カブーラー(星のカービィ)

登録日:2012/02/08 Wed 11:55:00
更新日:2024/02/27 Tue 19:29:20
所要時間:約 2 分で読めます





カブーラーとは、『星のカービィ』シリーズに登場するボスの一人。……一人?
出演作が少なく、アニメ版や漫画版にもろくに登場していないこともあり人格描写が皆無なため、「中に人が乗ってる飛行船」なのか、「これ単体で独立したキャラクター」なのかはイマイチ判然としない。

大砲を備えた巨大な飛行船で、カービィに向かって弾を発射したり突進してきたりする。
時々、砲弾を3発も同時に発射するのでかなり手ごわい。

初代版のデザインは無機質なマークが描かれた飛行船だったが、『USDX』以降の作品ではシャークマウスよろしく目と口がペイントされたデザインに変化している。

なお初代のプロトタイプに当たる『ティンクル★ポポ』時代から存在するボス敵であり、当初は「ダムダムブルグ」という名称であった。
当時未発表に終わった広告では「いつか立派な大ボスにと思っている」と紹介されており、少なくともこの頃は自我を持つキャラクターという扱いだった模様。

<初代での活躍>

3面「フロートアイランズ」のボスに君臨していた。
ボスエリアにあるさつまいもを取ることで、名曲「やきいもシューティング」をBGMにシューティングゲームで戦うことになる。

シリーズ伝統のシューティングはカブーラーさんから始まったと言っても過言ではない。

EXステージでは攻撃がパワーアップしており、なんと普通の弾がホーミングしてくる*1ようになるためノーダメージクリアにおける最大の壁と化す。
というか、連射速度も突進速度も大幅に上昇しているので普通に勝つことからまず難しい。デデデ大王と並び立つEXクリアの関門である。
なお、初代ではこいつを撃破した時に画面の上端にカービィがいると、きらきらぼしが出てきたタイミングで落下判定に引っかかるというトラップがある。*2


初代をリメイクした『SDX』の「はるかぜとともに」ではリストラされてしまった。
が、更にそのリメイク版では……(後述)


<他作品での活躍>

◇カービィのブロックボール

ステージ9のボスとして登場。
最初は小さいサイズと勝負するが、倒すと通常サイズになる。大砲は左右に設置している。
問題はカブーラー本人よりも指定得点ボーダーを超えることであり、ボーダーは最低タイの12万点設定だが壊せるブロックが他ステージより少ない上に9-3のボーナスブロックチャレンジに失敗するとほぼボーダー越え失敗になるという鬼門ステージになった。


◇カービィのきらきらきっず(SFC版)

タイトル画面で飛んでいる…ただそれだけ。


◇星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

ここにきてまさかの復活!
デザインを新たに、「飛行砲台カブーラー」の名で数年振りにボスキャラの座に再臨。
しかも「デデデ大王ご自慢の飛行砲台」の肩書も手に入れた。空の番人であり、マウントデデデの上空を守っている。
追加ステージ「大王の逆襲」ではカービィのワープスターを撃ち落とすという大健闘を見せた。
このステージでは初代のようにシューティングゲームで戦うことになる(ただし攻撃手段はスターシップ)。
ゴルドーだけでなく某キラーそっくりの巨大砲弾(カブーラーカノン)を撃ってくることもある。
真 格闘王への道にも登場するが、砲弾を破壊できるようになったので初代のEX程は強くないだろう。
ちなみにBGMは初代「やきいもシューティング」のアレンジと芸が細かい。


星のカービィWii/星のカービィWiiデラックス

ミニゲーム「ガンガンバスターズ」の的として登場。デザインはウルデラのもの。
UFO程じゃないが、撃ち落とすと高得点なので余裕があったら落とそう。

『Wiiデラックス』ではガンガンバスターズがリストラされてしまったものの、「わいわいマホロアランド」にて対人戦にアレンジされた「ガンガンブラスターズ」で続投。
BGMは「ヘビーロブスター」と「飛行砲台カブーラー」のアレンジ「カブーラー・リミット」。
バトル開始から1分経過するとカブーラーが出現し、上空から大量の爆弾をランダム投下してくるサドンデス的な追い込み要員となっている。時間が進むほど爆弾の量は更に増えていく。
ライバルも爆弾に当たることがあるので、高難度のレベル3ではカブーラーをあてにして逃げ回る戦法も十分あり。

星のカービィ ロボボプラネット

『USDX』から実に8年ぶり(Wiiを含めると4年)に再登場を果たす。
「コア・カブーラー」として登場し、4面「ギガントグラウンド」のステージ4-4にてシューティングステージのラスボスを務める。
…といってもいきなり本人が出てくるわけではなく、前座として2-2のシューティングステージにも登場したンギュア基地を倒した後に颯爽と登場する。
ンギュア基地が出てきて「またこいつかよ…」と思っていた矢先の登場に多くのプレイヤーを驚かせたとか。
今作は頭の方にも砲台が追加されていて攻撃が苛烈になっている他、火炎放射やエネルギー砲などの攻撃も追加されており、
今までのカブーラーとは一味違う強さとなっている。
ちなみに今作ではおなじみのBGMである「やきいもシューティング」がアレンジされるだけでなく、なんと24年ぶりにサビが追加されるなど結構優遇されている。
彼の主人が前作にて復権を果たしたように彼もまた永い時を経て復権を果たしたといえるだろう。



追記・修正は初代EXのカブーラーを、残機0&体力1の設定で撃破した方にお願いします。

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最終更新:2024年02月27日 19:29

*1 カブーラーの後ろ側に陣取ってみるとよく分かる。撃った方向と逆に飛んでくる弾丸って……

*2 画面が強制的に下にずれるため、その際に判定があると考えられる。要は本作の落下死の仕様が「落ちたから」ではなく「完全に画面外に出てしまったから」である事が原因のようだ。下に落ちようが 上に落ちようが 画面外だから落下死、というわけである。