのリストラ組はここで戦っている。

  • アメリア大陸

  • 日本
UCWのそれであり、『ザンボット3』の世界観が中心。

ノリコとガンバスターは蒼の地球に飛ばされており、こちら側にはノノやラルクなど『2!』のフラタニティの面々が存在。
ちなみにこの関係で、翠の地球には対宇宙怪獣用最終決戦質量兵器起動施設「ドゥーズミーユ」が存在している。

◆人類銀河同盟
レドがいた組織。
銀河中心領域で戦っている。実はクロノ保守派が中枢部に存在し、彼らを通じて御使いの干渉を受けていた。


【その他の多元世界】

◆S-1星
『宇宙戦士バルディオス』の主人公・マリンの故郷であると共に、地球侵略を目論む勢力の一つ。
その正体は、津波と重陽子ミサイルによる汚染によって変わり果てた平行世界の地球から来た人々だった。
地形データを調べた結果、現在の地球の未来の姿=多元世界である事を知る事に。

◆聖インサラウム王国
やはり別の平行世界だが、こちらは2000年もの歴史を持つ多元世界の地球であった。
国全体がインサラウムの下に統一されており、中世ヨーロッパ風の文化体系をしている。
異星人などの侵略者をはね除けてきた勢力「アークセイバー」を擁する誇り高き騎士の世界であったが、突如として現れた破界の王ガイオウの攻撃を受け、更にそれに乗じたZONEの暴走で世界としては壊滅状態に陥る。

アイム・ライアードのいた世界
平行世界の地球であり、オーパーツとして黒羊のスフィアが研究されていた。
アイムは元々その研究機関の研究員だった。 ハーマル君、レポートはまだかね?

◆カオス・コスモス
通称 「天の獄」
御使いの在りし 「混沌なる調和の世界」 。原因と結果が混濁した因果律混乱地帯であり、意志と認識によって存在が確定される。
全ての並行世界をタテに貫く「天柱」の中に存在し、天柱を介してあらゆる並行世界への移動が可能。



【超次元世界】

『天獄篇』のエピローグにて誕生した、新たなる多元世界。
ブレイク・ザ・ワールド以前の状態に戻った各世界が、カオス・コスモスが消えて空っぽになった天柱で接続されている。
これらは地球近海にある「ゲート」で行き来が可能であり、世界開拓冒険者「ゲートトラベラー」達がひっきりなしに行き来している。
由来や規模は違うが、エンドレス・フロンティアと酷似した構造となっている。

◆コズミック・イラ世界
『SEED DESTINY』『オーガス』を中心とした世界。大尉が『オーガス02』の物語を経て帰還している。
恐らく陣代高校の面々やスコート・ラボも元々ここの所属と思われる。

◆宇宙世紀世界
UCガンダムを中心とした世界。グローリー・スターもここに属している。

◆荒廃世界
『ガンダムX』『∀ガンダム』を中心とした世界。ビーター・サービスもここに属している。

◆フロンティア船団のいた世界

◆新劇ヱヴァの世界

◆『アクエリオン』シリーズの世界
アポロ達の世界とアマタ達の世界が別々に分離して存在している模様。





追記・修正は特異点になってからお願いします。

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