スロウス(鋼の錬金術師)

登録日 : 2009/11/30(月) 20:36:46
更新日 : 2017/07/16 Sun 15:22:05
所要時間 :約 6 分で読めます




漫画『鋼の錬金術師』の登場人物。


【原作・FA版】


「めんどくせぇ…」



「怠惰」の名を持つホムンクルス。
5番目に造られ、右肩の後ろにウロボロスの紋章を持つ。
ホムンクルスの特徴の一つである基盤模様が顔の右半分にまで伸びており、隻眼になっている。

非常に物臭な性格で、口癖は「めんどーくせぇ」。
動きや思考は鈍重であり、物事を深く考えない為、感情の起伏は乏しく表情が変化するのは強い攻撃を受けたときくらい。

エンヴィー(真の姿)を除けばホムンクルスの中では一番の巨体。
戦車でも押しのけられない程の怪力と大量の砲弾を受けてもビクともしない強靭さを持つ。

ホムンクルスとしての真の固有能力は怪力や強靭さではなく「 速さ 」。
「最速のホムンクルス」を自称しており、その速さは自身の体躯と合わせて恐るべき脅威となる。
しかしそれは弱点でもあり、速さを自分で制御できず、目の前に障害物があっても避けることができない(大抵は破壊できるが、棘の形には弱い)。
腕の鎖は速さの抑制の為に「お父様」が与えたもの。

100年以上前から国土錬成陣の発動に必要な円状トンネルを掘る役割を任されていたが、怠けてばかりでなかなか完成に至らなかった。
作業中にブリックス砦地下に出てしまい、エルリック兄弟やアームストロング少将と交戦。
戦車用燃料を頭から浴びせられ、外に放り出され凍結した。
中央からの圧力で開放してもらい、後に作業を完遂。

その後は中央に戻り、「お父様」の護衛を務めたが、ここでも仕事を怠けがちで居眠りばかりだった。
(だが「お父様」は全く気にしてもいない。つまり形だけの護衛だと思われる)

オリヴィエが中央司令部で反旗を翻すと始末を命じられ、オリヴィエ、そして彼女の応援に駆けつけたアレックスと戦闘を開始。
一部の人達には堪らないガチムチ対決を見せてくれた。
真の固有能力も披露し、圧倒的な力でアームストロング姉弟を追い詰めるがイズミとシグの登場により形勢は逆転。命のストックを使い切らされて滅ぼされた。

『死ぬのもめんどくせ~』

死の間際は、不気味な笑みを浮かべていた…。


『ああ…生きるのも


めん


くせぇ』



てっきりキャストオフするかと思いきや、 そんな事はなかった


【アニメ2003年度版】


CV:鷹森淑乃

原作版とは全く違うアニメオリジナル設定。
ベースになった人間はエルリック兄弟の母親であるトリシャ
兄弟が人体錬成で作った母の肉塊にダンテが紅い石を与えてホムンクルスにした。左の胸にウロボロスの紋章を持つ。
ただし、 正確にはトリシャとは事実上別人
よく見ると顔立ちも少し違っていたり背も高いなど、「似てるけど違う」事が分かる。
だが、トリシャの記憶も僅かながら残っており、実質二重人格に近かった。

能力は体の液状化。打撃等の物理攻撃はほぼ無効にできる。

性格はトリシャとは完全に真逆で、冷酷非情で狡猾。
知略に長けた戦略家であり、原作とは違った意味での「怠惰」であると言える。
母性を求めていた(2003年度版の)ラースからは「ママ」と慕われていたが、
「母(トリシャ)」を否定し続けていた彼女自身は彼に対して愛情など欠片もなかった。

ちなみに、実年齢は5歳。

勘違いしている人も多いが、ラースの方がスロウスよりも年上(エドとタメ年)である。
その為実際は ママどころか妹

仲間内では新参者だが上記の特性や性格なため、人間らしい面が多くダンテに不信感を持っているラストより扱いが上。
しかし、そのラストとは似たような境遇なためか仲が良かった。
本能的なものでシンパシーを感じていたのだろう。
彼女とは少し違うが、「母(トリシャ)」を否定し、「女(今の自分)」として生きたいと、スロウスもまた「人間になる」事を強く望んでいた。

物語上では姿を少し(髪を栗色、瞳の色を碧)変え、「 ジュリエット・ダグラス 」の名でキング・ブラッドレイの秘書を務めていた。


だが、リオールにてエドと戦った際に、本来の姿を現した。

ラストの身長(ハイヒール込みで170cm)より背が高いスーパーモデル体型。そして巨乳
ちなみにこの衣装は、ウエディングドレスがモチーフ。靴は勿論ハイヒール。

その後は人間になりたい理由の相違から親友であったラストと決裂。
自分がトリシャと似ている事を逆に利用し、終止エルリック兄弟を惑わして優位に戦いを進めたが、
トリシャの遺骨を取り込んだラースと融合したため、動くことができなくなりエドによって体を揮発性の高いエタノールに再構築されて蒸発した。



「よくできたわね…後片付けちゃんとしておくのよ…」


その際に残した言葉は、トリシャとしてのものだったのか、それとも…。



彼女もラストも、そしてライラも、 過ぎるぐらい人間 であった。
ほんの少しのすれ違いがなければ、人間として平穏に生きる道もあったかもしれない。
「自由な生」を選んだグリードのように…。


なお、 ホムンクルスは誕生時には全裸であるが、スロウスも例外ではない


人気は今だに根強く、スロウスと聞いて彼女の方を思い浮かべる人も少なくない。




…どうしてちゃんと項目を作ってくれなかったの?

追記・修正? めんどーくせぇ…

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