龍虎の拳2

登録日 :2011/07/17(日) 00:08:22
更新日 : 2017/04/20 Thu 16:33:42
所要時間 :約 6 分で読めます





●龍虎の拳2(ART OF FIGHTING 2)

「りゅうこのけん2」は、94年にSNKからネオジオ筐体にて稼働、発売された格闘ゲーム。
ド迫力の演出とサウンドで大ヒットを記録した『龍虎の拳』の続編。

当時はアーケードゲーム、特に『ストリートファイターⅡ』から始まる対戦型格闘ゲームブームの最中にあり、当のSNKでも『餓狼伝説シリーズ』更には『サムライスピリッツシリーズ』が人気を集めており、『龍虎の拳』にも続編を……と、ファンの期待が集まる中で満を持して発表された。


前作からの龍虎テイストを残しつつ、流行の対戦型格闘ゲームとして調整を施された本作は、概ね高評価を得たものの前作の重厚さが失われてしまった事に対する失望も少なからず囁かれる結果となってしまった(元々、気力システムを始め『龍虎の拳』のシステムは対戦に最適なシステムとは言えなかった為)。

特に、前作と大きく違うのはバラエティー化により前作のハードボイルドな世界観による重厚さが損なわれた事で、可憐なヒロインであったユリ・サカザキのプレイキャラ昇格に伴う性格の変化や、リョウに貧乏のイメージを定着させたギャグ路線のエンディングは後の『KOFシリーズ』まで繋がる禍根を残したとも云える。


反面、ゲストキャラクター(と云うよりは真ボス)として登場した『餓狼伝説』の人気キャラクターであるギース・ハワード(通称:若ギース)の人気は高く、『餓狼伝説スペシャル』での復活により既にカリスマ的な人気を獲得していたギース人気を更に高める事になった様である。

『餓狼伝説スペシャル』にシリーズの主人公であるリョウが裏ボスとして登場した事に続くクロスオーバーだが、本作でのギースはストーリー上でも黒幕である為、完全なゲスト扱いであったリョウとは立場が違うと云える。



【システム】
基本システム、ボタン配置等は前作を参考。
前作からの変更点としては、技モーションの増加に伴い攻撃の強弱をボタンを押す長さで変化させる様になった事や、全キャラクターに超必殺技と隠し必殺技が追加された事が挙げられる。

また、好評を得た「脱衣KO」も全キャラに追加されている。
無論、脱衣と呼べるのはリョウ位のもので誰得の 野郎の「脱衣KO」は極力抑えられている ので安心されたし。

因みにSFC移植版ではキングとユリ以外のキャラクターの「脱衣KO」は廃止。
「キングオブファイターズシリーズ」の一部作品でもキングとユリのみに残されていたが、リョウが脱げない事を哀しむ若い女性ファンの姿が当時の雑誌の投稿コーナーに寄せられていた……らしい。


CPU戦は同キャラを含む12人と対戦し、Mr.ビッグがラスボス。
一本も落とさずにMr.ビッグまで倒す事でギース・ハワードと対戦となる。
前述の様に本作の黒幕はギースであるので、ギースを倒した後に流れるデモが真のエンディングと呼んでも差し支え無いだろう。

当時のSNKゲームに共通しているが鬼畜難易度で知られており、パターンに嵌めた攻略法で無ければクリアーはまず不可能らしい。




【登場キャラクター】
心優しき無敵の龍。
やけに豪快な性格になった(された)。
ステージ曲の「馬と僕」は前作の藤堂ステージのテーマ曲であり、『龍虎の拳』その物のテーマ曲であった名曲「ART OF FIGHT」と対となる本作のイメージテーマである。
……決して貧乏では無い。

誇り高き最強の虎。
本作以降、かなり足癖が悪くなった。
当時のゲームでは一番人気であったらしい。親友に貧乏キャラを付けた張本人。
前作ではイタリア語のアクセントを表現する為に対訳が関西弁で表記すると云う演出だったのが、実際に関西弁を喋っている設定にされた。

「はお~しょ~こ~け~ん!」
衝撃のキャラ崩壊娘。どうしてこうなった。
……と思われがちだが、実際は初代から活発な性格で、誘拐事件の際、命の危険を感じて大人しくしていただけである(開発陣の言い訳)。
技は非常に癖が強い。
また、ステージ曲「ダイエット」は名(迷)曲として名高い。

傷付いた身体を押して、最後の戦いに臨む極限流師範。
『KOF』では「やめるやめる詐欺」疑惑にあるが。
……息子達に比べてやや癖が強い。

※出てません。背景にも。

  • 如月影二
本作の新キャラクターその1。
極限流を狙う忍者。
格闘ゲーム史上初の飛び道具反射技を持つ漢。
「自分より強い奴が許せない」ので極限流に挑戦する。
格下の「凄い漢」は次回の登場。
尚、藤堂がハブられたのは影二が元凶である(※日本的イメージが被る為)。

  • ジャック・ターナー
ユリを美尻と評するのなら、巨尻の持ち主。
……全っ然嬉しくない。
しかも前作より性格が悪くなっている。

  • リー・パイロン
前作より縮んだ印象の申爺さん。
動きはかなり早いが……。
前作の名曲は今作でもアレンジされた。

華麗なるムエタイレディ。 「脱衣KO」すると……揺れる。
設定画ではロングヘアで露出の高いデザインも考案されていたらしいが、結局は前作と同様に中性的なイメージのままにされた。
余り触れられてない気がするのだか、本作でリョウとのカップリングが決定されたと考えるファンは多いとか。
ちなみに彼女の弟・ジャンは本作のエンディングが初登場。

  • ミッキー・ロジャース
再帰を賭けるダークサイドチャンピオン。
髪の毛が短くなった。
前作では必殺技が飛び道具のみだったが、今回はそれ以外の必殺技が多数追加された。
最強の超必殺技と最長の隠し必殺技(乱舞技なのだが、完了までが長く下手をすると時間切れになり負ける)を持つ。

  • ジョン・クローリー
「蒼い疾風」の異名を持つ元エースパイロット。
尻に敷かれる「ハニー」が存在する等、かなり軟派になっている。
超必殺技と隠し必殺技がかなり恰好良い。
……でも新技は変。

  • テムジン
本作の新キャラクターその2。
モンゴル相撲の使い手……と云う、かなり珍しい御仁。
2つの投げ技は所謂「キン肉バスター」と「キン肉ドライバー」である。
……エンディングに注目(どっかで見た子供が……)。

  • Mr.ビッグ
復活を画策する「組織」の大幹部。
SFC版『龍虎の拳』ではギースの部下にされていたが、本作以降は同格とされた(格下感が強いが……)。
今回からジャンプ出来るようになった。
リーチが長く強キャラ。
ステージ曲は前作からのアレンジだが、非常に恰好良いので一度は聞くべし。


本作の真のラスボス。野望に燃える、 まだ26歳当時のギース様である。
テーマ曲はサイバー(テクノ)調。
古武術使いでは無いが、独特、且つ強力な必殺技(※「飛翔日輪斬」「デッドリーレイヴ」は本作が初出)は人気が高く、後に『餓狼伝説』にも取り入れられた。
気力無しで乱舞技を放って来る鬼畜キャラ。
人気の高さの反面、以降の登場機会に恵まれていなかったが『キングオブファイターズ NEO WAVE』で、唐突にラスボスに選ばれている。

髪型の所為か容姿がアンディ・ボガードに似ていた為に親子説が生まれた。




【余談】

ギースの年齢から判る様に、本作で『龍虎の拳』が『餓狼伝説』よりも以前にある物語であると設定された(ただし、戦いの結果は不明のままである)。

SFC版『龍虎の拳2』ではギース・ハワードが使用可能となっている。



ユリ「追記、修正しないなんてもうサイテー!!」

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