日刊予言者新聞

登録日:2010/12/13 Mon 20:26:30
更新日:2023/12/12 Tue 22:40:43
所要時間:約 4 分で読めます




日刊予言者新聞(にっかんよげんしゃしんぶん)』(英:Daily Prophet)とは、『ハリー・ポッターシリーズ』に登場する日刊新聞である。

概要

1743年創刊。イギリスはロンドン、ダイアゴン横丁に本社を置く。
発行部数等は不明であるが、作中に登場する魔女魔法使いは大抵購読していることから、
少なくともイギリス魔法界では最もポピュラーな新聞であるようである。
が、しかし……いつの間にか、とんだクソ新聞となり果ててしまった。

作中の動向

第1巻「賢者の石」から登場。
第3巻「アズカバンの囚人」までは、これといった問題は特になく、主人公ハリーをはじめとして多くの登場人物が購読し、情報源として用いていた。

しかし、第4巻「炎のゴブレット」で記者のリータ・スキーターが登場してから、にわかに怪しくなって来る。

手始めにハリーとのインタビューの内容を半分以上脚色、でっち上げし、
あたかもハリーが自意識過剰で悲劇のヒーローを気取っているような記事を書き、次いでハリーとハーマイオニー・グレンジャーが熱愛交際と報じたり、その他色々……

因みにその熱愛報道の所為でハーマイオニーはハリーのファンにできものの呪いをかけられた。
上記からわかるように、とても新聞に掲載されるような記事ではないものまで載せている(一部は雑誌掲載ではあるが)。
その後ハーマイオニーの逆鱗に触れたリータはスクープの秘密を暴かれ失職する。これでやっとマトモになるかと思われたが、そんなことは無かった
ヴォルデモート卿の復活に際してアルバス・ダンブルドアと対立した魔法大臣ファッジによって、某大本営発表の如く情報操作されてしまうのである。


最早ジャーナリズムの欠片も無い


その結果、多くの魔法使い達を惑わせ、ヴォルデモートによる被害を拡大させた。
挙げ句ルーナ・ラブグッドの父が編集長を務める電波系雑誌「ザ・クィブラー」に信憑性で負けてしまう始末……

日本で例えれば、各種の大手新聞社の記事の信憑性がオカルト雑誌『ムー』以下だと断定されるようなもの。週刊誌クラスとかそんなレベルじゃない。

ほんとお前らしっかりしろ。

もうこの時点でハリー達はこの新聞を「紙クズ」扱いしてまともに読んでいなかったが、ハーマイオニーは魔法省の動向を知るべく、念のために読んでいた。

余談

「原作者による痛烈なマスコミ批判である」と言われることがあるが、はっきりとしたことは不明*1


皆も情報の丸呑みには気を付けよう。
「おい、まだこんなの読んでたのか」




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※嘘記事お断り

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最終更新:2023年12月12日 22:40

*1 海外メディアはパパラッチように過激な面があるが、そもそも原作者がマスコミを批判する根拠となる資料がない。