ブラフ/ハッタリ

登録日:2010/07/29(木) 21:31:38
更新日:2022/08/20 Sat 21:14:21
所要時間:約 4 分で読めます




カードは…このままでいい(●●●●●●●)




[bluff]

意味
こけおどし(する)、威嚇(する)、はったりで切抜ける


ブラフとは、主に勝負事で行われるテクニックの一つ(大抵は卓上)。

相手に「自分には手がある」というように見せかけ、相手の行動をしばることである。まぁつまりはハッタリの事である。
ミスディレクションとのコンボ攻撃もあったりする。

ブラフの仕掛けかたは様々だが口プレーなどあまりにも行き過ぎた行動をした場合、マナー違反になるので注意すること。
特に自分の手の情報を喋って相手をハメようとする行為は「(口)三味線」と呼ばれ、内容を問わず大抵のゲームでは失格・出禁もあり得る厳禁行為である。

ちなみにボードゲームにはそのものズバリの「ブラフ」というタイトルのドイツゲームが有ったりする。
元は「ライアーズ・ダイス」と呼ばれていたアメリカ製のゲームでダイス目の数でハッタリをかけそれを見破る勝負をするゲームである。


ポーカーの場合】
手札に役がない時でも余裕を崩さず、内心の焦りを顔に出さない。
その上でベットやレイズを行うことで相手に「相当強い手が入っている」と思わせ、フォールドするように仕向ける。
また、こういう風に内心の感情を顔に出さない人、あるいは無感情な顔のことを「ポーカーフェイス」と呼ぶことも。

なお、他では重大なマナー違反とされる口三味線もポーカーではむしろアリとされる。


麻雀の場合】
とにかく多彩。自分の配牌が悪いほど効果的。

  • 安手なのに高い手であるように見せる(染め手ブラフ等)
  • ノーテンなのにテンパイに見せかける
  • 逆に流局時にテンパイしていてもわざとノーテン宣言して手の内を隠す
  • 初手から4,5,6などの効率の良い牌を捨ててチートイorチャンタor国士を張っているように見せかけ、相手に字牌を捨てさせにくくする
  • 露骨に高い手を張っているように見せ、相手がオリた所を狙い撃つ
  • 白、發と二鳴きして、あからさまに中も二枚手にあるかのようにふるまう行為。
  • 鳴いて飜牌、タンヤオ、三色同刻と次々に匂わせて最後の一打に絞った河底でアガる行為。

など。ただし三味線に対しては特に厳しいので注意。
「倍満まであるぞ」「全然手が進まない」といった口ジャミはもちろん、
溜息、舌打ち、鳴く素振りをする(腰牌)、リーチ後に迷いながら捨て牌する(手ジャミ)、といった仕草によるブラフもNGとされる場合がほとんど。


ババ抜きの場合】
最後の2枚になった時、どっちかを異常に強調して(例えばこっちがババだよとか言いながら)差し出してくる。
確率は1/2なのでブラフの意味はあまりないが、この時にババを引いてしまった時の精神的ショックは計り知れない。
むしろそれ狙いの戦法とも言える。


遊戯の場合】
オネスト警戒、ゴーズ警戒、伏せカード警戒など。
特に伏せカードでのブラフは原作の王様もやっている。

禁止カードや制限カードの緩和などがあると一気に常識が変わるため、
他のカードゲームに比べて圧倒的にブラフプレイが生きてくるカードゲームである。
例えばガン伏せは大嵐・ハーピィの羽根帚が禁止されているならよくあることだが、そうでないならメタポやスタロ、アーティファクトなどを疑わなければならない。

例えば大嵐が存在する環境下では「たくさん伏せるということは手札に大嵐がない」というある種の常識が存在した。
そこで「先攻で2伏せ→相手が安心して3伏せ→返しのターンで伏せの1枚《強欲で謙虚な壺》を使うと、もう1枚の伏せ《大嵐》で1:3交換」などというプレイが存在した*1。常識を利用した逆ブラフといえる。
また、かつてはライトロードを使用する際に
「ライロの能力でミラフォが墓地に落ちると無警戒に攻撃されてしまう*2なので最初からミラフォを投入しない。」というデッキ構築の時点で始まるブラフもあった。

「ダメージ計算良いですか?」とか「私の場にはタキオン・ドラゴンがいる」とかもある。


【デュエル・マスターズの場合】
タッチ色を初手マナに置くことで相手にこちらのデッキカラーを誤認させる、
また《エメラル》によるシールド操作でシールド・トリガーを臭わせると言った手法が存在する。
…がデュエマ自体子供向けのゲームと言うこともあってかブラフを張る方法はこれぐらいしか存在しなかった。
しかし戦国編でニンジャ・ストライクが登場してからは一転。常に手札の枚数とマナの数だけでブラフが成立するという状況が多発している。
威牙の幻ハンゾウ》を使ったバトルアリーナ2008のギャラクシーマスター決勝戦はブラフが勝利に直結した代表的な例。

また、召喚するつもりはなくても超次元ゾーンにサイキッククリーチャー/ドラグハートを置くことにより相手にそのカードを意識させる・デッキ内容を誤認させることも。


Magic the Gathering】におけるブラフ
青マナを残し、対抗呪文を持ってるように見せかけるブラフが過去は多発していた。
島2枚+手札1枚=ブラフ成立。

現在では赤1マナを残し、稲妻を臭わせたり、青マナを残し、マナ流出や取り消しを臭わせるといったブラフが行われている。

プロプレイヤーの中村修平はやたらとブラフが上手かったため「三味線引いてる」とのダブルミーニングで「しゃみしゅー」というニックネームが付いていたほど。
「何を言っても本音だと思われない」とまで言われたそのテクニックは「しゃみられた」という動詞にまでなっている。

2019年ころから、プロツアーなどの高レベルな大会では「試合開始前にお互いのデッキリストを見せ合う」というリスト公開制の大会が増えてきた。
そこで「採用枚数が0だと相手はその可能性を切ることが出来るが、1枚でも採用されていた場合はそのカード持っている可能性を考慮しなければならない。」という状況が発生。
相手にそのカードを持っているかもしれないと思わせる」というブラフのために、カードを1枚だけ採用するというリストが増えている。



また日常では


などがある。



ヒィィィィィィ
追記してやるゥゥゥゥ
おれは最強のWiki篭りだァァァァ
受けてやるゥゥゥゥ
修正してやるゥゥゥゥ
修正!修正!修正!しゅ…
だ…だめだ…恐ろしい…
声が出ない…ビビっちまって
息がッ!息がヒッ ヒック ククク

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最終更新:2022年08月20日 21:14

*1 このプレイを行ったプレイヤー名から「J-Storm」などと呼ばれる

*2 当時はミラフォは制限カード