ミリアム・ポークウ

登録日:2011/10/28 Fri 18:54:24
更新日:2023/07/20 Thu 19:28:12
所要時間:約 3 分で読めます




ミリアム・ポークウとは、『境界線上のホライゾン』の登場人物。
(CV.又吉愛)


所属:武蔵アリアダスト教導院
役職:一般生徒
戦種:―――
字名:―――
通神名:―――


1巻から異性のと同居という、ある意味スタートダッシュが早かった人。
通神でのHNは不明。

脚が不自由で常に車椅子で生活しているため、教導院には行かず自室で在宅就学している。そのためいつもクラスメイトがプリント等を届けに来る。

性格は割とドライだが基本は優しい。
ルームシェアは初めてではないらしく、東と同居する事になった時も、戸惑う東をよそに「いつものことだから」と、クールに割り切っていた。
異性が来たのは初めてだが。

そんな東には『女の子の点数は一緒にいる男の子の点数』と言い、『正直者で、お人よしで、真面目で、ちょっと自惚れ屋ではやとちり』と、評価しており、それに対し自分の事を『馬鹿で真面目な人を疑えない』と言っている。



肝試しの後、東が幽霊幼女の???を連れてきた事で、同居人が増えた。
男女に幼女という組み合わせなため、端から見れば家族のように見える。

……というか、???が東を『ぱぱ』、ミリアムを『まま』と呼んだ時点で東の嫁確定。
ミリアムが若干強い分東が嫁と言ってもいいのかもしれない。

それから東とはセックス発言等に混乱させられながらも、???と共に仲良くやっている。他意はない。

巻が進むにつれ???へのオカン度もアップしている。
その一方難度はだだ下がりだが。


アニメにて、自室のネームプレートに書かれた『ポークウ』の部分が強引に書き直された跡があるという事実が明らかになった。はたして真意は……
ちなみにその時にスペルが『miriam poqou』と判明した。


〇関連人物


東ックス。ルームメイト。
彼の発言に色々惑わされながら難易度だだ下がり中。

???
幽霊ちゃん。娘的存在。

梅組の皆
授業ノートを届けてくれる。



〇名(迷)台詞

「いい? 私達を一緒にしたという事は、それが手違いでも間違いでもないのならば、――私達が信用されているって事なのよ? 貴方から見れば手違いや間違いがあったせいなのかもしれないけれど、私から見れば部屋を無駄にしている罪悪感が無くなっていい事だし、私がちゃんと一人の人間として対等に扱われてる事の、有り難い証明でもあるわ」

「――私は、馬鹿で真面目な人を疑えないの」

「いきなりパパになった気分はどう? 東」
ミリアムはその後ママになるが。

「女の子の難度なんて、聞いたらぞっとするわよ? 世の彼女持ちの男の子達は、相手の女の子を攻略したつもりになってるかもしれないけど、――頑張る男の子を見て、女の子が自分から難度を下げたなんて、夢にも思ってないのよね」
↑現在進行系で下がってます。

「駄目! 今はお外危ないの! ママの言う事聞けないの!?」

「……ぎ、擬似家族的展開だったっていうのに、ま、まさか同性愛者にパパとられる一家だなんてね……。ふふ、ふ、正にこんな罠のような展開っていうか、コレが本当のトラップ一家っていうか。ふ、ふふふ、あは、何この屈辱感……!」

「最近ようやく納得出来てきたわ。――この子はうちの子だって」

「い、いや、駄目じゃないけど……」
「駄目――。今、すごく弱気だから流される――」
二人で協力して生理来ないようにしないか?と言われてつまり……


以下Ⅷ中・下のネタバレにつき注意





判明事実
  • Ⅷ中:終盤で〈古い知り合い〉と会話を交わしており、彼はその周辺描写からすると明智・光秀の可能性が高い(そして明智は「どこにもない教導院」で学んでいた人物だとⅧ下で明かされた)。
  • Ⅷ下:表紙を飾っているがカバー裏の作者解説で「ネタバレになるから」と人物設定が殆ど説明されず、東に対しては
    「名字は〈Nobody〉の上下逆さ読みで本当の姓ではない」
    「家業や地名が名字代わりになるような田舎で生まれ育った3女で、お偉いさんに見いだされ教導院生徒の座(と今使っている車椅子)をもらった」
    「それからお偉いさんの作った別な教導院に移り、そこである人に恋をするも、その人が大事な人に対して身を引いてしまい、そこで教導院が解散した」
    と過去を語っている。
その前には酒井学長とヨシナオ教頭の会話で
「入艦経緯がはっきりせず、記録追跡も難しい」
「居場所のはっきりしない武蔵が沈まないようになるための『船魂』みたいなものでは(〈武蔵〉の推測)」
「実は元信公の仕込みなんじゃ(ヨシナオの推測)」
と上層部サイドでも正体不明な事が発覚した。
なお「入艦経緯不明」に関しては、過去編である『きみとあさまで』(本編の1年前)・『ガールズトーク 狼と魂』(3年前)・『~祭と夢』(『きみとあさまで』の少し前)にまったく登場していない事から、少なくとも高校2年時にはまだ入艦していなかった可能性が高い。
また『狼と魂」時点で転校が予定されており、1年時には梅組になじんでいた東も、正式な還俗手続きのため旅していた2年期を終え1巻で帰還するまでミリアムの事を知らなかった。

正体の考察
  • ここからは推測になるが、年齢詐称して潜り込んだ元「何処にもない教導院」生徒(というか明智とタメ口で話せると言う事は…。下手したら東サイドの感情は「母からは決して得られなかった愛情」ないし年増ごの(ry)の可能性が浮上している。
  • 上記の通り他のクラスメイトと違って通神名が不明だが、同編中で「〈公主隠し〉・〈創世計画〉・〈内裏〉等に関する情報を深く知る人間がそれを説明しかけるだけで二境紋が発生する(話し辞めると消える)」事が判明し、「〈公主隠し〉にあった正純の母は怪異で消息を絶ったホライゾンの母共々「何処にもない教導院」で学んでいたのでは」という推測等からすると、ひょっとしたら彼女は(〈公主隠し〉に遭わないため)あえて通神や授業・会議に参加していないのかもしれない(東は実戦自体には参加しないが情報提供を行っている)。
  • 〈古い知り合い〉に対して「私は待つわ」と告げ、東に対して過去を語った後(しかし〈古い知り合い〉が東とも知り合いかもしれない事は語らなかった)「私を忘れないで、追ってきてね」と会話を締めた彼女の真意は…。



以下10下のネタバレにつき注意

















いわくありげな過去を感じさせつつも、東の特殊な出生を知ってなお彼を支え、彼や少女と共に歩むと決めたミリアム。
だが武蔵勢が「何処にもない教導院」最期の生き(?)証人大フアナへ会いに行くため、「何処にもない教導院」跡地のある新大陸へと渡った直後…



突如、ミリアムは東たちの前から消失した。



だが真の異変は、ミリアムを探して東が梅組面々に遭いに来た時起こった。




誰も、「ミリアム」という少女の事を知らなかったのである。


東と???以外の人間は「ミリアム、誰それ?」なリアクションを取り、東が出席簿のミリアムの所を指しても、担任のオリオトライすらそれを認識できない始末。
幸いトーリら梅組の面々は東や少女の様子や、この直前正純が「もう廃墟と化している場所「御霊平庵」なのに在りし日のままの様子を見聞きしていた」(皮肉な事にその廃墟の由来を教えたのが東だった)という怪異に気づいたこと等から「ミリアムがいたこと」自体は本当だと認め、
『「創世計画」で起こる関係性の消失」と似た自体では?」と推測し、出席簿に急遽ミリアムの名を新規登録し応急措置とした。

そして「何処にもない教導院」の教師であり、敷地の元々の持ち主でもある大フアナとの会談時、過去を映し出す映像によりミリアムの過去が明かされた。

…かつて、「運命」のもたらす末世に対処しようとしていた「何処にもない教導院」の生徒たち(中には正純の母や浅間の母もいた)。
そこで「公主」こと「運命」と友達になろうとする試みがなされる中、「運命」と一番コミュニケーションを図れた一人の女性生徒がいた。
彼女は人との関係性を図りやすかったからこそ、幼子の様な「運命」と会話ができたが、
しかし密かに片思いしていたある男性――松平・元信が、クラスメイトである「マリア」(ホライゾンの母)と深い仲になっていくのを見て、何も言わず身を引くことを決意し、教導院を去る事を決意した。

だが去ろうとした日、マリアがしたちょっとした「忘れ物」と女性生徒のした行為、元信が最悪の事態に備えてしていた「運命を殺す計画」が重なった時、最悪の「人災」(byトーリ)が発生した。
その事態に責任を感じたマリアは、元信を押しとどめ「運命」の元へ、二度と帰れぬ旅へと出る決意をした…が、
マリアを遮るように、彼女は既に「運命」の元へと行く装置を作動させていた。
そして彼女…ミリアムは、同じ「聖母」の名を持つマリアの「未来の子供」への祝福を送り、「運命」を説得するため消えていった。

この時ミリアムが同級生たちに残した言葉からすると、4下にて二境紋の犠牲になった「何処にもない教導院」出身者オラニエ公ウィレムの遺した「(公主と友達になるのに失敗した後の)無様な救い」は彼女の自己犠牲を指す可能性が出てきている。

なら東の元にいたミリアムは何だったのか…については、ここと11上にて、
「教導院の遺構でもある御霊平庵と、マリアの子ホライゾンの歌、「帝の子」であり「地脈の具現化」でもある東が重なった時、ミリアムが引っ張りだされたんじゃね?」という推測がされている。東は年増好みでは無かった。
また大フアナから、「???は東とミリアムの出会いによって生まれた「2人の子」であり、同時にミリアムが「運命」の元にいる時確立した「彼女の子」…ひいては「生きたいと願う「運命」の可能性」」ではないかという推論がされた。
だからこそ、もう「生きたい」と希望したくないためにミリアムだけを自分の元に引き戻したのではないかと…。





その後11下の最終決戦ラストでのフィニッシュヒット時、東が運命に幼女の存在から見える「運命の捨てきれない生への希望」を訴えたこともあり
末世が解決した際運命の元から無事東の元に戻ってこれ、エンディングでは彼や「サイン」と名前が分かった幼女と共に、梅組一同によるミトツダイラ諸国漫遊の旅に参加している。

なお彼女の帰還と時を同じくして、「公主隠し」に飲まれていたマリアと正純の母も現世に帰還しており、旅に出る際梅組内では他の公主隠し被害者捜索への期待も話題に挙がっていた。

ちなみに戻ってきたら梅組女子に弟妹の様な子供が多数出来ていて、マリアの方は娘の体が人造物化して2人に増えてかつ娘より年上の孫がいるというカオスな事になっていたのは別の話。














まま、ついきしゅうせいするー?

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最終更新:2023年07月20日 19:28