ユミル(進撃の巨人)

登録日 :2013/05/25 (土) 14:40:27
更新日 : 2017/05/12 Fri 19:25:43
所要時間 :約 7 分で読めます





私はこの名前のままでイカした人生を送ってやる

それが私の人生の復讐なんだよ!!







進撃の巨人」の登場人物。
CV.藤田咲




第104期訓練兵の一人。
上位10名の中には入っていないが、これはクリスタに順位を譲ったためで、本来の実力は上位のものであるらしい。
名前が判明したのは9巻。それまでもクリスタと一緒にちょくちょく登場していたものの、名前が一切出てこなかった。
アニメでもEDのキャストでは(公式サイトで普通に表記されているにもかかわらず)「そばかすの女」表記。


クリスタのことを誰よりも気にかけており、彼女の自己犠牲的な行動を咎めたり、
彼女が調査兵団に入ったのを理由に自身も調査兵団に入団するなど何かと世話を焼いており、
アニメの公式サイトでは 「クリスタのことを愛している」 とまで書かれた。まあ本人は全て自分のためだと言っているが…

それに比べて他の奴に対してはものすごく口が悪く、クリスタを神と崇め始めたサシャをパシリにしたり、
エレンを失って茫然自失のアルミンを罵倒したりしていた。
とはいえ気を使っていないわけでもなく、サシャとも割と仲良くしていたり、アルミンへの罵倒も彼に発破をかけるためだったとも考えられる。

素性は一切不明。他の者には読めない文字を読めたりと謎が多いが…?








以下ネタバレ



実は彼女が訓練兵団に入ったのはクリスタを探すため。

訓練兵団に入る前の彼女は盗みを行って生活していたのだが、ある時内地の教会でクリスタの境遇を知り、
自分の境遇と似た状況にある彼女に共感したことが交流の原点になっているらしい。

「偶然にも第2の人生を得て私は生まれ変わった」、「元の名前のままで生き、生まれ持った運命などないと証明してみせる」と自分の人生を語っており、
名前を偽り、生きることへの執着が希薄な自分とは正反対の彼女に胸を張って生きて欲しいと願っている。

そして訓練兵時代、雪山での山中訓練の際、負傷した仲間を意地でも麓まで連れて行こうとするクリスタに対してそのことを明かし、
負傷した仲間を下に基地が見える崖から投げ飛ばした。
その時どういうわけか負傷者は無事に基地にたどり着いており、クリスタはユミルにその方法を問いただすが、
彼女はそれを語らず、代わりに「いつかそれを明かしたら、お前は本当の名前を名乗って生きろ」と約束させた。















以下最重要ネタバレ
アニメ派は閲覧注意

















…でも
その時に心から願ったことがある

もし生まれ変わることができたなら…

今度は自分のためだけに行きたいと…

そう…
強く願った



ウトガルド城での戦いの際、突如 巨人化

他の巨人化能力者の巨人体と比べてかなり小柄であり、3~5m級。その姿も頭部の大きさに比べて胴から下がやや矮小なずんぐりとした体格をしている。
そして女型の巨人と異なり、どう見ても男性的な体をしている。
小柄な体躯であるが、その分立体機動さながらの身軽な動きが可能であり、ユミル曰く巨大樹の森のような地形なら鎧や超大型巨人より強いとのこと。

仲間のために戦うユミルだが、敵の数が多すぎたために徐々に劣勢になり、追い詰められてしまう。
が、救援部隊の到着によってどうにか一命を取り留め、クリスタはその奮戦に答えて本当の名前を名乗ることを決意したのだった。
が、安心したのも束の間。正体を現した超大型巨人と鎧の巨人によってさらわれてしまった。

「獣の巨人」についても何かを知っている様子で、同じくさらわれたエレンに対して「本当の敵」について何かを語ろうとしたが、
ライナーから自分たちにつけばクリスタだけは助けられると言われ、口を閉ざしてしまった。

彼女の巨人体の姿は、過去ライナーベルトルトを襲って仲間を食い殺した巨人と同じ姿をしている。
ライナー達の仲間を食い殺した時の記憶は無いらしい(これをライナー達も理解していたことから巨人化能力者の謎と関わりがあると考えられている)。
過去に巨人化し、60年近く「壁」の外をさまよっていたらしい。

その後、調査兵団が追いついてきた時に同行してきたクリスタへの想いが暴走。
密林という、彼女の巨人体に適している地形の優位性からライナーとベルトルトを脅し、巨人化してクリスタを拉致した。

しかし、エルヴィンが巨人を引き連れてきたことで状況は乱戦に陥り、クリスタを守るためにどちらに付くべきか迷っていたところ、
エレンが巨人を操る謎の能力を目覚めさせ、これならまだ「壁」の中にも希望はあると調査兵団と共に撤退しようとする。

だが、その直後に窮地に陥ったライナー達の救援に戻り、どうにか巨人の追撃を逃れたが、手ぶらでは戻ることのできないライナー達のため、
付いていけば無事ではすまないと知りながら彼らに付いていくことを決めた。


「ただ存在するだけで世界に憎まれた」、「大勢の人の幸福のために死んであげた」と語っているが、過去に何があったのかは未だ不明。


巨人の中には「ユミルさま」、「ユミルのたみ」なる言葉を残したものがいるが、彼女との関連性は不明。


余談

  • スカンジナビアの神話は、「南からの火のような雲と北からの氷のような風が結びついた霧から氷の妖精と
    巨人ユミル (インド神話の最初の人間ヤマ(仏教の閻魔)と同語源)が誕生する」ところから始まっていたため、
    名前の時点で巨人化能力者だと予想していた読者も多かったようだ。
    • ユミルは彼と妖精の間に生まれた3人の孫に切り刻まれ、血は海に、胴は地に、頭蓋骨は天になったという世界創造神話である。
      (古代中国の盤古やインドのプルシャ、少し違うがバビロニアのティアマトやプンタンとフーナなどと同じ 世界巨人型神話 と言われる)

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