ルドルフ二世(境界線上のホライゾン)

登録日:2011/12/17 Sat 12:36:21
更新日:2023/01/03 Tue 20:26:57
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『鉄塔の管理人』









正体を見せず
正体を現さず
正体を知らず
配点(己)



M.H.R.R.(神聖ローマ帝国)の「皇帝総長」。
野太く四角い顔立ちと、長い金髪と髭。ガチムチ系ではあるが筋肉のボリュームはペルソナ君の方が上。


3巻時点では歴史再現のため弟である「傀儡」マティアスの手によって塔で幽閉中の身。

カルロス一世が公主隠しで失踪したあと、彼と歴史上の血縁関係にあったため、末世に関する研究データを全て受け継いでいる。Ⅲ〈中〉程からトーリ達はルドルフ二世が受け継いだメモを取りに向かう。

本物の変態であり、オーストリア系のハプスブルク家が完成させた変態野郎。
ハプスブルク家(ハプスブルク家は簡単に言うと結婚で家を発展させろと言う家)はそのためにいかなる種族とも交配可能であり、さらには出産しても死ぬことのない身体を作るため無痛覚、高速再生、己の姿を相手の望むがままに変化させられる(変態)と言うことを目指して、自分に術式を埋め込むようにかけ続けて子を出産するということを何代にもおいて繰り返し続けた。
だが術式が上手くいったのは女達ではなく男であるルドルフ二世だった。
しかも弟が兄などに叱られて育ったゆえに「無痛ゆえに人の心を理解できない自分は傀儡として生きる」と歪んではいるが芯を見つけたのに対し、
「完全なる変態能力は異常」だと自分で感じながらも、完璧な肉体特性のせいで弟の様に叱られることもなく育てられてしまったため、
「優しさ」や「劣等感」等のせめぎあいが複合し過ぎて精神的な意味でも変態と化し、
「雌雄同体の神」に憧れるあまりマッチョボディで女性的というエライことになっている。


【無痛覚】
無痛覚者であるルドルフ二世は肉体の限界を越えた活動ができ、それによる自壊も高速再生する。

【高速再生】
その内実はハプスブルク家代々の人体改造により完成した、分解再生術式。不死に近い体で、首を断たれようが、爪先から肘までくぱぁしようが再生する。
切断された場合、大きい方が本体となり小さい方は血煙となって元の体に戻るが、本体が離れたり阻害されれば再生は遅くなる。

【変態】
肉体そのものを変形させつつ彼本来の肉体の特性を残して、相手の姿形を完全にコピーすることができる。性転換もおてのもの。
肉体構造に精通しているため本人よりも肉体を上手く扱うことも。ただし異族の特性などは天然モノには劣るらしい。


戦闘では相手を育てるような戦い方をし(本人にその気があるかは別にして)命までは奪おうとしない。彼と戦った者は皆強くなるという名トレーナーっぷりである。

研究データを賭けた戦いの末ネイトが密室でバラバラにして高所から鼻歌唄いながら開きにしてミンチにしたら美少女になった(“武蔵”勢的にはよくあること)。その際に痛みを味わうことになる。

ネイトに敗北後、実権は弟のマティアスに移っている。


少女の姿がルドルフ二世の本当の姿で男として育てられたのか、それとも少女の姿はルドルフ二世の願望の表れなのか…

弟のマティアスは言っていた

「誰に対しても優しすぎる人」と。





その後、10巻下でまさかの再登場。
「ある人物」(明らかに某教皇総長)の言葉などを受け武蔵にこっそり乗り込み、武蔵へ攻め入ろうとした羽柴勢の一人で自分の「プロトタイプ」とも言える再生能力者島・左近と激突する。
痛覚減衰が不可能な「失敗作」ながら、源・頼朝の自我を持つ機動殻「鬼武丸」のサポートや経験・「痛み」により成長した島に、自分があきらめから届かなかった何かや「オリジナル性」を見、
島も初陣で交戦したネイトに変身し対決、「経験の差」で島をノックアウトした。
なおこの時の姿や発言から、女性の姿が本来のものである可能性が高くなっている。11中では本人曰く「自分に素直になったせい」らしいが。




追記、修正は高所から鼻歌唄いながらお願いします

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最終更新:2023年01月03日 20:26