登録日:2010/07/30 (金) 16:23:48
更新日:2024/04/08 Mon 10:19:59
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藤堂竜白とは、
龍虎の拳に登場したキャラクターである。
CPU戦で最初に戦うオッサンと言う存在ながら、
とにかく存在感を発している存在。
●プロフィール
格闘スタイル:藤堂流古武術
出身地:日本
誕生日:9月30日
身長:174cm
体重:65kg
血液型:A型
大切なもの:大和魂
好きな食べ物:梅干
嫌いなもの:生意気な若造
得意スポーツ:走るのは好き
格闘スタイル:藤堂流古武術
キャッチコピー:武芸一徹
出身地:日本(広島県)
誕生日:10月8日
身長:172cm
体重:70kg
血液型:O型
趣味:俳句、洗濯、カラオケ(演歌一筋)
大切なもの:家族、藤堂流
好きな食べ物:おでん、日本酒
嫌いなもの:タクマ・サカザキ、最近の若者
得意スポーツ:古式泳法、流鏑馬、縄跳び
●作中での活躍
前述の通り、CPU戦で最初に戦う相手。
タクマ・サカザキに敗れた後、彼を追ってサウスタウンにやってきた。
誘拐されたユリを探す
リョウと
ロバートを前に、ページ上の台詞を言いながら挑んでくる。
しかし、敗れたら敗れたで、
「女の居場所はわしにもわからん…」
と言う始末。
どうも「タクマにやられたので極限流を使うリョウやロバートにリベンジしたかった」との設定が付け加えられているが……
使ってくる技は重ね当てのみ。
あまりに潔いその性能や、前述の台詞もあって藤堂の存在をプレイヤーに深く植え付けた。
実際問題、CPU1戦目とだけあって、初プレイする人に操作を覚えさせるためこんな性能なのだろう。
しかし、格ゲー初期の作品だけあって重ね当ての性能はすこぶる高く、店舗側が筐体の設定を難しくしているとこんな藤堂ですらかなりの強敵となる。
また、藤堂ステージのBGM「ART OF FIGHT」は龍虎を代表する名曲。
幾度となくアレンジされ、
KOFシリーズの龍虎チームのテーマとしても使われている。
だが「藤堂のBGM」ではなく、「龍虎の拳全体を象徴する曲」と言う位置づけであり、現にタイトルが海外版龍虎や龍虎外伝のそれである。
つまり、BGMすら貰えなかった……が、娘が『KOF98UM』でこの曲を使用しているため面目は保たれた。
SFC版龍虎では「盟王武雷陣」と言うラスボスが使いそうな名前の超必殺技を習得している。
重ね当ての色違いながら、高威力でガード不能と言うシンプルイズベストな性能持ち。
続編。
リョウ、ロバートに加え、キング、ターナー氏、リー・パイロン、ミッキー、ジョン、Mr.BIGと前作のキャラも続投。
影二やテムジンなどの新キャラに、タクマにユリ、そして若い時のギースも登場!
……ここまで見て、「あれ?藤堂は?」と思う人も少なくないだろう。
そう、前作キャラが全員揃って登場している中、ただ一人リストラされていたことから、逆に注目を浴び一気にネタキャラとして人気を博す。
前作でリョウらに敗れ、以後は消息不明と言う設定なのだが……
リアルな事情を話すと、影二の技を藤堂に加えよう→でも東洋的イメージを持つキャラが2人もいると海外で不利だな→じゃあ、藤堂には消えてもらうとして……と言うお話なのだが。
お察しの通りである。
しかし、娘の
藤堂香澄が登場。
「藤堂に娘がいたらよくね?」と言うアイデアから生まれたキャラ。
和装少女でやや天然と言うキャラ付けがされており、『KOF96』で女性格闘家チームに参戦して以来人気キャラとなる。
しかも彼女が戦う理由は行方不明の父を探すためである。家に帰ってやれよ……
そして、藤堂は背景と化した……
どういう訳か、藤堂は背景キャラとしての道を歩みだす。
消息不明のため、あちこちに顔を出していても違和感がそれ程ないからだろうか。
だが、香澄と来たら未だに藤堂を見つけられていない……
○餓狼伝説スペシャル
隠しキャラのリョウステージの背景に登場。
岩に向かって何やら動いている為、洗濯していると言う人もいれば、岩を洗っていると言う人もいる。
ゲームセンターCXではその存在感で有野課長の集中を妨害して来た。
○REALBOUT餓狼伝説2
再び出張。
リングの外から対戦を見守っている。
○KOF94
龍虎チームの背景に登場。
言われないとまず気付かない事から、彼の背景らしさを知らしめている。
○KOF95
女性格闘家チームの背景に登場。
ヘビィ・D!とダック・キングと共にスーツを着込んで背景に徹した。
「デラレーズ」と言うチームでKOFに参戦しているとも言われる。
○KOF96
娘の晴れ舞台。女性格闘家チームの背景に登場。
ヘビィ・D!やダック・キングが欠場する中、一人で扇子を振り回して応援している。
○KOF97
中国ステージの背景に登場。
ヘビィ・D!と共に友情の扇子ダンスをしている。娘出場してないのに。
また、女性格闘家チームのED……の背景にも登場。
○KOF98
アメスポチームの背景に登場。
久々の参戦を果たしたヘビィ・D!をダック・キングと共に見守っている。
おやじチーム結成秘話として、タクマと柴舟と一緒に居酒屋で酒を飲んでいたところ、その場にたまたまやってきたハイデルンと意気投合し、
チームが結成されたとの事……あれ?藤堂は?
そもそもタクマと酒飲む仲だった事の方が凄いのかもしれないが…
なお、ノベライズ版(パロディ編)ではタクマが京にパーフェクト負けした(妻との仲を惚気まくった)柴舟に対して、
「幸せボケした柴舟よりも出番に餓えている藤堂の方がマシ」と言い放っていた。
○KOF2002
日本ステージの背景に、参戦を逃した香澄と共に久々の登場。
和んでたり踊ってたりするが、夜になると藤堂一人で寝ている。
「香澄、藤堂見つけてるじゃん!」とは言ってはいけない。
○KOF MAXIMUM IMPACT2
3D背景。
ミニゲームでも藤堂が登場。ロードローラーに乗った藤堂を突き落すのが目的である。
考えようによっては中ボス扱いなのかもしれないが、なぜロードローラーと竜白に関係があるのか?
藤堂のプライドは何処行った。そしてプレイヤーにその手を汚せと言うのか。
○NEOGEO BATTLE COLISEUM
あかりが呼び出す百鬼夜行の中に登場。
ついに妖怪扱い。 あるいは竜白ではなく、真サムで幻庵のエンディングに出てきた藤堂龍白の幽霊か?
(百鬼夜行の中にアースクエイクと腐れ外道などサムスピ関連者がいるため、サムスピ関連者の幽霊が召喚されている可能性あり。)
○KOF94 RE-BOUT
韓国ステージで立ちションしてたり、中国ステージの霧の中に紛れている。
どうも最近はやる気がなくなったらしい。
○KOF2002UM
台湾ステージで柱を磨いている。
こんな雑用をしている辺り、藤堂は道場でかなり地位が低いのかもしれない。
○KOF13
日本ステージの背景に登場。
藤堂を探せ!
これ以外に、藤堂竜白本人ではないとされているが、スターシステムなのかそっくりさんとして以下のような人物が出てきたことがある。
- 『真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変』→幻庵エンディングに「藤堂龍白」という人が出てきて幻庵と戦いそうになる。
- 『風雲黙示録 ~格闘創世~』→ハヤテエンディングで、彼のステージ奥にいた男(父親のゴウ・ハヤテ)が振り返るが、竜白そっくりな顔とここで判明。
ストライカーとしてUNKNOWNと言うキャラが登場。
香澄のマニアックストライカーであり、重ね当てで援護してくれる。
顔が隠れている正体不明の藤堂である。
前述の背景以外にも登場。
香澄のMAX2「双星重ね当て 竜霞」は親子二人同時に重ね当てを放つのである。
竜白の竜と香澄から来た霞を合わせた美しいネーミングが特徴。
姿を消してなお娘を見守っている事が明白になったが、香澄は気付いていない。
これで試合に勝利すると勝利メッセージに変化がみられる。
なんと
プレイヤーキャラとして参戦。
香澄でもなく、藤堂竜白が久々に試合の場に現れた。
実に9年ぶりの登場だが、同時に登場した超マイナーキャラのイーグルは14年ぶりの登場である。
上記のプロフィールが龍虎とCVS2で分かれているのは
藤堂の資料がなかったためであり、なんとも泣かせてくれる。
試合開始時や勝利時には香澄も登場するため、無事再会できたようである。
エドモンド本田を「香澄の婿に迎えたい」とか言っているが…。
EDでは「もうワシは日陰者などではないぞ!」と魂の叫びを上げており、日頃の鬱憤は存分に晴らせたようだ。
「飛び重ね当て」「仰ぎ重ね当て」「超重ね当て」に加え、コマ投げの「体崩し」に、香澄が使用している当て身超必の「心眼 蔓落し」を習得。
安定した性能の重ね当てを持つ、攻めに優れたキャラクター。
オリコンでは仰ぎ重ね当てをひたすら放つ即死技(通称:重ね当て地獄)も得意としている。
しかし微妙な牽制、弱めな対空、気絶耐久値の低さと防御面はかなり脆い。
相手にペースを握られないテクニックと、全体的な破壊力の高さを活かしたプレイングが重要となってくる。
- KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"
公式サイトの小説に登場。
リョウに敗れてから想像を絶する修業を行い、見た目は完全にくたびれた老人となっている。
しかし、リー・パイロンを瞬殺。ロバートやユリにも強い印象を与える強さを得た。
第一線の身ではなくなったタクマへの復讐は辞め、極限流と父の業を受け継いだリョウが戦いに挑む。
ユリのエンディングに登場。彼女のEDは『龍虎1』のパロディであり、攫われたリョウをユリが助けるという龍虎1とは真逆の内容だが、何故かMr.KARATEの正体が藤堂であったというオチとなっている(ちなみにこのEDはユリの見た夢という設定)
天獅子悦也版の漫画では、昔、道場破りに来たタクマに文字通り道場を破壊された。
寿司バー「繁盛」と言う店を、経営していることになっている。
また、藤堂が前作のキャラから唯一除外された理由について、独自にフォローされており
予選で如月影二に負けた為に、本戦に出場出来なかったからだとされている。
しかし影二とのバトルシーンはなく、敗北画面が中継で放送されるという、かませ犬的な扱いであった。
ゴッセージ版では、重ね当てで弟子を斬り殺している(注意したのに、騒ぎ立てる弟子に腹を立てた為)
Mr.カラテの前座として登場と言う、1面のキャラとは思えない出世もしている。
が、リョウ・ナガサキに「MASKに身を委ねなされ…」と、言っている辺り怪しい。いや、この作品全体がどこか怪しいのだが。
アニメ版では
刑事に。
まるで
銭形警部の様な服装で登場するが、後に見慣れた服装となる。
全体的に豪快な性格になっているのが特徴。
演じたのは
青野武氏だが、このキャスティングはカプエス2でも踏襲された。
「リョウ・ナガサキよ、追記・修正に身をゆだねなされ…。そして追記・修正のために生きるのだ」
- SNKに翻弄されたかわいそうなオッサン -- 名無しさん (2014-11-16 15:58:46)
- カプエス2では愛用してたぜこのオヤジ。しかしスト1の烈みたいなポジションか -- 名無しさん (2015-08-21 18:39:27)
- ラストよりによってゴッセージ版かよw個人的にあの発言はカラテが「自分はタクマに後事を託された」と吹聴していたと解釈してる(ユリが「お兄ちゃん!その人は…」と言ってたのはリョウやユリとも一応顔見知りだったから) -- 名無しさん (2017-02-11 18:00:03)
- ゴッセージ版の重ね当ては絶対に食らいたくないね、あれ -- 名無しさん (2018-07-16 17:34:57)
- KOF MIでの異様に強くなった藤堂は、ある意味『復活のF』以降のフリーザの先輩(笑) -- 名無しさん (2019-05-06 08:27:04)
- スマブラでも背景に出てくるのだろうか… -- 名無しさん (2019-09-08 13:39:40)
- ↑残念ながら不参戦でした。だけど藤堂のテーマ「ART OF FIGHT」は新規アレンジで収録されました。 -- 名無しさん (2019-11-20 10:26:30)
- ↑正確には藤堂のテーマではない。(戒め)実際には『龍虎の拳』のテーマであって、寧ろリョウやロバートのテーマ。 -- 名無しさん (2019-11-20 10:36:30)
- ↑やめたげてよう!せっかくの藤堂の存在がーっ!! -- 名無しさん (2019-12-12 00:09:55)
- スト1の列もだけど何故かこういったおっさんキャラが好きだ -- 名無しさん (2020-06-18 10:32:01)
- この辺り見てて思ったけどタフの尊鷹ってまさかここやMr.カラテ辺りが元ネタなのでは…? -- 名無しさん (2020-10-13 23:12:55)
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- 藤堂はサウスタウンに移住した後に、日本料亭を持つまで事業を成功させたみたいだが、あんな立派な料亭(ステージ1の背景)を建てられるなんて、これだけでも凄い経歴だよな。単なる頑固親父に見えて実は敏腕の実業家なんだろう -- 名無しさん (2023-12-04 23:02:55)
最終更新:2024年04月08日 10:19