米田一基

登録日 :2009/08/20(木) 23:07:33
更新日 : 2017/08/05 Sat 18:42:00
所要時間 :約 4 分で読めます




サクラ大戦シリーズの登場人物。

CV.池田勝

帝国華撃団総司令と空中戦艦ミカサ艦長、さらに大帝国劇場支配人を兼任する退役軍人(階級は中将)。
退役する前には「陸軍きっての戦略家」「史上最高の智将」と謳われた伝説的人物。
日清戦争や日露戦争にも参加し、その勇名は陸軍だけでなく海軍にも及び退役後も米田の名を知らぬ者はいないほどである。

豪快だが飄々として捉えどころのない人物であり平時は大帝国劇場の支配人として舞台の演目や配役の決定などをこなすが、
こちらの仕事は副指令である藤枝あやめ藤枝かえでの敏腕ぶりも手伝ってかかなりヒマらしく、
いつも支配人室で一升瓶を片手に酒を飲んだり昼寝したりやりたい放題である。だが実は酒を飲んでも乱れないタイプで、酔った姿は演技だとか。

しかし有事の際には別人のような表情に変わり本来の任務である帝国華撃団指令としてその智将ぶりを発揮する。

明晰な頭脳を持つ他に剣術の腕もかなりのもので若い頃は剣術師団「抜刀隊」に所属、
その後帝国華撃団の前身である霊的特殊部隊「陸軍対降魔部隊」で隊長として活躍した。


陸軍対降魔部隊は隊長である米田、後の帝国華撃団副指令となる藤枝あやめ、真宮寺さくらの父である真宮寺一馬、
そして霊子甲冑の考案者である山崎真之介の僅か4人で構成された特殊部隊であり、
その目的は400年間帝都になんなんとする「降魔」の討伐であったが、当時まだ霊子甲冑がなかったため生身の隊員が刀を持って対抗していた。

降魔には通常の兵器は効かず、唯一霊力を用いた攻撃のみが効果を挙げていたが降魔を倒すに足る程の霊力を持つ人間自体が非常に少なく、
その戦いは対降魔部隊には非常に辛いものであった。

米田、真宮寺は部隊創設当初からのメンバーであり、
お互いをよき理解者として当時の対降魔部隊より規模の大きい剣と呪法によって国を守る霊的防衛構想を進めていたが、
1915~1918年の「降魔戦争」において大量の降魔と戦闘、魔を封じるため「二剣二刀の儀」を行うも失敗。
最後の手段として「破邪の血統」とそれにより莫大な霊力を生み出し魔を封印する魔神器を用いた真宮寺一馬が死亡、山崎真之介が失踪したことで部隊は解散された。

その後構想を進め賢人機関に働きかけを行った米田の「華撃団構想」が実を結び総司令となった。


帝国華撃団の隊員達を実の娘のように可愛いがり、帝都と彼女達を守るためなら常に命をかける覚悟を持った帝撃のお父さん役である。
ミカサでの特攻、焼け死ぬことを承知で単身蒸気機関を止めに行く他、
海千山千のロベリアをして「ミカサは米田が乗るから怖い」と言わしめるなど、米田の底知れない度量が伺える。


抜刀隊時代からの愛刀「神刀滅却」を肌見離さず持っていたがシリーズ4作目において大神一郎に帝国華撃団総司令の任を与え引退した際これを譲り渡した。


なお余談ではあるが、TV版サクラ大戦では神刀滅却と魔神器を携え、過去の責任をとるため、大切な花組を守るためたった一人で叉丹と対峙。
霊力を失った身でありながら、大神やさくらでさえ敵わなかった叉丹相手に、
陸軍対降魔部隊時代第一線で戦っていた頃からの衰えを見せない剛剣の冴えのみで互角に渡り合う。
神刀滅却を折られながらも叉丹を魔神器で包囲できる場所まで誘導するしたたかさを発揮し、魔神器を発動させるが……。
この米田の命を賭けた戦いはゲーム本編から多少設定を変えたTV版でも古参ファンからの人気も高く、数ある戦闘シーンの中でも屈指の山場となっている。

また、アニメ終盤に米田が紅蘭に背中を流してもらうシーンがあるが、その背中にはこれまでの過酷な戦を戦い抜いてきた傷痕が痛々しいまでに刻まれている。
マリアとカンナが米田の40年以上の積み重ねを痛感した屋根裏の膨大な資料を含め、
呑気な酔っ払い親父が背負ってきたものがどれほど重かったのか、ということを痛感させられる名シーンでもある。


米田「咲いて散る、桜の花ァ…追記・修正かぁ…」

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