ダンテ(DMC)

登録日:2010/09/17(金) 17:33:27
更新日:2024/04/02 Tue 23:35:27
所要時間:約 9 分で読めます




デビルメイクライシリーズ』に登場する人物。
1~3では主人公を務め、4と5ではネロに主人公の座を譲るも、もう1人の主人公として活躍する。


外見は銀髪に蒼い瞳をした長身の男。
シリーズで細部が異なるが共通して赤を基調としたコートを纏い、二丁拳銃と大剣を携えている。

2000年前に世界を魔の手から救った魔剣士スパーダと人間の娘エヴァとの間に生まれた子で、悪魔と人間のハーフ。
双子の兄、バージルがいる。

ハーフで老化も人並みとはいえ、悪魔の力を持つ為に常人を遥かに超える力を持ち、全身を鎌で貫かれたり、額を撃ち抜かれたり、剣で胸を穿たれても死なない。
その潜在能力は父を超えると言われる。


シリーズにもよるが、大抵の場合は飄々とした性格で軽口を叩くことが多い。
劇中、シェイクスピアの言葉を諳じる場面もあり意外と学があるのかも。
3以降やたらとおふざけな面も増えた。
ただし悪を挫く正義の心は父からしっかり受け継いでいる。

見た目に反して好物はストロベリーサンデーとかなりの甘党で、食事ももっぱら宅配のピザ(オリーブ抜き)を好み、トマトジュースも好む。
それであの体型だから悪魔マジパネェ。
因みにタバコは吸わない主義。


シリーズで毎度毎度剣に串刺しにされる。
これはもはや恒例になっており、ファンの間では貫通式とか通過儀礼とか恒例行事とか呼ばれる。5では誰からも刺されないが、自分でやってしまう。
因みに『真・女神転生Ⅲマニアクス』にてゲスト出演したときだけは
串刺しにされていないどころか、逆にⅢの主人公である人修羅を串刺しにしかけた。


―経歴―
幼い頃、魔帝ムンドゥスの手によって母・エヴァが殺害され、一家は離散。
その後、母の遺言と父の遺した魔剣・リベリオンの言葉に従い、トニー・レッドグレイブと名を変えると、魔帝の目から逃れるべく人間社会に入り込み、生活費を稼ぐ為に便利屋組合に所属。

組合の拠点であるバー『ボビーの穴蔵』に集う面々や相棒の家族、ガンスミスのニール・ゴールドスタインと交流を深めていきながら、持ち前の能力で一躍名うてのメンバーとして活動。
同時に秘密裏に悪魔狩りを行なっていた。
しかし穴蔵に潜入してきた悪魔ギルバ(その正体は兄バージルとされてきたが、DMC5の前日譚の小説ではギルバの正体はバージルではなく、ムンドゥスがバージルに似せて作った「黒騎士」という悪魔に設定が改変された)によって組合は壊滅、ニール達も命を落としてしまう。

その後、ボビーの穴蔵唯一の生き残りで情報屋であるエンツォ・フェリーニョの伝手で悪魔退治を請け負うフリーの便利屋として、
母を殺した「大当たり」を狩る為に依頼を待ち続けていた。


【各作品での活躍】

Devil May Cry


「父の名に誓って 奴に死を!」

「――"JACK POT"!!」

年齢は二十代中盤と思われる。ちなみに本作のみ褐色肌。
母の仇である魔帝の情報を集める為に便利屋「デビルメイクライ」を営む。裏社会では凄腕の便利屋として通っているが、気に入らない依頼は大金を積まれても断る癖に、悪魔絡みの仕事であればタダ働き同然でも引き受ける変わり者として知られている。
そしてとうとう母によく似た美女トリッシュからの悪魔退治の依頼という大当たり(ジャックポット)を引き、悪魔の根城と化した孤島・マレット島に赴くことになる。
マレット島に巣食う悪魔達との激戦を制し、遂に仇敵たる魔帝ムンドゥスと対峙。これも打ち破って母の仇を討ち、兄の無念を晴らした。
後のシリーズに比べると物静かで、軽口や独特の言い回しを良く使うが、義を重んじる相手にはたとえ敵であっても労るなど、その根底には正義の心が宿っている。
マザコン


Devil May Cry2


「その涙は、人間の宝物だ」

幕引きから4のしばらく後の話と思われたが、公式の紹介動画5分でわかる「デビル メイ クライ」では4の前扱いになっていた。年齢は四十代くらいと言われている。
前作とは打って変わって喋らなくなり、ほぼ別人の寡黙キャラになった(ほぼ同じ外見のメガテン3ではよく喋っている)。
今作はゲーム性にもいささか問題があったことで半ば黒歴史扱いされて、5分でわかる「デビル メイ クライ」でも一コマで済まされている。
設定自体は活かされており、5の前日譚では舞台であったデュマーリ島で再び悪魔の討伐に挑む。*1
のちに発売された5の前日譚の小説では「父スパーダについてよく知るマティエがどことなく苦手で、彼女の前では無口になってしまう」というフォローがなされた。
アミュレットと剣のバグはあまりにも有名。


Devil May Cry3


「楽しすぎて――狂っちまいそうだ!!」

1より以前、バージルとのアミュレットを巡る小競り合い(漫画版3)から1年ほど経った頃。年齢は十代後半から二十歳前後と思われる。
本格的に便利屋を始めるべく建物を購入するも、悪魔の襲撃により開業前に崩壊。直後、人間界と魔界を繋ぐ塔、「テメンニグル」を起動させた兄バージルを止める為に塔に乗り込む。
同じく塔に潜入した女デビルハンター、レディとは度々衝突するものの、後に和解する。
若さ故に自分の力を持て余している感があり、バージルを止める理由もただ自分が気に入らなかったからであった。
レディとの出会い、そしてバージルとの別れを経て何が大事なのかを理解し、正義の心に目覚める。戦いの後、「デビルメイクライ」を開業。

「俺達がスパーダの息子なら、受け継ぐべきなのは力なんかじゃない―――もっと大切な、誇り高き魂だ!」


Devil May Cry4


「刺激があるから人生は楽しい。そうだろう?」

「人間は弱いか? 確かに肉体は弱いかもな。だが、悪魔には無い力がある」

1、2より後。容姿は無精髭を生やしてワイルド風になっている。
レディの依頼でトリッシュとともにフォルトゥナを訪れ、魔剣教団を襲撃。
当初は淡々と教皇や教団員を倒して仕事をこなしていたが(ノリとしてはアニメ版で雑魚悪魔を倒してる時と同じ感じで)、ネロとの戦闘に入ってからは彼の力、特に彼の右腕に興味を示し明らかに襲撃直後と比べてテンションが上がっていた。
教団員であったネロとは度々衝突するも、全ての黒幕が教皇であると知ったネロと共闘し、教皇を打ち倒す。
ラストではネロに兄の形見である魔剣・閻魔刀(やまと)を託し、自身は便利屋稼業に戻った。
ネロを操作している時に2度戦うが2度目はラスボスより強い。
因みにネロはバージルの息子(ゲーム内で明確にはされない)で、ダンテの甥にあたる。
彼の存在に盛り上がったのもいないと思っていた自分の親族ではないか、そうでなくともネロは自分と似た境遇ではないのかと感じ取ったからなのかもしれない。

今回入手する魔具はいずれもダンテの所有物であり、スパーダと一緒にトリッシュが勝手に持ち出して地獄門の鍵に使われたもの。
小説版によれば、ルシフェルはもともと高位の悪魔だったがダンテにボコボコにやられて魔具にされてしまったそうな。

ダンテ本人も「パワーは俺より上」と評するように、新主人公であるネロは悪魔の右腕の力を押し出すパワータイプなのに対し、
多彩な装備とスタイルを瞬時に切り替え、あらゆる状況に対応することができるテクニカルタイプのキャラクターになった。
「3」では装備とスタイルはステージに合わせて付け替えるものだったが、今作では近接3銃器3スタイル5のすべての装備を常時装備し、
リアルタイムで切り替えることが可能になった。万能と言っていい力を持つがその分使い手に要求されるスキルも多く、
すべての力を引き出すのは非常に難しい上級者向け。特にネロは空中での防御性能に難があり、とっさの場面ではデビルトリガー発動時の無敵に頼らざるを得ないが、
ダンテは無敵つきの空中ダッシュ「スカイスター」およびタイミングを合わせればあらゆる攻撃を無効化する「ロイヤルブロック」により常に防御の手を残せるのが大きな強みで、攻撃の手を止めずに敵に対応できるため、極めればネロ以上にアグレッシブな戦いが可能になる。

Devil May Cry5


大当たり(ジャックポット)か!」

相変わらず便利屋を営んでるが最近はサボり気味で電気と水を止められるほどのぐうたらな生活を続けていたが、情報屋モリソン(アニメ版のキャラ)を通して謎の青年Vから魔王ユリゼンの討伐依頼をトリッシュ、レディと共に受ける。
しかしユリゼンには全く敵わず得物のリベリオンも折られ、とっておきの魔剣スパーダによる攻撃も通じず返り討ちに遭い、クリフォトの外にまで吹き飛ばされてそのまま1ヶ月行方不明となる。

そして1ヵ月後に魔剣スパーダを探すためにネロと別行動をとっていたVに昏睡状態の姿で発見される。1ヵ月もの間、意識を失っていたダンテが悪魔たちに見つからなかったのは魔剣スパーダの膨大な魔力がダンテの気配を隠していたためである。

Vにやや手荒い方法で目を覚まさせられたダンテは(ユリゼンに敗北したダンテは瀕死の状態で1ヵ月もの間野ざらしになっていたにもかかわらず、クリフォトから魔力の供給を受けていたことで、体力も魔力も全快しており、髪や髭もかなり伸びている)魔剣スパーダを手に道中で黒騎士シリーズの一体であるキャバリエーレアンジェロの核として囚われていたトリッシュを救出し、現在は廃墟になった生家のスパーダの屋敷に訪れる。

ダンテは自分が悪魔の力に目覚めたのはバージルにリベリオンで刺されたことが発端だと思い出し、
リベリオンと対になる閻魔刀が「人と魔を分かつ」力を持っていたことから、リベリオンの力は「人と魔を融合する」ことだと気づく。
そして折れたリベリオンを自らに突き刺し(シリーズ初のセルフ串刺しである)、背負っていた魔剣スパーダごと取り込んで真魔人の力に覚醒(2でも真魔人が使えるが、2の真魔人は瀕死の状態の時にしか使えず、あくまでゲーム中の隠し要素扱いであると思われる)。
これによって「魔剣ダンテ」と真魔人化など、ユリゼンと互角以上に戦う力を手に入れた。

ネロとVと合流したダンテは3人で別々の道を進みながらユリゼンの待つクリフォトの頂上を目指し、ダンテは一番乗りで頂上にたどり着く。多くの人間の血液を吸って実った禁断の果実を食らうことで神にも匹敵する絶大な力を得たユリゼンとの最終決戦に挑み、勝利する。
そしてユリゼンにトドメを刺そうとするが、密かにユリゼンとの融合を狙っていたVによってバージルが復活(Vとユリゼンの正体は閻魔刀の力によって分かたれたバージルの人と魔の部分)

そしてついにダンテとバージルは最後の兄弟喧嘩を始める。復活したバージルはダンテ同様、真魔人の力に覚醒しており、両者共に互角の戦いを繰り広げるが、魔人化したネロの力づくの仲裁を受け、バージルとの決着をネロに託す。

親子の戦いはネロの勝利に終わるが、暴走を続けながらも成長を続けるクリフォトを破壊するために、ダンテは人間界のことをネロに託し、バージルと一緒に魔界へと旅立つ。
クリフォトの根を切断した後は悪魔たちを蹴散らしながら、バージルと殺し合いではない純粋な力比べを楽しんでいた。

操作キャラクターとしての性能は「4」とほぼ同様で相変わらずのテクニカルタイプ。
ダークスレイヤースタイルは失ったが、代わりに装備のバリエーションが4×4に増え、装備切り替えコンボはさらに多彩になった。
終盤で強力な専用技を持つ「真魔人」への変身が解禁され、いざという時の切り札、スタイリッシュランクSSS限定のコンボといった高等テクの要となる。

アニメ版


「ここから先はR指定だ!!」

DMC1の後の話なので基本的な設定は1とほぼ同じだが、母と兄の仇討を終えて精神的に落ち着いたからか、1よりもクールで寡黙な雰囲気を持つ男として描かれている。
1と2を足して割ったような感じだろうか。
食生活はオリーブ抜きのピザにストロベリーサンデーという偏食っぷりを披露。脚本があの893だしな…
借金まみれでありながら週休六日主義を公言して憚らないずぼらな性格。しかしながら実力は衰え知らずで、回によっては素手で悪魔を制圧したことも。
登場する悪魔が弱すぎるためか作中一度も魔人化はしなかったが、最終話で一瞬だけ魔人化したようなシーンはあった。


【小説版(1)】


「今こそオレは、本当の名を名乗る」

DMC3より更に前。確認できる限りでは一番ダンテが若い頃のエピソードであり、デビルメイクライ開業前の便利屋として働いていた頃である。
ちなみに便利屋歴としては二年目。
性格は1をベースに3の青臭さをちょいと混ぜた感じで、本人はタフ&クールを気取ってるが、どこかおっちょこちょいな部分もある微笑ましい青年時代。
年齢に関しては明言されてないが、少なくとも成人はしているだろうとの事。
ちなみに作中、地の文でも偽名の「トニー・レッドグレイブ」表記であり、本名のダンテと名乗るのは作中終盤である。
この頃から気に入らない仕事に関してはどれだけ大金を積まれようとも引き受けない主義を貫いており、
更に「必要の無い殺しはしない」という姿勢が古株の荒事師たちからは気に入られておらず、初期の頃は絡まれたり、襲撃されたりしたものの、ダンテがその全てを叩きのめして黙らせたとのこと。

相棒グルーの幼い娘たちにご飯を食べさせたり屈託ない笑顔を浮かべる時も。
しかし、今も母が死んだ際の夢を見て苦しんでいる。その際夢にうなされて「母さん」と寝言を連発する為、
一夜を共にした女性から「マザコン」呼ばわりされる事もしばしば。

時系列上、この頃はDTに目覚めていないからか魔界の障気に対する耐性が完全ではなく、まだ人間寄り。
ほかにも火力がハンパないとはいえ熊撃ち用のショットガンの猛打で瀕死に追い込まれ、心臓を串刺しにされたら流石に命はないなど、頭部に銃弾を叩き込まれたり、身体中串刺しにされたり、シリーズ恒例の貫通式を何度も経験しながらも全く堪えた様子の無い後の時期と比べると、不死身度はかなり低い。

しかしながら常人を遥かに上回る戦闘力はこの頃から健在であり、リベリオン一本で重火器で武装したチンピラたちの銃火を華麗にかわして圧倒したり、華麗な銃技や下級とはいえ悪魔たちを素手でブチのめしたりもしている。
ニールがアキュライズした拳銃をマシンガン並に連射する為すぐダメにし、呆れられていた。

一方、便利屋としてもデビルハンターとしても未熟な部分もあり、後先考えずに行動してしまったことで厄介事に巻き込まれたり、悪魔たちが蔓延りつつある状況を知りながらも周囲への注意を怠った事で結果としてグルーやその娘ジェシカを守りきれなかったり、
諸事情で悪魔側の気配を見せなかったギルバをニールの忠告がありながら、(彼の冷酷な人間性はともかくとして)便利屋としては信用してしまい、ニールの死を防ぐことができなかったという悲劇に見舞われている。

余談だが、ギルバの正体は1以前のバージルとされていたが、どうしても3での描写と矛盾してしまうため、魔帝が差し向けた黒騎士ギルバという悪魔ということになった。
この辺りはバージルの項目も参照。


【舞台版】


「楽しいパーティーに招待してくれて感謝してるぜ!」

衣装は3であるが、時系列が1の後である。
ダンテを演じたのは『特命戦隊ゴーバスターズ』の岩崎リュウジ役で有名な馬場良馬氏。


真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE- マニアクス


「地獄の魔王に、挨拶でもしにいこうか。手土産に手下の首でもぶら下げてな」

時系列不明。衣装は2で使っている剣もリベリオンな為、1の事件が解決した後なのは確実である。
東京受胎によってボルテクス界と化した東京で、謎の老紳士の依頼を受け、半人半魔にさせられてしまった主人公・人修羅と刃を交える事となる。
戦う機会は2度であるが、もともとバトル難易度の高い本作の中でも追加ボスである魔人の一人として立ちはだかり、クリティカル率の高いリベリオンや複数攻撃のエボニー&アイボリーを始め、様々なスキルを駆使する。
特に二度目の戦いでは背後から追ってくるダンテから逃げるというイベントをクリアしなくてはならず、まさに狩られる恐怖を味わう事請け合い。
ただし、そんな苦難を乗り越えた後は仲魔にする事も可能で、魔人化こそしないが非常に高性能な耐性とスキルで最後までスタメンを張れる。
原版では貫通を覚えないため、ルシファー戦ではいささか心許ないが、クロニクル版再販時に代役だったライドウに合わせる形で、HD REMASTERでの再登場時に貫通が追加された。
前述の通り、人修羅を串刺しにしようとしたり、加入イベントも2のあるシーンの再現だったりと、DMCファンをニヤリとさせてくれる演出が盛りだくさんであるが、
この出演が縁で、3の魔人は金子一馬氏がデザインを担当している


DmC Devil May Cry


「俺の名前は……ダンテ!」

東京ゲームショウで発表された新作DMC。
……なのだが、ダンテのキャラがどう見ても別人。
製作発表当時は3より以前の少年期のダンテとされていたが………。
タバコを吸い(ダンテはタバコの匂いを嫌う)、時期的に持っていない愛銃エボアボを持っている(本来なら少なくとも成人の時期に受け取っている)等、過去の設定との食い違いが見える。
あまりの違いように、ネット上では物議を醸しており、外国のDMCオタクからも不評のよう。
そんな不評批評の嵐に、DmCはメインナンバリングとは別世界観ということに変更されたため、こちらのダンテは従来のダンテとは名前が同じだけの別人である。
そういうこともあってなのか、悪魔スパーダと天使エヴァのハーフたるネフィリムという身の上となっている。


【主に使用する武器】


  • リベリオン
2にて初登場し、3~5、アニメ、漫画版、小説版と登場するダンテの相棒とも言える大剣。
スパーダがかつて使用していた形見であり、柄に髑髏があしらわれている。
敵を斬るだけでなく、ダンテによって銃弾を撃ち込まれたりバット代わりに使われたり足場に使われたりと八面六臂の大活躍を見せる。
覚醒前である3までは髑髏の口が閉じられていたが、ダンテの覚醒をきっかけに形状が髑髏が大口を開けたものへと変化し、
以降4・5、アニメ、漫画版では一貫して髑髏が大口を開けた形状のままになっている。
恐らくダンテが悪魔の力に覚醒していることを象徴しているのだろう。

独自の意志が宿っているらしく、小説版では母を失ったダンテに「名を変えて悪魔から身を隠せ」と助言を与え*2
自身はごく普通の大剣へと姿を変えて常にダンテの傍らに在った。

PROJECT X ZONEなどの外部出演においてもダンテの愛剣として登場する。


  • エボニー&アイボリー
ダンテがトニーと名乗るのをやめる直前にニールから貰った二丁拳銃。
黒騎士ギルバの襲撃によりニールの遺作となってしまった。

名前はピアノの「黒鍵」と「白鍵」が由来。銃身もその通りになっている。
右手用のアイボリーは連射性能に特化。左手用のエボニーは精密射撃に特化している。
尚、この各々の性能差がゲーム中で明確に表現されたのは5のガンスリンガースタイルが初めてで、トゥーサムタイムが三連射のアイボリーと炸裂弾のエボニーとそれぞれ撃ち分ける仕様に変化している。

銃の表面には「BY.45 ART WARKS」「FOR TONY REDGRAVE」と刻まれている。
WARKSが誤字っているが(正しくはWORKS)、これは店の看板がスペルミスしているのに由来し、ニール本人は愛着がある為直さずにいる。大本は彼女の息子ロック・ゴールドスタインの手作り勲章。

コルトガバメント45口径をベースにしているが文字通り魔改造が施されており、常人なら一発撃つこともままならないが、ダンテがどれだけ酷使しても壊れない。
ダンテの魔力を込めたチャージショットの負荷も平気なうえ、ガンプレイで下級とはいえ悪魔による刃の一撃を受け流したりなど、相当頑強に作られている。
母と同じくガンスミスを営んでいるロックの見立てでは、ダンテはかなりこまめにメンテしている様子。

ゲームの設定ではダンテが自作した事になっているが、死に間際のニールからパーツを受け取り、彼女の見守る中、ダンテが組み立てたのでまあ問題はない。

略し方が複数あり、エボアイ派とエボアボ派がある。
アニヲタ的に言うと「きみある」と「がでがで」のようなもの。

ちなみに前述の誤字はロックの手で直され、5では「BY.45 ART WORKS」となった。

DmCでも勿論登場するが、まるで魔具かってレベルの生物的なテイストを加えられた銃として登場する。
グリップの部分が牙のようなデザインとなっている。ヘタな取り扱いするとケガしそうである。
こちらはどうやらデザートイーグルがベースの様子。
物語開始時から所有しているものの、出自は不明。相変わらずダンテがかなり愛着を持っているようなので、こっちではマジで設計から製作まで自分でやった可能性がある。


シリーズ常連の武器。1~3まではその辺に置いてあるものを借用する。
改造銃らしく、ソードオフの水平2連だが1の設定画ではマガジン脱着式の構造をしている。たぶんコンバーチブル式。
近距離では強いが遠距離ではショボいというありがちな性能だが、銃に怯みやすい悪魔に特に効果的。
1は普通に構えて撃つことしかできなかったが、2で剣攻撃に絡められるようになり、
3以降はスタイルアクションにより、更にスタイリッシュな使い方ができるようになった。
3以降のショットガンヌンチャクはパネェ。(一応2にもショットガンヌンチャクは存在するが咄嗟に発動できない上に性能が残念過ぎる)

DmCでは「レヴェナント」なる名前がある。

  • コヨーテ・A(エース)
4からダンテが持参したショットガン。↑と同じくソードオフの水平2連だがはっきりとマガジン脱着式になっている。
暇を持て余していたダンテが暇潰しにガンショップで購入し、対悪魔用に改良したもの。
そのためか3までのショットガンとは違い、ダメージを与えられないという敵がかなり減っている。

名前の「コヨーテ」の由来はインディアンの昔話から。
気まぐれにショットガンを改造する姿をトリッシュに「コヨーテみたいね」と評された為、そのまま名付けた。
内部構造が地味にデタラメになっているらしく、5ではそのことをニコ*3にボロクソに評されている*4



追記・修正があるからアニヲタWikiは楽しい。そうだろう?

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最終更新:2024年04月02日 23:35

*1 このとき討伐し、魔具に姿を変えた悪魔がDMC5の初期装備バルログである

*2 5ではこの助言を与えたのは母のエヴァということになっている。

*3 本名・ニコレッタ。ロック・ゴールドスタインの養女で、アグナスの娘。ネロの義手を作っている

*4 10の事をするために100をやっている、とのこと