スピキュール

登録日:2009/05/31(日) 16:27:46
更新日:2023/11/15 Wed 15:57:18
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「スピキュゥゥゥゥル!」

「うおおおおおおお!あっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」


スピキュールとは、ゲーム『スターオーシャン』シリーズに登場する火属性の攻撃技である。

初出である、『スターオーシャン セカンドストーリー』(SO2)のボス、十賢者の一人ミカエルが使用するものが一番有名。

後述の通り、シリーズ後発作でも味方・敵の技として何度も登場しているが、知名度としてはやはりトラウマ感の強い『SO2』のものが一番だろう。
というか、スターオーシャンシリーズプレイヤーの中で最大級のトラウマとして君臨している。
この絶叫にどれだけのプレイヤーが黒コゲになったことだろう。

概要(SO2版)


ラストダンジョンに登場する「ミカエル&ハニエル」戦にてミカエルが使ってくる技。
ミカエル自体が身体がに包まれている強面のゴツい男といういかにもな絵面だが、技はそれに輪をかけて暑苦しい

発動すると、
「スピキュゥゥゥゥル!」
と豪快に技名を叫びつつ、全身に炎を纏い天井などお構い無しに真上に大ジャンプ。

そして、
「うおおおおおおおおお!あっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
という絶叫で、隕石の如く垂直に落下、地面と激突して大爆発を起こすシンプル且つ豪快な技である。

落ちる際のボイスはそれ以外にも
「骨まで温めてやるよぉ」
「寒くねぇか?貴様ら!」
といったものが存在する。


そして性能は異常な速さの詠唱、全体攻撃、馬鹿げた威力、極めつけにこちらにはお構いなしに連発をしてくるという鬼畜技である。
しかもMP切れでの発動不可能を狙おうとしても、無常にもMP消費0。アイテム等によるノックバックでの妨害が精々である。

エクスプロードなどの紋章術攻撃と同様、発動した瞬間から演出が終わるまでこちらは動けなくなるので妨害は不可能
そのくせ使用頻度が異常に高く、
スピキュール→ダメージバックで操作不能→復帰した瞬間スピキュール→(ry
とかザラにある。
開幕スピキュールとかも当たり前にあるので、近接戦闘キャラは足が遅いと接近すらできずに黒コゲにされ、
全体攻撃可能な高威力魔法などは詠唱時間が長くて唱えてる間に灰になる。
前情報なしで挑戦するとだいたいここで死ぬ。

攻略法は開幕にクロードの兜割りやバーニィシューズを履かせたキャラで急接近し、ひたすら殴ってスピキュールを使わせないこと。
または弱点の水・氷属性で攻め立てる。アシュトン・オペラ・レオンが水・氷属性のスキルを持っている…が、
アシュトンは発動速度が遅いノーザンクロスしかないため、ソードダンスで殴った方が得策かもしれない。
悠長にしていると連発されてどうしようもなくなる。
また、火属性を持っているため、耐性を持つアクセサリや装備である程度はしのぐ事は出来るので事前に装備を整えておくこと。
(「火属性無効」の装備は手に入れにくく、大抵の場合半減止まりで抜本的対処は困難。やはり攻撃自体を止める必要がある
一回もスピキュールを使わせない自信があるならアトラスリングもありだが、全属性弱点が付与されてしまうので推奨はしない。

「あっちいいいいい!!」とか叫んでてもミカエル本人はダメージを受けるわけではない。
熱いなら使うなよ、と全国のプレイヤー達は思ったことだろう。

ちなみにミカエルと一緒に出て来るハニエルの方だが、ミカエルとスピキュールのインパクトが強すぎて影が薄い
ハニエルもマインドブラストという必殺技を使ってくるが、詠唱時間が存在するしハニエルの正面に中距離射程くらいの極太レーザーを発射するだけの技。
縦軸方向に移動すれば当たらないので、AIの仲間でも普通に避ける。
ミカエルと戦ってたら、何もないところに向けて「大人しく死ね」とか言いながらレーザーを撃つハニエルが見えるのはよくあること。
ミカエルが倒された後に4人にボコボコにされて、特に活躍もなく死んでいく。
たまには彼のことも思い出してあげよう。一応ブラッドスキュラなんて妨害呪文も持ってるし…

ちなみに、ミカエルとスピキュールがやたら強いのは開発者のお気に入り(PS版ファイナルガイド参照)だからとのこと。
また、異様な頻度でスピキュールを使用するのは通常攻撃とスピキュールの使用頻度の割合の設定をうっかり逆にしてしまった事が原因らしい。
PSP移植版では本来の設定に修正され弱体化した。

概要(その他)


「落ちろ! 神の怒りよ!」
ディレクターズカット版で追加された仲間キャラ、アドレー・ラーズバード(CV:石塚運昇)がクリア後の最強技として覚える。初めて味方の技として使用可能。
演出は前作『SO2』に倣っており、落下方向が斜め向きであることを除けばほぼ同じ。他のキャラにはない豪快さを持つ。
攻撃範囲も他の技とは桁違いで、流石にフィールド全体とは行かないものの、フィールドの中心で使えば目測7割ほどを覆える。

ただ、使用後は衝撃で地面に頭が埋まってしまい膨大な隙が生まれてしまう上、火属性が付いているお陰で一部の敵には使えないとぶっちゃけ性能的にはネタ技。
(というか、発動中は地面に突き刺さって犬神家状態になっていたりと演出自体も大分ネタに走っている)
アドレーの性能自体が正直微妙で仲間としての加入も遅い上、
アドレー自身の評価が「参戦できなかったクレア・ラーズバードの代わり」として登場した経緯から妙なハンディキャップを背負ってしまっており、
スタッフの遊び心は感じられるのだが、結局ファンサービス的な遊び技としての域は出なかった。

  • スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-
「うぉおぉぉぉぉぉおおおお!」
敵ボスであるデル・スール(CV:中井和哉)が使用。
ダメージ自体は非常に強烈で攻撃範囲も広いため、この技がデル・スールを強ボスに押し上げており、『SO2』のミカエルの技に勝るとも劣らないぐらいの印象はある。

一方でデル・スール自体はチンピラ感が抜けずあんまり人気が出なかったことと、
演出が地面から炎を噴き上げるというあんまりスピキュール感のないものであったこともあって、スピキュールとしての評価はイマイチだったりする。

「骨まで焦がしてやるぜ!」
ついにミカエル版のスピキュールが3D化。
原作に倣った全体攻撃で安全地帯は存在しないため、基本的にはガードを合わせてダメージを抑えるか、ひたすら回避モーションを取り続けて無敵時間で躱すかの二択。
または、回避はテクニックが必要なので、本作でのゲージ必殺技にあたる「ラッシュコンボ」を使うことで状況をリセットし、無理矢理キャンセルしてしまう手もある。
「3D時代のスターオーシャンのシステムで2D時代バージョンのスピキュールを受ける」という夢の競演である。

また、本作ではミカエル自体をプレイアブルキャラ(仲間)として使用可能。
もちろんラッシュコンボはスピキュール。空中に飛び上がって炎の渦を作り、高速で落下して大爆発する気合の入った3Dムービーが見られる。


「落ちろ!神の怒りよ!」

2019年夏に久々のナンバリングキャラとして、2018年末に同時に実装が発表されたバッカスより大幅に遅れて実装されたアドレーのラッシュコンボ技として再び採用。
ミカエルとは演出が異なり、体を捻って背中を向けつつマッスルポーズで紋章を起動、大きく跳躍してから斜め下方向へ突撃。
爆炎と炎の渦を相手に直接叩き込み、炎の渦をバックにアドレーが高笑いするという豪快な演出へパワーアップした。

「骨まで温めてやる!」
仲間の一人であるミダス・フレグリードが火属性の最強技として覚える。
ミダスの声優はミカエルと同じ東地宏樹であり、この点でも中々のファンサービスとなっている。
説明文にも「自らがジェットとなり、周囲に大爆発を引き起こす伝説の技。」と書かれている。

性能は『SO3』のアドレーのリベンジとばかりに非常に強力で、詠唱はやや長いものの攻撃範囲はかなり広く、地面に埋まったりするネタも存在しない。
本作は雑魚が10体15体と大量に出て来る場面もそこそこあるため、それらにうまく決めれば敵を一掃できる。
詠唱時間を減らすスキル「早口」やVAによる突撃中にも詠唱できるなど、長い詠唱もある程度カバー可能。
他にも水・風・地属性の最強技もあるので、火属性耐性の敵には大人しくそちらで。


「合わせろよ」

「フッハッハッハッハッハッハッハァ!」

本作の超必殺技にあたる「Vatting」では、「M.I.D.A.スピキュール」という奥義も使用できる。

他のVattingと同じく、本作でパーティをサポートしてくれる機械生命体「DUMA」との合体技。
空中に飛んだ後炎を纏って真っ逆さまに落ちて来るのは同じだが、落ちて来る途中でDUMAを両手で引っ掴んで高笑いを上げながらもろとも落下するという演出が非常に豪快。


  • VP2
ガブリエ・セレスタが使う。
此方も変わらず炎属性だが、ミカエル程の威力は無い。
尤も、周回プレイを重ねると話は別だが……


―追記、修正お願いします。

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最終更新:2023年11月15日 15:57