氷見あきら/アクア・カレント

登録日:2012/05/29 Tue 18:59:07
更新日:2023/01/14 Sat 20:23:41
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また出会いましょう、シルバー・クロウ。あなたの翼が導く道の道の果てで、また、いつか……


氷見(ヒミ)あきらとは、ライトノベルアクセル・ワールド』の登場人物である。



◆概要

初出は、電撃文庫MAGAZINE掲載の短編「遠い日の水音」。後に原作10巻にも収録されている。
赤いフレームのメガネをかけた中性的な外見を持つ女性。ただ当初は本文では性別はぼかされて表現されていた。
言いたいことをハッキリという性格であり、語尾に「なの」をつけるしゃべり方をする。
第一期ネガ・ネビュラスの《四元素(エレメンツ)》の一人であり「水」担当。ネガ・ネビュラスに入る前には、後に二代目《災禍の鎧》となったマグネシウム・ドレイクとも面識があった。
10巻に収録されているが時系列的にはハルユキがレベル2に上がった直後に遭遇しているので、他のエレメンツのメンバーの中で最も早く登場している。

Lv.2以下の救済を目的とした《用心棒(バウンサー)》をしており、安全マージンを取らずLv.2になってしまい全損直前までポイントが不足していたシルバー・クロウことハルユキに対しても、彼女(彼?)の噂を知っていたタクムが紹介したことで一時期用心棒を務めていた。
依頼の対価として依頼主のリアルの写真を担保としており、デュエルアバター名を登録すれば予め置いておいたタブレットの端末に写真が撮られる仕組みで、本来ならこれだけで契約は成立だったのだが、ハルユキのドジにより接触してしまい用心棒としての依頼が終了後「復活したネガネビュラスに四元素がまだ関わるわけにはいかない」という考えにより、心意技の《記憶滴下(メモリ・リーク)》を使いハルユキの前からいなくなる。

そして、長らく姿を現さなかったものの13巻(正確には12巻の最終ページ)において、ウルフラム・サーベラスとシルバー・クロウ、アッシュ・ローラーとのバトルロイヤルにアルゴン・アレイが乱入してきたため助ける為に姿を現す。
アルゴン・アレイとは何らかの因縁があり「全ポイントをかけた殺し合い」という過激な発言をしている。そしてからくもアルゴン・アレイを退け対戦が終わった後、ハルユキと黒雪姫の前にリアルで姿を現す。
その後、ハルユキのマンションへ移動したのちハルユキにかけていた《記憶滴下》を同じく心意技の《記憶解放(メモリ・フリー)》で思い出させて一連の事情を二人に話し、正式に第二期ネガ・ネビュラスに復帰する。

本来はLv.7の上位リンカーだったのだが、第一期ネガ・ネビュラス崩壊時、《無限中立フィールド》にある《帝城》を守護する四神の一体である超級エネミー《セイリュウ》のレベルドレインを受けLv.1までレベルが下がってしまった。デュエル・アバター自体も《無限エネミー・キル》状態となり実質的に帝城に封印されてしまった。

その為、通常フィールドでしかバトルは出来ないもののLv.1の用心棒《唯一の一(ザ・ワン)》として行動しつつ、失ったポイントの回復を兼ねてかつて護衛したバーストリンカーから情報を得ていた。ネガ・ネビュラスでは情報収集やその分析を担当している。
また、プロミネンスの副長であるブラッド・レパードの《親》にして、彼女のリアルである掛居美早とは従姉の関係にあり、「アキ」「ミャア」と呼び合う仲。
ISSキットの破壊作戦と自身のアバターの救出作戦が同時に行われることになったため、それにあわせて今まで貯めたポイントを注ぎこみ、無限中立フィールドに入れるLv.4までレベルを上げている。

通常のアバターはメガネをかけネクタイをしたカワウソ。ハルユキはこのアバターを見て「ネクタイ欲しい」と思ったとか思わないとか。


◆デュエル・アバター
  • アクア・カレント
身体を覆う装甲が水で構成されているデュエル・アバター。「アクア」とある通り装甲は水で出来ており、常にアバターの表面を循環している。
F型のようにも見えるが、水の存在でアバターの本体は見えず、確認が難しい。またあくまで「水」であって「水色」ではないので、通常のカラーチャートにもメタルカラーにも含まれず、正確なカラーの判別が不可能。
アバターを形作っている水は唯の水ではなく、不純物を含まない「理論純水」であるため電流も通さない。さらに体表を循環するので微粒子系の攻撃は直撃しても完全に無効化でき、さらに調整は難しいもののタングステンの装甲を撃ち抜く威力を持つアルゴン・アレイのレーザー攻撃も水のキューブで屈折させて防いでいる。ただレーザーに関しては“振られる”と完全には防ぎきれない。

純水無色(アクアマティック)》の二つ名を持ち、ステージ属性に合わせて流水装甲を氷⇔水⇔蒸気と状態変化させられる特性を持つ。
これを《心意》により意図的に行うことで、水の状態を変化させアバター性能を攻撃や防御に特化させる事も可能。
因みに、流水装甲無しのアバター本体は水晶のような無色透明の姿をしている。

ポイントが枯渇しかけているレベル2以下のバーストリンカーを救済するレベル1の用心棒として活躍しているものの、実は第一期ネガ・ネビュラスの幹部の一人であり、当時は「カレン」と呼ばれていた。
第一期ネガ・ネビュラス壊滅前はLv.7だが、レベルがLv.1になった理由は前述のとおり。
装甲を構成する水はステージに水があれば補給は出来るものの、下水道ステージのような汚水は浄化に時間を要する。


技一覧
  • 記憶滴下(メモリ・リーク)
 心意技。ポイント全損時に失われる記憶に干渉する能力を限定的に使用し、自身の記憶のみを消す。
 この心意技は通常使われず、悪意を持って自身の正体を探りにした者や、第二期ネガ・ネビュラスではハルユキやタクムに使用している。かつては美早にも使おうとしたが阻止されている。

  • 記憶解放(メモリ・フリー)
 心意技。《記憶滴下》で失われた記憶を解放、思い出させる。

  • 激渦流(メイルストロム)
 心意技。水流の渦の盾を生み出し身を守る。スカイ・レイカーの《旋回風路(スワール・スウェイ)》の水属性版と言える性能。

  • 相転移(フェイズ・トランス)
    流水装甲の相転移を自らの意志でおこなう第二段階心意技。5つ以上のバリエーションがあるとされる。
    • (キーン)
      氷の軽装甲と手甲剣で武装する、近接専用の変身。
    • (アダマント)
      氷の重装甲を生み出す、防御用の変身。

  • 流体音感(ハイドロ・オーデイトリー)
 自分を構成する理論純水を液体に混ぜ、混ざった液体を自身の耳とするアビリティ。使用すると若干装甲が薄くなる上、時間制限もある。

  • 《流動》
 ホバーのように移動するほか、垂直までの壁面ならノーダメージで流れ落ちることが可能。


追記修正…よろしくおねがいするの。

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最終更新:2023年01月14日 20:23