ザラム/エウバ

登録日:2012/02/19 (日) 21:21:02
更新日:2023/01/24 Tue 19:25:42
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ザラムとエウバは、『機動戦士ガンダムAGE』に出てくる勢力の名前である。

旧世紀のコロニー国家戦争において戦った二大勢力であり、戦争終結後もしこりが残り、コロニー「ファーデーン」等において内戦に近い内輪もめを起こしている(しかしお互いの主力装備のマシンガンがお互いに効果が無いなど、どこまで本気かは微妙)。
MS自体は、UEヤーク・ドレ(ギーラ・ゾイ)が提供したMSの設計図を元に、お互いマッドーナ工房に外注する形で手に入れている。
A.G.160年代においても禍根は少なからずあり、ザラム側の一部がエウバを倒すべくあろうことかヴェイガンと協力関係を築いていた。
そして間接的にとはいえ、我らがイワークさん親子にあんな生活を強いた張本人でもある。
曰く「裕福な生活を送りながら、下らない思想をぶつけ合って戦闘に明け暮れている奴ら」。

関連人物

ザラム

ドン・ボヤージ

「エウバなど恐れるに足りん!!」
CV:三宅健太
ザラムの首魁。乗機はジラのカスタム機ガラ。
小柄で髭を生やし顔に傷のある、いかにもなマフィアのボス風の容姿をしている。
ディーヴァのファーデーン寄航時に接触してきたグルーデックから、アンバット要塞攻略の戦力として戦艦4隻の譲渡と引き換えに極秘データの提供を提示されるも保留に。
その後、カチコミに来たエウバのラクト・エルファメルと戦闘するも、フリットに仲裁される。
直後に襲撃してきたUEを迎撃するも、UEの戦い方から今までのエウバとの小競り合いは子供の喧嘩レベルのものでしかなかったことを悟る。

そしてフリットの説得によりエウバと一時休戦し、協調することを決意。
ファーデーン付近でのUEとの戦闘では奮戦するも機体が大破してしまう。
最期はザラムの残存勢力をラクトに任せ、部下二人と共にUEの巨大戦艦に特攻して散る。
敵戦艦自体は無傷であったが、ザラムとエウバに固い結束ができたことや、特攻する前に通信でフリットを励ますなど、その行動は全くの無意味にはならなかったはずである。
最終回ではグルーデックやブルーザーと共に登場し、フリットを復讐の呪縛から解放した。

小説版では、フリットを亡き甥と重ねており、デジルの攻撃からフリットを庇って戦死したと変更された。

エウバ

ラクト・エルファメル

「ラクト・エルファメル、参る!!」
CV:諏訪部順一
エウバの首魁。乗機はゼノのカスタム機エルメダ。
「エウバの騎士」を自称しておりプライドが高く理屈っぽい喋り方をする、要はインテリヤクザ。
ドン・ボヤージと同様にフリットに説得される形でザラムと一時停戦しフリットらと共闘することになる。

ファーデーン付近の戦闘で機体が大破したドン・ボヤージからザラムの今後を託され、戦闘終了後に各コロニーのザラム・エウバ残党をまとめてアンバット要塞攻略に協力することをグルーデックに伝える。
アンバット攻防戦では、ドン・ボヤージと同じくUE戦闘艦を阻止しようと特攻を図るが、フリットらに助けられる。終盤ではラーガンやザラム兵を助け、部下と共に無事生き残った。
ザラム兵を助けた後に行ったビームサーベルを掲げてからの戦意高揚演説は実に熱い。

ラーガンと同じく外伝『追憶のシド』にも登場しており、キャプテン・アングラッソと共に「秘宝」を探している。

保有MS

ヤ―ク・ドレから提供されたデータを元にマッド―ナ工房で外注して使っている。
両陣営ともジェノアスに比べればマシな性能だが、それでも旧式機である上にヒート兵器や実体弾をメイン武装としているため、UE相手では連携で翻弄するのが精いっぱい。
アンバット攻防戦においてはドッズガンやビームサーベルを支給され、UEとも対等に戦えるようになった。

頭部カメラがモノアイ式なのが特徴。
ちなみに旧時代の遺産・シドもモノアイ式で、モノアイセンサーが旧時代の主流であったことを匂わせている。

二大勢力以外では宇宙海賊「ズール海賊団」などに流出したりしている。

ザラム

CMS-223Z ジラ

ジラマシンガンやヒートホークを装備する。

CMS-223G ガラ

ドン・ボヤージ専用カスタム機。肩のL字型スパイク付きシールドは何処かザクを彷彿とさせる。
マシンガン内蔵のモーニングスターを持つ。

ザラム艦(スィン・ルン級重巡洋艦)

小説版で正式名称が付いた。
ダーウィン級やエウバ艦よりも艦橋構造物が大型化している。
武装はビーム主砲やミサイルランチャー。

エウバ

CMS-574X ゼノ

ゼノマシンガンやマシンガン内蔵の槍が武器。
ドン・ボヤージ邸を襲撃した際には手榴弾も使用した。

CMS-574E エルメダ

ラクト・エルファメル専用カスタム機。下向きに尖った肩アーマーと角は何処かジンを彷彿とさせる。
超硬度スチールで作られたエストック状のヒートソードを装備するがガフラン相手には全く通用しなかった。
パイロットのラクトは格闘戦を好む傾向があり、ビームサーベルを装備してからは高い戦果を挙げた。

エウバ艦(カルセドニー級巡洋艦)

こちらも小説版で正式名称が付いた。
下部のカタパルトデッキがザラム艦より大型である。



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最終更新:2023年01月24日 19:25