ミルホッグ

登録日:2011/03/06(日) 14:03:28
更新日:2024/04/05 Fri 21:51:13
所要時間:約 5 分で読めます




体の 模様を 光らせて 敵を 威嚇する。 くらやみでも まわりを 見通す 目を 持つ。


ミルホッグとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

■データ


全国図鑑No.0505
分類:けいかいポケモン
英語名:Watchog
高さ:1.1m
重さ:27.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル

特性:はっこう(手持ちの先頭にいると野生ポケモンのエンカウント率が2倍になる→命中率を下げられず、相手の回避ランク上昇も無視する)
  /するどいめ(命中率を下げられず、相手の回避ランク上昇も無視する。手持ちの先頭にするとレベルの低いポケモンが出にくくなる)
隠れ特性:アナライズ(最後に攻撃すると技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される)

HP:60
攻撃:85
防御:69
特攻:60
特防:69
素早さ:77
合計:420

努力値:攻撃+2

ミネズミがレベル20で進化する。


■概要


細長い身体と尻尾に、目の周りにはクマみたいな黒い模様を持ち、まるで仁王立ちのような腕組みで直立二足歩行するポーズが特徴的なネズミのようなポケモン。

「けいかいポケモン」らしく、仲間と交代で常に巣の近くに敵がいないか見張りをするという非常に警戒心が高いポケモンで、
その頬袋の中に餌を蓄える事で長時間の見張りを可能にする。

敵の襲来の際はその尻尾を立てて仲間に合図し、身体の模様を光らせて相手を威嚇。
口の中に溜め込んだ種を勢いよく飛ばして攻撃する。しかし「タネマシンガン」は覚えない……かと思いきや、USUMにてついにタマゴ技で覚えられるようになった。
技スペースの問題だったりチラチーノというライバルがいたりするせいで採用率は微妙だが


■ゲームでのミルホッグ


ブラック・ホワイト』で進化前のミネズミと共にイッシュ地方のあらゆる草むらに序盤から頻繁に出現するおなじみの序盤ノーマル組
他の序盤ノーマル達と同じく能力値は低く、プラズマ団を筆頭に使用トレーナーはかなり多い雑魚の代名詞。

しかし図鑑の説明やその印象的な眼差しを反映してか、
「さいみんじゅつ」や「あやしいひかり」「みきり」「くろいまなざし」「いかりのまえば」といったウザい補助技を自力で大量に取得し、
プレーヤーをイライラさせてくる面倒極まりない存在。
ハッキリ言ってココロモリよりもずっとゴルバットしていると思う。

ストーリー攻略中に出てきた時の厄介さは恐らく序盤ノーマル組の中でもぶっちぎりでトップであろうストレス要員。

だが状態異常の「さいみんじゅつ」、相手を逃げさせない「くろいまなざし」、HP調整に便利な「いかりのまえば」、
モンスター捜索に便利な特性「はっこう」とモンスター捕獲に有効な要素を大量に備えており、入手すれば捕獲要員として非常に頼りになる存在でもある。


主要トレーナーではジムリーダーアロエが使用。
種族値が控えめな序盤ノーマル枠とはいえ、2番目のジムで出てくる相手としては相当なもので、
その超火力の「かたきうち」とその時点では高い素早さから放たれる「さいみんじゅつ」で多くのトレーナーを絶望させたみんなのトラウマ。

アカネミルタンクセンリケッキングと同じく「ノーマルタイプ使いのジムリーダーは強い」という法則は健在であった。
テレビではアイテムの事を教えてくれるお姉さんのマスコットキャラとして登場。
その的確なツッコミでコミカルさを存分に発揮している。

「ギュギュ グウウグウ!(おいおい_〇〇だろう!)」

進化前のミネズミは丸っこくて割と可愛い。またワンダーブリッジではショーが見られる。


ちなみにBWでのドット絵のモーションが「ほほう、それでそれで?」のAAに似ているため、それをネタにした改変AAも作られている。


ほほう おさきにどうぞ

     ∧____
ヽヘ/|  / _  _丶ノ
Σ |  | (。ヾ/。)|
 |-|  ( (⌒‾▼)⌒)
 |ニ|  \_ 介_/
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 | Vー\__∧
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   L_) L_)




ソード・シールド』でリストラされ、第八世代以降本編シリーズで一切の音沙汰がない
他に同期の三猿や、第六世代の微妙に面倒臭い仕様があるトリミアンと並び、最もリストラ期間の長いポケモンとなってしまっている。
しかもPokémon GOの方では、三猿は各地域限定ポケモンとしてそこそこ注目される存在、トリミアンもまた年一開催されるファッションウィークイベントでフィーチャーされている。あとGTSでやたら要求されている
しかしながら、ミネズミ系統にはそういった出番も全く見られない
いつかは発表されるであろうBWリメイク等でフォローアップは為されるのだろうが、果たしてそれまでに何かしらの出番が与えられることはあるのだろうか……。

また、ついでと言わんばかりに「はっこう」の効果が「するどいめ」と全く同じになった
しかもどっかの鳥さんと違って両方通常特性
まさか新天地に行けない間にどえらい事になってしまったとは、ミルホッグも思ってはいまい……。


■対戦でのミルホッグ


能力値は攻撃力が少し高いぐらいで他の序盤組同様総合的な能力値はかなり低い。
前述のように多数の補助技を覚えるのが特徴で序盤組の中では錯乱や妨害を最も得意とする。

…しかし特性が両方とも死んでおり、他の序盤組のように「ミルホッグならではの独特の戦法」といった物も無く、素の能力が低い事も相まってかなり不遇…

前述の通り豊富な補助技が最大の生命線ではあるが…
ぶっちゃた話、補助技を使うだけなら他にもっと能力値やタイプ、特性が優秀なポケモンがいるためわざわざこいつを採用する理由が薄いという…
ストーリーと違って何だこの差は…

…まあ、対戦で不遇、不遇とはいうものの補助技のバリエーション自体はいやらしいことには変わりはなく、
油断してると足元巣食われる可能性がある辺りケンホロウクイタランよりは全然マシあろうと思われる。

かつてのオオタチのように続編で救済が期待されていたが、肝心の隠れ特性は「アナライズ」であった。
この特性、説明すると「最後に攻撃すると技の威力が上がる(通常だと後攻、ダブル・トリプルでは最後)」というもの。
鈍足と呼べるほど遅くは無い中途半端な素早さと他の特性が使いづらいこともあってないよりはマシだと当初は思われていた。
しかしミルホッグより速いポケモンは多数存在し、元々補助技主体だったこともあって
  • 相手が自分より速い:HP極振りかタスキで耐えてアナライズ攻撃
  • 相手が自分より遅い:「でんじは」や「いばる」で動きを封じる
と相手の速さに合わせてわりと柔軟に対応できることが判明。ようやく個性を手に入れた。
「ちょうはつ」をされてもある程度対応でき、特性を変えられても潰しが利くのもポイント。

同じノーマルで補助主体のオドシシには火力で勝っており、
同じくノーマルで隠れ特性で火力が上がるホルードには素早さで劣る分こちらは特殊技の威力も上がるため差別化は容易。

サン・ムーン』ではレベル技で「わるだくみ」を習得した。
特殊アタッカー型とバトン型のいずれでも活用が可能。


ミルホッグ「ハクナマタ~タ!」
マンムー「愛の~メッセージ~」
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ミルホッグ&マンムー&コリンク『ハク~ナ・マタ~タ~ッ!!』

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最終更新:2024年04月05日 21:51