ルカス・オドネル(ASTRAYS)

登録日:2012/01/19(木) 18:00:09
更新日:2024/04/06 Sat 09:16:44
所要時間:約 6 分で読めます




「今はザフトの『元』エースでただの飼い犬だ」

機動戦士ガンダムSEED外伝「機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS」の登場人物

●プロフィール
人種:コーディネイター
所属:ザフト地球連合軍(フジヤマ社)→第四軍
主な搭乗機
ストライクE( アナザーソードストライカー、I.W.S.P.)
ライゴウガンダム(キャリバーンストライカー、サムブリットストライカー)

●人物
一見冷静な人物に見える……がその本質は紛れもない戦闘・戦争狂である。
また他者から利用されることを良しとしないが、逆に他者を利用することにおいては一切の躊躇がない。

戦闘能力は高く、オーブの姫様は扱えなかったように非常に扱いにくいとされるI.W.S.P.装備をたやすく扱うことからもその技量を察することができる。

口癖は「(それがお前の)良い所だ」、もしくは「(同)良くない所だ」。
主に”親友”ジスト・エルウェスに対して言うことが多い。


●本編以前の来歴
コーディネイターとしてザフト軍に所属するも、その卓越した戦闘能力から戦闘を楽しめず退屈し、連合にわざと捕虜にされ寝返った。

寝返ってからは連合の支援企業FUJIYAMA社に配属され、反逆防止用の爆弾を首から上にかけて外科手術によって付けられている。別にGガンのロシア代表は関係ない。


●本編での活躍
C.E.73の東アジア共和国において行われていた連合・ザフト・現地ゲリラによる三つ巴の戦いに戦友のジスト・エルウェスと共に連合の増援として派兵される。

その道中に輸送機から降下、瞬く間にザク三機編成の偵察小隊を壊滅させた。
が、連合の現地司令官のソキウスとそこで雇われていたサーペントテールは、紛争の拡大を防ぐべくなるべく敵を倒さない方針を取っていた。
なので到着時から方針に反したことを責められて謝罪することに(が、ルカスはその事を把握していた節がある)。
また、連合に協力していた伝説の傭兵叢雲劾に興味を持つ。

その後は連合の戦力として行動していたが、ザフト所属の黒いケルベロスザクウォーリアを駆るパイロット:スーを目撃したことにより独自の行動を始める。


「運命は私に動けといっているようだ……!」

まずスーに対して交戦しながら接触通信にて「今より自由に戦いたくないか」と勧誘する。

その後ザフトとゲリラの和平が成立し、さらに連合とザフトの和平会合の場が持たれるとその道中にスーが現れ再度交戦。
技量を認めさせながら彼の抱き込みをしつつ、連合側の新型の存在を示唆し別れる。
その直後のザフトの会談の場で(以前の戦いで撃墜された恨みから)戦火の口火を切ったジストに続き発砲。
また静止に入ったソキウスの機体を破壊し、ザフトと戦闘後に機体が損傷したこともあり撤退する。

その頃、連合基地ではFUJIYAMA社の開発した新型MS、GAT-FJ108ライゴウガンダムがスーによって強奪される。
基地に帰還したルカスはメカニックをしていたジャンク屋のロウ・ギュールに対して発砲し、輸送機でライゴウガンダムのパーツを持ち出してジストと共に脱走。
事前に集めていた荒くれ者や脱走兵と連合、ザフト、ゲリラでもない部隊「第四軍」なる組織を結成する。(なお、爆弾は既に解除済みだった)

活動を開始した第四軍はザフトの基地を占領して拠点とし、各地で他勢力を相手に戦いを始める。
そしてスーのザクとゲリラの青年トロヤ・ノワレの駆るアストレイ グリーンフレームとの戦闘中、逃げるゲリラのトラックに対してサムブリットライゴウガンダムにて実弾砲撃を行うも、ザフトの雇われ司令官レオンズの駆るアームズアストレイによってすべて阻止され、戦闘中のスーを見捨てて撤退する。

しかしその道中に現れた日本刀を持つ包帯グルグル巻きのMSによってストライカーパックを破損させられてしまう(言うまでもなく、その正体はロウとレッドフレーム)。
それにまさかのビビリを見せ、今度はジストを置き去りにして逃走。
隠しておいたキャリバーンストライカーを装着し基地へと逃げ帰るも、基地はすでに第四軍に危機感を抱いて休戦、共闘関係に至ったザフトとサーペントテールによって奪回されていた。
そして傭兵叢雲 劾の駆るアストレイ ブルーフレームサードと最後の戦いを繰り広げ、敗北。
劾の「力なき者の力になる、それが傭兵」という言葉に対し「俺にはできん生き方だな…」と自嘲し散っていった。

このように本作品のラスボス的存在ではあるが、何故かライゴウガンダム搭乗後はヘタレにヘタレた上、前述の爆弾の件も含めて見かけ倒しで残念なキャラクターであった(その後に首の爆弾が爆発しても生きてた人なんか出されたら、もう笑うしかない)。


●関係人物

  • ジスト・エルウェス
連合に所属するハーフコーディネイター。
鹵獲されたシグーを駆る人当たりのいい陽気な男だが、連合からも信用されておらず識別用に赤い塗装が施されている。また本人もそれを皮肉して蝙蝠のパーソナルマークを持つ。
中盤からは乗機をシグーアサルト(改良型)に強化している。改造済とはいえ、シグーは無茶だとか言ってはいけない。
ルカスのことは信用していたがそのルカスには捨て駒にされ、それに気づいて彼を撃とうとするもルドルフの説得によって止まった。

ザフトに協力するPMC所属の戦闘用改造人間。
何か本来人間には無い臓器の追加とかしてあるらしい。
戦闘を快楽として捉えている危険な存在であるが、MS戦、生身での格闘共に先の大戦のエースであるバリー・ホーを倒し、彼が披露した格闘技術を短時間で習得したように戦闘能力は高い。
ルカスの勧誘によってザフトを離反し第四軍に。しかしルカスにとってはライゴウガンダムを強奪させるための捨て駒でしかなかった。
搭乗機はケルベロスザクウォーリア。


●GAT-FJ108 ライゴウガンダム
ストライクEをベースとして作られた新型ガンダム。
Eと同じくVPS装甲を持ち、同時開発された空戦用のスペキュラム、接近戦用のキャリバーン、砲戦用のサムブリットと初期ストライカーパックの強化版であるアナザーストライカーを持ち、全領域に対応する。
ただ本編ではジャングルという状況ゆえか真の性能を見せることなく撃破された。お前だよサムブリット。


●余談
ルカスが使用したストライクE+I.W.S.P.がMGにて発売している。
模型としては名MGであるストライクノワールがベースであるので出来がよく、ボリュームもあり格好いい。…が、この外伝展開の知名度の低さから、パッケージの隅に描かれた彼を見てほとんどの人は「誰?」状態となっただろう。


ライゴウガンダム?
磐梯が旬が過ぎたアストレイで金型流用できない機体を出す訳がない。


追記・修正は第四軍を結成してからお願いします。


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最終更新:2024年04月06日 09:16