クリスタ・レンズ

登録日:2013/05/24 Fri 12:56:47
更新日:2024/03/13 Wed 22:35:51
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「最悪なことにならなくて 本当に良かった…」

(神様…)

(女神…)

(結婚したい…)






進撃の巨人」の登場人物。
CV.三上枝織






第104期訓練兵であり、成績上位者の一人。
順位は10位だが、これはユミルが裏から手を回した結果であるらしく、本人はそこまでの実力はないと思っている。

本作屈指の美少女であり、作中における数少ない(サシャやコニーとは別ベクトルの)癒し要員。
飯抜きにされたサシャのためにパンをとっておいたり、仲間の窮地に真っ先に駆けつけ、無事だったことを涙を流して喜んだりと、物凄くいい子。
同期の男子からは「女神」、「天使」と評されてアイドル的存在になっていた。クリスタちゃんマジ女神。

ちなみに嘘予告で巨人化した姿が描かれたのだが、なぜか天使の羽根を生やした神々しい姿になっている。


ユミルとよくつるんでいるが、彼女からはその献身的すぎる態度を咎められており、度々「自分のために生きろ」と忠告されている。









以下ネタバレ










本名はヒストリア・レイス。
レイス家というのは貴族の家系なのだが、彼女は妾腹の子であり、母方の祖父母の牧場で育った。
父の顔は知らず、母とは会話することすらなく、家族どころかレイス家の領地に暮らす者全てから疎まれる日々。
そしてクリスタが10歳になった時、突然領主である父が彼女を迎えに現れたが、それを妨害しようと謎の集団に囲まれ母が殺されてしまう。
そして父は、遠くの地で慎ましく暮らすなら見逃してやろうと彼女を訓練兵団に追いやった。


彼女の献身的な態度はその生い立ちからくる自己否定意識と、どうせ死ぬなら褒められるような死に方をしたいという破滅願望から来ており、
調査兵団に入ったのも心の奥底で自分の死を願っているため。
誤解のないよう言っておくが、別に全てが演技だったというわけではない。元々の性格が上記の事情で少しばかり過剰気味になっていただけなのだ。

ユミルはその事情を知っており、その態度を責めながら、いつか彼女に本当の名前で胸を張って生きて欲しいと願っており、ある約束を交わしている。

そしてウトガルド城での戦いの際、命懸けで戦ったユミルの奮闘に応え、本当の名前を名乗って生きることを決めた。






以下さらにネタバレ





実は彼女の家系は、代々「壁」の秘密を語り継いできた一族。彼女自身はその生い立ちもあって何も知らないが、その秘密を知り、公表する権利を持っている。
それがどんな秘密なのかはまだ不明だが、人類滅亡と天秤にかけても隠し通さなければならないほどの重要な秘密であるらしい。


何故ただの一貴族の家系がそんな秘密を握っているのかというと、レイス家こそが真の王家であるため。ヒストリアは傍流ではあるが王家の血筋であった。

現在の王家が統治を始めたのは107年前からだが、どうもその時に大規模な記憶の改竄が行われたらしい。
その結果「壁」の中の住人達はレイス家のことを忘れ、現在伝わる歴史こそが真実だと思い込んだ。恐らく巨人に関する記憶もその時に消されたものと思われる。


壁内の王家が腐敗したことを知った調査兵団によってヒストリアの血筋を利用したクーデターが画策される。
この時点でヒストリアは自身を貴族の隠し子としか思っておらず、王家であったことは正に青天の霹靂であった。
突如人類のトップに立てと言われるも覚悟がなく拒否するしかなかったが、リヴァイに脅される形で事実を受けれる。

「私の…次の役は女王ですね…? やります任せてください」


調査兵団の起こしたクーデターの際にエレンと一緒に攫われ、実の父であり現在の真の壁の王ロッド・レイスと再会。
ロッドに諭されエレンの中に宿る『始祖の巨人』をレイス家に取り戻すため巨人化しようとしたが既の所で思い留まり、ロッドと離反。エレンと共に逃げ延びる道を選ぶ。
巨人化薬を摂取し、超巨大な奇行種巨人となったロッド討伐作戦にエルヴィンの制止を振り切って参加。最後は自らの手でロッドに止め差し、巨人を仕留めた女王として民衆からの支持を得る。
正式に即位した後の実質的な政権は兵団に委ねており、牧場に孤児院を開いて孤児たちの世話をしており「牛飼いの女神」と呼ばれ民衆に慕われている様子。


ちなみにエレンは「クリスタ」だった頃のヒストリアを「無理しているようで気持ち悪い」と評していたようで、「ヒストリア」の事は「不器用で普通のヤツ」「なんかいいよな」と言っている。
そのことで少し仲良くなったようだが、ミカサによる嫉妬を受けている。

また22巻ではエレンが自身の中に眠る「座標」の発動条件が「王家の血を引く巨人に触れる」事だと気づき、ヒストリアを巨人化させるという自分でも良心の呵責から誰にも言えない程冷酷な手段を想像してしまったが、
その後エレンは別な「王家の血を引く人物」を見つけそっちが座標起動の鍵になったため、この案は実行されずに済んだ。




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最終更新:2024年03月13日 22:35