アンパンマン

登録日 :2011/06/10(金) 23:56:32
更新日 : 2017/07/11 Tue 23:48:50
所要時間 :約 10 分で読めます




\やあ/





アンパンマンとは恐らく大半の人が知っている、国民的ヒーローである。

原作者:やなせたかし
CV:戸田恵子




概要

●出生
ジャムおじさんが作ったアンパンの種に、突然いのちの星が落下したことにより誕生した。
ちなみに第一声は
「僕、アンパンマンでちゅ」

そのため名付け親は存在しない。
後に赤ん坊になった際にはばぶばぶしかしゃべらない癖に、この第一声は実に明瞭に話した。

エピソードによって諸説あるが、崖から落ちそうになったジャムおじさんを助けた時や、砂漠で倒れていたやなせうさぎを助けた時に、
胸の奥の心が温かい気持ちになったことがきっかけで、困っている人を助けることが自分の使命であり、それが自分の生きる目的だと自覚する。
『よみがえれバナナ島』や『おもちゃの星のナンダとルンダ』では、これについて「どうして?」と聞かれた時、
アンパンマンは「誰かが悲しんでいたり目の前で困っていたら、何か自分に出来ることをしてあげたい。ただそれだけ」と答えている。


●性格
その表情を見ても分かるようにお人好し。
一人称は「僕」。しかしアニメや劇場版以外の作品では、一時期「俺」でしかも性格がニヒルだった事がある。

呼び方は「君」。しかしアニメ初期~中期では、怒っている時は極々稀に「おまえ」になることもあった。

皆の平和を守るヒーロー故に、この世界全ての人のことが好き。裏を返せば、特定の誰かと恋仲等の親密な関係になったりすることは無いとも言える(例外もあるが)。
それは悪人も含まれており、例えばいきんまんでも助けを求められればすかさず手を差し伸べる。
アニメや劇場版を見れば分かる通り、自信を無くし落ち込んでいる者や心を閉ざしている者には温かい言葉で励まし、悪人に騙されていて周りに危害を加えてしまった相手は一切責めず笑顔で諭す等、彼の優しさは留まるところを知らない。

ただし周りに多大な迷惑をかける悪人には厳しい。しかしそれでも一方的に攻撃することはなく、まず「やめるんだ!」と止めに入り、場合によっては「どうしてこんなことをするんだ!」と訴えかける。
それでも悪事をやめない相手には、人々を守る為、あるいは悪人へのお仕置きとして(どちらもアンパンマン自身が述べている)、やむを得ずアンパンチ等の攻撃を繰り出す。
だからといって悪事を働いた者を嫌うことはなく、むしろ本当は仲良くしたいと思っている。
実際にばいきんまん等の悪役キャラが悪事を働かずに普通に過ごしている時や良いことをしている時は、アンパンマンは笑顔で語りかけている。

ちなみにばいきんまんが絶対にアンパンマンに勝てない理由は、アンパンマンは皆の夢を守る存在であり、その中に ばいきんまんの「アンパンマンに勝ちたい」という夢も含まれているから である。
事実、ばいきんまんは1度夢の中でアンパンマンに勝利した(と思い込んだ)際、生きる目的を見失って「自分は今までアンパンマンを倒すことが生きがいだったのに、
アンパンマンを倒した今、これからはどうやって生きていけばいいんだ…」
と言いながら涙を流していた(その後アンパンマンが駆けつけた時は、自分の生きがいであるアンパンマンが生きている、自分が生きる目的を失っていなかったことを知り、嬉しそうにしていた)。



●特徴
やはり顔を食べられるという事だろう。

中身は「勇気の花」のジュースが入った特別製あんこ。
味の方は食べた誰もが「ンまぁぁぁい!!」というほど美味であるらしい。

ちなみに粒あん。
こしあん派の人にとっては少し残念な情報である。

また、「勇気の花」のジュースが入っていない顔の場合、元気100倍ではなく、元気(勇気)3倍にまで戦闘力がさがってしまう。
この状態では、強そうな敵が相手だと怯えながらもなんとかのろのろ戦いを挑む有様で、マジで常人の3倍程度の元気(勇気)になってしまう。
稀に元気100倍ではなく「勇気100倍」になることがあり、この状態のアンパンマンは作中最強とも言える。
特に『勇気の花がひらくとき』終盤での無双っぷりは燃える。

言うまでもないが、頭部がアンパンであるが故にアンパンマンである。
少し欠けた程度では体力に影響は出ないが、余りにも大量に人に分け与えたり、大部分が濡れたり汚れたりするとへろへろになってしまう。
「劇場版で大気圏突破をしたりしていたが、顔のアンパン消し炭になるんじゃないの?」
とか突っ込んではいけない。気合だ。


実はアンパン以外でも代用可能である(中身が餡子であれば大抵元気100倍になるが、中身が別の素材だと一部弱体化する場合もある)。

以下、主な代用品
  • カレー
  • クリーム
  • 栗餡
  • 最中
  • 中華まん
  • 饅頭
  • パイ
  • メレンゲ
  • 金太郎飴
  • 素麺

「もはやアンパンマンじゃなくね?」とは突っ込んではいけない。


ちなみに変身、変装形態も多々あり、確認出来ただけで33形態ある。
時間があれば探してみてはどうだろう。


自身が飲食することをせず、みんなが食事をしているときは傍観者でいる(誕生日ケーキを食べたり、他の者と同様にパンをとったり、自分の席の前にも配膳されたりと、ごく稀に食事の描写がみられる)。
これについては「自身を食事として差し出す役目があるから」、「頭の中のあんこをエネルギー源にするため、食事の必要がない」、「体と頭が繋がっていないために食道も無く、飲食ができない」という説もある。


●戦闘力

  • マントがあれば宇宙まで飛べる
実際に劇中で宇宙まで飛んだ。ちなみに『ハピーの大冒険』では雷よりも速く飛んだ。
更に『消えたアンパンマン』では顔が欠けているにも関わらず、ばいきんまんが作り出したブラックホールの重力に逆らって飛んだ。

  • 首なしでも生きられる、空を飛べる
絵本『あんぱんまん』では顔を与え切った後、ふらふらになりながらジャムおじさんの元へ帰還した。
作者曰く、胴体にいざという時のエネルギーを貯蓄しているという。

  • 惑星をこっぱみじんにする
「スターライトアンパンチ」を参照。

  • 手を使わずに顔を高速回転出来る
描写がリアルであればトラウマものである。

  • 体がどんな状態でも顔さえ変われば復活
文章の意味をそのままで取れば、体がミンチより酷い状態でも蘇る、ということになる。
恐るべき再生能力……
実際には、アンパンマンの体にはいのちの星というものが溶け込んでいるらしく、これがなければ復活できない(『いのちの星のドーリィ』より)。


■必殺技
アンパンチ:ご存知アンパンチ。バリエーションも多い。
ロケットアンパンチ:宇宙空間から急降下、摩擦熱と高速を加えたアンパンチ
スーパーアンパンチ:仲間からの熱い思いを込めて炎を帯びる
スクリューアンパンチ:高速回転で渦巻きを起こし、威力増加
スターライトアンパンチ:星の力を取り込む。惑星を割るほどの威力。
の他にも合体技や体が金色になったり、光に包まれたアンパンチもある。

アンキック:アンパンチに隠れがちだが威力は高い
ジャイアントスイング:初期はこれで仕留めたりしてた。

放熱攻撃:強力な閃光も放てるらしい。


●誕生秘話
原作者であるやなせは従軍経験があり、それもあってか
「人生で一番つらいのは食べられないこと」
という考えがあり、それに加えて
「これまでのヒーローは「正義」を口にするが、飢えや空腹の人間に手を差し伸べなかった」
という思いもあった。

そしてアンパンマンを始める前、やなせは売れない作家だったらしく、空腹の日々もあった。

そんな時、その考えもあり、
「飢えや空腹に困る人々に食べ物を届けるヒーロー」
に着想し、今に至っている。




空腹の者に顔の一部を与えることで悪者と戦う力が落ちるとわかっていても、目の前の人を見捨てない。
そしてどんな敵でも戦いを放棄しない。特に近年の劇場版では、アンパンマンのこの部分が強調されている(一部例外もあるが)。
しかしアニメでは思いっ切り敵から全力で逃げたり、倒れて動けなくなりゲストキャラに運ばれゲフンゲフン



やなせ曰く「本当の正義は決してかっこうのいいものではなく、そのために必ず自分も深く傷つくもの」
だそうだ。

やなせ作詞の主題歌「アンパンマンのマーチ」の「愛と勇気だけが~」も「戦う時に必要なのは愛と勇気」という意味が込められてるとか。


歌詞の内容も心動かされる部分があり、大きくなるとその良さが分かってくる。


○アンパンマンと戸田恵子
同じ子供向け番組『きかんしゃトーマス』(ポンキッキーズ版やガンダムのマチルダさんに鬼太郎(80年代版)、女優としての顔を持つ彼女(元子役・歌手)が二十数年変わらずアンパンマンの声を担当している。
というかアンパンマン以降はそれ以外の声優仕事が急激に減少し、ドラマ・映画出演の方が多くなっている。
アンパンマンのため地方公演の際は日曜の夜(月曜日の朝収録がある)にとんぼ返りし、
舞台千秋楽は日曜が多いため翌日のことを考えるとハメを外すこともできなかったという。
それでも『アンパンマンは私の一部、この仕事は神様からいただいた宝物』と語っており愛着の深さが感じられる。


●余談
誰もが思う「顔を食べさせるのは残酷」ではないか、という疑問をやなせに聞いたところ
「アンパンだから大丈夫 (キリッ」と答えたそうな。

TBSの番組・リンカーンの『激論!朝までそれ正解』で「あ」から始まる人気者の座を嵐に奪われた。

『超こち亀』にやなせが提供した漫画では、ばいきんまん・ドキンちゃんと共に両津勘吉と共演した。自分をさしおいてバイキンメカに「両さんパンチ」を喰らわせる両津勘吉に、「僕のテリトリーに勝手に入られても困るんですけど」と困惑していた。

誕生日は作者の誕生日と同じ2月6日とする他に原型作品が発表された10月1日、またはアニメ放送開始日10月3日とする場合もある。

JR四国には作者が四国生まれ、という縁からアンパンマンのラッピングを施した「アンパンマンカー」というディーゼル特急車両が存在する。

因みに現在のアンパンマンは三代目。
初代アンパンマンは人間で、ヒーロースーツを着たオジサンが世界中を廻って子供達にアンパンを配ると言う物だったが
「これでは子供に受けない」
と言う事で、現在のデザインとなった。
ひもじい者を救うという正義を実現するために深く傷つく(物理)と言う意味ではある意味いい変更だったのかもしれない。

二代目アンパンマンは現在のとほぼ同じ姿をしているが、仲間が全くおらず、頭を食べさせつくすとそのままエネルギー切れで死んでしまった。

劇場版アンパンマンのマーチは必聴。ちなみにアンパンマンが一度死んだときの挿入歌。


2015年に放送開始した『おそ松さん』ではデカパンが第3話で「ほれいけ!DEKAPAN-MAN」というアンパンマンのパロディを行った。
....だがデカパンマンのパンツから自身のあれにしか見えないものを取り出すと言う、オリジナルのアンパンマンに失礼なもの内容のためテレ東の社長が謝罪する羽目になりBS-ジャパン放送版では修正、映像ソフト化では収録見送りになっている。



顔がアンパンのヒーローに助けてもらった方、追記・修正お願いします。

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