デュエル・マスターズ(漫画)

登録日:2012/03/22(木) 00:25:06
更新日:2023/12/23 Sat 20:47:14
所要時間:約 5 分で読めます





シールド展開!
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デュエルスタート!




デュエル・マスターズとはMagic the Gatheringとデュエル・マスターズ(TCG)を題材とした松本しげのぶ先生によるカードバトル漫画。


【概要】
1999年にコロコロコミックで連載開始。
主人公の切札勝舞がカードゲームを通して友情を築き上げ、蔓延る敵に立ち向かう話。
00年代以降のコロコロを『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』と共に支えてきた看板作になった。



デュエルの描写はクリーチャーやエンチャントの演出に重点を置いている、その反面ゲームの流れは簡潔に要約されている傾向がある。
またルールミスも多く見られ連載開始からいきなり禁止カードが登場したりしていた*1
更に3年後の2002年、題材が今日のデュエル・マスターズに変わるという方向転換を遂げ、同時にアニメ化される。*2




【あらすじ】
  • 神殿編(無印1〜7巻)
デュエリスト切札勝舞は黒城凶死朗に敗北し、強くなる為にデュエルの神殿で修行する事を決心する。
ちなみに、ラストの白凰戦からデュエルマスターズに移行した。

  • バトルアリーナ編(無印8〜11巻)
勝舞達は全国大会に参加するが、その最中ガルドの存在を知る

  • 不亜城編(無印14〜17巻)
白凰の記憶を取り返すべく、勝舞は不亜城へ立ち向かう。
アニメ版はこれでラストになり、以降はパラレルワールドによるストーリーになる。

  • スペイン編(FE1〜4巻)
勝舞はガルドに勝つためにスペインの修行場で修行に励む。

  • エジプト編(FE4〜7巻)
エジプトのデュエルマスターを探す為エジプトに来たが、楽園という名の修羅場に行ってしまう。

  • 世界大会編(FE7〜12巻)
世界大会にガルドが乱入し、勝舞はザキラとの最終決戦に挑む。

  • 完結編(SX)
世界滅亡を防ぐために勝舞は最古のデュエリストであるアダムに立ち向かう。


【登場キャラクター】
主人公。誰よりもデュエルを愛するデュエルバカ。
デュエルを通して友情と絆を築き上げていく。
主にドラゴンを主体とした火文明のデッキを使用。切り札は勿論シヴ山のドラゴンボルシャック・ドラゴン》。
ちなみにMtG時代の当初はスリヴァーデッキを使っていたがメタには勝てなかった過去を持つ。
スリヴァーデッキと言いながら《筋肉スリヴァー》と《針刺しスリヴァー》以外にスリヴァーいないじゃんとか言わない。

雨の日は負けるジンクス


  • 角古れく太
勝舞の幼馴染み。
主に解説役を勤めるが、デュエルの腕は全くダメ。
そんなにカードはコレクトしてない。


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勝舞のライバル。エンジェル・コマンドを主体とした光文明のデッキを使用。切り札は《聖霊王アルカディアス》。
元々は心優しい性格だが、ガルドの刺客に母を殺された事により冷酷な性格になる。
勝舞と出会い心を開くが、ザキラによって再び心が悪に染まる
バクラとか言わない。
当初はMtG最強のデュエリストとして不敗伝説をもっていたはずだが、その腕前を全く披露することなく題材はデュエマに移った。

  • 三国
白い騎士団四天衆の一人。「三国志」を題材としたセット『ポータル三国志』を使うから三国さん
なのだが、最初からデュエマが題材のアニメ版ではそんなもの存在しないので、三国志っぽい髪型をしてるだけの人になってしまった。 


  • 愛善真
白い騎士ry 白凰への忠義は厚く、彼への悪口などには普段の穏やかな佇まいから、人が変わったように激昂する。
四天衆最強のはずだが、決闘の為に訪れた勝舞の目に飛び込んできたのは、黒城操る《ファイレクシアの盾持ち》に握りつぶされている噛ませ犬の彼の姿であった。
※クリーチャーが実体化してるように見えるけど、『真のデュエル』じゃないのでイメージ映像です。MtG編ではよくあること。
決闘する姿がほぼ描かれていないが単行本の巻末には使用デッキのレシピが載せられており、赤使いだった模様。

  • 難波金太郎
こってこての関西弁で話すタラコ唇の少年。
小柄で太め体型でありながら、初登場した時は白凰のコスプレをしていた。
貧乏な家庭で育ち、自分のカードをねだることもできず、友人にカードを借りながら決闘をしていた。そんな彼を見かねた母親から一つの構築済みデッキを買い与えられた事でよりはげむようになり、その実力が憧れの白凰にも認められたことで騎士団入りを果たす。
そのような境遇で育ったためか、使用したデッキはアーティファクトを軸に大量のマナを産み出すものだった。
勝舞との決闘に敗北後、白い騎士団最後の審査官としての身分を明かすが、勝舞が審査に合格する=金太郎の方が弱いという理由で神殿には不要とされ、白凰からは勝舞と入れ替わるように追放を宣言されてしまう。


  • ゴブリン
デュエルの神殿の案内人。大勢いる。元々はMtGのクリーチャー・ゴブリンに似ていることから勝舞らにつけられたあだ名だったはずなのだが、題材がデュエマに移ってから再登場した際には、本当に「ゴブリンさん」として自らそう名乗るようになった。今度は《念仏エルフィン》に似ていると言われたので、何かしらのクリーチャーに似ていると言われるのは宿命らしい。
ちなみに、長らくゴブリンのいなかったデュエマであるが、GRクリーチャーとして《モンスのゴブリン略奪隊》*3が登場した。

  • ジョージ
自称さすらいのダンディ赤ちゃん。
デュエルマスターの証の力により生後10ヶ月にして覚醒する。
リキッド・ピープルをメインとした水文明のデッキを使用する。戦国編以降はドリーム・メイトをメインとした自然文明のデッキを使用。
かなりギャグテイストの強いキャラだが外伝で明かされたその出自は非常に悲劇的。

  • Dr.ルート
ジョージの師匠であり、勝舞らも彼とのデュエルに敗北後に弟子となる。「Dr.」の名は伊達ではなく、『真のデュエル』に敗北して生死の境をさ迷う勝舞や白凰を手術してその命を繋ぎ止めている。
エジプト編でV(バベル)と「二度と人を殺めるデュエルはしない」という誓いを捨ててデュエルをする
が、上述した勝舞が生死の境をさ迷う事になった『真のデュエル』の対戦相手は彼なので、手術で救ったのはある意味マッチポンプ。さらに白凰の敵討ちに向かう勝舞に対し、本誌掲載時には「牛次郎を殺せ」と命令していたりする。

  • 天地龍牙
FEの途中から登場、ミミの幼馴染みで大金持ちのお坊ちゃん。
自然のジャイアントデッキを使用。

  • 切札勝利
勝舞の父親。デュエルマスターに近い男と呼ばれている、ガルドの一味に散々な目に合わされている。
切り札は凶悪龍こと《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》。

  • NAC
勝利の旧友で、(MtGで)アジア最強と称される。ガルドに敗北したことでズタボロの状態で帰国。さらにそのトラウマからデュエルをやめようとする。
MtG(マジック)の修行先でデュエマで負けてMtGをやめようとする
という後付けによって生じた謎の振る舞いがネタにされることがある。
今までマジックをやってきたことを完全に否定されちまった……
モデルは実在するMtGプレイヤーの中村聡氏。


ガルドのリーダーで無印とFEにおけるラスボス。元々は立場の低いしたっぱで、他のしたっぱ達がデュエルマスターの為に差別されている事に怒り、全デュエリストへの復讐を企む。
腕チョンパになったり全身崩壊しても平然としているタフな一面をみせる。
裸は飛びつきたくなるくらいセクシー。

人類最初のデュエルマスターで、SXのラスボス。
戦争により犠牲となっていく人々を目の当たりにして絶望する、そして戦争を止めさせる術として人類滅亡を企む。
登場したばかりの頃はかなりのアホの子。







以下ネタバレ

















  • エピローグ
沢山のデュエリスト達の協力によりサザンスピアーの活動停止に成功したが、サザンスピアーが倒れると同時に勝舞は海に落ちてしまう。
必死に勝舞を捜索したが見つからず死亡扱いとなった。
4年後…とある村にて。勝利によって勝舞は発見されるものの、記憶を失っており世界を救ったことを忘れていた。
また勝舞の弟の勝太がデュエルマスターの証の力により植物(実際は幽体離脱)状態から復活する。

こうして12年間にわたる長期連載に幕を閉じ、『デュエル・マスターズ ビクトリー』へ続くのであった。



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最終更新:2023年12月23日 20:47

*1 ただし、これは最初勝舞が使っていたデッキが2年前に彼の父が組んだデッキのため起きたことで作中でも言及されている。が、次の話で黒城から「禁止カード使えば誰でも強くなれるよね」と煽られた

*2 題材が変更されるのは唐突だったらしく松本大先生本人もかなり困惑したとの事。

*3 元々MtGに同名クリーチャーが存在する