スキルドレイン(遊戯王OCG)

登録日:2011/11/15(火) 14:56:25
更新日:2018/05/17 Thu 20:01:56
所要時間:約 5 分で読めます




A「青眼をリリースして『偉大魔獣 ガーゼット』を召喚!
攻撃力6000でダイレクトアタック!
これで決まりだぁー!!」

B「それはどうかな?


スキルドレイン
永続罠
1000ライフポイントを払って発動する。
このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターの効果は無効化される。


ガーディアンの力で登場した永続罠カード。
1000の発動コストを要求するものの、永続的に場のモンスター効果を無効にする強力なメタカード。略称は『スキドレ』(以下はこれを用いる)。

登場から12年以上を経ても尚 現役であることからも優秀さが伺える。

冒頭の「偉大魔獣 ガーゼット」などは自身の効果で攻撃力を得るので、スキドレが存在すると攻撃力が0になってしまう。
戦闘破壊に耐性を持ったモンスターへの影響も大きく、壁の役割を果たせなくなる。

雲魔物など、モンスター効果で戦略を立てるカテゴリーはスキドレ1枚で詰みかねない(当然対策はしているだろうが)。


もちろんスキドレにも欠点は有り、
1.永続カードなので阻害されやすい
2.コントローラーの場も効果範囲

の2点が挙げられる。
特に2は重要な点で、スキドレを用いるだけでデッキ構築の幅は結構な制限を受ける。
が、逆に2を利用して妥協召喚モンスターのデメリットを消すために投入されることも多い。
有名なのは「神獣王バルバロス」や「可変機獣ガンナードラゴン」。
バルバロスの項目を見て貰うと解るが、本来2体のリリースを要求する彼らは、ステータスを下げることでリリースを無視できる。
そして場に出た後からスキドレの効果を適用、リリース無しの3000打点の完成である。


また、初見では気づきにくいかも知れないがスキドレには抜け道が有る。

モンスター効果の発動・発動コストの支払いは可能であり効果解決時に場に表側表示で存在しないモンスター効果は無効にならないことである。

実例を出して紹介すると
プレイヤーA…スキドレ発動済み、『コアキメイル・サンドマン』召喚

プレイヤーB…サンドマンの召喚に対して『奈落の落とし穴』を発動。

スキドレはどちらの場でも構わないが、
コアキメイル・サンドマンは自身をリリースする(発動コスト)ことで罠の発動を無効にして破壊する効果を持つ。
対する奈落の落とし穴は攻撃力1500以上のモンスター召喚された時、そのモンスターを破壊して除外する効果を持つ。

この状況下でも
1.サンドマン召喚
2.奈落の落とし穴発動
3.サンドマン効果発動(発動自体は可能)
4.サンドマンをリリース(コスト)
本来ならここでスキドレによりサンドマンのモンスター効果が無効にされるが、コストとしてリリースされたサンドマンは既にフィールド上に表側表示で存在するモンスターではないため、スキドレでは無効にされないことになるのだ。

これを利用して、モンスター効果でスキドレを破壊する方法も存在する。

1.上述のサンドマンのように、コストとして自身のリリースを要求するモンスターで突破したり。
一例
ヴェルズ・カイトス
このカードをリリースして発動する。相手フィールドに存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

ならず者傭兵部隊
このカードをリリースして発動する。相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。


2.誘発効果にチェーンして『月の書』を使ったり。
手順1.氷帝メビウス召喚。
2.効果を発動して2枚指定。
3.チェーンして月の書を発動、対象はメビウス。
4.チェーン解決時にはメビウスは裏側守備表示なので効果は無効にならない。


このようにすればスキドレ下でもモンスター効果を使えるが、後者は専ら相手のスキドレを突破するための手段だろう。



と、幾つかのモンスターや他のカードの複合を前提とすればスキドレをやり過ごせるが、やはり強力な拘束力は魅力である。

中には『墓守』にスキドレを採用して、墓地利用と場のモンスター効果を封じる【スキドレ墓守】なるデッキも存在する。

上述の通り、自身をリリースして発動することから岩石族コアキメイルとの相性は良いが、維持コストは無効にできない
これはモンスター効果としての分類を持たないためである。

また、意外にも効果モンスターばかりの植物族との相性も良い。
ローンファイア・ブロッサムや椿姫ティタニアル、ロードポイズン、ダンディライオン等、墓地で発動する効果が強力だったり、自身をリリースすれば効果が発動できるモンスターを中心に組めば、相手の効果を無効化しつつこちらの場にはモンスターがいつも通り大量展開という、相手にとっては「インチキ効果も(ry」な状況になる。
ちなみに、自身をリリースすることになるが、一応ティタニアルでスキドレを守ることも可能で、そういう意味でも相性が良い。
ただ火力は植物族なのでやや低めになりがち。使う場合はシンクロで補強するか、ブラック・ガーデンを使おう。


あらゆるデッキに突き刺さるスキドレ…。
一度使ってみてはいかがだろう?

相手の戦略を崩すのはどんなゲームにも共通する必勝法なのだから…。



  • アニメでの活躍

遊戯王GX…ミスターT(遊戯王GX)によって使用され、F・G・Dに攻撃を行った鬼畜モグラの効果を無効にして返り討ちにした。

モグラざまぁww……と言う声が一部で上がったとか上がらなかったとか。


遊戯王ZEXAL…【スキドレ墓守】と思しきデッキが写ったが、デュエル描写は(ほぼ)無し。
使用者シャークさんの因縁の相手であることから、アニメでスキドレが見れるかも知れない。

と思った?

残念!ギミックパペットでした!



■関連カード

ソウルドレイン
永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、ゲームから除外されているモンスターの効果及び墓地に存在するモンスターの効果は発動できない。

RETURN OF THE DUELISTで登場。
こちらは除外及び墓地にいるモンスターの効果へのメタ効果を持つ。
スキドレとは違い、無効ではなく発動を封じる効果なので、モンスター効果に対してチェーンしても防ぐ事ができない点には注意。
イラストでは蘇りし魔王 ハ・デスがスキドレと同じように魂を抜かれている。


メンタルドレイン
永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、手札のモンスターの効果は発動できない。

LORD OF THE TACHYON GALAXYで登場。
今度は手札のモンスターの効果へのメタ効果を持っている。
ソウルドレインと同じく、無効ではなく発動を封じる効果なので、モンスター効果に対してチェーンしてもやはり防ぐ事はできない。
イラストはソウルドレインの続きのようで、深淵の冥王が蘇りし魔王 ハ・デスから出た魂を握り締めている。

ソウルドレイン同様、コストとして捨てる/除外するカードへの扱いに混乱するデュエリストも時々見受けられる。これについては効果を処理する場所ではなく、「コストを払うのをどこから行うか」で区別すると分かりやすい。



追記・修正はスキル無しでお願いします。

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