ガーディアン(遊戯王OCG)

登録日:2010/03/18 Thu 23:41:30
更新日:2023/11/25 Sat 12:26:25
所要時間:約 6 分で読めます





遊戯王OCG『ガーディアンの力』にて登場した「ガーディアン」と名のつくモンスター群の総称。

ほとんどモンスターが対応する装備魔法が場に表側で存在する事でのみ展開可能となる。
非常に使い辛く、戦力としてはあまり期待出来無い。

また、対応する装備魔法がイラストに描かれているが、
自身は装備魔法を移し替える効果は無く、他のカードの効果でなければ自分が装備する事は出来無い。
ウェポンサモナーによってデッキから「ガーディアン」をサーチできる。




各種ガーディアン一覧


各ガーディアンは以下の共通したテキストを持つ。


「(対応の装備魔法)」が自分のフィールド上に存在する時のみ、
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができる。



ガーディアン・シール
星4/炎属性/炎族/攻1700/守1400
このカードに装備された自分の装備カード1枚を墓地へ送る事で、
相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。

対応する装備魔法:流星の弓-シール
効果:攻-1000 直接攻撃能力付加

「ガーディアン」の中では比較的マシな方。除去効果も合わせてなかなか使える。
もっとも、それ以前に展開が難しい訳だが……。デッキトップに戻る「執念の剣」と合わせると無限に破壊出来る。


ガーディアン・ケースト
星4/水属性/海竜族/攻1000/守1800
このカードは魔法の効果を受けない。
また、相手モンスターから攻撃対象にされない。

対応する装備魔法:静寂のロッド-ケースト
効果:守+500 このカード以外の装備モンスターを対象にした魔法効果を無効にし破壊。

魔法の効果を受け付けず、伝説のフィッシャーマンに似た効果を併せ持つ。
そこそこの守備力を持つが、効果がそれを殺している。魔法シャットアウト効果も攻撃力が低い為生かし難い。


ガーディアン・グラール
星5/地属性/恐竜族/攻2500/守1000
手札にこのカード1枚しかない場合、手札からこのカードを特殊召喚する事ができる。

対応する装備魔法:重力の斧-グラール
効果:攻+500 表示形式変更封印

疾風の暗黒騎士ガイアと同じく召喚ハードル低下能力を持つ。
対応カードも比較的使いやすい最優秀ガーディアン。


ガーディアン・エルマ
星3/風属性/天使族/攻1300/守1200
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地の装備魔法カード1枚をこのカードに装備する事ができる。

対応する装備魔法:蝶の短剣-エルマ
効果:攻+300 装備されたこのカードの破壊され墓地行きすると手札に戻る

召喚・特殊召喚時に装備魔法をサルベージする。しかし、肝心の召喚も特殊召喚も不可能になり存在意義が無くなった。
出せなくはないが意味がないことは確定的。


ガーディアン・トライス
星5/光属性/雷族/攻1900/守1700
このカードが破壊され、墓地へ送られた時、墓地に存在するこのカードの生け贄召喚に使用したモンスターを自分のフィールド上に特殊召喚する。

対応する装備魔法:閃光の双剣-トライス
効果:手札を一枚をコストに発動。攻-500 BP中に二回攻撃能力付加

自身の破壊時に、召喚時にリリースしたモンスターを蘇生させる。コントロールを奪い召喚してから破壊するとリリースしたモンスターが味方になる。
それでも使い難い事に変わりはないが。


ガーディアン・バオウ
星4/闇属性/悪魔族/攻 800/守 400
戦闘で相手モンスターを破壊して墓地へ送る度に、このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される。

対応する装備魔法:破邪の大剣-バオウ
効果:手札一枚をコストに、攻+500 戦闘破壊した相手モンスターの効果を無効化。

ガーディアン最弱ステータスのカード。
その為非常に使い辛い。攻撃力上昇効果を持つが、コイツを使うくらいなら対応の装備魔法の方がずっと使いやすい。



星8/風属性/天使族/攻 2500/守/2000
詳細は当該項目で。

対応する装備魔法:女神の聖剣-エアトス
効果:攻+500 フィールドから墓地に送られた時ガーディアン・エアトスの攻撃力を除外されたモンスターの数×500アップ

アニメでは対応装備「女神の聖剣-エアトス」が無ければフィールドに出せなかったが、OCGでは単体でフィールドに出すことができる。
後に「女神の聖剣-エアトス」もOCG化された。アニメオリジナルの「ドーマ編」登場モンスターであるためか長らくOCG化されず一部ではネタにされていた。


星8/闇属性/悪魔族/攻 2500/守/2000
こちらも詳細は当該項目で。

対応する装備魔法:死神の大鎌-デスサイス
効果:ガーディアン・デスサイス専用 攻撃力をお互いの墓地のモンスターの数×500アップ

ガーディアン・エアトスが破壊されることによって手札から特殊召喚できる。
その姿は闇に堕ちたガーディアン・エアトス。

手札コスト付き自己再生効果を持つがこれは強制効果である上に、
フィールドにいる間は他のモンスターを召喚・特殊召喚できなくなる為うかつに出すと自分の首を絞める事になりかねない。
当然相手に破壊効果を連打されたりより高い攻撃力を持つモンスターにサンドバッグにされたりすると手札がガンガン減っていく。

【ガーディアン】デッキではなく、別途に【ガーディアン・デスサイス】を作ったほうが死神の大鎌の効果を存分に発揮できるだろう。


ウェポンサモナーはガーディアンなら何でもサーチできるので専用デッキは勿論、他のデッキでも採用されることもある。

ガーディアンの力
装備モンスターが戦闘を行う度に魔力カウンターが乗り、その数×500ポイント、攻守がアップする。
さらに装備モンスターが戦闘破壊or効果破壊されるとき、魔力カウンター1個を身代わりにできる。

装備対象を選ばず、かなり手軽に破壊耐性を付与できる装備魔法。
攻撃された時にもカウンターが乗るため実質的に常時戦闘破壊耐性が付いた状態となり、非常に汎用性が高い。
もちろん「ガーディアンの力」自体を直接割られたり、破壊以外の除去…除外やバウンス、強制リリース、墓地送り、裏側守備表示等には無力なので過信は禁物。


以下、一応「ガーディアン」モンスターな皆さん


守護者 スフィンクス
星5/地属性/岩石族/攻1700/守2400
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、
相手フィールド上のモンスターは全て持ち主の手札に戻る。

一見すると関係無さそうだが、このカード名のルビは守護者(ガーディアン)なので、ばっちり「ガーディアン」モンスターに含まれる。

モンスター限定だが、強力なバウンス効果を持つ。発動が少し難しいなのがネックだが、何度も使えるのは大きい。
ロック系と魂を削る死霊との組み合わせは異常。

他には
守護天使(ガーディアンエンジェル) ジャンヌ
王室前のガーディアン
ゲート・ガーディアン
コアキメイル・ガーディアン
ガーディアン・オブオーダー
ローガーディアン
ガーディアン・スタチュー
牙城のガーディアン
ファイアウォール・ガーディアン



等、合計17枚(エクストラデッキのモンスターを除く)がいる。


サポートカード

リバースモンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1600/守1600
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
デッキから「ガーディアン」カード1枚を手札に加える。

リバース効果で「ガーディアン」をサーチ出来る。
リバースしたこのカードに対応する装備魔法を装備させてサーチした「ガーディアン」を場に出すと言う設計と思われる。
そして海外にて大問題を引き起こしたカードでもある。
詳細は個別項目にて。


  • プリンシパグ
効果モンスター
星1/地属性/獣族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):元々のカード名に「ガーディアン」を含む自分フィールドの通常召喚できないモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の通常召喚できない「ガーディアン」モンスター1体を対象とし、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●対象のモンスターを手札に加える。
●対象のモンスターにカード名が記されたカード1枚を自分の墓地から手札に加える。

「ガーディアン」特殊召喚モンスターに2回攻撃を付与する効果と、墓地除外で墓地の「ガーディアン」特殊召喚モンスターを対象に自身をサルベージか自身のテキストで指定しているカードをサルベージする効果を持つ。
《ウェポンサモナー》から実に20年以上経ってようやく登場した2枚目の「ガーディアン」指定のサポート。
本来はリメイクされた《ロー・ガーディアン》及び新規の出た《ゲート・ガーディアン》を意識したカードと思われる。
「ガーディアン」達は装備魔法をテキストで指定しているため足りない方をサルベージして揃えられるため一見相性が良い様に見えるが、
実は《ガーディアン・デスサイス》を除く「ガーディアン」達は特殊召喚モンスターではない*2ためにほぼ恩恵はない。
一応《ガーディアン・デスサイス》は高い打点を得られる事が多いため2回攻撃は相性が良く、《死神の大鎌-デスサイス》を装備する効果はデッキからしか装備出来ないため墓地に落ちた《死神の大鎌-デスサイス》を拾えるため全くシナジーが無いわけではないのが救いか。



以下余談など

上記の通りウェポンサモナーによってこの分類が生まれたのは『ガーディアンの力』。
つまり最初期ではないので後に大きな問題となった。

英語版ではGuardian。
しかし「ガーディアン」以外に日本語では豊富に存在する「守護者」「番人」を意味する言葉が英語ではあまりないため、
日本語版で「ガーディアン」と付いていないのに英語版では「Guardian」と名の付くモンスターがすでに出てきていた。
(例:Celtic Guardian=エルフの剣士、など)

これが英語版のウェポンサモナーのテキストを大きく乱すこととなった。
詳細は個別項目参照。


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最終更新:2023年11月25日 12:26

*1 EXデッキに入るためウェポンサモナー対象外。なので厳密にはガーディアンカテゴリではない

*2 特殊召喚モンスターは「いつ如何なる時でも召喚・セット出来ず、特定の条件を満たす・手順を踏む事で特殊召喚するモンスター」であり、ガーディアン達は「条件を満たさないと召喚・反転召喚・特殊召喚出来ないが逆に言えば条件を満たせば普通に通常召喚可能で、セットはいつでも可能」であるため。