ロバート・ガルシア

登録日 :2011/09/12(月) 21:24:27
更新日 : 2017/04/03 Mon 14:17:35
所要時間 :約 10 分で読めます




「どないしたんや?」


◆ロバート・ガルシア
SNK(SNKプレイモア)から発売されていた格闘ゲームシリーズ『龍虎の拳』及び『KOFシリーズ』に登場する架空の格闘家である。

「最強の虎」の異名を持つ極限流空手家で、最大のライバルにして親友であるリョウ・サカザキと並ぶ『龍虎の拳シリーズ』の主人公である。

たった一代で巨万の富を築き上げたイタリアの大財閥アルバート・ガルシアの一人息子。
僅か8歳の頃に望めば苦せずして全てが手には入る生活に疑問を感じて父の許を飛び出し、父アルバートの友人にして「極限流空手」の創始者であったタクマ・サカザキの許に弟子入りし、タクマの息子であるリョウと共に「極限流空手」を学ぶ(※「帝王学」の一環として学ぶ内にハマったとする設定もある)。

あらゆる分野に才能を発揮する天才型で、極限流の修得や応用に於いても優れた能力を発揮。
ロバートは本来の空手よりも派手な蹴り技を多用する等、独自のアレンジを加えているのが特徴である。



【プロフィール】

■最強の虎

格闘スタイル:極限流空手(+様々な格闘技)
誕生日:12月25日
年齢:24歳(22歳)
出身地:イタリア
血液型:AB型
身長:180㎝
体重:85㎏
趣味:高級車コレクション
好物:スシ ヤキソバ
嫌いな物:ラッキョウ(無理矢理リョウに食わされた)
得意スポーツ:モータースポーツ

CV:や乃 えいじ(矢野 栄路)(龍虎の拳)、Kay稲毛(稲毛 一弘)(龍虎の拳2、KOF94・95・XI(家庭用)~XIII、NBC)、小市 慢太郎(龍虎の拳外伝、KOF96~KOF03)、四宮 豪(KOF XIV)


【人物】
……リョウとほぼ同じ身長ながら体重にかなりの差があるのは、元々の設定を考案したデザイナーが痩せ型のリョウに対して、ロバートを外人特有のガチムチ体型としていた為。
実際のゲーム画面(『龍虎』シリーズ)ではスマートなロバートに対してリョウがかなりゴツくなってしまったのはご愛嬌(『KOFシリーズ』では両者共にスマートな体型)。

トレードマークとして知られる関西弁は本来の『龍虎』の設定では イタリア訛りの英語を表現した演出だった のだが、『KOFシリーズ』では実際に関西弁を喋っている設定とされてしまっている。



【作品毎の活躍】

■龍虎の拳シリーズ
初登場は初代『龍虎の拳』。
親友リョウと共に、彼の妹にして想い人 であるユリを救うべくサウスタウンを支配する「組織」に戦いを挑む。
移動手段がフェラーリ、日本語訳が関西弁表記と云うキャッチーさからかリョウ以上の人気を集める。

『2』でも準主人公ポジションで登場。
リョウ同様に特別なストーリーは用意されなかったが、更に蹴り技に特化したスタイルになる。
因みに前作の設定を知らなかったデザイナーのミスにより、リョウとロバートの技名の混同が起こり始めたのはこの作品から(リョウに「虎」の技名。ロバートに「龍」の技名を付ける間違い)。

続く『龍虎の拳 外伝』では当時のロバート人気からか主人公として登場。
幼なじみのフレア・ローレンスを救うべくグラスヒルバレーを舞台に大暴れをした。
エンディングではユリとの仲に進展が見られる等、 この頃がロバートの絶頂期にあった。


■KOFシリーズ
初代『94』から親友リョウ、師匠のタクマと共に「極限流チーム」として参戦。
……この頃からリョウとの人気が逆転される。
不動の皆勤枠の一人かと思いきや、XIでは遂にリストラの憂き目に逢う(家庭用でNBCの流用ながら参戦できたが…)。

しかし登場枠以上に不遇なのが技の仕様の変化で、技仕様に関しては他の『龍虎』キャラや『餓狼』キャラにも共通しているが、ロバートの場合は『99』以降、特に技の入れ替えやコマンドの変化が著しい。
オーソドックスな波動昇龍タイプのキャラクターが何故にタメキャラに……。


なお、リョウが『SNK』を代表するキャラクターの一人として他社とのクロスオーバーや外伝作品にも出演が多いのに対して、ロバートは今イチ登場機会に恵まれていない。



【必殺技】
  • 龍撃拳/龍撃閃
飛び道具。
作品によっては足で蹴ったり、ソニックブームもどきだったり。
大体性能は良好な飛び道具で飛ばせて落とすがやりやすい。
「最強の虎」が龍を「撃つ」拳と云う意味なのだが、その意味を知らないデザイナーの所為で以下の技の混同が起きた。

  • 飛燕疾風脚
飛び空中蹴り。
蹴りが得意な筈だが、リョウよりも性能が悪い事が多い。
KOFではリョウがただの飛び蹴りであるのに対し、こちらは龍虎シリーズ性能である事が多い。

  • 飛燕旋風脚
左右からの空中連続蹴り。
こちらはリョウの飛燕疾風脚のような飛び蹴り。
ほぼどの作品でも弱をガードさせるとほぼ隙が無く連続・連携のお供。
KOF99のみ逆転しており、弱が隙だらけで強は隙が無い。

  • 飛燕龍神脚
空中からの急降下蹴り。
素で使うよりは連携のお供として使われる事が多い。
また作品によってはコンボの中継に使われる。

  • 幻影脚
触れただけで吸い込まれる程の連続蹴り。
主な使い道はコンボだが、KOFでは前転の性能が悪い相手は画面端に追い込んで使うと行動を抑制できる。

  • 龍牙
元ビルトアッパー。
リョウより性能が悪いのが殆ど。
ただし強の無敵は長いので対空技に使う分には問題ない。
弱は弱攻撃から繋がるほど発生が早い代わりに無敵が無いので連続に使用するか相討ち対空に使うくらい。
強は一段目にSCやMCがかかりコンボの中継に使う。

  • 龍斬翔
やや変わったモーションのサマーソルトキック。
ロバートが溜めキャラになった時に龍牙の替わりのポジションに入る対空技。
溜めキャラになったロバートは基本的に繋がる必殺技が少ないので連続や対空に使っていく事になる。
なお強の龍斬翔は根元で喰らうとかなりダメージが高くて痛い。

  • 極限流連舞脚
KOFで使う打撃投げ。
発生が遅いが出がかりに全身無敵があり追撃が可能。
基本的にSCが無ければ追撃は安いが、97では空キャンを利用して龍虎乱舞が入る。

  • 旋燕連舞脚
溜め技になった極限流連舞脚のような打撃技。
技の後は追撃可能の状態で相手を浮かせる。
主にコンボに使用する他に初段がガード不能で起き上がりに重ねられる。
ただし相手がガードモーションを取ってる時は技が出ないので、通常技を重ねた後にガードを無理やりこじ開ける事は出来ない。
初出の99ではガード可能の代わりにガードさせれば隙は無い。
そのかわり技の3段目が座高の高いキャラ以外にはスカるという欠点がある。

  • 龍連・幻影脚
『KOF13』から使用する極限流連舞脚や旋燕連舞脚の後継技。
上記二つと違う点として発生が遅い代わりに完全なコマンド投げ。
通常は相手を蹴り飛ばして追撃不可能だがEXで使うと真上に浮かせて追撃可能になる。


【超必殺技】
極限流の最大奥義。
でも龍虎だと弱パンチで消される。
ロバートの場合、発生が遅く連続にならない事がほとんどで技の性能は「タクマ>リョウ>ロバート」の順番なくらい性能が悪い。
また極限流全員に共通するが虎砲や龍牙を使おうとしたり、「強攻撃>→α>虎煌拳」のような形のコンボを使おうとすると暴発する事がある。
特にロバートは特殊技からの連携が多く暴発しがち。

  • 龍虎乱舞
極限流の究極奥義。
龍虎ではガード不能だがKOFではガード可能。
94から今に至るまで連続技のお供なロック式乱舞の元祖。
ロバートは蹴りを多用するモーションが格好良い。
ちなみにKOFでは慣例でリョウの龍虎乱舞は突進中上半身無敵、ロバートの龍虎乱舞は突進中下半身無敵である事が多い。
またKOF95では必殺技の優先順位により空中で龍虎乱舞が出せる。
KOF95では空中龍虎乱舞の下半身無敵で相手の対空技をほぼ一方的に潰す事が出来る・・・結構な大道芸ではあるが。

  • 無影疾風重段脚
幻影脚+飛燕旋風脚。ネタが多数存在する。
無敵が長い代わりに連続技になりにくくほぼ割り込み専用技。
とはいえ「強攻撃>特殊技」に割り込めるポイントはそこそこ多く使う場面はある。

  • 無影旋風重段脚
KOF99でしか使用しない非常にレアな技。
相手を蹴り上げた後に自分も追いかけて幻影脚を浴びせた後に蹴り落とす非常にスタイリッシュな超必で威力もかなり高い。
ただ始動の蹴り上げのリーチが短く連続技に使いにくい上に空中の相手に当てるとカス当たりするのでストライカーからの追撃にも使いにくい。
しかしそもそも99のロバートはこれしか通常技から繋がる超必が無いので使わざるを得ない。
出る時代を間違えなければロバートの顔になれた超必かもしれないのに・・・残念。

  • 九頭龍閃
出が早い連続サマソ……じゃない龍斬翔。
コンボ・対空迎撃・割り込みと用途が幅広い。
ちなみにXIではリーダー超必となっている。

  • 背牙龍
裏拳の後に神龍拳回転する龍牙で追撃する…なお回転する龍牙は昔からMAX龍虎乱舞で使用してる為、神龍拳よりも登場は先である。
連舞脚からお手軽にダメージを稼げる超必として重宝するが龍虎乱舞よりも当然威力は低い。
というか02では幻影脚よりもダメージが低い。
ただし発生は弱攻撃から繋がるレベルなので連続の締めとして使いやすい利点がある。
ちなみに名前の元ネタはロバートのモデルとなった俳優の名前だったりする。

【MAX2・リーダー超必・NEO MAX】
  • 絶!!龍虎乱舞
02及び02UMで使用。
連続技にならない変わりにガード不能であり、構えの最中は完全無敵で突進中は無敵では無いものの攻撃判定が極大で下手な攻撃は上から一方的に潰せる。
手を出すとほぼ問答無用で直撃してしまうので、素直に前転・後転で逃げるか手を出さないようにしつつ飛び越えよう。
技の構成も派手で最後は龍牙じゃなく背牙龍+がぉ~ん虎の咆哮で締め。

  • 滅・龍虎乱舞
こちらは02UMの裏ロバートが使用。
連続技にならないほど発生が遅い割にガード可能だが、技の動作中は始動から最後まで完全無敵。
締めはごっついタイガーバズーカー型の覇王翔吼拳でフィニッシュ。

  • 地龍背穿脚/飛龍跳襲脚
03のリーダー超必。
共に空中で出す技で地龍は飛燕龍神脚のような蹴りで下方向へ、飛龍は上方面へ飛び蹴りを放つ。
共に無敵が無い代わりに発生が超速であり、相打ち上等で単発でぶち当てるとかなり威力が高い。
代わりにコンボに組み込むと補正で威力が激減する。
飛龍は技の構成上、「強攻撃>→A」からの連続に使いやすい。

  • 飛燕疾風龍神脚
KOF13のNEO MAX。
一旦後方へ飛んだ後、凄まじい早さの飛燕龍神脚で突っ込む。
飛燕龍神脚が当たった後は相手を引き摺りながら地面を抉りつつ滑走し最後に大爆発で締める。
演出は29HITだがダメージが入るのはラストの1HITのみなので連続HIT数による補正の影響は少ない。
発生・突進速度ともに凄まじい早さだが、浮いてる相手に当てにくいため対空には不向き。
使い道はほぼ連続だが一応飛び道具や中距離以上の距離の牽制に刺し込む使い方も出来る。
飛燕龍神脚の部分が当たらなかった場合は地面で爆発を起こし、この爆発に当たった相手には相手の高さ次第で追撃が可能。


【関連人物】
親友にしてライバル。
子供時代は心優しく、格闘技に向いていないと思っていたリョウに実際の組み手では一度も勝てなかったらしく、それが今も変わらぬ友情を結んでいる理由である。

  • リョウ・ナガサキ
……ほんまのリョウはこんな事言わへん。

リョウの妹で最愛の女性。
『KOFシリーズ』ではロバートの方が惚れている設定。

師匠。
『KOFシリーズ』ではギャグ補正によりユリとの進展を邪魔する役回り。

  • ロマーリオ
ロバート付きの執事。
ロバートにとっては父親以上に近しい存在。

  • アルバート・ガルシア
世界有数の資産家たる父親。
長らく反発していたが『外伝』以降は後継者としての責任を果たす覚悟をしている模様である。

  • カーマン・コール
ガルシア財団のエージェント。

  • フレア・ローレンス
『外伝』のヒロインで幼馴染み。
首からかけてるペンダントは彼女との思い出の品である。



【余談】

『龍虎の拳』と『ストリートファイター』シリーズの主人公達の設定が似ている事は有名だが、これは元々のゲームを企画した人間が共通している為(更に言えばそれらのゲームの元ネタは70年代の格闘技ブームと80年代の少年漫画ブーム)。

「格闘ゲーム」ブームの中、お互いに影響を与えあった部分は多いらしく『ストリートファイター』シリーズの準主人公であるケンが「マスターズ」なるファミリーネームを付けられた上に蹴りを多用したり金持ち設定となったのはロバートの影響とも言われる。





「そこら中で派手に追記修正しまくったる!!」

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