朔田流星

登録日:2012/04/23 (月) 10:16:21
更新日:2024/03/10 Sun 15:34:01
所要時間:約 5 分で読めます





お前の運命(さだめ)は、俺が決める!


朔田流星とは『仮面ライダーフォーゼ』に登場する人物である。

演:吉沢亮


★概要
交換編入生として山田竜守の代わりに「昴星高校」から「天ノ川学園」に来た少年。

表面上は人当たりの良い爽やかな好青年を装ってはいるが、
素顔はドライかつシビアな価値観の持ち主。特に『友情』に関しては軽々しく扱う事を忌避する傾向がある。
逆に言えば友との絆を非常に重んじる人物であり、一度心を許した相手には惜しみない親愛の情を示す。

ラビットハッチに偶然入り込んだことが縁で仮面ライダー部に仮入部し、アストロスイッチの調整技術やスイッチャーを見つける洞察力など優れた能力を発揮。
しかし、その一方で如月弦太朗と歌星賢吾の友情に亀裂を入れるなど、(本人の意識していないところで)トラブルメーカーな一面もある。


吉沢氏の今のメディア露出を見れば容易にわかるが、公式でイケメン設定。
イケメンで強いのね!嫌いじゃないわ!


その正体は仮面ライダーメテオ
仮面ライダー部に入ったのもタチバナという反ゾディアーツ同盟の人間の指示によるものである。
星心大輪拳という武術の使い手。

元々同じ武道場に通っていた友人の井石二郎がゾディアーツスイッチの暴走により昏睡状態に陥った為、彼を目覚めさせるため反ゾディアーツ同盟に加入。

二郎を目覚めさせる鍵となるホロスコープス・アリエスを探している。
そのため、基本的にフォーゼと共闘はしているものの、ラストワンを超えたスイッチャーが現れたら保護して進化させようとするなど、時に対立することもあった。

またメテオの正体を秘匿する必要がある為、隠れて変身しなければならないなどフォーゼに比べて不便さが目立つが、戦闘力は折り紙つき。
持ち前のジークンドーの業前+専用装備メテオギャラクシーによる戦法はフォーゼが苦戦したスコーピオン・ゾディアーツを一対一で圧倒するほど。

しかし、素の状態では滅多に戦わず、周囲には肝心なときに姿を見せない非力な優男と思われている。
これもまた正体が露見することを危惧してのことである。

また野座間友子との絡みが多く(見捨てて逃げたとしてソフトーニャで冷気を吹きかけられたり、呪いをかけると脅されてプロムに参加させられたり)、
流星も友子を「ちゃん」付けで呼んでいた。 


ある時、些細な油断からキャンサー・ゾディアーツこと鬼島夏児に正体を知られてしまい、
タチバナからの変身許可が降りなくなった事でメテオに変身不可能となってしまう。
その後、タチバナからもう一度チャンスを与えられるが、二郎の容体が急変。
弦太朗達が自身の身代わりになった事で彼の見舞いに行けたが、弦太朗達を優先した為タチバナとの約束に遅れてしまう。

だが、メテオより弦太朗達を優先したことをタチバナが評価し、再びメテオに変身する事が可能となり、新たにメテオストームスイッチも託される。
戦闘方法も拳、蹴りを使った格闘術に加え、棒術も使うスタイルに変化した。


その後、31話にて、探していたアリエス・ゾディアーツが元いた母校、昴星にいると知り、体験通学を取りつけた弦太朗・ユウキ・賢吾と共に昴星に向かう。
そこでアリエスの能力を見て二郎を目覚めさせられると確信するが、タチバナの指示はあくまでアリエスのスイッチの入手。

スイッチを回収しては二郎を助けられない。と激昂する様子を見せ、タチバナの指示を無視してアリエス・ゾディアーツである山田と接触。
彼と秘密裏に取引きをして手を組んでしまう。

そして、アリエス・ゾディアーツの能力でスイッチを使えないフォーゼとのタイマン勝負の末、躊躇いつつも弦太朗に止めを刺した為、
再びメテオへの変身許可が降りなくなってしまう。
この際仮面ライダー部が全員現場に駆けつけていたため、弦太朗を手に掛けた直後、仮面ライダー部全員に本性と正体が露見するという考えうる限り最悪の正体バレとなってしまった。
ライダー部員に糾弾されても二郎を目覚めさせる一心で(表面上は)意に介さずにいた流星であったが、
取引通りアリエス・ゾディアーツによって目覚めた二郎は、流星の払った代償を察し罪悪感で容態が急変。流星は、ようやく事の大きさと、「如月と友達になりたい」という自分の本心に気付くことになったのであった。

その後アリエスによるライダー部員処刑の現場に駆けつけ、せめて弦太朗の代わりに自分が弦太朗の守りたい物を守るという本心のまま、アリエス・ゾディアーツに勝負を挑む。
この時のメテオへの変身不可能という状況での生身戦闘は圧巻。
……本当に圧巻なのだが……冒頭のように
「お前の運命は俺が決める!」と、かっこよく決めた次の瞬間に

爆発した。
流石に専用BGMまでは流れなかったものの
『ウンメイノー』を彷彿とさせるシュールなシーンになってしまった。


最終的にコズミックスイッチの力で蘇生した弦太朗がアリエス・ゾディアーツを撃破。
「本気でぶつかってきたから気にしてない」と言う弦太朗と、改めて「ダチ」として友情を築いた。
ライダー部からも「弦太朗本人が許しているんじゃ仕方ない」と許され*1、改めて仮面ライダー部に迎え入れられることに。
コズミックに必要な絆、最後の1人は流星だった。

そして、メテオの正体はライダー部の部員七人にのみ明かすという形で変身許可も取り戻し、友子からは「秘密の仮面ライダー2号さん」と呼ばれるように。
大杉先生には「口が軽そうだから」と最後まで秘匿された。


ネタバレ




アリエスの件でようやくデレ…ホォウァアアー!心を開いた。
ただしその結果弦太朗に対して過保護になっており、彼に好意を抱く同級生の高村優希奈のアプローチを乱入やまきびし、肩車とありとあらゆる手段で妨害しまくり、「弦太朗は俺が守る」という迷言を放つ。
挙句、ユウキが弱みを握られたことでまんまと弦太朗を連れ去られてしまったときには刀(コスプレ用)を光らせつつ
「あの女……出来る!」と忌々しげに呟いた。友子や白川さんが見たらどう思うだろうか?
ちなみに中の人は後に実写版銀魂にてリュウタ…じゃなかった沖田総悟をやることになるのだが、この京都修学旅行でも沖田のコスプレを披露している。
もっとも、彼自身かつて親友二郎のためにフォーゼを殺害した経歴があり、前述の重い友情観のために友達のためなら見境をなくしてしまう性格であると言えよう……多分。
ちなみに、心理学的な見地において「友達や家族の為なら自分を平気で犠牲にする」人は、「本人が思っているよりも自己承認欲求が強い」人物であることが多いらしい。流星がそういう人物だと言いたいわけではないが。


ちなみにスッゴく短気。
アリエスになりそうなゾディアーツを倒されて正体を隠さずにブチキレて弦太朗を殴ったり、
宇宙飛行士になるための試験では緊急警報を聞いてパニック状態に陥ってしまい、ホワッチャ-!ホワッチャ-!とひたすら叫んだ挙げ句、失格になった。ちなみにこのパニック時の演技は吉沢亮のアドリブであり、間近で見た福士蒼汰からは『こいつヤベー奴だな』と思われてしまった。
登場序盤の冷めた態度も、もしかすると熱くなりやすい自分の弱点をカバーするためのものだったのかもしれない。

アリエスの一件以降はサポート側に回ることが多かったものの、最終決戦ではレオを撃破する等の功績を上げる。

決戦後は堂々と友子とフラグを立て、昴星に帰っていった。
まあ、こっそり彼女さんや同じ門下のインガさんともフラグを立てているが。

本編から5年後を描いた『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』では、国際刑事警察機構(通称インターポール)の捜査官になっている。
ただし、別に警察官というわけではないため、仮にゾディアーツやドーパントになって暴れる犯罪者がいた場合には現行犯逮捕が出来るが、指名手配犯を逮捕する権限はない。
たとえば浅倉威を偶然見つけたとしても、一旦警察に通報するか、犯罪の真っ最中でなければ逮捕はできない。その辺は二次創作の際には注意しよう。
まぁ言わなくとも暴れてくれるだろうけど。
同じ昴星高校(にコピー元がいる)仮面ライダーなでしことようやく対面したが特に反応もなかったが、吉沢氏はインタビューで「流星の本命は実はなでしこだったのではないか」と語っている。

『仮面ライダージオウ 補完計画』第6.5話では名前の由来が流星塾から来ていると言われていたが、実際はどちらも異なっているため、鵜吞みにしないよう注意*2
ちなみにこのフォーゼ・ファイズ編、フォーゼ側からの登場人物がほぼほぼ大杉先生だけだった*3為、ジオウトリオ&ファイズコンビに盛大にネタにされていた。

「折角福ピーさんとか吉ピーさんに会えると思って楽しみにしてたのになー。」
「揃ってBピーに出てたからまぁいいだろ。」
(あの ポーズ)


なお、名前を英文字にして組み替えるとSAKUTA RYUSEI→RYUKI(龍騎)もしくはSKY(スカイつまりスカイライダー)となるが、狙ったものか不明。


また、友人の名前が二郎であるため、キカイダーメタルダーを連想させる名前になっている。(メタルダーの主人公の名前は剣流星)
なお、二郎の役者の名前も流星である。

追記・修正はジークンドーでダスタードをなぎ倒してからお願いします。

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最終更新:2024年03月10日 15:34

*1 アリエスの前から部員を逃がし、自分を追い詰めて戦い続けた流星の姿を見たこともあると思われる

*2 内容としてはフォーゼの○はファイズの「Φ」、×はカイザの「χ」、△はデルタの「Δ」から来ているとする一方で□については無視し、流星塾は塾という事で学びの場、フォーゼも学校が舞台という理由からフォーゼ編とファイズ編が纏められたと同エピソードでは主張している。

*3 弦太朗も一応出ていたが代役。流星はジオウ関連作品に平成2期の2号ライダーの中で唯一登場しなかった。