バージル(DMC)

登録日 :2010/10/31(日) 09:03:50
更新日 : 2016/10/15 Sat 12:54:53
所要時間 :約 10 分で読めます




デビルメイクライシリーズの登場人物。


主人公ダンテの双子の兄。
パッと見ではあまり似ているようには見えないが、髪を下ろすとそっくりになる。開発陣によるとバージルの方がやや怖い顔をしているらしい。

イメージカラー(青)や、より強い力を求めるという行動原理、利き手等、ダンテとは様々な点で対称的。
主義として銃等の遠距離武器を持たないが、幻影剣という魔力で作った剣を飛ばしてくる。


初登場はデビルメイクライ3だが、名前だけは1で登場している。
「より強い力を手に入れる」という目的の為に、父親であるスパーダが封印した魔界と人間界を繋ぐ塔テメンニグルを復活させ、
魔界復活の鍵であるアミュレットを持つダンテを呼び寄せ、アミュレットを巡りダンテと3度に渡り戦う。
ダンテ同様、スパーダが遺した武器である日本刀「閻魔刀(YAMATO)」を使いこなし、神速の抜刀術や悪魔化の能力でダンテを苦しめた。

最終的に魔界での一騎打ちでダンテに敗れる。
人間界への道が閉ざされようとしている中、自分は父親の故郷の魔界がいいと告げ、止めようとしたダンテを振り払うように魔界の深部へと消えた。

スタッフロールで続々登場する7ヘルズを100体殺ると、魔界に取り残された彼が3つ目の魔界の王に喧嘩を売りに行こうとするムービーが流れる。



ゲーム中では前述のように3回バージルと一対一で戦う。
素早く範囲も広い抜刀術やこちらの攻撃を弾くジャストガード、瞬間移動を駆使した連続攻撃と、
2戦目以降は体力自動回復&能力上昇&スーパーアーマー状態になる魔人化を使うかなりの強敵。
さらに2戦目には籠手のベオウルフを装備しての格闘、3戦目にはフォースエッジを使った二刀によるコンボまで使う。
しかもエボニー&アイボリー等の銃による攻撃は刀を回転させて殆ど無効化してしまう。

3戦目では叫び声と共に展開する「どんな攻撃にも怯まず、瞬間移動を駆使した素早く強力な超絶ラッシュ」、
通称「超魔人化」が攻撃パターンの中に織り込まれている。
DMDでは魔人化中の回復量も大幅に上昇し、こちらも逃げずに強力な攻撃を仕掛けないと回復され続け終わらない。

が、まともにコンボを食らってしまうと最大体力を限界まで強化してても半分以上持っていかれる。
まさに鬼か悪魔かと。


因みに飛び道具は持ってないが、居合いで遠くからダンテのいる地点を切り刻んだり、DMDでは幻影剣を生成し飛ばしてくる等遠距離攻撃は普通に使う。


後に発売されたデビルメイクライ3スペシャルエディションでは待望のプレイヤーキャラ化。



たまにはお前の遊びにつき合ってやろう

武器は3つ、スタイルは1つで完全に固定。
スタイルアクションも瞬間移動が3種類だけと慣れないと非常に使いにくい。
が、慣れさえすれば瞬間移動で敵を逃がさないようにしながら3種類の武器を使いわけるコンボで華麗に敵を粉砕できる。
更にダメージを受けている時以外は常時幻影剣を飛ばせる為総じて攻撃力は軒並みダンテより高い。っていうか高すぎる。

なにせ、通常攻撃+αで攻撃できるの上、+αの幻影剣が遠距離とは思えないほどの高威力なのだ。
例をあげるならDT引いた悪魔を両攻撃ボタン連打だけで防御の上から落とせるほど。

その代わり隙の大きな攻撃が多く、攻めすぎるとアッサリ落ちる。



以下ネタバレ









実はシリーズ1作目、小説一冊目にも登場している。



【シリーズ一作目】
ダンテに敗れ魔界の奥深くに落ちたバージルは魔界の王ムンドゥスに挑み敗北。
ムンドゥスに操られ鎧を着て大剣を振るう仮面の魔人ネロ・アンジェロとなってダンテの前に立ちふさがる。
言葉を失ったのか会話は一切無いが、不意打ち等せずダンテを決闘場に誘い真っ向勝負をする騎士道精神を持ち、
ダンテにも「ガッツがあるな」と敵ながら気にいられた。

3同様、こちらとも3回タイマンで闘うことになるが強敵。
特にDMDでは数発食らえば死ねる。
なお、ネロ・アンジェロは右利きで、3のスペシャルエディションでは使用可能になっている。
通常のバージルとは違い、手数よりもパワーで押す闘い方をする。
因みに、通常バージルとは内部処理上、別キャラなのでPS2のメモリ的に無茶なことをしているらしい。
1の時のモーションも(あの挑発も)ほぼ完全再現するといい、スタッフ愛を込めすぎ。



【小説】
舞台は3の1年前。
トニー・レッドグレイブと名乗っていたダンテを討つ為にギルバと偽り便利屋組合に潜入してくる。
包帯グルグル巻きにスーツを着て。

性格もまだ設定が固まっていない時期の作品故か、頑なで寡黙なゲーム版とは違い、
慇懃で柔らかい物腰の中に冷酷さが見え隠れするある意味非常に悪魔的なキャラとして描かれている。

ダンテとの初勝負は便利屋の巣であるバー『ボビーの穴蔵』での酒飲み耐久レースであり、
酔い潰れたバージルは周りの便利屋に(うちの伝統と称され)金品を剥がされた。
殺人も辞さない冷酷な仕事っぷりにダンテのやり方を生ぬるいと思っていた連中の人気を集め、ダンテとツートップを張る。
が、ヤクザな金持ち連中、上記のバージル派を含めた便利屋ほぼ全員等を悪魔を召喚する贄とし、
ダンテの友達である便利屋やその家族、ダンテを可愛がっていたガンスミスを殺した。

街でそれまで得ていた全てを失い、トニーの名を捨てたダンテと対峙。
圧倒的な防御力と得物でダンテを追い詰めるも、ダンテの手によって生まれたエボニー&アイボリーの銃弾で致命傷を負い、恨み節を吐きながら姿を消す。

生き残った便利屋組合はダンテとエンツォだけとなり、ゲームの3と1へ続いていく……。


因みに3でバージルがダンテの決め台詞を知っていたのは、この時聞いていた為。
また、熊撃ち用の特大ショットガンを使いダンテを撃ち殺そうとする今では信じられないシーンもあるが、
むしろこの時銃機に頼って勝利を確信した挙げ句、ダンテに屈辱的な逆転負けを喫したのがトラウマとなって銃が大嫌いになった可能性が高い。

2の前日譚にあたる小説第2弾では、ある魔具の影響でダンテが飛ばされた並行世界の英雄(故人)として語られている。
この世界では、ダンテの代わりにバージルが父スパーダの志を継いで魔帝ムンドゥスの侵略から人間を護る悪魔狩人になっていたが、
亡き母の面影に似せて作られたトリッシュ(ダンテの世界の彼女と違い心を持たない完全な人形。しかも量産されている)に心の隙を衝かれ、
非業の最期を遂げていた。



【漫画版】
舞台は小説版1の後で3の前。ゲーム中の「一年ぶり~」は恐らく本作での出来事を指している。
本作の当初はまだ髪を下ろしていたが、エンツォにダンテに間違われたのをきっかけに前髪をかきあげた髪型に変えた描写がある。
テメン二グル復活の為に七体の名も無き悪魔へ七つの大罪の名を与える事で封印を解いている最中にダンテに遭遇し交戦。
この時にダンテのアミュレットを奪いかけるもダンテの機転によって奪い返され、一時預けておくと勝負をゲーム本編に持ち越す事になった。



DmC Devil May Cry
東京ゲームショウで発表された新作DMC。
本作は従来のシリーズとは違うパラレルワールドとされている。そのため本作に登場するバージルも従来のバージルとは 全くの別人 であり、
銀髪で闇魔刀を所持しているが、当初からダンテに協力的、銃を平気で使う、女性を後ろから撃つ等、設定がかなり異なっている。

詳しくはDmC Devil May Cryの項参照。



【その他】
UMVCにもダンテ、トリッシュに続き参戦。
各種ワープ、疾走居合、幻影剣を駆使した高い崩し性能由来の爆発力は凄まじく、
ゲージを豊富に抱え、Lv3Xファクターを発動したバージルは最強と言っても過言ではない。

PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にも参戦。
時系列的には3終了直後で、魔界をさまよっているうちに金の鎖によって蘇ったジェダの魔次元に到達、
そこからDMC1時代のマレット島に迷い込んでしまう。
そこで先程別れたばかりなのに大袈裟な反応をする弟とスパーダの気を微かに感じる謎の魔人ネロ・アンジェロ、島に流れ着いた自軍と会い共闘、
その後自分が未来に来てしまったことを知り、元の時代に戻るために自軍を利用すると宣言し、ダンテと手を組むことになる。
掛け合いは基本的に不愛想で、力を渇望し他作の力にも敏感。
アティ先生に悪魔召喚や、真宵ちゃんにスパーダの霊媒を頼んだりしている。
だが食生活の乱れるダンテに節制を勧めたり、子供ぽい言い争いをしたりとなんだかんだで兄弟している。
また、不愛想故にアリサから「『とにかく生き延びろ』くらい言ってほしい」と苦言を呈される場面も…。


因みに4の主人公のネロはバージルの息子という説が有り、グラフィックアーツにて明確に「バージルの息子」であると明言された。


主に二次創作では「もしもダンテのように人間として生きる道を選んでいたら」というifが多い。
大半はしっかり者だが天然気味(もしくはツンデレ)の良い兄貴として描かれており、ダンテとの関係も良好である。



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