ストライクガンダムのバリエーション

登録日:2011/09/30 Fri 19:55:26
更新日:2023/08/11 Fri 22:10:41
所要時間:約 12 分で読めます




この項目では、『機動戦士ガンダムSEED』の主人公機ストライクガンダムのバリエーションについて解説する。




◆パーフェクトストライク


型式番号:GAT-X105+AQM/E-YM1

『ガンダムSEED(HDリマスター版)』で登場したストライクの新形態。
エール・ソード・ランチャーの3種のストライカーパックを一度に装備可能にする「マルチプルアサルトストライカー」を装着した、所謂全部載せ形態。
一応形式的には他形態同様パックの名称に則した「マルチプルアサルトストライク」となるが、変則的な装備であるためか「パーフェクトストライク」という呼称が用いられることが多い。

換装機体のお約束として以前から模型ファンなどによって考案されていた。
リマスター版では最初期からアイキャッチで登場しており、長らくサービスカットだと思われていたが、オーブ解放作戦の折に新規作画で登場を果たした。出撃時に突然3種のパーツが一緒に取り付けられるシーンに多くの視聴者が度肝を抜かれた。

エールストライカーを基軸に上部の主翼を後方にズラし空いたスペースに新規ジョイントを追加し、ソードストライカーの対艦刀とランチャーストライカーのアグニを搭載。
更に右肩にコンボウェポンユニット、左肩にマイダスメッサー、左腕にパンツァーアイゼンを装着する。
バックパック後部には4連装バッテリーパックを懸架しており、使い切ると随時分離する仕組みとなっている。

エールの機動力にソードとランチャーの攻撃力を加え遠近に対応した万能機として考案された。
しかし元々独立して装備する3種の装備を無理やり一纏めにしているようなものであるため、重量バランスの著しい悪化を招いているとされる。
また、追加バッテリーパックで対応しているとはいえ、逆に言えばそうしなければならないほど電力消費が激増しているということでもあり、非常に運用しづらい形態であったことは確かである。
こういった難点もあって同時期に製造され似たような欠点を抱えていたI.W.S.P.が研究の末に洗練され発展形へと繋がったのとは対照的に、この装備が使用されることもほとんどなく、発展形も造られなかった。


【劇中での活躍】

劇中ではカラミティに対艦刀で斬りかかったり、多数のストライクダガー相手に大暴れするなど登場自体は僅かだが、印象深く残った。
OP3とOP4でも一応登場。特にOP4ではプロヴィデンスガンダムと交戦していたため、最後までパーフェクトパックで再登場すると思っていた視聴者は多かった。


【立体化】

最初に公式でストライカーパック3種同時装備が行われたのは、2004年に発売されたBB戦士の「ストライクガンダム ストライカーウェポンシステム」。この時は「スーパーストライクガンダム 」という名のSDガンダムオリジナル形態であった。
パーフェクトストライクと異なりただ3つ同時に付けただけなので追加バッテリーなどは無し。ついでに付属のスカイグラスパーも同じ要領でフル装備仕様にできる。

MGエールストライクガンダム Ver.RMに旧版MGのランチャー/ソードストライクガンダムのストライカーパックを組み合わせることで再現可能(増加バッテリーはVer.RMに付属している)。またプレミアムバンダイ限定でVer.RM用として旧版のストライカーパックに水転写デカールを追加したものも発売された。
その際に設定された情報では、地球降下作戦の時点でアークエンジェルに艦載されていたが、キラ・ヤマトが一目見て使い所が無いと判断されてしまい、お蔵入りになっていたという。それをわざわざ初陣で使うムウさん……。
2022年にはガンダムベース限定商品としてVer.RM準拠のパーフェクトストライクにグランドスラムを追加したパーフェクトストライクガンダム グランドスラム装備型も発売されている。


HDリマスターに合わせてHGでも発売。
ストライク本体は2002年に発売された旧型が流用されており、ほぼ同時期に発売されたHGCE版ではない。
バックパックはエールストライカーの一部とその他全てが新規造形で作られたが、立体化する事に意識が向いていたのか合わせ目が非常に多い。
ただし、2021年に発売されたEG版ストライクには肩部武装も合わせて装備できるので、もし塗装等無しで飾りたい場合はこちらに装備させた方が良い。

RGでも発売。
増加バッテリーパックは1つ1つ脱着が可能で、背面に重心が傾く都合から新規に腰部サポートパーツが付属。
2022年段階ではプレバンでの再販も無く購入が難しい一品ではある。

ROBOT魂でも2013年に発売。
通常版では付属していないバズーカが新規で付属。さらに対艦刀シュベルトゲベールの刀身が2つ付属し、片方はアニメ放映中アイキャッチで見せたサンライズ立ちモーションを再現する先端部分が大きくなったバージョンになっている。

意外な事にとにかくバックパックを増やしたがるMETAL BUILDにしては珍しくパーフェクトストライクは発売されていない。
ただ全バックパック自体は発売しているため、なんちゃってパーフェクトストライク形態は再現可能。背中さえ見せなければ違和感は無い。
だがそうこうしているうちに、オオトリパックやI.W.S.P.が発売し、特に前者と合体したマキシマムパーフェクトストライクなる形態が登場。もはや立つ瀬が無さげである。


【ゲームでの活躍】

PlayStation Vitaゲーム『BATTLE DESTINY』にも登場。

アーケードゲーム『機動戦士ガンダムExtreme VS.MAXI BOOST』にも参戦。パイロットはムウ。
それぞれのストライカーを使いこなさなければならない2000コストのストライクとは別物と言っても良いほど勝手が違い、機動力は低いが対艦刀やアグニを常時使えるため火力が出しやすい。
しかし、器用貧乏感は否めず、単発火力に頼り気味な射撃戦では特に硬直の隙を狙われがちだった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON』では環境の変化もあったが、少しばかり優遇された。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2』では超強化を得て参戦。
格闘CSにガンランチャー&バルカンが配置され、強誘導かつ強よろけでメイン射撃で落下できたため、乱発する人が増加。
特殊射撃のアグニはヒット時のふっとび方向が調整され、2発連続で入りやすくなり、『アグニは入れ込みで二発』と揶揄されるまでになった。
結果、あまりに強くなり過ぎたため運営からお仕置きを受け弱体化。しかし後衛機としての価値は未だ有しているため、優秀さは消えたが弱機体と言われるほどではない。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST』では、格闘CSにバスター呼出が追加。徹甲弾発射か一斉射を選択できるが、徹甲弾はプレイアブル機体と同じくワンテンポ遅れる分銃口補正が非常に強いため、セットプレー用としてかなり使える。
一方、射撃CSは従来の格闘CSだったガンランチャー&バルカンが移設され、アグニ照射は下特殊射撃に個別弾数化している。不必要な時は後ろに下がって高威力照射ビームを垂れ流していた前作までの動きを制された形となり、今後はある程度前へ出ていく必要がある。
実弾系武装の誘導低下と耐久値変動無しという二つの要素が相対的に本機の評価を下げており、機動性の無さと併せて2500コスト機体にしては頼りがいが無いのが本作での評価か。
2022年8月に調整が入り、新規の格闘連撃と射撃CSが対艦刀投擲に変更。格闘CSが従来の射撃CSが移設され弾数制になった……のだが、調整前の方が強かったと称されるほど微妙な調整だった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST』では、前格闘にキラキックを貰った。射撃CSからのキャンセルルート増設やN特殊格闘に強判定の旧前格闘移設などがされたが、性能は相変わらず微妙。
と思っていた所上方修正が入る。射撃CSに射撃派生で下特殊射撃が出せるようになり、弾数制限無くゲロビを流せるように戻った。そして空いた下特殊射撃には再びバスター呼出が戻ってきたが、メイン射撃二連射という手堅い攻撃な上にメイン射撃キャンセルルート付きという有って当然の待遇を受けた。地味だが特殊格闘の発生が強くなり接近戦での択もかなり強い。

◆ストライクI.W.S.P


型式番号:GAT-X105+AQM/E-M1
武装:
  • 115ミリレールガン×2
  • 試製9.1メートル対艦刀×2
  • 105ミリ単装砲×2
  • (コンバインド・シールド)(30ミリ6銃身ガトリング砲×1+ビームブーメラン×1)


『機動戦士ガンダムSEED MSV』の機体。
P.M.P社にてストライク完成当初から考案されていた装備形態。
装備名であるI.W.S.P.は、「Integrated. Weapons. Striker. Pack(統合兵装ストライカーパック)」の頭文字を取った物。

ストライクの基本装備として採用されたエール・ソード・ランチャーの3種のストライカーの能力を統合を目指して設計されている。
着想としては上記のパーフェクトストライクと似ているが、こちらは各ストライカーをそのまま使うのではなく、コンセプトだけを引き継いで新規に装備類を設計し、一体化させる方針となっている。
しかし、やはり武装が高出力なせいで本体のPS装甲などの兼ね合いでタイトになっていた電力消費量の更なる悪化は避けられなかった。
加えて一体化させはしたものの、それでも全体的に大型かつ重量バランスが偏った設計となり、余程のエースで無ければ使いこなせない代物となってしまった。
そのため、P.M.P社での開発は断念されたが、その後の技術進歩によって同型装備が試作的に製造されたりしている。

ソードカラミティと交戦している映像があるが、プロモ用の作り物で実際に交戦した訳ではない。



◆ガンバレルストライク


型式番号:GAT-X105+AQM-E/X04

『SEED MSV』の機体。
メビウス・ゼロをベースにしたガンバレルストライカーを装着した形態。
見た目はストライクの背中にメビウス・ゼロがくっついているような感じで、有線式ガンバレルが4基搭載されており、オールレンジ攻撃が可能。

大戦末期にムウ用に造られたが、ムウが脱走した為、モーガン・シュバリエの手に渡り、105ダガーに装着して運用された。
その為、ストライクでの使用記録はない。
ストライカー自体にコクピットが設置されており、パイロットが操縦する事で戦闘中に補充が可能。また、ストライカーの機首は着脱可能。

GBAソフト『友と君と戦場で』では、条件を満たすとムウのストライクがガンバレルストライクに変更される。
能力は高いが燃費が悪いので、専用シナリオでは雑魚戦で一度に複数をロックオンして節約しないと、プロヴィデンス戦でガス欠する。



◆ライトニングストライク


型式番号:GAT-X105+P204QX


『SEED MSV』の機体。
IDEX社が考案した「補給機能&超長距離精密射撃」をコンセプトとするライトニングストライカーを装備した形態。
元々はGAT-Xシリーズの課題だった電力消費量に対応することを目的とした装備だったが、
当初連合から提示された「ストライクのパワー容量の1.5倍」という電力を賄うのにIDEX社の技術ではバッテリーや冷却装置の小型化が追い付かず、完成させられなかった。
その後、開発を引き継いだモルゲンレーテ社がバッテリーと冷却装置の小型化に成功し、ようやく実際の製造が可能となった。

装備時には背面にストライカー本体、両腕にマスターアームユニットを装着。
この時、本体は各部が展開し胴体前面やリアスカート部分にもパーツが装着されるというストライカーパックの中でも珍しい構造になっている。
搭載され大容量バッテリーで稼動時間を確保しつつ、戦闘中他の機体への電力供給を行う補給ポイントとしての役割を想定している。
大型スラスターやプロペラントタンクを備えオーバーブースト機能も持っているが、本体の機動性はそれほど高くないので、補給作業をしつつ、折り畳み式の長距離狙撃レールガンによる遠距離戦闘がメインとなる。

オノゴロでパーツが製造され、オーブ解放作戦の後クサナギの中で組み立てられ、ムウのストライクに装備された。
しかし、テスト使用の最中に偶発的に戦闘となり、ストライカーパックを破壊されてしまった。
後に回収・修復されたのか、漫画『機動戦士ガンダムSEED ΔASTRAY』にて、ファントムペイン所属の105スローターダガーが装備しているのが確認されている。

長らく立体化にも恵まれなかったが、2020年9月にMETAL BUILDで発売決定。それに際して一部設定が追加・改変された。


【武装】

  • 70-31式電磁加農砲
電磁加農砲はオーブ内での呼称で、要するにレールガンの事。
通常時は分割して両腕部に設置し、展開・合体後に腰部のバッテリータンクに有線接続して使用する。
とんでもなく射程が長い事で知られ、地上では測距離センサーとの連動込みで120km、宇宙なら適切な磁場・重力偏差修正をすればだが1万kmととんでもなく長い。有視界戦闘の定義が壊れる。
後のMETALBUILDでは設定が改変され、初速の減少と引き換えに宇宙では38万kmと大幅に射程が延長している。更にMETALBUILDを基軸においたガンダムSEEDのMSV企画「オルタナティブストライク」では、実際の射撃で4万km先の目標へ射撃を成功させるというとんでもない成功例が出ている。

  • 70式強化徹甲尖頭弾
上記の電磁加農砲が分割された状態の右腕部側。射程が短くなるが、取り回しが良くなる。

  • Hi-DEW(高指向性エネルギー兵器)
METALBUILDで追加された武装。

【余談】

2002年8~12月にかけ開催された、『SEED』のメカコンテストにおける『ストライクカスタマイズコンテスト』でホビージャパン賞に選ばれた作品。
元々は「重装甲+高機動」というコンセプトだったが、デザインをリファインするに当たり、エールと被るという理由で変更されている。

スーパーロボット大戦W』では条件を満たすと入手できる(ルージュでも使える)。



ストライクルージュ


型式番号:MBF-02

『ガンダムSEED』並びに『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。
イージスガンダムとの戦闘で大破したストライクを修復する際に製造した予備パーツを組み上げるという、どっかで聞いた事のある経緯で作られたストライクのコピー機。

コピー機故に基本的にはストライクとほぼ同じ性能となっているが、組み上げる過程でモルゲンレーテ社にて独自の改良を施されており、
強化型バッテリーユニット「パワーエクステンダー」の採用によって電力の供給効率が上がると共に稼働時間も伸びている上、電圧調整によってフェイズシフト展開時のカラーリング変更が可能。
この副産物により、「ルージュ」の名の通り、機体のカラーリングが赤・白・ピンクという「ガンダム」系の機体ではあまり類を見ないものとなっている。

詳細は項目を参照。


◆ストライクルージュI.W.S.P.


『SEED MSV』の機体。
P.M.P社から計画を移譲されたモルゲンレーテが試作したI.W.S.P.をストライクルージュに装備させた形態。
パック自体は計画開始時から数えて3号機に相当する。

強そうだから」というカガリ・ユラ・アスハの希望により選択され、この装備での出撃を想定していたが、ナチュラルで完全素人のカガリが使い熟せる訳が無く、敢え無く断念。
一説ではこれによってエールストライカーのパーツを再入手する必要が生じ、実戦投入が遅れたとも言われる。

その後も装備の機会には恵まれていないが式典時などに使用されていたとも云われる。
『DESTINY』のOPでは背景に何度か映り、『SEED MSV』のOPでも一応戦陣に立っている姿がある。
『ΔASTRAY』では、ファントムペイン所属であるマーシャン追撃部隊の105スローターダガーがこれを装備して出撃している。
が、スウェン・カル・バヤンが搭乗するストライクノワールのパックが破損した時の予備としてパックを外され、ダガー本体は海に墜ちた。



◆ストライクルージュ オオトリ装備



武装
  • レールガン
  • ビームランチャー
  • 大型対艦刀
  • ミサイルランチャー

『SEED DESTINY(HDリマスター版)』に登場。
I.W.S.P.のデータを入手したオーブが一から設計・開発し直したストライカーパックを装備したストライクルージュ。
I.W.S.P.と比べると武装をすっきりさせて背部にまとめたような構成になっているほか、パイロットが乗り込んで単独飛行もできる。
劇中では無人状態でストライカーを飛ばし、敵のビーム砲からエターナルを守るなどしている。
また、このパック自体にもコネクタがあり、ストライカーパックを追加接続可能(実際そんな状態で動かせるのかは不明)。
オオワシのベースにもなったとか。


【立体化】

MGストライクルージュ仕様で登場。
ボリュームの割にはかなり価格が抑えられており、総じて本体がストライクの流用である事からその恩恵を与ったように思える。

後にキラ搭乗時の仕様でROBOT魂が発売(web限定)。この時のエピソードタイトルから「天空のキラVer.」と名付けられた。


【ゲームでの活躍】

ゲームでは『Extreme VS.MAXI BOOST』から参戦し、後に『機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOST』でも追加DLCとして参戦している。
最初期は特殊射撃のミサイルが緩慢な動きだったが、天空のキラ放映後に一斉射撃できるように変更された。
サブ射撃がビーム砲かレールガン、特殊格闘のムラサメ呼出は追従アシストだが防御かメイン連動射撃かを選べる。
後格闘は対艦刀投擲だが、射撃派生か特殊格闘派生かを選べる珍しいもの。通常格闘でも特殊格闘派生は使える。
覚醒すると射撃CSの仕様が変更し、発生と慣性に優れる照射&バルカン砲になる。常時これでもいいくらいの性能。
しかし、総じてメイン射撃に頼る局面が多く、かなり枯渇しやすいので弾数管理には特に注意したい。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2』では特殊射撃のミサイルが劣化。
元々降りテクに乏しく、射撃と格闘の両面で凡庸だったのも併せてかなり厳しい状態となってしまった。



◆ストライク(再製造機)


ファントムペインが進めた「アクタイオン・プロジェクト」に基づき再生産された機体。
キラ搭乗機と同設計で造られたが、本体にパワーエクステンダーを搭載して稼働時間を延ばし、PS装甲の電圧設定も一部変更。
結果、通常機に比べ色のトーンが落ちている。

四肢制御の分散処理プログラムには前の戦争で得られた実戦データがフィードバックされ、スムーズに処理できるようになった。
その上、任務に則した設定を行う事でデータ処理にかかる負担を軽減させている。

パックはI.W.S.P.を装備。
パイロットはスウェン・カル・バヤン


I.W.S.P.はテストを繰り返す内、パック本体を装着する上半身や巨大なシールドを装備する左腕部の重量バランスの悪さが露呈。
これらのデータを基に欠点を克服、より発展させた物が「ノワールストライカー」であり、これをストライクEに装備したのが「ストライクノワール」である。
他にジェットストライカーやドッペルホルンの開発にも活かされた。

このテストを兼ねた任務中、本機はコートニー・ヒエロニムス搭乗の「ザク量産試作型」と交戦。
互角の戦いを繰り広げたが、Nジャマーキャンセラーを取り外していたザクのエネルギー切れにより辛くも勝利し、撃墜することなく撤退した。



ストライクE


ストライク(再製造機)を大改修した機体。
詳細は項目を参照。



ライゴウガンダム


『[機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS]]』に登場。
連合側の軍需企業フジヤマ社(日本の企業と思われる)が開発した機体。
発表以前の仮称は「東アジアガンダム」。

詳細は項目を参照。



◆ゲイルストライク


型式番号:LG-GAT-X105

機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』に登場。
ライブラリアンがストライクのデータを基に改設計を加え開発した改造機。
パイロットは叢雲劾のカーボンヒューマン、ND-HE(エヌディ・ヒィ)。
ゲイルは「強風」を意味する。

エールストライカーの下部バーニアを本体の両肩アーマーと合体させ固定化し、左右に推進力を向け変則的な挙動を実現。
背面にはエールストライカーの本体を逆さにし上部にシールド付き可動アームを備えたシールドストライカーを標準装備。
頭部の真横には2本のビームサーベルを持つが、主武装は腰部に装着された2振りの大型実体剣「ウイングソー」。
このウイングソーは切断対象ごとに固有振動数を合わせることで安定した切れ味を発揮し、予め組成データを入力しておけばPS装甲にも切断力を持つ。
また、固定状態のままでも補助姿勢制御翼として機能する。
なお、装備箇所が被るアーマーシュナイダーは腰部アーマーごと肘へ移されている。

これらの機動性と装備類を用いた高機動格闘戦を得意とし、機体名もそこに由来している。
反面、火器は頭部のイーゲルシュテルンだけになっているため、中・遠距離戦闘は不向きである。



ビルドストライクガンダム


『SEED』本編ではなく、『ガンダムビルドファイターズ』に登場する、ストライクの派生とも言えるガンプラ
詳しくは別項目にて。



その他、かつてのコミックボンボン誌上でも読者ハガキを元にしたストライクやストライカーパックの『SEED MSV』が展開されていた。
短期間の企画で、バンダイホビー事業部が協力している。
「ダイブストライク」や「GAT-105RF RFストライク」等の機体がデザインされ、ビークラフトが前者のイラスト、後者のガンプラ作例を手がけた。





ガンプラ


HGキットでは、HG GUNDAM SEED MSVの第一弾としてストライクルージュI.W.S.Pが、通常のHG GUNDAM SEEDとしてストライクノワールが発売。
MGではエールストライクのカラバリとしてストライクルージュが発売。こちらもストライク同様、Ver.RMがリリース。
但し、ストライカーパックは『DESTINY HD REMASTER』版で初登場したオオトリに変更されている。
また、HGCEナンバーでエールストライクルージュ、プレミアムバンダイ限定でRGストライクルージュ+I.W.S.Pが発売(I.W.S.PはHG版の成形色変更+RG用の接続パーツ付き)。

I.W.S.P装備の機体も発売。MG版はスウェン機という設定で、機体色が暗目のトーンになっている。
PGキットに付属した実体剣"グランドスラム"も同梱。

ガンバレルストライクは、HG105ダガー+ガンバレルからストライカーを流用し、HGストライクに装備することで再現可能。

ゲイルストライクは1/100キットにパーツを追加した形で発売。
通常のエールストライクとしても組むことも可能。

2021年には株式会社ハートより、クリスマスシーズン限定の「ラウンドBOX」としてストライクルージュのEGが発売。コーンポタージュ味のスナック菓子が2袋同梱されている。
ただしあくまでも「お菓子のおまけとしてガンプラが付いている」という体裁になっており、スーパーやディスカウントショップなどでの「お菓子売り場」での販売となっているようだ。
筆者は未確認ではあるが名目上は「スナック菓子」である事から、どうやら模型店での販売はされていない模様。
EGストライクのライトパッケージのカラバリであり、ビームライフルとシールドの代わりにアーマーシュナイダーが付属する。
ストライカーパックは付属していないが規格自体は生きているので、HGやHGCE、コレクションシリーズの物をそのまま流用可能。ただしRGのストライカーパックだけは独自規格なので使用不可。
だがストライクルージュは作中でストライカーパック無しで出撃した事は一度だけあるものの*1、アーマーシュナイダーは一度も使用した事が無いので、原作視聴者にとっては違和感を覚えるかもしれない。
2022年のクリスマスシーズンにも再販された。いかにも転売屋に狙われそうな商品ではあるが、店舗によってはむしろ在庫処分セールすら行っている所さえあるようで、充分な数が販売されている模様。



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最終更新:2023年08月11日 22:10

*1 DESTINY35話において、インパルスに敗北し大破したフリーダムを回収したシーン。作中でストライクルージュがストライカーパック無しで出撃したのは、ここだけである。