無幻美勒(美勒王)

登録日:2010/02/23(火) 22:50:18
更新日:2023/12/07 Thu 15:26:31
所要時間:約 3 分で読めます




無幻弥勒とは、「虚無戦史MIROKU」と虚無戦記「弥勒王編」の主人公。

CV:矢尾一樹(OVA版)

数多くの宇宙を巻き込むスケールのデカい物語である『虚無戦記』。
特に、『弥勒王編』は50%くらいを占めている。
弥勒はその『弥勒王編』の主役なので、物語を語る上で非常に重要な人物。

虚無戦記の根本「虚空の様な戦い」を最も見せつけるキャラともいえる。



人物概要

江戸時代の日本を陰ながら操っているボロ城「九竜城」の城主の跡取りにして、忍者集団「九竜忍群」の一員。
美勒は忍者だが石川キャラ故に、もはやNINJAとかそーゆーカテゴリ。

石川キャラには割りと珍しい正統派の主人公。
特に、「穏やかで静かな所に住みたい」と言う石川キャラにしてはつつましい願いを持っており、割と平和な性格の持ち主。

反面熱くなりやすく、仲間からは「忍びには向かない」と言われている。
「星々の間を飛び回るのが夢」と子供っぽい面も見せる。

城の若様だが慎みに欠けていて、いつも家臣を困らせている。
趣味は発明で、江戸時代なのに空飛ぶ機械とか作っちゃったりする。

石川作品の忍者は、
……という風に、全く忍んでない忍術を使うのが特徴。

なので当然、美勒も忍ばずに空間を斬るとミもフタも無い技を使う。
必殺技の「九竜覇剣 虚空斬破」は斬った空間を飛ばす技。
斬った空間に飛び込んでワープする……なんて芸当も可能。




美勒王編では、ドグラの力に魅せられドグラと同化した霧隠才蔵との戦いの後、それを手にする事は「宇宙を手に入れる事と同じ」とまで言われている謎の存在「竜の船」を手に入れんとする真田幸村&真田十勇士と、九竜忍群との間でトンデモ忍術合戦が繰り広げられる。


以下、ネタバレ注意!












その正体

美勒の正体(前世)は、菩薩宇宙という一つの宇宙の中で最強の戦士にして、我々人類の進化を兵器として設定した大いなる存在「美勒王」。

はるか昔……竜の船こと決戦兵器「馬頭竜」を駆って、生まれたばかりのラ=グースに戦いを挑んだ男である。

人類の進化を兵器にした理由は本人曰く、「道を誤らなければいずれ人類は宇宙を征服し、神と呼ばれる存在を超える力を持つ」
とのこと。

この辺のセリフがゲッターロボ・サーガへのリンクを匂わせる。

宇宙で最強の戦士だけあって、その力の描写は、一目見て「こいつはヤバい」と思わせるダイナミックな迫力がある。

それになにしろ装備と能力がえげつない。

所有している馬頭竜の始動キー「御神器」は光の剣。振れば山をも切断し、体に纏っている竜は自動的に主を守り、口の中には別の宇宙が広がっている。

そして極めつけに体の周りに漂う金色のオーラは空間支配能力によるもので、敵対する者の戦闘意欲を完全に無くし、人によっては必死に許しを乞いたり、幼児退行する者まで現れる。

対抗するには同じ広さの空間を支配しなければならない。


美勒王編のラストで魂や霊体を取り込んで完全に力を取り戻した美勒は、地球に襲来したラ=グース細胞を全く相手にならない程の力の差を見せつけて消滅させた。
仏軍の別の宇宙でのラ=グース細胞との争いは惑星が粉々に砕けたりする程の大立ち回りだったが、彼の場合はそれすら発生しなかった


細胞を消滅させた後は、恋人の夜叉姫と共に何処かへ去り、歴史の影に消えた。
しかしその血脈は、着実に人類を更なる兵器の高みへと押し上げていく……




――誰かに追われているのか?

「いつも見張られている気がする」

「遠い遥か彼方から」

「いつも誰かが見ている気がする」

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最終更新:2023年12月07日 15:26