ヴォルフガング・クラウザー

登録日 :2009/10/16 (金) 00:24:38
更新日 : 2016/12/20 Tue 22:32:44
所要時間 :約 4 分で読めます




『恐るべき“闇の帝王”』


餓狼伝説シリーズ、およびザ・キングオブファイターズシリーズの登場人物。
初登場作品は『餓狼伝説2 ―新たなる闘い―』。

フルネームは
「ヴォルフガング・クラウザー・フォン・シュトロハイム」

由緒あるドイツ貴族の現当主で、シュトロハイム城の城主である。
「ナチスの科学力は世界一ィィィィ!」の人とはたぶん関係ない。


シリーズ初登場は餓狼伝説2

  • 格闘スタイル: 総合格闘術
  • 出身地:ドイツ
  • 生年月日: 不明
  • 身長: 200cm
  • 体重: 145kg
  • 血液型: A型
  • 趣味: 中世の骨董品収集
  • 大切なもの: 騎士道精神
  • 好きな食べ物:
なんでも(『餓狼2』『餓狼SP』『KOF'96』)
血のしたたるステーキ(『RBS』『RB2』)

  • 嫌いなもの: 虚栄・虚構
  • 特技: ギャンブル全般(意外とセコイ)(『RBS』)
  • 得意スポーツ: 興味なし(やれば何でもできる)


前述の通り、表向きにはシュトロハイム家の当主だが、真の姿は裏社会一帯を牛耳る「暗黒の帝王」として暗躍している。
2メートルというシリーズ内でも屈指の巨体と、それに見合った筋骨隆々の肉体に圧倒的な戦闘能力を備えた、まさに帝王の名に相応しい風格をもつ。
ギースですらその実力を恐れ戦いを避けており餓狼シリーズでは最強の存在となっている。
ただしクラウザーもギースを難敵と見ていたが。
その実力は過去にギーステリーの義父であるジェフ、舞の祖父である半蔵と戦い勝利を納めるほど。
また鬼と呼ばれていた頃の山田十平衛にも勝利している。

自分の野心のためには手段を選ばない冷酷な性格であると同時に、自らが認めた相手は正々堂々と真正面から叩き潰す騎士道精神の持ち主という側面もある。
ギースとは異母兄弟にあたるが互いに仲は悪く、反目しあっているらしい。
SNK携帯小説ではギースの死後にサウスタウンを支配しようとして訪れたが、ギースのいないサウスタウンに魅力を感じず手を出さなかった。
そこには異母兄に対する複雑な感情も合ったようだ。
おまけでボブ・ウィルソンを遊びついでに瞬殺してたが

しかし、KOF`96でチームを組んだ際は 特にわだかまりもなく普通に大会を楽しんでいたようだ。
何やら陰謀渦巻くKOFで、因縁も思想も関係なく純粋に格闘大会として楽しんでいるキャラは彼のほかには麻宮アテナと椎拳崇、女性格闘家チームの3人ぐらいという稀有なキャラ。
ちなみにこの時の餓狼チームの面々には君付けで呼んでいる。


特徴的な額のバッテン型の傷跡は過去のジェフとの戦いの際、ジェフの「パワーウェイブ」を食らい付いたもの。
アルェ?「パワーウェイブ」って地を這う飛び道具じゃなかったっけ?
実はこれはスタッフの誤表記で本来は「バーンナックル」が正解。
でも スタッフがおもしろかったので修正しなかったらしい。
大体漫画家がこの時の演出を絵にする時に苦労している。


彼を語る上で欠かせないものにBGMがある。
餓狼2およびガロスペでのクラウザーステージのBGMは、かのモーツァルト作曲「レクイエム・怒りの日」というガチクラシック。
ドイツ、ミッテルゲビルデの劇場を舞台に、総勢60名のオーケストラが奏でる荘厳なクラッシックをバックに鎧を脱ぎ捨てる様は圧巻。
当時、格ゲーにクラシックが使われたことに度肝を抜かれたプレイヤーも少なくない。
更に荘厳なBGMに合わせ画面上部からカメラアングルをダウンさせるなど、この辺りの演出センスは同世代の格ゲーの中でも抜き出ていたと言える。


本来の名前の元ネタは上記のステージ曲を作曲した音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと
プロレスの神様と呼ばれた格闘家、カール・ゴッチの旧名であるカール・クラウザーからである。
これは、貴族キャラでプロレス技使いと云う本人のキャラクターにも反映されている。


◇アニメ版
CV:鈴置洋孝
バトルファイターズ餓狼伝説2で登場。ゲームよりかなり若い姿で、ヒゲもない。ギースとの異母兄弟の設定はこのアニメからの逆輸入である。

異母兄であるギースを倒したテリーに興味を持ち、自ら単身乗り込んで路地裏で待ち伏せ、足を挫いた上にキムと戦った直後のテリーを鎧を着たまま一方的にボコる。
クラウザーに負けたテリーはその恐怖から自暴自棄になり、飲んだくれた挙句チンピラと喧嘩し、一方的に血祭りにあげて逮捕されてしまう。

その後、要人の護衛に同行していたクラウザーはホテルマンに変装したジョーと対戦、これまた一方的にボコボコにする。鎧を着たまま。

最期はシュトロハイム城で復活したテリーと鎧を着たまま戦い、カイザーウェーブをパワーゲイザーで返され、鎧を剥かれたところでテリーと殴り合い、
拳のラッシュを浴びたところで敗北を認め、ゲイザーで壁に開いた穴より湖に飛び込んで自害。その生涯を終えた。

終始剥かれるまで鎧を着たまま戦っているので拳による打撃が通るわけもなくかなり卑怯な気もするが、一度見た波動旋風脚を真似て見せたり、
ホテルの1フロア(てか二人が戦ってた階層)をめちゃくちゃに破壊したジョーのスクリューアッパーを前に傷一つついてなかったりとかなりのチートっぷり。

かなりの危険人物として山田十平衛からは認知されているが、作中クラウザーもシュトロハイム家も特に誰を殺したとか悪いことをしたわけでもなく、純粋に強い相手を求める強者として描かれた。
そもそもシュトロハイム城自体観光地になっている節すらある。 (もしそうならその観光地をボロボロにして壁に穴をあけた挙句当主を事実上殺害したテリーェ…)

強いて言えば配下のローレンス・ブラッドがシュトロハイム城を嗅ぎまわるアンディと舞に気付き、舞を倒してアンディをおびき寄せた程度だが、
それも要人警護というシュトロハイムの任務の性質を考えれば、テリーとクラウザーの事情を知らない彼の立場としては至極当然の行動をとっただけであり、裏社会を牛耳る悪のシュトロハイム、の姿は描かれていない。



◇漫画(ボンボン餓狼)版
こちらでも2から登場。悪の部分が表立って描かれることの少なかったゲームやアニメ版に比べ、こっちはホンモノの悪党。
…のはずなのだが、どうにも名有りの部下の忠誠心がどいつもこいつも微妙な上、当の本人は半ばボケてるようなものなので裸の王様のような印象を受けやすい。

詳しい年齢は出されてないが少なくとも20代の息子がいてもおかしくない年齢のようで、その息子・リヒャルトを誤って殺害してしまったせいで精神が崩壊。
よくよく身内を殺す話に縁のある人である。
リヒャルトを蘇らせようと、彼のクローンを作る研究をさせる最中に、リヒャルトと瓜二つのアンディの存在を知り、彼を拉致。自分の後継者として育てようとする。

息子を自分で手にかけてしまったせいで心が壊れたり、アンディがローレンスによって始末されそうなときには自ら出張ってアンディを助けたり、
相当息子を溺愛していたようで、実はかなり良い人なのでは?という印象も受けるが真偽は不明。

テリーの説教とパワーゲイザーによって崩れた城の下敷きになり生死不明。




○必殺技
  • 『ブリッツボール』
上段、下段に撃ち分けられる火球を放つクラウザーの基本的な技。
ブリッツ(稲妻)という名前なのに火の玉とはこれ如何に。
ブリッツボーッ!

  • 『レッグトマホーク』
SPECIALから登場。大きく股を開きながら強烈な浴びせ蹴りを見舞う。
断じて「レッツホモポーズ」ではない。
「レッツゾマホン」でも「レッツタマホーム」でもない。

  • 『リフトアップブロー』
初期は通常の投げ技だったが、後に必殺技に昇格。
相手を頭上高く持ち上げ、もう片方の拳でバコーンと打ち上げる。
見た目がどっかの世紀末覇王みたいだが、そもそもクラウザー自体オマージュなので仕方ない。

  • 『カイザーデュエルソバット』
KOF`98UMの調整ミスにより一躍壊れた性能を発揮し始めたハッフッホーッ!
飛び込み様に膝蹴りから後ろ回し蹴りへのコンビネーション。

  • 『カイザーキック』
安直な名前のドロップキック。ヒット/空振りに関係なく、撃った後は一時ダウンするので、ガードされると隙が大きい。
ちなみにダメージは結構痛くパワーMAXの状態だと「JD>屈C>カイザーキック」だけで相手のHP6割が吹っ飛ぶ。

  • 『カイザースープレックス』
羽交い締めにして脳天から地面に叩きつける。


○超必殺技
  • 『カイザーウェーブ』
クラウザーといえばこれ、とでも言うべき彼の代名詞技。
腕を大きく広げ力を溜めた後、自分の身長ほどの巨大な衝撃波を放つ。
後にどっかの自爆おじさんにパクられた。
超必になったのは『SPECIAL』から *1 だが、コマンドがやや難しい為にジャンプが暴発(通称:カイザージャンプ)しがち。
せんべいを投げたらかき消せちゃったような気がするが、きっと思い違い。そうに決まってる。
『KOF'96』においては、同じ大型飛び道具の「覇王翔吼拳」すらかき消す最強の飛び道具であった。

  • 『ギガティックサイクロン』
潜在能力。
両腕を広げ、高速回転しながら発生させた竜巻に相手を巻き込んでフルボッコにする。
ネタみたいな技だがインチキのような壊れ性能で、ゴンザレスやダイソンの掃除機くらい吸い込む。
格ゲー史上初となる100ドット越えの吸い込みを達成した技である。
吸い込みの演出が非常にかっこ良く人気のある技だった。

  • 『アンリミテッドデザイアー』
ギースのデッドリーレイブのような乱舞技。
一撃一撃に重みがあってかっこいいのだが、同時に「遅くてカッコ悪い」というプレイヤーもいる。
ちなみに異母兄と同じでラストの締めのギガティックサイクロンに行かず、途中でわざと乱舞を切って目押しから通常技>必殺技に繋げたほうが痛いのはお約束。


追記・修正よろしくお願いします。


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