JK(仮面ライダーフォーゼ)

登録日 :2012/05/24(木) 08:00:34
更新日 : 2017/05/30 Tue 15:33:34
所要時間 :約 8 分で読めます






JK(ジェイク)は『仮面ライダーフォーゼ』の登場人物。

演:土屋シオン


物語開始時点では天ノ川学園高校の一年生。後に二年生に進級する。
JKはイニシャルからくる通称だが、本人もJKと名乗り周りもJKとしか呼ばないので長らく本名不明だった。因みに名乗りに際して指で「J」と「K」を作るのが決めポーズ。

天高の遊び人グループに所属し、彼らに呼び掛けてJKナイトなるパーティーを催すなどして広い人脈を持つ。これによる情報収集力は高く、本人も学園一の情報通を自称している。

ライダー部では被害者やスイッチャーについての情報を集めるのが主な役割。
三年生卒業にあたっては大文字先輩の後任としてパワーダイザーの操縦者に選ばれるが、瞬発力は高いものの持久力に欠けることや、進学後も大文字さんが頻繁に顔を出すことからお呼びがかかることは滅多にない。
というかダイザーさん自体が……。

【人物】
遊び人グループだけあって陽気なお調子者という印象だが、人付き合いのスタンスは「ギブアンドテイク」。
見返りあってこそだという打算的な考えだったため、友情などというものは馬鹿にしていた。
そんな裏を感じ取ったのか、弦太朗も急に近寄ってきたJKには「お前と友達になるのは最後でいい」と距離を置こうとしていた。

顔が広い反面敵も作りやすいらしく、腕の立つ人間に友達面してすり寄って用心棒代わりに使っていた。弦太朗に近付く以前にはフェンシング部の新田を利用しており、親友だと思っていたJKを守った結果大会に出場できなくなった彼を裏で嘲笑っていた。

復讐のためスイッチを手に入れユニコーン・ゾディアーツとなった新田に狙われたことから弦太朗に懐柔策を取り、一方ではエレキスイッチを盗み取る。
しかしそれが災いしてフォーゼは窮地に陥り、JKも新田に拘束されてしまう。

電話して時間内に助けにきてくれる友達が居るなら解放してやろうという新田の持ちかけに必死に電話を掛けるが、上辺だけの付き合いが祟り誰も助けに来ない。
闇金ウシジマくんとか言わない。
しかし復活した弦太朗が到着し、JKの捻くれてひん曲がった部分も含めてダチになると宣言。彼を救い、友達のシルシを交わす。
ユニコーンがエレキステイツによって倒された後は、性根を鍛え直すためということでライダー部に入部させられる。

以降は真面目に協力しながらも、我が身可愛いさに弦太朗に敵の前で変身解除を要請するなどのヘタレっぷりは相変わらず。
本人も自分のそうした性格については自覚があるようで、自らを指して「長い物には巻かれるチャラ男」「俺もあんま誉められた人間じゃないッスけど」と称したりしている。

しかしライダー部に友誼を感じているのは確かで、

  • MEGAMAXで撫子(SOLU)を失った弦太朗が泣く時間を稼ぐためライダー部がサドンダスに挑んだ時には「戦うのは無理だけどハンカチを貸すくらいなら」とハンカチを差し出す。
  • 一人で逃げるのはもっと嫌だという理由でキャンサーの地獄大喜利に挑む。
  • アリエスの脚本を「これよりクズなシナリオ見たことない。ゴミ以下」と真っ先に破り捨てる。

などと、男気を見せる場面も見受けられるようになっていった。


【ジーン】
JKの本名は神宮海蔵。漁師である父・敬蔵は元ギタリストであり、JKは幼い頃から父のギターを聞いて育つ。
いつしか自らもロックに憧れ、心の中には自分がなりたい理想の自分「ジーン」が生まれていた。
中学時代には同じくロック好きの親友・ゴッドこと五藤東次郎と「ジーンゴッド」というバンドを組むが、JKは音痴、ゴッドはギターが下手という致命的な欠点を抱えていたため、聴衆から笑われる始末となる。
その経験からJKは音楽を諦め、ゴッドとも違う高校に進学する。

しかし夢を捨てきれず、「夢の残骸」としてジーンを演じるネットラジオ「ジーンのミルキーナイトカーニバル」を隠れて放送し続けていた。
「知ってるかな……? 夢っていうのは呪いと同じなんだ」

本人の意図とは別にミルキーナイトカーニバルはトークが受けて人気番組となり、折しも転校してきたゴッドが接触してくる。

「犬も歩けば?」
「ボーイ・ミーツ・ガール!」
「恋してるかーい!」
「夢見てるかーい!」
「「LOVE IS OVERDRIVE! イェー!」」

二人は再会を喜ぶが、ゴッドは幹部用のゾディアーツスイッチを手にしていた。
彼が変身する山羊座のホロスコープス・カプリコーンは高いギターテクを持ち、そのギターに合わせると巧く歌えることから、JKはかつて挫折した夢に囚われていく。

ラジオを「ジーンゴッドのダークナイトカーニバル」に改め、歌を中心にしていくとリスナーが熱狂。
怪我人が出たことから一度は放送を止めようとするものの執着は捨てきれず、現在の絆より未来の栄光を選んでしまう。
放送を止めに来た弦太朗に退部を宣言し、成功するためには切っ掛けが必要と告げて去る。

翌日には放送部の番組に出演して三日後のライブを予告するが、直前になっても罪悪感は消えず、仲間を犠牲にする悪夢に苦しむ。
自分達がやっているのは悪魔の音楽で長続きしないと葛藤し続けるものの、ゴッドに「父親のような夢を諦めた負け犬にはなりたくないんだろ?」と促され、ライブを決断する。

しかし演奏開始直前に弦太朗が現れ、自分のギターに合わせて歌えと呼び掛ける。彼はジーンの原点を探して、敬蔵からギターを習ってきたのだ。
そんな弦太朗の心に触れて、JKは思い出の曲を歌い出す。


いつの日か君が 羽ばたいていく 空が青い ことを願う

相変わらず音痴の歌声に満員の聴衆から笑われるが、ジーンゴッドの持ち歌『LOVE IS OVERDRIVE』が「大切な物は今より未来なんだ」と歌うのとは対になるように、
「君が歩く今を大事に重ねていけ」と歌う『親父のBlues』を歌う中でJKは弦太朗と父親の熱い魂を感じ、理想のロックスター「ジーン」の姿を改めて心に描く。
歌い終わったJKは「やっと逢えたな、ジーン」と声を掛けてくれた弦太朗と改めて友達のシルシを交わし、カプリコーンと決別する。

聴衆への洗脳も解け、JKとの絆を取り戻したフォーゼがコズミックステイツでカプリコーンを撃破し、事件が解決した後のある夜、JKは一人ラジオブースを訪れていた。


ミルキーナイトカーニバル
最後の放送は……ジーン 君だけに贈るよ

まず 俺の幼なじみ 五藤東次郎は事件に関する記憶をすっかり無くしてた
でも そっちの方が奴には幸せだし また昔の様につきあえるのは嬉しい

そうそう そう言えば久々に親父に電話したよ
偶には実家に顔出せ 良い友達が居るなあ なんて言われて……「ああ」って答えた

友達って言えば……今回の件を許してもらうのは大変だったよ
あんな必死に謝ったの 生まれて初めて
で みんな許してくれた……こんな俺を
だから決めた 精一杯今を大切に 友達を大切にするって

そんな訳で……歌はもうやめるよ
弦太朗さんは諦めんなって言ってくれたけど 俺のケジメ



さよなら ジーン
JKこと
神宮海蔵より



最後は音の無いしんみりとした終わり方だった。



が、視聴者にはむしろとてもチャラ男の名前とは思えない古風で厳めしい名前にインパクトを取られたという人も多かったとか


【劇場版】
『MEGAMAX』ではXライダーのコスプレを披露。終盤ではハンカチも渡す。
『宇宙キター』では他の部員と共に訓練してXVUへ潜入。軍事用ダイザーにも乗り込みJKダイザーと名付ける。
また弦太朗のためスイッチを配る際、五藤やラジオファンの子達のほか「頼めた義理じゃないけど」と新田に差し出したスイッチを「仕方ねえな」と受け取ってもらえ、若干の関係性進展を見せた。
『アルティメイタム』で描かれる五年後では雑誌記者になっている模様。

【余談】
JKという通称は『仮面ライダーX』の主人公・神敬介のイニシャルからきたもの。
35話で中学時代の愛称がジーンだったことから本名も「神(ジン)」が入っているのではと予想されていた。

その本名の方は神宮(じんぐう)海蔵(かいぞう)→神(じん)/宮海蔵(ぐうかいぞう)→カイゾーグとなる。
……チャラ男の上に親がロッカーというキャラからは考え難いほど渋い名前ではある。
親友ゴッドの愛称もXライダーの敵組織GODに由来と、中々縁が深い。

JKは音痴設定だが演じる土屋シオンはギターと歌が得意で、ライダー部のメンバーに指導もしたとか。
またブレイクダンスも得意で、杉浦との対決シーンも本人によるもの。
かつて『響鬼』に出演した際は音撃弦使いの斬鬼・戸田山コンビに助けられる役だった。


いつの日か君が 追記していく 空が青いことを願う
But you know どうせ飛ぶなら 自分だけの
If you fall 力で飛べよ ごまかしたりせずに
君が修正する今 Oh… を大事に 重ねていけ
Oh…yeah… Always be true to yourself

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