ワリオランド2 盗まれた財宝

登録日 :2011/07/05(火) 21:16:33
更新日 : 2016/04/14 Thu 09:44:08
所要時間 :約 7 分で読めます




ある静かな朝、ワリオ城に数体の怪しい影が。
その正体はかつてワリオが宝を横取りした海賊・ブラックシュガー団。ワリオが熟睡している間に城の宝物をすべて盗んでいったのだ。
「絶対許さん!宝物を奪い返してやる〜!!」固い決意とともにワリオは冒険に旅立った。


ワリオランド2 盗まれた財宝は1998年10月に発売されたゲームボーイカラー用ソフト。
ゲームボーイカラーのロンチタイトルであり、以降DSまで「ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝」、「さわる メイド イン ワリオ」とワリオの作品が携帯機のロンチで発売されるようになる。
なお、海外では本作のモノクロ版がゲームボーイカラーが発売される前から存在しており、本作自体は早い段階で完成していた事が窺える。国内ではゲームボーイカラー用に調整する為に発売を遅らせていたのかもしれない(同様の理由で発売延期になるソフトは割と多い)。

ストーリーが初代ワリオランドの「スーパーマリオランド3 ワリオランド」から地続きなのとタイトルで勘違いされやすいが、本作はワリオランドシリーズの第3作目のソフトである。
前作の「ワリオランド アワゾンの秘宝」はソフト自体は良かったが機種である「バーチャルボーイ」自体が黒歴史化したためかプレイ人口が絶対的に少ないのでシリーズ2作目と言われてもあまりピンとこない人が多いかもしれない。


◆システム
本作のウリであり最大の特徴はなんといってもワリオが「不死身」であることだろう。
本作のワリオはハンマーで殴られても、氷漬けにされても、火だるまにされても、岩に潰されても、絶対に死なないのである。

落ちると一発ミスの穴なども無く、そもそも残機や体力の概念が存在しないというアクションゲームとしては前代未聞のシステムが導入されている。

そして特定の敵の攻撃を受けるとワリオが行う「リアクション」というシステムも不死身と並んだ本作最大の特徴だろう。
蜂に刺されると顔が膨らみ浮く、幽霊に触れるとゾンビ化する、敵が投げたケーキを食べると異様に太る、といった風にその敵の攻撃に応じてワリオが特殊なアクションを行うというシステムである。
このリアクションはゲームを進めていくうえで必要不可欠であり、リアクションを利用しなければクリア出来ないステージも多数存在する。
アイテムでパワーアップし、触れたら終わりなマリオを「ヘナチョコ」というだけはあるワリオの強さが伝わってくるシステムである。このシステムの影響でワリオ=死なないという印象が強い方も多いだろう。
余程インパクトがあったのか、不死身とリアクションは後のシリーズにも受け継がれ、途中からライフ制になりつつも「ワリオは不死身だから」ということで残機は存在しないようになっている。ワリオワールドや怪盗ワリオ・ザ・セブンといったワリオランドシリーズではない作品でも「残機が無いから死なない」というシステムは反映されている。


また、ワリオランドシリーズに共通して存在する謎解き要素が強化されたのも本作からである。
リアクションやヒップドロップや敵を投げるなどのワリオの基本アクションなど様々な方法で先に進む必要がある。
マップも従来のマリオ作品のような横一方型ではなくフィールド型になるなどの変化をしており、ステージを探索していく必要がある。


本作はマルチエンディング方式を導入しており、場合に応じてストーリーが変化する。最初のステージからの意外すぎる方法での分岐もある。
全ての隠し要素を入手した後に出現する最終ステージは「狂気」を思わせるようなステージになっている。


なお、本作のBGMはほとんどが初代のメインテーマのアレンジになっている。まんまな曲もある。



本作で様々な独自性を得たワリオランドは完全にマリオから独立したといってもよく、以降のワリオ作品にはメイドインワリオのプチゲームを除いて全くマリオが登場しなくなる。
パーティゲームを除いてほとんど絡まなく、自作専用キャラまで出来て所帯を構えた現在の二人を見るとこの時から完全に別々の道を歩んでいっていることがわかる。



◆登場キャラ
シリーズ化して名実ともに主役になったオレだよ!ワリオだよ!
腕の筋肉を強調するため黄色のシャツが半袖になったのは本作からである。
またワリオ作品の説明書をワリオ自身が解説するようになったのも本作から。

  • キャプテンシロップ
ブラックシュガー団ボス。分岐次第でラスボスにも、囚われのヒロインにもなる。
本作では女だということがよくわかるグラフィックになっている。
ワリオとの対決ではメカに乗って戦う。

  • ヤリクリ
マリオでいうクリボー的存在のシロップの部下。本作では「デカヤリクリ」というものも存在する。
デカヤリクリ登場タイトルの頭には「はぐれ」や「あぶない」や「あきれた」など全て「刑事」ドラマという親父ギャグが…

  • DD
ブーメランを投げて攻撃する鳥のような敵。
コイツを4体倒すことがステージのクリア条件になっていたり、旗揚げのミニゲームの主役に抜擢されたりと出番はヤリクリの次に多い。

  • ピーカン
前作にも登場したペリカンの海賊。
今作では陸上を歩き、魚を吐いて攻撃してくる。

  • ガウガウ
前作にも登場した狼の海賊。
ナイフを投げてきた前作とは違い、窓からビンを投げてくる。

  • ウッホ&ハンマー
ゴリラの海賊。
ウッホは鉄球を投げて攻撃し、ハンマーは金槌で殴りつけてくる。

  • イナマズ
ナマズ?のような姿をした敵。
ワリオを見つけると地を這う電撃で攻撃してくる。
モチーフはナマズらしいが黒い体色と地上を普通に歩いている為、蟻のようにもみえる。

  • プー
餅か風船のような敵。
狭い通路に居座り膨らんで道を塞いでくる。

  • ゾンビ
普段は頭だけだがワリオが近付くと体を出現させ、頭を投げ付けてくる。


◆ボスキャラクター

  • ダイジャー
巨大な蛇で最初のボス。
食べられるとタマゴにされて排出される。

  • イノッチ
どうくつのボス。前作に登場したビーフンに似ている。
ショルダータックルでワリオを落とそうとするが逆に突き落とせばダメージをあたえられる。ダメージを受けているにもかかわらず余裕をみせるようなリアクションをする。

  • ボーボー
ティーカップ号のボス。前作にも登場した鳥だがサイズが小さくなっている。
強風をおこしてワリオを吹き飛ばす。

  • デューク
まよいの森のボス。不細工な顔の巨大ハチ。
小さいハチを呼び出す。

  • ダンク
街エリアのボス。バスケットボールが得意なウサギ。
この敵との戦いでは相手を踏みつけてボールにし、先に3ゴール決めたほうの勝利という特殊な戦いになる。
ワリオランド3にも同じようなウサギのボスがいるがあれはシュートという名前の別人…いや別ウサギ。

  • ビッグカムカム
海底の巨大イセキのボス。トゲの生えた巨大な魚。
ワリオを食べようとするがお腹が弱い。

  • アワボウ
海底の巨大イセキルートの最終ボス。シロップを捕らえていた。
泡から手足と顔が出ているような姿で普段は小さく可愛らしいが、戦闘時には巨大化し、顔つきも醜悪になる。
ダメージを受けるたびに分身の数を増やし、困惑させる。

  • シロマジン
ぶきみなやかたルートの最終ボス。シロップを捕らえていた。
天井からぶら下がり、ワリオに掴みかかってくる。体色が赤くなると攻撃スピードが圧倒的に速くなる為、ボスの中でもかなりの強敵。

  • シロップ(シロップ城)
シロップ城ルートの最終ボス。特製のメカに搭乗している。
最初は攻撃を加えると爆発するボムヤリクリを投下し、後半は爆弾による火柱で攻撃してくる。

  • シロップ(工場)
あやしいこうじょうルートの最終ボス。ランプのような形状のメカに搭乗している。
最初は体当たりをしてくるがメカのキャノピーが割れると次元装置付きのトゲ爆弾を飛ばしてくる。

  • シロップ(ワリオ城)
のっとられたワリオ城ルートの最終ボス。電気を放出できるメカに搭乗している。
でかヤリクリのメカ版のメカクリを操って攻撃するがすぐに電力が尽きる。


ほんとの最終話! 「ついき・しゅうせいとお宝をよこどりだ!!」

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