ポケットモンスター全書

登録日 :2011/12/10(土) 18:10:09
更新日 : 2017/07/12 Wed 14:10:26
所要時間 :約 7 分で読めます




ポケットモンスター全書とは、1998年に小学館が発売した初代ポケモンのコミカライズ作品。作画はピーチ姫シリーズの中村里美。
全235ページ。

アニメ化に伴い大量に発行されたポケモン漫画作品の一つだが、この作品はほぼ完璧に赤・緑のストーリーをなぞっているのが特徴。
大抵の作品はジムリーダーがロケット団だったりピカチュウと会話出来たりアニメにエロく準拠していたりと何らかのオリジナル展開があるが、
この作品はそういった要素はほぼ無く基本的にゲームに忠実に作られている。
そればかりか、ゲームではスルーしがちな事についてもちゃんとした理由を追求していたりする。

例)
  • 何故ニビジムに連行されるのか。
  • シゲルのサントアンヌ号のチケットの入手方法。
  • 何故金の入れ歯がサファリゾーンにあったか。
  • 何故伝説のポケモンとは一度しか戦えないか。
  • サカキのロケット団の結成理由。
…etc.

また、戦闘シーンも最低限の描写のみで長くても3ページ以内に終わる為、サクサク読める。

一応151匹全てのポケモンが登場しているが、正確には本編中に登場しなかったポケモンをラストにまとめて描くという荒業事で、上手くその要件を満たしている。



ネタバレしまくりの登場人物一覧


  • サトシ
名前こそサトシだが、姿は初代主人公に準拠。10才。
基本的に優しい性格で、彼とふれ合う事でタケシやナツメ等、多くの人物に影響を与えている。
主な手持ちはヒトカゲ→リザード→リザードン、ピカチュウ→ライチュウ、ラプラス、メタモン。
主じゃない手持ちはプリンとかフーディンとか。

  • ヒトカゲ
オーキド博士に貰った。その直前に序盤で野生のポケモンに襲われかけたサトシを助けている。
タケシのイワークを倒したりカツラのウィンディを倒したりと、相性があまり良くない相手にも何かと勝率は良い。
サントアンヌ号のシゲル戦でリザード、カツラ戦でリザードンに進化する。
アニメの影響で「サトシのリザード・リザードン(進化直後)」に反抗期なイメージを持っていた人は、
始終一括してサトシに懐いており素直に言うことを聞いている彼を見ると軽く新鮮な気持ちになるかもしれない(本作とアニメは別作品なので当然なのだが)。

  • ピカチュウ
ピカピカのドングリが好き。
トキワの森でピカピカのドングリが好きだと理解してくれたサトシに自らついてくる。初代の丸っこさもあいまり、かなり可愛い。
大抵の作品の主人公のピカチュウは終始ピカチュウだが、この作品では四天王戦直前にピカチュウ自身の意思でライチュウに進化する。

  • メタモン
サファリゾーンにて草に化けてる最中にケンタロスに襲われていた所をサトシに救われ、自らついてくる。
キョウに化けたり壁に化けたり、意外と活躍。
「ピキー」と鳴く。かわいい。
実際にはサファリにメタモンはいないが、それはサファリの園長が元からいたポケモンたちも残すかたちで園を作ったためである。

  • ラプラス
シルフビルで出会う。
人に囲まれているうちに言葉を覚えてしまい、会話が出来る。敬語口調で一人称は「私」。
なかなかに人間味がある、年長者ポジション。

  • シゲル
名前こそ(ry 10才。
サトシとは成績も背の高さも走る速さも互角。
基本的にゲームよりちょっとマイルドに嫌味な性格だが、それは祖父が諦めた夢だからこそ自分が叶えなければならないというプレッシャーによるものだった。
主な手持ちはゼニガメ→カメール→カメックス、ピジョット。

  • オーキド博士
最初はシゲルにのみポケモンをあげるつもりだったが、草むらに勝手に入ったサトシのポケモン好きを見て彼にもポケモンをあげる事にした。
息子夫婦を事故で亡くした為、図鑑完成を断念した過去を持つ。
最後に残ったフシギダネをフシギバナまで育てあげる。

  • サトシのお母さん
明るくておおらか。
ポケモンを使うとボールが手に強く当たるという事で手袋をプレゼントしたり、ダウンしたサトシを本人には内緒で徹夜で看病したりと、本当にいい人。

  • シゲルのお姉さん
美人で優しいが、心配性。
シゲルに渡すなと言われていたタウンマップを内緒でサトシに渡す。
シゲルの一番の理解者。

  • ボーイスカウト
トキワシティでサトシに会い、ポケモン捕獲のアドバイスをする。
ニビシティで再会し、サトシにタケシについて説明する。

  • タケシ
ゲーム通り上半身裸。
力押しの古いやり方しか出来ない為、その厳しさから挑戦者はおろか門下生まで減り、ボーイスカウトただ一人に。
サトシがピカチュウを友だちと言った事で、考え方を改める。
手持ちはイワーク。

  • カスミ
ゲーム通りビキニ。
カナヅチのサトシとピカチュウに対して泳ぎを教えてくれる親切心溢れる性格。
悪人に狙われるという理由で秘密裏に育てていたパウワウを、自身では敵わなかったロケット団に勝ったサトシにふたご島に帰してくるように託す。
手持ちはスターミー。

  • マサキ
ちゃんとソネザキという名字も登場している。天然パーマのニドラン♂。
サトシが冗談で言ったニドラン♀と合体してニドランニューハーフになる実験を行おうとする位、好奇心旺盛。

  • 船長
サントアンヌ号の船長。乗り物に弱く、軍人だった昔はよく戦車に酔った。元中尉。

  • ポケモン大好きクラブ会長
手持ちのオニドリルにドン引きされるレベルの話好き。

  • マチス
あだ名はサンダース軍曹。
かつての船長の部下であり、誤って斬り倒した木が船長に向かって倒れたのを見て、そのまま振り向きもせず部隊からも国からも逃げ出した。
船長と再会した後はジムを休んでサントアンヌ号に乗る事にした。
手持ちはエレブー。

  • エリカ
お隣とジムを間違えるレベルの天然。
試合中にエリカのピンチを救う為場外の反則をしてしまったサトシを認める。
なんか今までのキャラよりやたら作画に力が入っている気がする。
手持ちはラフレシア。

  • フジ老人
ポケモンの笛を守る為、ポケモンタワーに4日間幽閉された。
その一件の後も意外な場所で再登場、ある人物の心を溶かす切っ掛けを作った。
過去にガラガラ(ロケット団に殺されたものと同個体)を所持していた。

  • サファリゾーンの園長
ヤドンそっくりな顔。幼なじみのキョウに入れ歯を盗まれる。
外見通り温厚な性格で、入れ歯の件も自然を愛するがゆえに行ったことだからとキョウを許した。

  • キョウ
他と違い、サファリゾーンでの戦いとなる。素直じゃない性格。要はツンデレ。
サファリゾーンを作った園長に対して、元の自然を壊したという抗議として入れ歯を盗む。
手持ちはマタドガス。

  • ナツメ
よくテレポートを失敗するドジっ娘属性のエスパー。サトシと共にシルフビルで戦う。空手王に惚れられている。
相手の作戦を読んで勝っていたが、サトシに諭されて予知能力の使用を止める。
エリカ同様、他より作画に気合いが入っている気がする。
ジムリーダーでは唯一手持ちが作中で出てこなかった。

  • カツラ
カツラ代わりにコンパンを被せてはいけない。
長年フリーザーを追っているが、伝説のポケモンは一度自分を襲った者の前には二度と姿を現さない為、一度逃げられたフリーザーに会えずにいる。
手持ちはウインディ。

  • サカキ
サトシのアジト侵入時にはスルー、ポケモンタワーにて初めて対面する。
二度目はシルフビルで、社長にマスターボールを渡すよう迫るが、サトシと戦っている最中に自分のニドクインの毒針が命中して撤退を余儀なくされる。
三度目はトキワジムにて。サトシとキチンとした形でケリをつける為に戦うが敗れる。
その後語られるロケット団の結成理由は必見。
手持ちはカイリキー(ポケモンタワー)、ニドクイン(シルフビル)、サイドン(トキワジム)、ニドキング(過去)。

  • 四天王
やたらミニスカなカンナ、いい具合の筋肉なシバ、どこかいいお婆さんっぽいキクコ、軟らかいタッチなのになんか貫禄のあるワタル。
カンナ戦からワタル戦勝利まで僅か5ページ。
手持ちはそれぞれパルシェン、サワムラー、ゲンガー、カイリュー。


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