クレイモア

登録日:2011/02/10(木) 23:38:01
更新日:2023/03/22 Wed 12:11:54
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Claymore



1.
中世のスコットランドで用いられていた両手剣。語源はスコットランド・ゲール語で「大きな剣」を意味するらしい。
サイズは概ね1mあまり。当時の西洋剣としては珍しく、切れ味が持ち味の剣(当時の剣は重みで叩き斬るのが主流だった)。重さは2~4.5kgほどと、大剣としては軽めとか。
意匠は、柄の部分がV字型に傾斜しており、先端に飾りの輪が複数ついている。飾りは主に四つ葉の形になっている。

有名な剣でゲーム等に登場することも多く、だいたいはオーソドックスなもので序盤~中盤に入手できることが多い。



2.
アメリカ軍の使用する指向性対人地雷 「M18クレイモア」

地雷というより指向性の有る爆弾。

少し湾曲した箱の形状をしており、地上に敷設する。起爆すると正面約60度、約50mの範囲に700個の鉄球弾を発射、加害範囲の対象にダメージを与える。
爆破には電気信管を用いた三回押す事で作動する独特のリモコン式や時限式、または重量やワイヤー等を用いた罠発動式等がある。
罠発動式の物は接近した人間を無差別に殺傷する為、条約で禁止されているが、かつて戦争・紛争のあった国では今でも地雷原が残っていて、
うっかり入ってしまった無関係の人間が負傷してしまうことで問題となっている。
おまけに人間相手じゃなくても起爆するし。
用途としては待ち伏せや侵攻阻止が目的。人間だけでなく非装甲の軽車両にも有効。

因みに、対人用としては主に殺傷よりも負傷に留めるものが多い。
というのも、単純に殺すだけでなく、負傷して敵兵の戦闘能力を削ぐだけでなく、複数あるなら救助しようとした他の兵士を一網打尽にしたり、
そもそも救助・治療に人員を割かせたり、怪我をした姿を見た他の兵士の士気低下等を引き起こすことができる為である。 
詳しくは地雷、手榴弾の項を参照。

こちらもかなり有名で、軍事物の作品ではよく登場する。
動作モーションを感知する自動センサー式にされている作品が多く通路の通行妨害等に使えるが、自爆する恐れもある。
実際には使い捨ての地雷の機能にそんな物を採用する様な事はまだ出来ないらしいが。
MGSシリーズ等では、低姿勢で後方から接近すれば、設置されているものを回収できたりする。
まあナム戦では隠密行動を取ったベトコンに設置方向を変えられて自分達が痛い目をみていたケースも有ったが。
デカイ容器にボルトや小石を積め爆薬を成形炸薬弾頭の様に凹ました側を敵に向けた物で簡単に代用品を製作可能な兵器であり、
岸戦争時にSASのある部隊はクレイモアが無いから代わりに「アイスのカップ」を持っていこうと話し合っていたんだとか。

FPSを筆頭にゲームでもお馴染みの兵器でミリタリーゲームには大抵登場している。
現実世界と同じく待ち伏せが主な用途だが後ろからコッソリ近づき設置し爆殺する等用途多数。

なお、スラング(?)として、「只」と呼ばれることがある。というよりも、箱と下から伸びているワイヤーや固定用の足等がついているものがちょうどこんな形。




只<やあ



3.
ジャンプスクエアで連載中の八木教広の漫画『CLAYMORE』。
1.の武器に近い大剣が使われるが、重量は10kg近くあり、硬度に至っては作中の物質で最硬レベルと、創作的要素も多分に含まれる。





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最終更新:2023年03月22日 12:11